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40.あぁん?分かるだろ?

対価の情報はかなり弾んでくれることになった。

ノガワとしては願ったり叶ったりである。

 ーー期待してるよぉ。情報屋って言うモノの力を見せて貰おうか。


「それじゃあ、言っていくか。最初のスキルは、『連続攻撃』の上位互換。『連続殺害』だ。獲得条件は、連続攻撃を使いつつ、10秒以内に連続で15人以上殺すことだそうだ」


「へぇ~。連続殺害、ね」


ノガワはスキルによって上昇した記憶力に情報をたたき込む。

因みに、情報屋の言葉に出てきた連続攻撃のスキルは、獲得条件が10秒以内に15回連続でダメージを与えることだと本には書いてあった。

 ーー条件は難しそうだけど、連続攻撃も便利そうだったし、こっちも便利だろうねぇ。でも、まずは連続攻撃を手に入れないと。


「2つ目は、『比較』だ。獲得条件は、ドンなモノでも良いが、同じ商品を2つ見比べて、どちらが高品質か当てられるようになれば良いらしい。


「へぇ。ドンな商品でも良いんだ。何が良いかなぁ?」


ノガワは識別できそうなモノを思い浮かべてみる。

だが、どれも完璧に見分けられる自信はない。

 ーー小さい傷の数とかで品質の違いって出る判定だろうからなぁ。……どうしようかなぁ。


「それで、3つ目は………」


そんな感じで、3つ目、4つ目、と教えて貰っていき、最終的に10個のスキルの獲得条件を教わった。

しかも、その全てが知らないスキル。

 ーー嘘じゃないことを期待しようか。まあ、嘘だったら嘘だったで、こっちにも考えはあるけど。


「……どうだ?かなりマニアックなスキルだったと思うんだが」


「うん。知らないスキルだったよ。ありがとう。今度、試してみようかな。………まあ、何処で試せば良いのかは分かんないけど」


「よし。じゃあ、今日はコレで終わりで」


立ち上がって、情報の交換を終わらせる。

それから、2人は適当に雑談をしつつ、また喧嘩の場所まで戻っていった。

なぜだろうか、まだ野次馬がいる。


「え?もしかして、まだやってるの?」


「そうみたいだな」


見に行ってみると、まだ喧嘩をしていた。

もう血があちこちに飛び散っており、3人全員体中が真っ赤だ。

 ーーう、うわぁ。動きに衰えがないし、体力も残ってそう。これは回復系のスキルと、体力増加系のスキルを持ってると考えて間違いないね。

おそらくその辺りのスキルは、この世界において一般的に所持されているスキルなのだろうとノガワは推測する。


《スキル『スキル的中』を獲得しました》


新しいスキルを獲得。

これも知らないスキルだ。

 ーー何だろう?獲得条件は、何のスキルを持ってるのか推測したこと、とかかな?

ノガワは獲得条件を推測する。


 ーーというか、今日は異様にスキルを貰えるねぇ。こんなにスキルを獲得したのは、………昨日以来かな。

昨日も、かなりの数が手に入っている。

主に、ルティアーヤから受けた拷問まがい暴力によって。


「スキル的中」

ボソッ。


ノガワは小さく呟く。

すると、目の前に幾つか文字が現れた。

《『体力上昇』》《『武術』》《『算術』》


現れたのは、おそらくスキルだと思われる文字。

それぞれの人に、1つずつ現れている。

 ーーこれは、それぞれの人の持ってるスキルかな?スキル的中の効果だろうけど。


ノガワは民衆たちを見つつ、また、


「スキル的中」


《『剣術』》《『算術』》《『いかさま』》《『詐術』》《『脅迫』》《『…………

大量のスキルがそれぞれの人に合わせて現れる。

 ーー何のスキルが出るかはランダムなのかな?1番使う頻度の高いスキルが分かるとか、そういう可能性もあるけど。

効果を考えてみるが、ランダムで分かるというのが1番しっくりくる気がした。


「そろそろ暗くなってきたし、帰ろうぜ」

「ああ。そうだなぁ」


スキルの効果を試していると、数人の野次馬が離れていった。

ノガワもそれに続いて、喧嘩から離れていく。

 ーー宿に行っても良いけど、まだもうちょっと行動しても良さそう。……図書館にまた行って、新しいスキルの効果を確認してみたりしようかな。


「おい。お前、ちょっとこっち来いよ」


後数回曲がれば図書館にたどり着くという所で、肩に手が置かれた。

ノガワは嫌な予感がしつつ、浅く振り返る。

 ーーあぁ。この人、


「さっき喧嘩見てた人だね?どうしたの?」


「ん~。お前、よそ者らしいから、ちょっと俺がこの町の良いところを教えてやろうと思ってな。ほら、着いてこいよ」


「………へぇ。ありがとう」


ノガワは男に連れられ、路地裏に入っていく。

実はノガワ、この男とはここで初めて話した。

本当なら覚えていないのが普通なのだが、なぜかノガワはこの男を覚えていた。

その理由は、


「キャハハッ!かかったな!」


ノガワに向けられるモノが、キラリと光る。

おそらくナイフなどの刃物だろう。

ノガワは怖がるように震えつつ、男を見た。


「な、何!?」


「あぁん?分かるだろ?命が惜しけりゃ、金を出せよ」


予想通りだ。

ノガワが彼を覚えていたのは、

 ーー脅迫のスキル、こういう風にすると獲得できるのかぁ。ある意味勉強になったかな?まあ、取り敢えずこの状況を抜け出さなきゃ行けないんだけど。

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