表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

あかんでー!

「おー、ユズキ。ちゃんとしとるかー? 」


それは同じ部活の同級生のアヤちゃんの言葉だったんさ。アヤちゃんは私達卓球部のキャプテンやよ。


「うん! 当たり前やん」


アヤちゃんはそっかー。よかったー。と言ってそのまま歩いてった。そして、私達は基礎練習をする。明日は大会やからな。


でな、最初は基礎練終わったもんで多球って言って一人が玉だしして、もう一人はひたすら打つ練習……まあ、詳しくわからんくてええよ。関係ないから。で、メンバー分けをしたわけなん。私らのとこは11人やって、玉だしする私ら2年生が4人やから一年生は2年生一人につき2、2、2、1となるんさ。


2年生の一人がな、レイって言うんやけど転校生でな。もとおった学校ではそこまできちんと練習してなかったんやって。やもんで、その子は一人の担当になったんさ。でな、私の担当する子が決まったんやけどな。別にその子は可愛いからええんやで? でもな、2年生のナズサちゃんがな、


「ユズキと一緒とかドンマイやん。可哀想やよ」


って、言ったん。そしたらな、


「そうやなー。仕方ないなー。頑張れ」


アヤちゃんまでこうやって、言うんよ? 確かにレイを除けば私一人だけ実力はかなり下やけどな。わかっとるけどな。一年生よごめんな? うちの実力は低いからな。練習相手にならんよな?


その後な、ダブルスでやることになったんさ。うちのペアは一年生やで。


「ミリナちゃんの足引っ張んなよー」


「うん」


むう、応援してくれてもええやん。ちょっぴり傷ついたんやで。


なあ、皆はさちゃんと考えてるか?

相手が傷ついてるかどうか見えてるか?

相手が嫌がったらやめたらなあかんで?

それにな、嫌やったら『いやや』っていわなあかんで。


それをしやんといじめとか言うたらあかんで。

ホントの気持ちを伝えやなあかんで。

友達に嘘はついたらあかんで。


大丈夫。友達やったら受け止めてくれるで!

絶体大丈夫やかんなー!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ