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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

S町通り魔殺人事件

素人探偵の事件簿〜S町通り魔殺人①〜

作者: 水戸 祥平

「昨日、B県O市S町で通り魔殺人事件が発生しました。犯人は、まだ逮捕されておらず、B県警は、捜査中です。」

朝歯磨きをしているところに垂れ流しにしているテレビから物騒な事件のニュースが流れてきた。

”恐いな。早く犯人を捕まえてくれれば、良いのに”

私は、心の中で切に願った。

朝の出勤は、歩いてC駅まで行き、F駅から10分くらい歩いた所に私が勤めているG商事がある。

私は、社内では若手の出世頭で、上司から全幅の信頼を得ている。

今日も会社でいつもどおり、仕事を終えた帰り道C駅から自宅に向かっている途中に、オタク風の男が周りをキョロキョロしながら、歩いているのを見つけた。

”怪しいな”

私は、ヤツが発する怪しい雰囲気を感じとった。

誰かをつけている様子だった。

付けられている人は、後ろ姿からするに20代前半の女性である。

私は、もしかしたらと思い、オタク風の男をつけることにした。

この先は、薄暗い歩道用のトンネルがあり、人通りの減る所だ。

”ヤツが動くのは、ここかもしれない”

私は、ヤツの動きに注意をしながら、もしものときのために常備している刃渡り15cm程のナイフを取り出した。

案の定、ヤツは、暗い道に入った瞬間、早足になった。

私は、それを見逃さなかった。

ヤツよりも早く全力疾走で追い付き、ヤツの背中を刺すことに成功した。

私は、ヤツの反撃を防ぐため、何度も背中を刺した。

「逃げろ・・逃げるんだ・・・」

刺されたヤツは、彼女に声を掛けようとしているが、もう喋れないくらいの状態になっていて彼女は、気付いていない。

”良かった”

これで、今日も通り魔から危険な女性を守ることができた。

コイツは今日、武器を持っていなかったが、持っている日だったらと思うと、ゾッとした。

”通り魔なんか早くいなくなればいいのに”

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