青空〜最終話〜
ずっと一緒に…
いたいよ…
永遠に
一緒に居たい
この気持ちが
恋
空に教えられた
これが恋
恋をするとね
その人しか見えない
その人しか
眼に映らない
その人しか考えない
その人と
一緒に居ると
たのしくって
うれしい…
あいてもそう思ってくれれば
いいんだよね…
うまくいかないときもある
それはそれで
仕方がない
恋って
そういうもんでしょ?
放課後
図書館に行った
彼がいるから…
一緒に居たいから…
閉館時間まで
彼は本を読んでいた
あたしに気づかないで
ずっと…
ポケットの中で
携帯が震える
件名 健一だ
本文 今どこに居る?
『返信』
件名 会いたい
本文 君のそばにいるよ
『送信』
心臓がドキドキ鳴る
タイミングは
今だ
携帯が震える
件名 会いたい
本文 閉館時間まで
隠れてろ
『返信』
件名 会いたい
本文 いいよ…
震えてる
手が
『送信』
館内アナウンスがなる
閉館時間を告げる
ガチャという音とともに
館内が真っ暗になった
♪♪〜♪♪♪〜
件名 会いたい
本文 2階のテラス
真っ暗だけど
階段はわかった
そっと登っていく
テラスがあいていて
人影が見える
そっとテラスに上がった
図書館に居る
二つの影は
違うほうを向いて
背中をくっつけて立っていた
手に持っているものは
携帯電話
カチカチ…
闇夜に音が響く
そして
同時に着信音が響く
内容も同じだ
件名
本文 好き
瑞季と健一は向かい合い
お互いの愛を確かめ合うように
唇を重ねた
〜完〜
とうとう最終話…
なんかさみしいです
ぐすっ
とまでは行かないけど…
今まで読んでくれた皆さん
ありがとう!!
サンキューベリマッチョ!!




