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17.……うん。頑張って

「「い、い、異世界人!!????」」


新しく来た2人が驚いて声を上げた。

また上の階から何かが落ちるような音がして、パリィンッ!という何かが割れる音がしたが、気のせいだろう。

気のせいと言ったら気のせいなのだ。


「ノガワだよぉ。よろしくねっ!」


「「………」」


元気よく挨拶をするノガワ。

だが、返事が返ってこないので、何か失敗したかと思っていると、

ガシッ!と、手を取られて、


「よろしくにぇぇ!僕は四天王の1人、地のベティーだにょぉぉぉ!」


顔を近づけて自己紹介された。

急にガチ恋距離レベルで詰められてドキッとしたが、酒臭いのでかなりの下方修正が入っている。

しかも、暗いから顔がハッキリと分かるわけでもないし。


「ふむ。異世界の知識とはまた面白そうじゃな。私は、ベティーの補佐をしているシャキーナじゃ。よろしく頼むぞ」


その後ろから自己紹介をしてくるシャキーナ。

どうやら補佐と言うことから考えて、ベティーの方が上司らしい。

 ーー全然人を上手く使えるタイプには見えないけど、お酒が抜けたらカリスマ性が凄いとか?


「ああ。言っておくが、ベティーは四天王じゃが、研究一色で部下の統制とかできんぞ。その辺は全て私がやっておる」


「そ、そうなんだ。……まあ、とりあえずよろしくね!ベティ!シャキーナ!」


ノガワはそう言って2人に微笑みかける。

きっとそれは伝わらないだろうと思いながらも。

 ーーいや、まだベティー凄い顔近づけてきてるし、ベティーには伝わったかな。


「それで、僕は元いた世界の技術を話せば良いんだよね?何を話せば良いかなぁ?使えそうなモノって言うと、」


ノガワは自分の記憶を引っ張り出して語り出す。


内容は主に、学校で習う内容を教えた。

それは元の世界だけかも知れないという前置きをした上で、原子やら分子やら、それより小さい電子なんかの話をすると、ベティーたちのテンションが高まっていき、質問攻めに遭った。

自分の知っている範囲で答えられるモノを丁寧に答えていき、ノガワは知識の提供に集中した。


「……はい。今日はここまでだよ」


「え?もう?やだよ!僕はノガワ君の全ての知識を得るまで離れな、……イタタタッ!ちょ!?待って!?耳を引っ張らないでぇぇぇ!!????」


数時間後、アイファが声をかけて、知識の提供は終了した。

酔いが覚めてきて口調が普通になってきた研究一辺倒だというベティーがだだをこねたが、強制的に部屋の外に連れ出された。

その補佐であるシャキーナも名残惜しそうに何度かノガワを振り返ったが、耳を引っ張られて強制退出させられるのは嫌だったのか、大人しく部屋から出て行った。


「手洗いとか行きたいかも知れないが、ちょっとだけ待ってな。この子たちを部屋から引き離さないと、勝手に忍び込んだりしかねないから」


「ああ。……うん。頑張って」


ノガワは手を振って見送った。

廊下に出ていったとき、2人の顔がはっきりと見えて、少しドキッとしたのは内緒だ。

 ーー魔族って、美形が多いのかなぁ?


「よし。どうにかなったね」


数分後。

また部屋に戻って来たアイファは、疲れたようにそう言った。

それから、気持ちを切り替えるように首を振り、


「それじゃあ、私について来な。部屋を変えるよ」


「え?そうなの?」


どうやら部屋を移動するらしい。

また面談でもうけるのか。

それとも、


「え?もしかして、処刑場とかに行くんじゃ」


「ハハッ。そんな訳がないじゃないかい。あの2人が興味を持ってあれだけ長時間聞ける知識を持ってあんたを、そう易々と殺しやしないさ。ただ、これまで知識を教えてくれたことで、ある程度敵意がないことが分かったからね。もう少し良い部屋を用意してあげようって言う、私の優しささ」


「うわぁ!アイファ、優しぃ!!!」


とりあえず褒めておく。

お世辞だと分かっていてもこういうのは嬉しいだろう。

……たぶん。


「そ、そそそ、そうでしょ?私は優しいのさ。ふふん」


顔を赤くして喜ぶアイファ。

本気でうれしがっているように見える。

かなりお世辞を言われなれていないようだ。


「さて、ここだよ」


アイファはそう言って、扉を開ける。

そこには、


「え?対応変わりすぎじゃない?何この部屋」


大きなシャンデリア。

細かい装飾の施された豪華な椅子とテーブル。

そして、寝心地の良さそうな大きなベッド。


「ここは客室さ。普通は捕虜を入れておく場所じゃないけど、それ以上になる気があるって言うなら、入れても問題はないよ」


「ふぅん。客室かぁ」


それ以上になるとアイファが言ってくるが、ノガワはあえてそれを無視する。

それはノガワが要求する部分であり、明らかに誘っているようにしか聞こえない。

 ーーおそらく罠だね。


「……あれ?あんた、私たちの軍に加わりたいんじゃなかったのかい?」


「え?そうだけど、それがどうかしたの?」


「いや、それ以上の関係って私が認めたんだから、もっと喜ぶと思っていたのさ」


どうやら罠ではなかったらしい。

普通に仲間候補として認めてくれていたようだ。

 ーーま、まあ、そうだよね。あんなにこの世界で大事そうな知識を伝えられたら、本気で仲間になりたいんだって分かるよね。

一応書いておきますが、現在予定されているヒロインは11人です。

もし、気に入ったキャラがいて、ハーレムに入れて欲しいなぁや、こういうキャラがいたらなぁ。と、思ったら、感想などで教えて下さい。

沢山のご意見お待ちしております。

送るのはどのタイミングでもOKです!

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