表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮運営日誌  作者: 飛翔
4/68

迷宮生活 六日目

迷宮生活 六日目


 今日は予定通り【食糧施設】の増設と魔物の召喚を行った。ちょうど良いので今日は収支のメモの後に魔物の数も書いておこう。


 食糧施設は最初にお試しでマスタールームに造ったのも以外は、マスタールーム近くの部屋にまとめて設置してある。今後も食糧関係の施設はその部屋の近くに固める予定だ。


 今回から【鼠の巣穴】の設置場所を工夫してみた。巣穴から産み出された鼠には、ダンジョンマスターの命令は効かず、すぐに捕まえないとどこかに逃げてしまう。


 そこで、【鼠の巣穴】を【小さな泉】の底に設置することにしたのだ。産み出された鼠を逃げる間もなく溺死させるシステムだ。


 結果は上々で、巣穴の側に常に魔物を配置しなくとも、食事の時間に溺死した鼠を回収するだけでよくなった。溺死した死体でも、ゴブリン達は特に気にしないようで普通に食べていた。


 魔物の数が増えたのに合わせてスライムも追加で召喚した。スライムがいなければ魔物の排泄物が溜まってしまうので、魔物を増やすときは、スライムの追加も忘れないようにしよう。


 魔物の食糧問題は解決したが、俺の食事事情は寂しいままだ。いい加減【質素な食事】で生み出せる食事にはうんざりだ。


 この世界の文明的には普通の食事なのかもしれないが、現代日本の食文化を知っている以上、どうしても不満に思ってしまう。


 【増殖するワカメ】はダンジョンマスターが食べても問題ないようなので、火さえ起こすことができれば、ワカメと【干し肉】で【塩のスープ】よりはまともな食事を作れると思う。


 しかし、現在の迷宮には火を起こす手段が無い。燃料になる可燃物も、【塩のスープ】の空き皿くらいしかない。


 現在解放可能な権能の中で、確実に火を起こせるのは、【居住区】のみだが、【居住区】の解放には信仰値が500Pも必要だ。


 【獲得魔素量増加Ⅰ】も取りたいし、どう考えても信仰値が足りなさすぎる。無駄かもしれないが、明日からは魔物たちにも祭壇で祈るように命令してみようか……。



「収入」

魔素…521P

信仰値…40P


「出費」

魔素…490P

(食費31、食糧施設90、魔物召喚369)

信仰値…消費なし


「合計」

魔素…+31P

信仰値…+40P


「所持ポイント」

魔素…278P

信仰値…57P


「魔物の総数」

サハギン30

ゴブリン20

スライム6

軽甲虫1

ウィッププラント1

フライングマンタ1

ジャイアントバット1

スケルトン1

セイレーン1

スキュラ1

「『自己強化ツリー』」…主にダンジョンマスターの戦闘力の強化を行う権能の系統。ダンジョンマスターに課せられている制限の緩和やマスタールームの拡張なども行える。


「【深海への入り口】」…主人公が管理を任された迷宮の名前。現状“深”要素がどこにもない名前詐欺迷宮。【噴水施設】や【海の幸】、【海の住人】などの、水系、海洋系の固有権能がある。


「ダンジョンマスターの食事事情」…【黒パン】1P、【塩のスープ】3P、【干し肉】5P、を三食で一日27Pかかる。【野菜屑】や【蒸かし芋】、【干し魚】なども召喚できるが、主人公のお眼鏡に叶うものは無い模様。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ