迷宮生活 三十七日目
ああ!やることがあるのに、沢山あるのに!筆が進む!!
というわけで更新です。
迷宮生活 三十七日目
今日も兵士達は来なかった。野良サハギンも居なくなったため、迷宮内の変化が乏しくなってしまった。これが俗に言う「嵐の前の静けさ」というやつであろうか?
特に書くことがないので、昨日回収した魔物の死骸に付いて、もう少し詳しく記しておくことにする。
三体の軽甲虫は、打製石器とゴブリン達の協力の下、何とか解体することができた。軽甲虫の甲殻は、生前と比べるとかなり強度が下がっているが、それでもそれなりの防御力を有している。盾や鎧に加工できれば、『護衛隊』に装備させるのだが、当然虫の甲殻の加工法など知らない。
何とか穴を開けることができないかと試してみたのだが、割れてしまい素材を無駄にするだけであった。やはり、武具は『道具作成ツリー』に頼る他ないようだ。
サハギンの死骸は、皮を剥ごうかとも思ったが、軽甲虫とは比べ物にならないほど難易度が高く早々に諦めた。勿体ない気もするが、どうせ皮を剥いでも、やはり鞣し方など分からないので構わないだろう。
サハギンの死骸と、生きているサハギンの皮膚を比較してみたところ、僅かにだが生きているサハギンの方が硬いことが分かった。軽甲虫の【堅牢】と同様、【青海の加護】の【皮膚硬化:青】の効果が消えたということだろう。
初期権能だったため、知ることができなかった【皮膚硬化:青】の効果をようやく検証することができた。まぁ、「気持ち硬くなってるかな?」程度の効果しかなかったわけだが。白兵戦では恐らく役に立たないだろうが、弓や投石なんかの攻撃には多少は効果があると信じたい。
諸々の検証が終わった魔物の死骸は、放置して腐らせても仕方ないので、魔物達に食べさせることにした。ゴブリンは共食いに抵抗があるようで、サハギンの死骸しか食べなかったが、サハギンの方は気にせず同族の死骸を食らっていた。
魚類は共食いも珍しくないと聞くが、サハギンにも当てはまるらしい。
意外なことに、スケルトンの頭骨に興味を示さなかったゴブリン・メイジが、同族の頭骨を欲しがった。共食いはしないが、仲間の骨を使うことは抵抗がないらしい。まぁ、特に問題がないので構わないが。
サハギン・シャーマンの方も頭骨を欲しがったので、好きにさせることにした。
相変わらず、頭骨を持っていても魔法の効果が上がるわけではないようだが、シャーマンだけでなくメイジの方も欲しがるということは、やはり魔法に関係があるのだろうか?もしかしたら、魔化すると魔法を補佐する効果がつくのかも知れない。
だが、“呪歌”のスキルを持つセイレーンは、頭骨に興味を示さないんだよなぁ。
……サハギンとゴブリンの趣味が悪いだけなのかも知れない。期待はしないでおこう。
「収入」
DP…677P
FP…103P
「出費」
DP…18P
(食費18)
FP…0P
「合計」
DP…+659P
FP…+103P
「所持ポイント」
DP…12417P
FP…802P
「神話大戦その2」…神話大戦では、神々が遠慮なく地上で神の力を振るうため、地形が変わるレベルの天変地異が巻き起こる。更に迷宮が乱立しそこかしこで「魔物の侵攻」が起こり、「神殿」でレベリングした神官戦士や「勇者」が大暴れする。当然巻き込まれる人類文明は大きく疲弊する。
「神殿」…迷宮同様、神によって創られる異空間。信者をレベリングしたり、武具を魔化させるための高魔素濃度空間。迷宮よりも創るのが簡単で便利ではあるが、防衛機構が無いので、敵対者や魔素に釣られてやってくる魔物からは信者が自力で防衛する必要がある。
「勇者」…神の奇跡により直接魔素を注入され、高レベル化した人間。人外の戦闘力を持つが人間であることには変わらないので、魔物と違い低魔素濃度地帯でも問題なく活動できる。非常に強力な存在だが、その分裏切られたり改宗されたりすると自分の首を締めることになるので、人選に気を付ける必要がある。




