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恋愛期限は夢が冷めるまで。  作者: ブルー缶
2/5

逢夢

前回、自分の学校に自分の母と仲と仲の悪い姉の娘が転校してきて、転校した次の日に、訳が分からなくなり寝た、その夢の中である少女に出会い親指で頭を押されたところ、あたり一面が僕の寝ている姿にで埋め尽くされたのだった。

見渡す限り、一面全部寝ている僕だ。何かとても不気味である。

しかし触ろうとしても触れない。いや、動けない、まるで金縛りのようだ。

すると既視感のある少女がこちらを向いて僕を上目使いで、「そうだ、昨日も言ったが私の名前は、上田川 佐奈夢 っていうんだ!長いからサナって呼んでくれ!」

僕は疑問に思った。「昨日?既視感があるだけで初対面なはずなのに?」もう何が何だか分からなくなってきた。

すると少女は僕の手を握り、「そうかおぬしと昨日会ったのは、居眠り中であまり覚えてないのか」

もう本当に何が何だか分からなくなってきた、一回落ち着いて冷静に考えると、

これは夢だ、こんな現実味のある夢なんかあるはずがないと。この少女だって、僕の創造に過ぎない。

頭の中ではそういう結論になった。

するといつの間にか握られていた手が、ぼやけて見えるようになった。まるで、露結したガラスから自分の手をを見ているようだ。すると、何か手が痺れるような違和感を覚えた。

その時だ、一面を覆っている僕の寝ている体の手の部分が痙攣するように動き出した。まるでホラー映画の演出のようだ。

その光景に恐怖を覚え、パニックになった僕を、少女が落ち着かせて、癒さしてくれるように。

背伸びをして僕に抱き着いた。 何かに取り込まれるようだった。

その瞬間、チャイムが鳴るのと同時に僕の目が覚めた。

手が痺れて動きたくない。

本当に変な夢を見た。まるで現実のようだ。

それにしてもあの少女何だったんだ。僕の単なる創造に過ぎないが、明らかに不思議な子だ。でも、また会いたいな。とも思った。そう思ってるうちに手のしびれは消えていた。

気づけば、前まで1限目だったのに4限目の終わりになっていた。さすがに寝すぎた。

まあそんな日もあるかと思いつつ、背伸びをして給食の支度をしている時だった。

友達が僕の方向を向いて、「なんか今日いやな夢でも見てたのか?」と僕をからかうように言った。

「なぜ?」と僕が聞くと「だって授業中に、手が痙攣していたぞ」といった。

その瞬間、あの夢は絶対に何かがおかしいと感じた。いや、確信した。

友達には「ちょっと怖い夢を見てね」と自分を落ち着かせる為に言った。

一度状況を整理することにした。

まず、授業中に夢を見て、その夢の中で 上田川 佐奈夢 という名の少女に出会い、その少女に親指で頭を押され、その瞬間周り一面に僕の寝ている姿が広がり、金縛りにあい、手を握られ昨日も会った話をされ、その握った手がぼやけて見えて、あたり一面を覆う僕の姿の手が痙攣しそれと同時に僕がパニックになった所を少女が僕に抱き着き夢が冷めた。

整理してみると、かなり意味の分からない事が起きていることを再確認できたことと、夢の中で一面を覆う僕の寝ている姿の手が痙攣していたのと同じように現実でも自分の手が痙攣した事がわかる。

どんどん頭がこんがらがって痛くなってきた。

それからというもの、そのことが頭に離れず学校が終わった。


すると、帰り道に校門をでようとしたとき、慌てながら後ろから転校生が来て…


次回は転校生がメインになる気がします。多分。(笑)


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