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俺?ダンジョン!?  作者: 東歌
冒険者編
15/132

天神のダンジョン①


 洞窟型のダンジョンという狭い中でのパーティー戦闘…マックス達がどう立ち回るのか楽しみだ。



 「そういえばまだゴブリンの影もありませんが?」



 「そりゃそうだ ツクルは索敵系のスキルを持ってないだろうからな。見えてはいないがそこの角を曲がったところに3体いるぞ。マックス達も気づいてい…」



 「ごりごりに進んでますけど…」



 「……えぇ...。」



 よくよく考えればマックス達のパーティーに斥候はいないし、索敵出来るであろう魔法も低階層で使う意味もないだろう。



 「うおぉぉぉぉぉぉ!!ゴブリンだぁぁぁぁ!!」



 意気揚々と角を曲がってゴブリンと目があったマックスが騒ぎ立てる。


 その声に反応した3体のゴブリンの内の2体はマックスを無視して後衛の二人に向かって進んでいく。


 このゴブリン、パーティー戦闘を分かっている…だと…?



 「ライン、5秒」



 「はいよ」



 雰囲気が切り替わったマックスがラインに向かってそういうと、ラインはセラとノエルに近付くゴブリンの1体を持っている盾で殴り飛ばし、距離を取らせる。 また、もう1体の攻撃は盾で受け止める。


 そうしている間にマックスは自分の所にいたゴブリンの首を剣で斬り飛ばし、前後から挟むようにして残りのゴブリンを追い詰める。


 「ライン、後退 【詠唱省略 アースランス】」


 セラが唱えた魔法がラインが攻撃を受け止めた方のゴブリンに突き刺さり、魔法でヘイトがセラに向いたゴブリンをマックスが後ろから斬り下ろす。



 「うっしゃぁ!!完璧ィ!!「じゃないでしょうが!セーフエリアでもないのに気を抜かない!!」…はい…。」



 「痴話喧嘩もそこまでにしとけセラ ツクルに見られてるからな」



 「はぁ、ケガしないで良かったです…」



 戦闘時は格好よかったのに終わったらこれだよ…まさかこれが!?ギャップ萌え?



 「すげぇ…」



 「ま、あんなんでもA-になるだけはあるってことだな」




 流石に怒られたのが堪えたのか、マックスも警戒しながらダンジョンを進んでいく。 その後ゴブリンたちと数回戦闘しながらダンジョンを進んでいった主人公一行の目の前には巨大な扉があった。



 「なんかすんごいボス戦っぽい扉だ」



 「実際ボス戦だからな、それで?ツクルの天神初戦闘はボスにするか?」



 「マジで?」



 実際にボス戦でもどこでも大丈夫なのだが…



 「そういえばツクル君ってD-よね?アランさんがいるから着いてきてもいいかなって思ってたけど…戦闘するの?」



 「「そういえばそうじゃん!!(そうだな)」」



 「あ、危ないですから一緒に外から見てましょう?」



 「お前ら…危険なら連れてこないだろ…ま、見てのお楽しみだな」



 そういってアランはニヤリと笑った。



 「ほんとにやるんですか?」


 「おう、余裕余裕。 ボスっつってもゴブリンキングとその側近だからな。 お前なら攻撃全部くらっても問題ねぇよ」



 主人公とアランがこそこそ話している中、マックス達は本当に大丈夫なのかとそわそわしていた。



 「じゃあ頑張ってこい」



 アランがドアを開けると目の前には玉座が鎮座していた。 ゴブリンキングがボスなどと言っていたが、見えている場所にはいないようだ。 ちなみにドアは一種の結界のようになっていて、開いたままでも問題はないが、両方から攻撃は通らない仕様らしい。


 主人公が中に入ると、玉座とその左右前に黒い靄が現れ、大きなゴブリンの形に形成される。 黒い靄が晴れたそこには王冠を被った巨大なゴブリンと騎士の鎧を身に着けた細マッチョなゴブリン、魔導士の恰好をした小さなゴブリンが現れた。



 「(じゃあやろうかラフィス)」


 ≪ええ。マスター≫


 「≪“纏い”≫」



 その言葉と共に主人公の見た目は中世的な見た目に変わった。 短かった髪は長くなり、骨格すら変化しているように見える。 黒かった眼の色は青く変化し、漆黒のような髪には金のメッシュが入っている。



 相対した主人公とゴブリンキング・ゴブリンナイト・ゴブリンウィザードだったが、ゴブリンキングは動かないようで、まずはゴブリンナイトとゴブリンウィザードと戦い始めた。


 ナイトが盾を構えつつ突撃してくる後ろに隠れるようにしてウィザードが魔法を唱え始める。 主人公の籠手と振り下ろされたナイトの剣が交差すると共にナイトの剣と腕が消し飛ぶが、その瞬間にウィザードの唱えたファイアボールが主人公を包み込む。


 倒したと思ったのかニタニタと笑いながら近づいたナイトの喉をむしり取りながらウィザードに近付いた主人公は顔面を掴み、キングに向かってぶん投げる。



 グシャッ



 ウィザードを握りつぶしたキングは立ち上がり、グォォォォォと大声を上げながら肉体を赤く染めていく。 赤く染まったキングは玉座の傍にあった巨大な斧を主人公に振り下ろすが、主人公が防ぐまでもなく防具に触れた瞬間砕け散ることとなった。


 斧が砕け散るなど予想外だったのか、一瞬固まってしまったゴブリンキング。 その硬直が仇となり、主人公の拳が腹に突き刺さり、靄を散らしながら消えていった。



 「≪意外と余裕だったね≫」



レポートを書き終わったので、毎日投稿をやってみようかななんて思いました。 できなくても許してね。 あとオペレーターの名前は”ラフィス”になりましたが、名前の所以が分かったらコメントしてみてください。という名のコメ稼ぎ?的な

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