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俺?ダンジョン!?  作者: 東歌
冒険者編
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人類の英雄=四天



 「ねぇねぇ兄さん!!家買お!?家!」



 美羽は突然思いついたのか主人公に聞く。


 無事ギルマスのキンタ〇は忘れ去られたようだ。



 「……無事に美羽もこっちに来て会えたし…買うか!家!」



 「家を買う必要あるかの? プライベートがどうこう言うなら、各々の部屋もこの部屋に隣接させて作ればそれでええじゃろ。」



 「確かにそうですよね…。…!それなら安全な出口を用意するって意味で買いませんか?」



 ≪それに宿屋の一室を借りておくのはアランさんにも悪いでしょうしね≫



 結果的に家は買うことにしたようだ。 借りるという案も出てきたが、毎月支払う必要があるのは安全面からしてどうなのか?ということらしい。



 「とりあえずアリスに言いに行くのじゃ!!」



 ニコルに連れられて一行は宿屋の部屋へと戻った……が…







 全員が異界から出てきたその瞬間……部屋の床に魔法陣が現れた。



 「「「≪え?≫」」」



 逃げる間もなく、一行は転移することになった。










 「やっぱりツクルだったか…。」



 4人+脳内の1人で転移した先には会議室のような場所があった。 その中心には円卓の机があり、四方には1人ずつ人が座っていた。



 「そもそも異世界人なんて心当たりしかなかっただろう?」



 「あら?ノエルちゃんもいるの?なぜ?」



 「やっぱり勇者はアホだね、ダンジョンマスターだけ呼べばよかったのに。 僕は先に帰らせてもらうよ。 顔見せは済んだし、まだ見ぬ冒険が待ってるからね」



 そういうと子供サイズの一人は転移していった。



 「あいつ…顔見せって…自己紹介ぐらいはしていけよ… とりあえずそこの4人、空いたとこに座れ。 モノエルとカルテはこっちに寄れ。」



 「なんであんたが仕切ってんのさ、まぁいいけどね」







 座りなおした3人と4人は向かい合う。



 「説明してもらってもいいですか?アランさん」



 人類の英雄は敵対したはずのダンジョンとなんの関りがあるのか。



 「頭の回転が速いお前ならこれだけでいいだろ、詳細は言えんが、“すべては自作自演”だ。」



 「……勇者は原初のダンジョンマスターで…人類の英雄は四天王……ってとこですかね?」



 「惜しいわね、四天王ではないわよ。 敢えて言うならば四天ね。 王と呼ばれるのは勇者一人、私たち4人は勇者のダンジョンモンスターよ。」



 「あれ?そこまで言っていいのかい?」



 「あっ……今のなし…で。」



 「…ポンコツ学園長は相変わらずポンコツでしたね。」



 知っているのかライd…ノエル!!!



 「ポンコツは置いといて「うぐっ」自己紹介するか。 2人初対面がいるから俺もな。  俺はアラン、人類の英雄の一人だ。 カルテが話しちまったから言うが、原初のダンジョンマスターのダンジョンモンスターで、種族はジャイアントだ。 今アランとノエルが泊っている宿屋も営業している。」



 「次は私ですね。 人類の英雄で、現ギルドマスターのモノエルです。 種族はインキュバス(対男)で、今はツクル君のお尻を狙ってます。」



 「貴様がホモかぁぁぁぁ!!??」



 「はいはい次私ね。 人類の英雄で、魔法学園学園長のカルテよ。 種族はエルフ。 一応こいつらも含めて人間に擬態してるから、耳は?なんて言わないでよ?」



 「最後にすぐ帰ったあいつが人類の英雄で、冒険家のエルマだ。 種族はノームだな。」






 「じゃあ俺? 多分呼ばれた原因のダンジョンマスターで名前はツクル。 ……後なんかあるか?…あぁ、異世界人でもある。」



 「はい私!!ミウ!! ツクル兄さんの妹!!」



 「えっと…? 私も一応言いますか? ノエルです。 ツクルさんの妻です。「え゛? あのノエルちゃんが!?」…あのってなんですか!このポンコツぅ!!」



 「ノエル、どうどう…我はニコル。 神じゃの。」



 「「「神!?」」」



 英雄も 驚くことが あるんだな





 「ま、とりあえず自己紹介も済んだことだし…帰るか?」



 「いやいやいやいや、何言ってんのよアラン!! せめてどこでダンジョンを作るとか聞きなさいよ!!あんたのとこに泊まってんでしょ!?」



 「それもそうだな…聞いてもいいか?」



 ダンジョンの場所の特定が弱点になることが分かっているからか、一応念を押す。



 「言っていいのか?ニコル」



 「お主のダンジョンは最悪場所も変えられるからの、言ってよいぞ。 なんならさっき作ったダンジョンを攻略させてみてもいいんじゃないかの?」



 ニコルは邪悪な笑みを浮かべる。



 「流石に攻略させるのはやめとくとして、俺のダンジョンは入り口をテレポートゲートで作って転移させる異界型のダンジョン。 作ろうと思えばどんなダンジョンでも、どこにでも作れる。」



 「ずるくね?」


 「ずるいねそれは…」


 「最後まで攻略できるの?それ」



 流石にずるいと嘆く3人だった。


 そして聞いてしまったからにはアランとモノエルは主人公のダンジョン作りを手伝うことにしたらしい。 その代わり、一つはギルドのためになるダンジョンを作ってもらうことを約束したようだ。




 「ツクル君、いつでもいいからノエルちゃんを連れて魔法学園に遊びに来なさい。 歓迎してあげるわ。」



 最後にそういってカルテは転移していった。





 その後にアランとモノエルも主人公一行を連れて、神都に戻っていった。


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