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俺?ダンジョン!?  作者: 東歌
冒険者編
20/132

ダンジョンデート



 さてさて、ラブコメチックな展開があったが、ここはまだダンジョンの中である。



 ≪いちゃつくのはいいですが、そろそろ戻った方がいいのでは?≫



 ラフィスちゃん良く気付いた!偉い!



 「はっ!?そういえばダンジョンの中だった!?」



 「快適過ぎて忘れちゃいそうですよね~」



 シリアスノエルさんもほんわかノエルさんに戻れて偉い!


 主人公は…豆腐の角に頭をぶつけて死ね。





 そうしてリビングに戻った主人公とノエルだが、リビングにはニヨニヨと微笑んでいる4人がいた。



 「「「「昨夜はお楽しみでしたね」」」」



 その言葉に主人公とノエルはカァァァッと顔を赤くする。


 残念なことにお楽しんではいないのだが。



 「絶対言いたかっただけでしょうそれ///」



 「「何言ってるんだ!!(のよ)…当り前じゃねぇか!!(じゃない)」」



 「にしても良かったな、ツクルがノエルよりも強くて」



 「ほんとですよね、パーティーに入る分は問題なかったですがあのままだとあまりにも不憫…」



 「あ、それは違うみたいですよ?」



 「「「「え?」」」」




 ~説明ちう~




 「……だから…ごめんなさい。私はマックスさん達を信頼できていなかったみたいです…」



 ノエルは泣きそうな顔をしているが…



 「と言われてもねぇ?私は女だし、ラインは子持ち。 マックスにも…私が…いる…し///」



 「確かにな、俺は妻以外考えられないし、マックスはこんなのだからな」



 「うぉぉぉぉぉん!!そうだったのかぁ!!すまねぇぇぇ!!ノエル!!俺は!強いやつしか受け付けないのかと思ってたぁぁぁ!!!」



 マックスが鼻水で汚ねぇ…というかセラが告白してきたのに聞いてなかったなこいつ



 「ま、こんな奴らだし、気にしなくていいだろ」



 アランにそう言われてノエルも笑顔に戻った。



 マックスは怒ったセラに連行されていった。



 「とりあえずマックスはセラに任せるとして、俺は昼ぐらいまではあの扉に潜んなきゃいけないんだよな…ははは…」



 乾いた笑顔でアランは言った。



 「てことはそれまでやることがないってことですよね。 じゃあ俺はみんなのお昼と携帯食を作っておきます。」



 「それならツクルとノエルは6階を潰すついでにダンジョンデートでもしてこい。」



 一変してニヨニヨした顔に変わったアランはそう言う。



 「「…了解です///」」



 真っ赤になっちゃってノエル可愛い~~


 主人公は死ね(直球)




 「そうだ、ツクル。 これ持っていけ、小型のアイテムバッグ。」



 「あ、ありがとうございます。」






 というわけで所は変わって6層、昨日マックス達のパーティーでボス以外は攻略したみたいだが、完全にリポップしているようだ。



 「そういえば初めてじゃないか? ラフィスとダンジョンの中で会話するのって?」



 「そうなんですか?」



 ≪そういえばそうですね。 いつもアランさんとダンジョンに潜ってましたから、戦闘の時に頭の中で話すことはあっても声に出すことなんてなかったですね。≫



 ラフィスが索敵し、主人公が殴り倒す。 その戦闘以外ではノエルとしっかり恋人つなぎをしていることを考えると、ちゃんと恋人やってんねぇ!! グスンッ…



 「というかノエルは大丈夫なのか?戦闘を怖いって話だったが…」



 「ふふ、ツクルさんが守ってくれるんでしょう? それに…今までは嫌われる原因でしたが、そのおかげでツクルさんに会えたので……///」



 「≪かわいい≫」



 かわいい。



 「そっそんな…///かわいいだなんて…///ありがとうございます///」



 いちゃいちゃしながら進んでいった2人だったが、ノエルは戦闘をしているツクルを見ながら何やら悩んでいる様子でうみゅうみゅ言っている。


 少し時間を置き、何か解決したのか目をパァァァと輝かせながら主人公にこう言う。。



 「ツクルさん!次の戦闘は私に任せてください!」



 ≪大丈夫なんですか?≫



 「そ、そうだぞノエル!無理をしなくても俺が…」



 「まあまあ、見ていてください」



 自信があるようで、珍しくドヤ顔をしている。



 ≪来ますよ≫



 たまたまだが1体だけでポップしていたオークとノエルは向き合う。


 女が前に出てきたためかオークの鼻息はブフブフと荒くなり、大声を上げて突撃してくる。



 「頼みます“ルオネ”!!」




 ズシャッ




 【纏い】前の主人公が扱いきれる全力に匹敵するスピードで動いた“ルオネ”は手刀で縦にオークを分断する。


 その様子に主人公どころかラフィスも唖然としている。



 「はぁ…俺は消えたはずだったんだけどな… テメェのせいだぞ変態」



 「変態!?」



 ≪的確ですね≫



 「的確ですか!?」



 的確だな。



 「しかもなんだよルオネって、安直にもほどがあんだろ」



 ≪私は好きですよ≫



 「マジ?サンキュ」



 「俺も「聞いてない」…(´・ω・`)」



 「ほんとノエルもなんでこんなや|ルオネ!ダメですよ!ツクルさんを悪く言ったら!|はいはい。|それにルオネもツクルさんに攻撃しないあたr|あーあーあああああ…はぁ、はぁ、あいつ何言おうとしてやがる!?」



 その反応を見て主人公とラフィスはニヨニヨしている。



 「そんな目で俺を見るなぁぁぁぁ!!!」



 そんなこんなでニヨニヨしながらも一応6層は攻略し終えたと言っておく。




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