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88.登場人物 (87話終了時点)

*フィオナ・マ・アール(女性、五星、九歳、王宮静養中)

主人公

ゴ・リキ・マ・アール王国の王孫王女。

父親の前国王エドガーの呪詛で生まれてすぐ男児の姿に変えられる。

両親は、フィオナが生まれたその日に二人とも亡くなる。

幼少時代は男児の姿で王子として過ごしていたが、七歳の誕生日に初めて女児の姿を取り戻す。

九歳になった時点で、女児の姿になれる1日の限界時間は、昼なら約6時間、夜なら約12時間。

初等学校には、男児の姿で王子として通う。



*フェリオ・マ・アール(男性、五星、九歳、初等学校二年生)

主人公フィオナの普段の姿。


*エドガー・マ・アール(男性、五星、享年20歳、前国王)

フィオナの父親。

生まれたばかりの娘フィオナに呪詛をかけて亡くなる。


*マリアンヌ・マ・アール(女性、四星、享年20歳、前王妃)

フィオナの母親。

双子を出産後すぐ亡くなる。イーデアル公爵家出身。



*ジャン・マ・アール(男性、五星、55歳、国王)

フィオナの父方の祖父。

息子のエドガーに王位を譲り、一度退位したが、エドガー亡き後再び王位に付く。

フィオナが成人後、すぐに王位を譲るために王族に関する法を改正する。改正前の法は、王位継承権は男子にしかなかった。




*ゴルディオ・マ・イーデアル(男性、五星、52歳、公爵)

フィオナの母方の祖父。

王国の東西南北四端領を治める四大公爵家筆頭東のイーデアル公爵家当主。

亭主関白の頑固親父だったが、長女マリアンヌを亡くした後、マイルドで優しい祖父となる。


*シーラン・マ・イーデアル(女性、四星、52歳、ゴルディオ第一夫人)

フィオナの母方の祖母。


*カルロス・マ・イーデアル(男性、四星、29歳、次期公爵)

フィオナの母方の叔父。

レリーリアラの父。

異母姉マリアンヌとは仲のいい姉弟だった。


*レリーリアラ・マ・イーデアル(女性、四星、八歳、初等学校二年生)

カルロスの長女でフィオナのいとこ。

二つ年下の弟、四つ年下の妹がいる面倒見のいいお姉ちゃん。

誕生日は九の月なのでフェリオと同い年だがまだ八歳。




*エリアノーラ・マ・ノーストキタ(女性、五星、24歳、公爵)

母親ミューラにコンプレックスを持ち、父親から爵位を継いだ後すぐ自領に引きこもっていた。涙脆いお人好し。すぐに感情移入して本気になる。相手に対してすぐ同情するし、喧嘩するときは同レベルで応戦する。引きこもりを止めた三ヶ月前から己の立場を自覚し、自制心を持って人に接するように努力している。


*ミューラ・マ・ノーストキタ(女性、五星、48歳、元王女)

国王ジャン・マ・アールの異母妹の元王女。

夫の前ノーストキタ公爵よりも五つ年上。

かかあ天下で三人の子供を育てる。

王女として育ったミューラは、両親に甘えたことも親族に甘えたこともない。全て自分自身の力で解決するのが当たり前と思っていた。若い頃、少し厳しく接しただけで親族に逃げ出す娘が理解出来なくて、必要以上に娘を厳しく育てる。三ヶ月前に一応娘と和解はしたものの、未だに娘に優しく接することが出来ずに、反動でフィオナを猫可愛がる。

自分に反抗する者は嫌い。意見されるのも嫌い。自分の言うことを素直に聞く人は好き。飽きっぽくて、気まぐれ。



~~初等学校~~

*サラ・レリ・ワトソン(女性、四星半、30歳、初等学校教師)

フィオナの両親の学生時代の同級生。

17歳で同級生のドジル・マ・ワトソンと結婚。

夫ドジルは、フェリオの剣術の先生。

ワトソン伯爵家の次男ドジルは、ワトソン伯爵家から独立したためミドルネームが『マ』から『レリ』に変わる。

ミドルネームの『マ』は直系のみ。次男以下が分家する時には『レリ』。分家『レリ』も分家直系のみ。分家『レリ』から次男以下が独立する時は『レリ』も家名(姓)もなくなり、平民となる。

但し、仕事上は、旧姓(独立前姓)を名乗ることが出来るので、サラは、普段、旧姓の『サラ・マ・ヨーデキール』を名乗っている。

王立王都第一高等学校の魔法学魔法医療学科の教授補佐、王宮魔力研究者所長補佐など三足以上のわらじを履き、アドバイザーとして初等学生が休みの時や放課後に忙しく働く。



*クーロス・レリ・カイノート(男性、三星、54歳、初等学長)

王立王都第一初等学校の学長。

カイノート伯爵家の次男。高等学校を卒業後、王国初等教育管理局の局員として働くが、十年前に王立王都第一初等学校の副学長に就任、さらに五年前に学長に就任。60歳の定年退職まで、平穏無事を祈っているが、だんだん髪の毛が薄くなってきた。



*ジンクス(男性、三星、八歳、初等学校二年生)

フェリオの一年生の時のクラスメート。フェリオ、ジンクス、アーロンの三人でいつも仲良く一緒にいた。勉強は苦手だが、体力には自信がある。父親は、王宮騎士団の騎士。父親はイットー侯爵家分家の次男で仕事上は旧姓を名乗ることが許されているが、子供は父親の分家旧姓を名乗れないので、ジンクスには名字がない。

ドジルの母親は、イットー侯爵家の分家出身。一族はマッチョだったり、剣術に優れた男性が多い。フェリオの習う剣術の流派もイットー流。



*アーロン・マ・ライラック(男性、三星、九歳、初等学校二年生)

ライラック子爵家嫡男。フェリオの一年生の時のクラスメート。フェリオの影響で、勉強も運動も魔法も努力するようになる。将来は父親の跡を継ぎ国王となるフェリオを支えたいと思っている。



*ドルザッグ・マ・フラインダー(男性、四星、九歳、初等学校二年生)

フラインダー侯爵家嫡男。

二年生午後からの選択授業の移動教室で一緒に勉強している四星。


*ユーン・レリ・ヨーデキール(男性、四星、八歳、初等学校二年生)

ヨーデキール一族分家の長男。父親とサラは又従兄妹。

二年生午後からの選択授業の移動教室で一緒に勉強している四星。


*ソフィア・マ・リップル(女性、四星、九歳、初等学校二年生)

リップル伯爵家長女。将来は未定。

二年生午後からの選択授業の移動教室で一緒に勉強している四星。


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