表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/160

84.暇なときの救世主

バタバタバタバタッ!

「おい!急げ!門の再建を間に合わせろ!」


色々と叫びながら、慌ただしくかけていくモノたち。

ノガワはそれを見ながら、少し達成感を感じていた。

 ーー反乱の影響で、火事が起きてない町でも治安が悪化してるねぇ。


火事の起きた村などから大勢が逃げてきたようで、雇用などのも人代により治安が悪化。

それによって暴動が起き、町の数カ所がボロボロになっていた。

現在は暴動の参加者が全員捉えられ、一旦落ち着きを取り戻している。


だが、その影響はハッキリと現れていた。

 ーーおぉ~。町の人たちが、凄い睨んでくる。怖いねぇ~。

外から来るモノへの風当たりが強くなったのだ。


 ーー何かされないうちに、早く宿とかに入っておこぉ~。

ノガワはあまりうろつきすぎると、誰かしらに絡まれかねないと考え、宿を探すことに。

いつものように衛兵へと話しかけ、良さそうな場所を聞く。


「なあ。聞いたか?反乱を起こしてる奴ら、教会にも火を付けたらしいぞ」


「ああ。聞いた効聞いた。3つくらいの村で、教会焼かれたんだろ」


宿へ入ると、受付の近くで話していたモノたちの話が聞こえる。

 ーーえ?どういうこと?

ノガワは少し気になったが、聞いていないフリをして受付を済ませる。


そして、鍵を受け取ると、部屋を目指して歩く。

その間、聞いた話の内容について考えていた。

 ーーどういうこと?計画だと、教会を狙うことはなかったはずなのに。


本来、反乱は市民が簡易人側の統率をハッキリしようとして(表向きは)行っているモノだ。

つまり、決して簡易人側の弱体化を目指しているわけではない。

どちらかと言えば、強化を願っているのだ。


だから、簡易人へスキルなどと言った力を与えている神を冒涜するようなことは、する必要が無い。

 ーーおかしいねぇ。誰かが影響を受けて、愉快犯でやってるのかな?だとしても、教会を集中的に狙う必要は無いはずだけど。

というより、もし神から見放されてしまえば自分も弱体化してしまうのだから、普通はやりたくないはずだ。

それこそ、クラスメイトを裏切って魔王軍へ付いた、ノガワのような強い復讐心などが無い限り。


「うぅ~ん。どうなってるんだろぉね」


部屋へとたどり着いたノガワは、荷物を下ろしながら呟く。

重い本をおけたので、かなり解放された気分だ。

 ーーベティーたちへのお土産だから、ちゃんと持って行かないとねぇ。火事とかで燃えないと良いんだけど。


「……あぁ~。考えなきゃいけないことはあるけど、結構暇だなぁ~」


ということで。

ノガワは町を適当に散策することに。

 ーーとは言っても、よそ者への風当たりは強そうだから、お店の人ともきっと話しづらいよねぇ。


「……ん?」


とある建物の前で、ノガワは足を止める。

見覚えのある建物。

これは、

 ーー図書館だ!!!!


異世界において暇なときの救世主と言っても過言ではない、図書館があったのである。

ノガワは迷わず中へと入った。

 ーー今回は本が沢山あるし、スキル関係の本を模写する必要も無いよねぇ。


少し読む本に迷う。

 ーーうぅん。今の僕に必要なのは、基礎的な魔法の知識だよね?……いや、基礎程度の魔法の知識じゃ、超最上級とか言うレベルの本は読めないよね?なら、もっと別の、使えそうな本は、………

しばらく考えて、1番近くにあった棚の本をとる。


考えることが面倒になったのだ。

ただ、今回とった本も、そこまで悪い本ではない。

 ーー『簡単に分かる、味方の勢力図』かぁ。簡易人側の種族とかが載ってるって事だよね?


ノガワは数ページ読んでみる。

やはり内容は予想通りで、簡易人側の種族と、その特徴や歴史について色々と書かれていた。

 ーーあぁ。ハーピーとエルフもまだ載ってるねぇ。流石に、ここまで早く情報が修正されることないかぁ。…………ん?これは、エルフじゃないの?


勢力図から消えていないエルフの近くを見ていると、エルフに非常に良く似たものを見つけた。

だが、そこには普通にエルフとは書かれていない。

 ーーハイエルフ?普通のエルフとダークエルフだけじゃなくて、ハイエルフまでいるんだぁ。イメージだと、プライドが高くて、他種族を見下してて、繋がりもほとんど無いって感じだけど。


だが、そのイメージに反して、ハイエルフは簡易人側に属していた。

因みに、戦いに参加したくないと思えば、簡易人側に属さずに、中立として存在すると言うことも選べなくはない。

ただ、条件として、魔王軍と簡易人側から少し離れたところに領地をシッカリと持っていると言うことは必要だが。


 ーーでも、この情報を見る限り、エルフよりも奥地の森にいるみたいだから、中立にもなれたよね?それなのに、簡易人側に付いたのかぁ。

気になったので、ハイエルフのことが詳しく書かれたページを見てみる。

見たところ、基本的に得意とする武器が弓だったりするところは通常のエルフと似ているが、


 ーーここは大きく違うね。だから、簡易人側に付いたのかぁ。

ノガワが読んで納得したのは、種族の特徴の部分。

()()()()()()()()としてプライドが非常に高く、神に選ばれた人間と共に戦っている》

と、書かれていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ