転生スイッチ
初の連載小説作品ですが( `・∀・´)ノヨロシク
この地球上で最も複雑で面倒な生き物とは人間である。
これはもはや誰もが承知の事実、
しかし世の中で最も単純で簡単な生き物も人間ではないか?と考える人間がいた。
それが世の中でおおよそ最も複雑で面倒な人間の結論だった。
カース作戦局長「それでは明日23時からの物資強奪作戦の会議を行う」
カース作戦局長、貧民街出身。作戦局は全員で14名
ウミジール特殊部隊隊長「いい加減、強奪作戦以外も?そろそろ士気が問題に」
とある陸軍出身、最終階級は中佐。21人からなる特殊部隊の長
バース諜報局長「しかし当分賊の真似事をするというのがリーダーの決定なのだろう?」
世界各国の政府にスパイを潜入させている諜報部門の長
キャロル「そうだよ、とりあえず軍に注目してもらいたいからね。」
レジスタンス組織「スケープゴート」のリーダー、とある出来事で世界を変えようとしている
ウミジール「しかし、本当に政府相手にするんですか?」
ウミジールは冗談交じりにそう言った
キャロル「もちろんだよ俺はこの世界を変えると約束したんだ」
しかしキャロルはそんなことは当然だという風にそう言った
カース「まぁそんなリーダーに惹かれてみんなこのレジスタンス組織『スケープゴート』に集まったんだ」
カース「それでそろそろ作戦の打ち合わせをしていいですか?」
バース「ああ、そろそろしよう」
カース「今回我々が物資を強奪する施設は現在、軍の新AI研究所となっている施設です」
元々軍に所属していたウミジールとカースが放ったスパイにより得た情報だった
カース「これについてはバース諜報局長から説明があります」
バース「この施設に現在新たに戦闘時相互補助システムが開発されているらしい」
バース「これは近い将来世界を変えるに足る技術だと思う」
キャロル「その戦闘時相互補助システム、略してSSシステムだけどどんな機能なの?」
バース「SSシステムは中枢システムと下位システムに分かれており、
中枢システムは演算装置と記録装置、コードネームは「マザー」、
下位システムは各々が独立したAIで兵士の感情制御、
スーパーコンピューター並みの自由度、そして主な機能は兵士同士をリアルタイム、
ラグなしで情報共有できるという点ですコーデネームは「SSV」」
バースは自分でもこのSSシステムがあるのかはいまだに疑っていた、このSSシステムが世に出たら世界は大幅な技術改革が起こるからだ
ウミジール「それはぜひ奪取したいものですね....」
キャロル「やはりこのSSシステムは魅力的かい?」
キャロルは元軍人であるウミジールに聞いた
ウミジール「もちろんです、このSSシステムが本当ならばこれを最初に入手した軍は世界征服狙えますよ」
キャロル「そうか、わかったそれじゃ作戦の第一目標をSSVの奪取、第二目標をマザーの奪取とする」
ウミジール「第一と第二目標が逆なのでは?」
ウミジールは若干不満げにそういった
キャロル「いやSSVからマザーを解析し、複製できるかもしれないし第一、マザーはまぁまぁ巨大だろう」
キャロルは自信ありげにそう言った
カース「それでは明日23時からリーダーと特殊部隊によるSSV及びマザー奪取作戦を発動します
これに並行し、目撃者の殲滅作戦も発動します。これでよいですか?」
キャロル「よし、了解だ。これにて作戦会議を終了する」
この後誰も予想できない事態が起こることはだれにもわからなかっただろう。