引っ越しと進化と脅威と
レベル上げをしたい。
否、しなければならない。
職業を進化させるためにレベルを上げなければならない。
わかっている。
だから今もゾンビを狩っているのだ。
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双剣のレベルが上がりました。
クロフォードは新たに【双蜂刺突】を覚えた!
職業のレベルが上がりました。
種族のレベルが上がりました。
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1レベル上がった。
さて問題です。1レベルを上げるのに、何体のゾンビを倒さなければならないでしょうか?
10体?そんな簡単なことじゃない。
50体?まだ簡単な方だろう。
100体?まだまだ上。
答え、150体。
冗談?いや、マジ。
調べたところ、種族や職業、スキルを進化させるためにはーものによって違いはあるがー20レベルは必要。
それに対して今の俺は…
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名前 クロフォード
種族 魔導骸骨 Lv3
職業 魔術士 Lv4
スキル
鑑定 Lv49
双剣 Lv10
魔導学 Lv5
禁術 Lv2
空間術 Lv8
言語学 Lv49
尻尾 Lv52
呪術 Lv5
罠 Lv1
錬金術 Lv4
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全然足りない。
これは早急に、場所を移動する必要がある。
なぜかって?
モンスターは場所を変えると種類も変わるのさ。
さて、家を引っ越して建てるにしても、土地を探さなければならない。
土地か……
土地?
…………
土地だと!?
忘れていた。俺は骸骨なのだ。街にノコノコと言ったらモンスターの襲撃だと勘違いされてしまう。
困った。予想以上にモンスターは生きづらい。
どうしようか…
とりあえず家の荷物をまとめよう。
ここの持ち主(元)の賢者は色々な魔道具(魔力を込めることで発動するもの)や、兵器を作っていたみたいで、
両手で抱えきれないほど持っていきたいものがあるのだ。
中には爆発物などの危険物も多くあるため、気をつけてしまわなければならない。
「これは使えないもの‥」
「これは使ってはいけないもの…」
「これは使えるもの…」
これは…これは……これはなんだ?
魔法陣のように見えるが‥ペラッペラだな。
触れるし。
紫色だが…試しに発動してみるか?
いや、やめておこう。きっと危ないものだ。
魔力を込めた瞬間に爆発でもしたらたまったもんじゃない。
「とりあえず床に…」
あれ?なんか光り始めた。
あれ?これやった?俺気づかないうちにフラグ立ててた?
光はどんどん大きくなりやがて俺を包み…意識を失う寸前…俺は確かに聞いた。
『エピックイベント、『招かれし悪魔』を達成しました。エピックシナリオ、《脅威を継承|する者》《スレンジャー》を開始しますか? YES/NO 』
最後の力を振り絞って‘YES’を選んだところで、俺の意識は消えた。
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『エピックシナリオが受注されました。これにより、ディザスターシナリオ、《???》が進行しました。
現在の進行度は2%です。』
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っは!?おきました。えっと、廃墟?みたいってか廃墟だな‥屋根が腐り落ちているし、壁も2面しかない。
空は…紫?月が出ている。赤いけど。
なんか‥異世界ぽいなぁ。いや、異世界なんだけど。
とりあえず出てみるか。
外を歩いてみるが、人も、モンスターもいない。
どういうことだろうか。
雨か。雨が降ってきた。
紫色の雨とは珍しい…っ!?HPが削られていく!これはまずい。
急いでどこかに避難しなければ。どこに避難を…
あの大きな家に避難させてもらおう。
大きな家に駆け込む。屋根の下に入るとHPの減少は止まり、回復のポーションを飲みつつ辺りを見回す。
ふむ…王宮…のような大きさだが…ずいぶん静かだ。
誰かいないだろうか。
「すみませ〜ん!誰かいませんか〜?」
「すみませ〜ん!」




