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俺?ダンジョン!?  作者: 東歌
序章
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プロローグ



 とあるダンジョンの最深部、HPやMPを回復するポーションも残り少なくなりながら攻略してきた冒険者たちとおそらくラスボスであろうと思われる異形の体を持つドラゴンらしき生物は相まみえる。



 「ようやくここまで来れたなぁ!!まーじでこのダンジョンクソゲーにも程があるだろ!」


 「ほんとねぇ..って半分近くあんたのせいでしょうが!!

  何回罠に引っかかったら気が済むのよ!?」

 「ほんとにね~ リーダーは斥候って概念も知らない脳筋だからね~」

 「アホ。」


 「うぐっっ…ま、まぁ何とか最深部まで来れたわけだからな!!攻略できないにしても少しは情報持って帰ろうぜ!!」


 「「「了解!」」」


 

《深淵のダンジョンボス キメラドラゴン 攻略を開始しますか?》

《YES》      《NO》



 「「「「YES!!」」」」


 「っしゃぁ!! まずは一撃くらわ『ガコッ』え?」

 「「「は?」」」



 おそらく最終戦ぐらいは罠も張っていないだろうと思っていたのだろうか。最初に突撃を始めたリーダーを含めた全員の床が抜けていく。



 「それは無いでしょ!!?ここまで来たのにぃ!!」

 「詰んだ。」

 「はーーー」

 「す、すまんかった…」  グチャッ×4

 1階に転送します。


 と、まあそんな感じで残念な最期を迎えた4人であったが、相対していたキメラドラゴン……の後ろの方に隠れていたダンジョンマスターの今作主人公君はというと



 「くくくく…ははは、はぁっはっっはっはぁーー!!!」


 「最!!高!!  見てたか視聴者諸君!!あそこまで頑張ったのにラスボス手前の罠で死んだときの顔!!」



 《コメント》

名無しの冒険者:ほんまクソ

名無しの冒険者:ダンジョンマスターのクズ

名無しの冒険者:謝ったら?

名無しの冒険者:血も涙もねえ

名無しの冒険者:↑そもそも血が通ってすらいない(確信)

名無しの冒険者:一遍死んだ方がいい


 「お、お前ら…そこまで褒めなくても///」


名無しの冒険者:褒めてない

名無しの冒険者:褒めてねぇわ

名無しの冒険者:誰が褒めるか

名無しの冒険者:てか時間大丈夫か?今日忙しいとか言ってたろ?


 「そういやそうじゃん!!忘れてたわ!言ってくれたやつサンクス! ほんなら今回の配信はここまでってことで!おつっした~~」


名無しの冒険者:おつかれー

名無しの冒険者:乙



 「配信終了。 ログアウト」






 「ふいぃ~今日も楽しかったなっっと…そろそろ部屋の片づけしますかね~  愛しの我が妹ちゃんが来るとあっては完璧にせねばなるまいよ!!」



 ゲームではあんなに八茶けていた主人公もどうやらただのシスコンらしい。



 「ふんふんふ~ん 妹もののエロ本は押し入れに全部突っ込んで~っと   『ふむ…お主がよさそうじゃの』     は?え?ちょ、まっ」



 片付いた部屋の中には誰も残っていなかった。


___________________________________________


 気づいたら暗闇の中にいるらしい。暗闇といっても周りが黒で染まっていて何も見えないから『暗闇』と称しているだけで本当にそうなのかは分からない。



 「えっと?何でここに俺が?ってかそもそもここどこぉ…」



 周りを探ってはみるものの、足が地面についている感覚も何かが手に触れるような感覚もない。



 『ここは転生させる場所。と言えばいいかのぉ?』



 「ほわぁ!っつ!? 突然何!?……てか何も見えないが…」



 『ふむ?あぁ、なるほどの、暗黒だと見えぬか。なら白で染めれば見えるかの?』



 その言葉と同時に周りが白で埋め尽くされ、主人公の視界が開いていく。



 「おぉ~見えるようになっ…ロリ?」



 『だぁれがロリか!?我か!?我なのか!?』



 「おう。」



 『はぁ…それはお主がロリコンだから外見上そう見えるだけじゃの… とりあえず話が進まんから説明してもよいか?』



 「はぁ!?ろ、ロリコンじゃ、ね、ねぇし!シスコンだし!!! 妹が好きなだけでロリが好きn『話しても!よいかの!?』 はい。」



 『先ほどもゆうたが、ここはお主を転生させる場所じゃ。 ほんで我は神?的なやつじゃの。正確には管理者の方が正しいのであろうが』



 どうやら主人公は転生させられるらしい。だが...なぜ主人公なんだろうか?


 「なぜ俺?」



 『お主が見ていて一番適しておったからじゃ。 Abyss Cross Online 通称ACOの世界ランク一位 深淵のダンジョン盟主 斎藤造 お主には我が作ったダンジョンでダンジョンマスターをやってもらいたい』



 「なーるほどね…いいぜ。」



 『もちろんお主らの世界でいうところのチートはあg…よいのか?』



 「もちろんチートは欲しいが、正直に言ってやろう!! このまま日本で生きててもなぁ!!  家賃がやべぇ。」



 『(ズコッ) そんな理由があるかの?普通』



 想像を超える答えにズッコケる神様...いくらゲームで最強でも現実だとただの配信者。やはり現実は厳しいものである。



「了承はするがチートとは別に一つだけ願いがあるんだがいいか?」



 『ふむ、ゆうてみよ』



 「妹のことどうにかしてくれや。あいつも中々のブラコンだからな。 あいつが俺の所に転生したいっつーなら転生させてやってくれ。」



 『くくくくっ…最後まで妹の事かの?ほんにお主は……了解した。 その代わりと言っては何だが、お主の妹が転生を選んだ時には地球との縁、断ってやろう』



 「ふんっ、流石は神、とでも言おうか?心でも読めるんかねぇ?」



 『なに、読む必要もあるまいよ、お主がそれを心から望んでおったからのぉ? 滲みだした本心をかなえてやるのがお主らでいうところ神じゃろ?』



 「そうかもな。

  それで?チートは何をくれるんだ?」



 『そうじゃの…お主なら深淵のダンジョンの能力をそのまま引き継げばよかろ? 向こうの世界に合わせるように多少の改善はするがの。改悪はしないと我自身に誓おう』



 「十分だ。 それとゲームでいうところの言語理解だけはくれよ?流石に話せないとどうしようもないからな。」



 『これでOKじゃの。それでは、よいダンジョンマスター生?を。』



 「ああ。」



 体が少しずつ透けていく。おそらくこれから向こうの世界に転生するのだろうなと薄れゆく意識で考えていた。



最後に神が嗤ったような気がしたのは気のせいだろう…


やほやほ!作者の東歌あずまうただよ! ...キャラじゃないな。


↓以下真面目


まずはこの作品を読んでいただきありがとうございます。

この作品は作者が高校時代の伏線大好き人間だったころに書いたプロットを小説にしてみたものです。 執筆初心者が書いているため、めちゃくちゃ分かりやすい伏線から、文章にうまく紛れ込ませている伏線までたくさんあると思います。多分


読みながら疑問に思った部分は後々の伏線かも?なんて考えながら読んでいただくと、一層この作品を楽しめるかもしれません。


最後に、この作品を面白い、もっと読みたいと思ってくださる方は「ブックマーク」や「評価」をしていただければ幸いです。


目に見えて分かる数字は執筆の励みになるので。



リア友に、広く読まれたいならブクマや評価をしてもらえるように後書きを使わんかい!!と怒られたのですが、もう何話か投稿した後だったので一話だけは催促みたいな形を取らせていただきました。純粋に小説を楽しみたいという方は無視していただければ幸いです。



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