表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷宮運営日誌  作者: 飛翔
36/68

迷宮生活 三十四日目

迷宮生活 三十四日目


 今日は宝箱系のアイテムの検証を行った。宝箱には、中に入れた品物が魔化しなくなるという特性がある。これは宝箱が収納目的のアイテムではなく、迷宮に侵入者を誘き寄せるためのものだからだ。


 FPを稼ぐためには侵入者に迷宮を探索してもらわなければならない。しかし、迷宮攻略だけを目的とした相手ばかりでは防衛が大変だ。しかも、撃退すれば撃退するほど、危険な迷宮と判断され、より強くより慎重な攻略者だけが残り、有象無象の輩は迷宮から手を引いていく。つまり、敵が精鋭化していくわけだ。


 それを防ぐためには、エサが必要だ。迷宮内に財宝であったり、貴重な資源の採取地があれば、それを目当てとする者達、つまり迷宮攻略以外の目的を持った、「安全な侵入者」を得ることができる。


 しかし、迷宮内という高濃度魔素地帯に財宝を放置していると、気付かぬ間に魔化してしまう恐れがある。大した効果でないのであれば問題ないが、予想外に強い「特殊効果」を持ったアイテムができてしまうと、飼い犬に手を噛まれることになりかねない。


 そのため、財宝、特に武器防具の類は宝箱に入れて配置する必要があるわけだ。


 他にも宝箱には、単純に中身を保存する目的や、侵入者のテンションを上げるための演出としての効果、鍵開けの技能を持った非戦闘員を呼び込むなど、様々な効果がある。


 現在購入可能な宝箱は【浜辺の宝箱】の、大・中・小の三サイズのみだ。小は以前に購入済みであったので、新たに中・大サイズも購入した。


 小サイズは宝石箱サイズで、片手で持てる大きさだ。装飾品や小物程度のものしか入らないだろう。中サイズは、よくゲームで見るようなサイズで、剣や盾などでも収めることができるだろう。


 そして大サイズは、ミイラが入っている棺のような大きさで、鎧や大剣でも収めることができる大きさだ。ただ、身の丈を超える長槍などは、流石に入らなさそうだ。


 そして、どのサイズにも鍵が付いており、一度閉めるとダンジョンマスターでも開けることができない。鍵はそこまで複雑ではなさそうなので、針金などが有れば素人でも開けられそうだが、素手では流石に無理だ。


 考えうる限りの手は尽くしたが、結局宝箱を開けることは叶わなかった。スキュラとセイレーンには悪いが、実験で使った貝殻は諦めてもらうほかない。



「収入」

DP…657P

FP…142P


「出費」

DP…148P

(食費18、宝箱130)

FP…0P


「合計」

DP…+509P

FP…+142P


「所持ポイント」

DP…11511P

FP…577P


「神話大戦その1」…この世界の神々は割りと俗物であり、似た性質の神同士で派閥を作ることが多々ある。複数の派閥間の関係が悪化し、「人界への干渉の制限」という誓約が破られるほどの戦争に発展すると神話大戦と呼ばれる。


「邪神と善神」…神話大戦で勝った神々が善神、敗北した神々が邪神と呼ばれる。何を司っているかや、何をしたかは問題ではなく、弾劾される時に邪神の烙印を押される。「死」や「災害」などを司り、人類に絶大な被害をもたらす神もいるが、そういった神々は「悪神」や「祟神」と呼ばれる。


「特殊効果」…物品が魔化した際に得る事がある特殊能力。アイテム版スキル。どのような特殊効果を得るかは、そのアイテムの素材や装飾、使われ方や魔化した環境によって決まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ