後書き設定集 三十一日目〜四十日目
迷宮生活 三十一日目
「【湧水】」…【噴水施設】で設置可能な設備。壁や天井から水を出すことができ、最大で水道を軽く捻った程度の水量を出せる。【小さな泉】と違い水は溜らず、直ぐに床に吸収され魔素に戻る。
「【居住区】の厠」…穴の空いた椅子の下に壺が置いてある形式。壁に【湧水】が設置され、壺の中にはスライムが入れられた。
「【居住区】のマジックアイテム」…分類的にはマジックアイテムではないが、主人公はそんなこと知らないので、マジックアイテムと呼び続ける。ややこしい。
三十二日目
「【監視体制】」…各区画毎に最大百ヶ所の監視範囲を設定することができる。また、監視範囲内に侵入者が入るとアラームを鳴らすよう設定する事もできる。本来は迷宮の初期権能であったが、『青の神』が初期投資をケチったため、【簡易監視体制】に置き換わっていた。
「【小規模迷宮】」…迷宮の区画をマスタールームを除き、最大三つまで増設することができ、一日の獲得魔素量も増加する。迷宮の初期設定を『小規模』以上にすると、権能ではなく迷宮の基本機能になる。『青の神』が費用削減のため初期設定を『最低限』にしたため、権能として解放が必要になっている。
「神」…この世界には八百万の神々が存在しており、それぞれが信者となる人間や魔物と「繋がり」を有している。神々間の誓約により、人界に直接干渉することはできず、迷宮や「神殿」などの異空間を創ったり、信者に「神託」や「恩寵」を与えることで信仰を得ている。
三十三日目
「下級魔物」…魔物は魔素への依存度により、下級、中級、上級、最上級、特級、の五等級に分類される。基本的に等級が高い魔物ほど強い。下級魔物は「魔素濃度が『1.00』以下の地域でも生息可能」であるものを指す。
「中級魔物」…生命維持の一部を魔素で代替しており、魔素濃度が『1.00』以下の場所では一ヶ月程度で衰弱死する。しかし、通常の生物ではありえない巨躯や生態を持っており、人間が生存域を奪えない程度には強い。
「魔化」…高魔素濃度に長期間曝された物体が魔素を吸収し、「特殊効果」を持ったり、別の物質に変質すること。アイテム版レベルアップ。
三十四日目
「神話大戦その1」…この世界の神々は割りと俗物であり、似た性質の神同士で派閥を作ることが多々ある。複数の派閥間の関係が悪化し、「人界への干渉の制限」という誓約が破られるほどの戦争に発展すると神話大戦と呼ばれる。
「邪神と善神」…神話大戦で勝った神々が善神、敗北した神々が邪神と呼ばれる。何を司っているかや、何をしたかは問題ではなく、弾劾される時に邪神の烙印を押される。「死」や「災害」などを司り、人類に絶大な被害をもたらす神もいるが、そういった神々は「悪神」や「祟神」と呼ばれる。
「特殊効果」…物品が魔化した際に得る事がある特殊能力。アイテム版スキル。どのような特殊効果を得るかは、そのアイテムの素材や装飾、使われ方や魔化した環境によって決まる。
三十五日目
「モルズ領軍標準兵装その1」…モルズ男爵領軍の装備は海上での使用を想定して作られている。装甲を最低限にした革鎧は、動きやすく軽量で海に落ちても泳ぐことができる。領内に魔境を有するが、海上での素材の回収は困難であるため、魔物素材は使われておらず、鉄と猪革が使用されている。
「モルズ領軍標準兵装その2」…モルズ男爵領軍は、殆どの兵が陸軍と海軍を兼任している。そのため、船上で使いやすい曲刀と小型の円盾を主兵装としている。また、弓兵は殆どおらず、投槍を主な遠距離攻撃手段としている。
「モルズ領軍標準兵装その3」…モルズ男爵領軍の軍舟は、漁業舟より一回り大きい程度の小型な物だが、貴重な中級怪魚種魔物の素材が用いられており、物理攻撃と水属性に対し高い耐性を持つ。投槍は勿論、怪魚種に効果的な毒や、医薬品などが積まれている。
終戦歴1214年四ノ月二十六日
「モルズ男爵領軍」…正規兵は百五十人弱。戦時や有事の際には領民を徴兵することで五百〜六百程度の兵数となる。
「モルズ領軍正規兵」…一般的な職業軍人のレベルが20程度なのに対し、モルズ領軍の平均レベル15程度である。装備も海戦を想定しているため陸戦に適しておらず、はっきり言って弱兵である。
「モルズ領軍徴集兵」…この世界では魔物や猛獣が蔓延っているため、漁師を始め狩猟採集を行う業種は、簡単な戦闘技能を有している。モルズ男爵領の徴集兵は、漁師を中心としており、銛を使った槍術と投げ銛を得意としている。正規兵ほどではないが、民兵としては高い戦闘力を持つ。また、一部の“恐れを知らない”漁師達はレベル30を超える者もいる。
三十六日目
「軽甲虫」…【下級魔物召喚Ⅰ】で召喚可能な魔蟲種の魔物。一メートルサイズのダンゴムシの様な魔物で、高い防御力を誇る。召喚コスト5DP。スキルは【堅牢】。
「【堅牢】」…体の強度を上げ、物理的な攻撃に耐性を得るスキル。所謂パッシブスキルであり、【身体強化】や【身体硬化】などの魔力を消費して一時的に能力を上昇させるスキルと違い、常時効果がある。
「レベルキャップ」…魔素濃度×10までレベルを上げることができる。殆どの人域ではレベル8〜10までしかレベルを上げることができず、それ以上は魔素濃度の高い外域か「神殿」、「魔石」を用いてレベリングする必要がある。
三十七日目
「神話大戦その2」…神話大戦では、神々が遠慮なく地上で神の力を振るうため、地形が変わるレベルの天変地異が巻き起こる。更に迷宮が乱立しそこかしこで「魔物の侵攻」が起こり、「神殿」でレベリングした神官戦士や「勇者」が大暴れする。当然巻き込まれる人類文明は大きく疲弊する。
「神殿」…迷宮同様、神によって創られる異空間。信者をレベリングしたり、武具を魔化させるための高魔素濃度空間。迷宮よりも創るのが簡単で便利ではあるが、防衛機構が無いので、敵対者や魔素に釣られてやってくる魔物からは信者が自力で防衛する必要がある。
「勇者」…神の奇跡により直接魔素を注入され、高レベル化した人間。人外の戦闘力を持つが人間であることには変わらないので、魔物と違い低魔素濃度地帯でも問題なく活動できる。非常に強力な存在だが、その分裏切られたり改宗されたりすると自分の首を締めることになるので、人選に気を付ける必要がある。
三十八日目
「モルズ男爵領その2」…モルズ男爵領は大陸南東の温暖な土地である。漁業が盛んで、一部の漁村では製塩も行っている。しかし、ほとんどの土地が塩を含んでおり農作に不向きな上、森林資源や鉱物資源も乏しく、「飢えはしないが貧しい土地」となっている。
「領都トトキク」…人口五千人ほどの都市……というか町。西隣りの領地の港から続く交易路に近く、そのおこぼれを主な収入源としている。
「南の大島」…【深海への入り口】がある無人島。近場では一番大きいというだけで、島としては特に大きい訳では無い。最も近い漁村(ゾイル村)から舟で一刻の距離にある。
三十九日目
「【質素な食事】」…『道具作成ツリー』の初期権能。人類社会での最底辺の食事を生み出すことができる。基本的に『道具作成ツリー』で買えるアイテムの最低価格は10DPなのだが、例外的に10DP以下で購入可能な品を取り扱っている。
「魔物の氾濫」…竜脈の流量の変化により、魔境内の魔物の生息域が乱れ人域にまで魔物が溢れる現象。住処を追われた中級以上の魔物は、新たな高魔素濃度地帯を目指して広範囲を移動し、神殿や「魔石」の保管庫を襲うこともある。
「魔物の侵攻」…迷宮が生贄の獲得や異教徒への攻撃を目的とし、迷宮内の魔物を放出する現象。神話大戦は特に頻発する。平時でも邪神や悪神が信仰値の回復のために行うことがある。
四十日目
「【深海への入り口】・浅層(四十日時点)」…特に区切りがあるわけではないが、主人公は第一区画をざっくり三等分し、浅層・中層・深層、と呼び分けている。浅層と中層は殆ど同じ造りだが、比較的徘徊する魔物が少ない。
「【深海への入り口】・中層(四十日時点)」…それなりに入り組んだ迷路となっており、侵入者の探索と撤退を妨げる造りになっている。徘徊する魔物も多く、魔物の群れに追われながら中層を撤退するのは非常に困難。
「【深海への入り口】・深層(四十日時点)」…サハギン・ウォーリア×5の部屋や、竜の卵を置く噴水の部屋などの防衛戦用エリアと、マスタールームに住む魔物用の食糧生産エリアに別れている。




