表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺?ダンジョン!?  作者: 東歌
帝国動乱編
75/132

生徒参戦

なんで毎日更新していたのに昨日は更新が無かったのかって? ははは、Wordが破損して書いていたストックが全部吹き飛んだって話聞く? 完全に不貞寝してたよ。 マジでキツイ...なろうの方に移しておけばよかったと後悔している今日この頃です。



 「………何が起こった?」



 今まで戦っていた帝国軍が最初から存在しなかったかの様に消えたため、アランも思わず立ち止まってしまうほどには困惑している。



 「向こう側も俺みたいに異界型のダンジョンを使っているなんてことありますかね?」



 鼻メガネだけ外した主人公はアランにそう問いかける。 その言葉を聞いてアランも少し考えはするが…



 「…いや、それはないだろうな。 転移や置換の能力があったとしてもこの人数に加えて兵器による地面の傷まで治るなんてことは無理だろう。 というかそもそもツクルの異界型のダンジョンで同じことをできるのか?」



 「確かに地面についた傷まで治すのは…」


 ≪出来ますね≫


 「出来ますね…。」



 そこは出来ないと言えよ。という目でアランは主人公を見つめる。



 「はぁ、それなら今考えられる可能性は二つだな。 向こうもツクルみたいな異界型のダンジョン持ち。 もしくは……神が下りてきているな」



 流石に主人公もその言葉には驚愕することとなった。 とはいえあくまで予想に過ぎないので、王都に戻ってニコルに話してみようという結論に落ち着いた。











 「……なんでお前らが此処にいる!?」



 それなりの日数をかけて王都の門の前まで戻ってきた主人公の目の前にはジャック達がいた。



 「あれ? 師匠じゃん!!」



 「お久しぶりです先生」



 「久しぶり。」



 「僕たちが此処にいる理由は生徒会長についてきたからですね」



 「そうそう!! あの後生徒会長に呼ばれてね!! なんか物理防壁と魔法防壁をずっと張り続けられるなら手伝って欲しいってね!!」



 5人を強くし過ぎた弊害がここで出てくる。 一応サンもジャックに付いてきたらしいが、魔法のスペシャリストはこぞって馬車に弱い風潮でもあるのかぶっ倒れているらしい。



 「なるほど…。 それで生徒会長は?」



 「あそこ。」



 カノンが指さす方に目をやると…



 「いいじゃんルーちゃぁん!! お父さんと一緒に魔法学園でゆっくりしていようよぉ~ 戦争なんてラー君に任せてればいいじゃん!!」



 「クソ親父が…纏わりつくな!!」



 「ヘヴンッッ!!」



 気持ち悪い顔で地面に倒れるおじさんと、キレた顔の生徒会長がいた。



 「………親父とか言ってるけど?」



 主人公は嫌な予感がしながらもジャックに聞く。



 「……お察しの通り。 あれが王国の国王様です…。」



 ラインが戦争の指揮を取っていた理由が理解できたが、あれが本当に王なのか疑問に思った目で見ていると…



 「お?お? なんだお前、俺をそんな目で見つめて。 まさか俺のルーちゃんを下さいとでも言うんじゃないだろうな!? ルーちゃんは俺と結婚するんだぞ!! いつもポテポテ歩きながらお父さん抱っこして~って言ってくれるぐらいには可愛い子なんだぞ!! ちょっと最近は冷たいんだけど、それもイイッ!! そんなお父さん思いな良い子をお前みたいな馬の骨にやるわk あべしっ!!?? 何するのルーちゃん!?」



 「おまっ/// お前が何言ってんだクソ親父ィィィィ!!!!」



 ボッコボコにされながらも満面の笑みで体をクネクネさせる国王であった。



 「えぇ…」



 そんな国王に主人公もドン引いていると、門から出てくる人物がいた。



 「フフッ ご愁傷様だな、無貌の英雄?」



 「なんであんなのが父親なんだろうか…。」



 現れたのは笑いをこらえているアランと、頭を抑えるラインだった。 それよりも主人公が気になったのは、無貌の英雄という名前だ。 そんなもの知らないといいたいところだったが……



 「ん? 無貌の英雄ってなんですか?」



 「ツクルが付けていたあのメガネってお前のことを知らない人物に対しては隠蔽の効果でもついてるんだろ? 帝国軍の本軍から助かったやつらが王国軍のために俺と共に殿として残ってくれた人物を英雄として持ち上げようとしたが、誰も顔を知らないときたもんだ。 だから顔の無い英雄、無貌の英雄ってわけだな。」



 「…/// 完全に黒歴史だ…///」



 「そう言ってくれるなツクル。 逃げられたやつらは相当感謝しているんだ。 持ち上げられていてくれ。 ついでに玉座の間で表彰も」



 ラインからそれを聞き、流石に表彰だけは勘弁してほしいと思ったのだろう。



 「ほう? これを見てからもう一度言ってみよ。(これを付けて表彰なんてできると思いますか?)」



 「「ぶふぉっ、ははははは!!!!」」



 懐から鼻メガネを取り出し、かけてからそういう主人公だった。 見るのは2度目のアランも正面からじっと見ることはなかったからか、ラインと一緒に爆笑している。



 「ん? 先生それ何付けて…ぶふっ」



 「ジャック? お前何笑っ…えぇ? 師匠?」



 「ははははは!! 私にもちょーだいそのメガネっ!!」



 「「…くふっ」」



 ロウとカノンは堪えたが、門の前で爆笑している5人がいたため、めちゃめちゃ注目が集まった。 ということは……




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ