エルフィナスの内紛
三日月帝国は、五つの州と七つの自由都市からなる。
帝国を統べる帝王が座す中央州、それを中心に東西南北に1個の州が存在する。広さはまちまちであり、森林地帯、草原、砂漠地域がそれぞれに点在している。住み暮らすのは、獅子の紋と王冠王国風の呼び方なら、帝国人となるが、彼らなりの呼び方を真似するのなら、三日月教を信じる人々となる。
またその中でも、計画的な植林により森林地帯と化した一帯に住むのを、水の子。砂漠に住み暮らす帝国人を土と火の子。草原に暮らす人々を風の子と呼ぶ。
彼らの中では、勇猛さこそを美徳と考えられ、他国から見れば、特徴的なその美しい外見は、一切の価値を見出されてはいない。あるいは、見出すものはごく少数派である。
彼らが信じているのは、十字教よりも後発の一神教であり、木々に囲まれた生活をこそ最高の贅沢であると断ずる。人格のない唯一神を崇めている関係上、彼等が人に対して信仰心を持つことは稀である。少なくとも彼等自身は、忠誠であると言い換えるであろう。
ただ一人の神が、預言者として地上に遣わせた人を神の代理人。ハリファルから権力を委譲された人を帝王、シャルタンから任命された州の責任者は、総督、都市の太守などと呼ぶ。
彼らの統治は、帝王の独裁制であるものの、現在はその帝王が力を失い、州の総督による緩やかな紐帯により帝国を運営している状態であった……。
辺境伯家からの公然の商取引として、隣国エルフィナスの太守アリマ・イヴン・クマールへの贈答品を届けに行く途中にあって、ロズヴェータは非常に充実した時間をすごしていた。
水の女王の隊商を取りまとめるマルコーは、非常に博識でありエルフィナスに関する話をロズヴェータがねだるだけ、話してくれるからだ。
「白エルフ、黒エルフと呼ぶことは?」
「人に注意が向くのは良いことですな。興味があるということだ」
一人納得したように頷くマルコーに我慢できなくなって、ロズヴェータは続きを促す。
「それで?」
「ああ、罵倒に近いでしょうな」
「なるほど、注意しよう」
「賢明ですな」
白エルフ、黒エルフの呼び方は彼らの身体的な特徴をあげつらった罵声に近い。
白い肌の者を白エルフと呼び、それ以外を黒エルフと呼ぶ悪習が、かつてエルフィナスの内部でもあった差別の名残として残っているのだ。
「白は尊く、それ以外は下賤な色だなどと言う差別ですな。我等から見れば、彼らの顔の造形は非常に整っていると思うのですがな。その点、金銭は良い物です」
「金に色はないですからね」
「はっはっは、金言ですな。お若いのによくお分かりだ。しかし金銭の本当の価値とは、価値の共通化ということだと、私などは考えております」
「つまり、何でも値段にできると?」
ロズヴェータの答えに、マルゴーは彼の理解が自身の会話に追いついていることを確認して、にんまりと笑う。それは思わぬところで趣味趣向の合う同志を見つけた好事家の笑みだった。
「まさにそれ、です。我が国の格言に、金貨には聖マルティナの加護が、銀貨には潮風の加護があるといわれておりますからな」
「では、今回のお相手も?」
「ええ、ええ。今回の相手もまたお得意様です」
「ほう、できれば、お教え願いたく」
感心した振りをして、相手から情報を引き出そうとしたロズヴェータに、マルコーは、鋭い視線を向ける。
「油断なりませんな。だが、ますます気に入った。まだまだ及第点とは言えませんが、将来性に投資させていただきましょう」
茶目っ気たっぷりにウィンクされて、ロズヴェータは苦笑した。こちらの思惑など、歴戦の商人たる彼にはお見通しであったようだった。
エルフィナスの太守アリマ・イヴン・クマールは、自由都市エルデッサの太守である。かつてエルフィナスが拡大する途上で存在した諸国を飲み込んだ残滓。
当初は旧王族の生き残りや、旧王族の系譜に連なるものを封じた土地だった。しかしながらエルフィナス成立から、すでに500年以上を経過する中にあって、徐々に旧王族の系譜に連なる者達以外も太守に任命されるようになってきた。
アリマ・イヴン・クマールは、在位にして20年。その治世は安定している。当初存在した政敵を排除し、その地位を確立した政治家。
何より重要なのは、親十字教の人物であるということだった。
「そんな人物が三日月帝国に?」
「ああ、まぁ程度の差と申しましょうか」
親十字教派といっても、それは極端に排除をしようと目論んでいるわけではないということに過ぎない。聖墳墓都市への巡礼は認めるし、捕虜も返す。現状の維持で手を打つよく言えば、妥協派だった。
「かの太守アリマは、古くは帝王の系譜に連なるお方ですからな」
ただし、エルフィナス全域を見れば、アリマ程度の血の濃さを有する王族など、はいて捨てるほど存在している。
彼女が太守になったのは、コネも多少あったのは間違いないだろうが、その実力によるものだった。そして彼女の系譜には、もう一人無視できない人物が存在する。
──帝国の首狩り総督イブラヒム。
今帝国で最も好戦的な総督のうちの一人だった。そのイブラヒムの数ある娘の一人こそが、アリマである。
「アル・シャーユーブ・アミル……」
ロズヴェータの呆然とした呟きに、マルコーは頷く。
「リオングラウスの方々は、かの総督を苦々しく思っているようですな」
「かもしれませんね。フェニキアの方々こそ、どうなのです? 先年フェニキアの影響下にあった都市国家シャロンは落とされていたと思いましたが」
その問いに、マルコーは深く頷いた。
「確かに、我等が影響力の低下は免れません。ですが、あるいはそれも一時的なものかもしれませんぞ。我等は元々この中東に、商売をしに来ていたのですからな」
「その商売さえできれば、問題ないと?」
「まったく問題ないというわけではないでしょう。しかし、戦を起こすほどかと言われると……」
「なるほど、勉強になりました」
「はっはっはは! これは、参りましたな。貴族の御曹司にご高説を垂れる等、身の程知らずでしたな」
ロズヴェータからすれば、フェニキアという国を知るのに、今まで騎士校の授業での知識だけであったのを、実際にフェニキア人にあって話を聞くというのは貴重な機会だった。
彼からすれば、目の前のマルコーを通じてフェニキアを知れたといっていい。少なくとも悪い印象はない。合理主義的な性格も、彼らの価値観もやはり実際に話してみればうわさに聞いていた信心深くない人々との印象も違う側面が見えてくる。
フェニキア人は信仰心がないのではない。それよりも金儲けが好きなだけだとか。
ロズヴェータにしてみれば、学びの多い旅程を経て三日月帝国の領内に入ると、とたんに整備された街道に、目を見開くことになる。
「これは……」
エルフィナスからすれば辺境の地のはずなのに、しっかりとした石畳の広い街道が敷かれている。街道の脇には日よけと採取のためなのか、果樹が植えられていた。自然発生したものではないのは、等間隔で植えられている樹木の様子から伺い知ることができる。
「驚いているようですな。かく言う私も最初は驚きの連続でした」
きょろきょろと周囲を見渡すロズヴェータに、マルコーはお気に入りの宝物を見せるかのように満面の笑みだった。
「領主の考えということなのでしょうか?」
この見るからに立派な街道は、領主の性格ゆえなのか、と問うロズヴェータに対して、マルコーは首を振る。
「私もエルフィナスの隅々まで旅したわけではありません。しかし、エルフィナスではこれが標準規格として各州にも通達されているとのことです」
「そうですか」
リオングラウス王国においては、これだけ立派な街道は、王都の近辺しかない。辺境伯家の領内では街道の整備にまで金を回す余裕はないのだ。そんなことに金をつぎ込む位であれば、魔獣対策であったり、異民族対策であったり、あるいは開墾であったりと、他のものに金をつぎ込む。
なぜなら、街道を整備するよりも早く成果が出るし、対策を怠れば人が死ぬからだ。
逆に言えば街道にこれだけ金をかけられる国というのは、国力に余裕があるということに他ならない。おそらくリオングラウス王国よりも、余程裕福な国なのだろう。
そんな感想を抱きながらロズヴェータは街道を進む。
街道の一定区間に、エルフィナスの言葉での表示等も備えているのを見て、ロズヴェータは唸らざるを得なかった。
しばらく進めば、城壁を備えた都市に到着する。
「立派な城壁だ。ここで太守アリマと会うのでしょうか?」
「いいえ、ここでは太守アリマの遣いの方と会う予定となっています。手違いがあってはいけませんから」
「なるほど……」
頷きながらもロズヴェータは、油断なく周囲を見渡し、頭の中でカミュー辺境伯たる父の思惑を考えていた。
ノブネルは、この光景をロズヴェータに見せて何をさせようとしているのだろうか。あるいは、これから会う人物に対して、どのような思惑があるのだろうか。
もしかして、ノブネルはリオングラウス王国を離反しエルフィナスに味方するつもりなのではないか。そんな疑念すらロズヴェータには浮かぶ。
高い城壁をめぐらせた都市に入ると、まっすぐに伸びる大通りがまず目に入る。半円状に拡張された都市は、整然と整理されリオングラウス王国の街にありがちな雑然とした感じがしない。
その代わり、活気は乏しいように感じた。
バザールのようなものは開かれておらず、全ての店舗は木製の家々を立てて商売をしているようだった。また大きな家には、必ず庭園が整備されており、巨木といって差し支えないような木々が植えられている。
木々の種類は様々であり、観賞用のものから、実をつける果樹用のものまであった。おかげで日差しは遮られ、暑さを十分に遮断し風を通してくれているようだった。
しばらく大通りを通っていくと、交易のための交流所に到着する。エルフィナス各地から到着した荷馬車や遠く草原の国、あるいはロズヴェータの知らない国々から来た隊商が集められている。国際色豊かな様子にロズヴェータは目を見張る。
この一角だけは、静謐な町の様子とは打って変わって活気があるように見えた。
「もし、西のほうより来られた方ではありませんか?」
声をかけてきたのは、その交易所の中で見渡しても比較的若い女性だった。
「フェニキアのマルコーと申します。リオングラウス経由での旅路でしたな」
隊商を代表して答えるマルコーに、相手は表情をわかりやすく崩した。
「お待ちしておりました。私太守の遣いで貴方様がたを待っておりました。ユーシャルと申します」
ユーシャルと名乗った女性は、太守の遣いを名乗るだけあって確かに特徴的な姿をしている。
プラチナ色の髪を長く腰まで伸ばし、肌の色は白い。瞳の色は新緑の宝玉のようであった。顔の造詣はジン・エルヴにありがちな、他国人から見て非常に美形であるものの、どこか非人間的な美しさがある。
白エルフと呼ばれるジン・エルヴの特徴を完璧に備えた彼女は、優雅に微笑む。それはかつてエルフィナスの帝国を支配していた一族の血を感じさせる気品を備えたものだった。
「こちらの方が、護衛を買って出てくださいましたリオングラウス王国の騎士の方です」
「ご紹介に預かりました。ロズヴェータと申します」
「へぇ、貴方が……」
あくまで今回は隊商の護衛として、辺境伯家から人を出したに過ぎない。少なくとも、その建前を通さないと、ロズヴェータは国境を勝手に乗り越えた犯罪者になる。
その意味で、エルフィナスとの交易の主役はマルコーでなければならなかった。
先ほどの完璧な礼に比して、ぶしつけな視線をロズヴェータに這わせるユーシャル。それを意外に感じながらも、先ほど感じた非人間的な美しさからユーシャル個人の人間味が出ているようにロズヴェータには感じられた。
「ロズヴェータ殿は、リオングラウス王国の騎士であるとのこと。私も少し剣術をたしなみますので、是非お時間があれば、交流などいかがでしょう?」
「……お望みとあらば、否はありません」
ねっとりとした笑みを浮かべるユーシャルに、ロズヴェータは不審の目を向ける。
どことなく執着を感じるが、それに思い当たる原因がまったくわからない。敵対国の出身者だから、ロズヴェータをことさら痛めつけたいという分かりやすい思惑なのか、それとも何か別の思惑があるのか。
ロズヴェータのそんな内心は考慮せず、話し合いはどんどん進んでいった。
ロズヴェータの予想に反して、ユーシャルから何か特別なことを仕掛けられることはなかった。
ユーシャルの先導に従って、太守アリマの治める自由都市エルデッサの入り口に到着したロズヴェータは、そこで二度目の驚きに目を見張る。
先ほど街に入る際に見上げた城壁の立派さに目を奪われたが、それよりもさらに高い城壁がそこにはあった。城壁のいたるところには、塔が存在し、難攻不落を感じさせる。
ロズヴェータが驚いているのを見て取ったのか、ユーシャルは不敵に笑ってロズヴェータに微笑む。
「ようこそ、《千の塔の街》エルデッサへ。歓迎いたします」
◇◆◇
太守アリマへの謁見は滞りなく終わった。
太守アリマは、壮年に差し掛かる女性であり、銀色の髪をまとめて、絹の衣服を上品に着こなしていた。細身に高い身長は見るものに威厳を感じさせた。その性格を反映してかその宝玉を思わせる碧玉の瞳は、柔らかな色を宿していたため、威圧感を感じることはなかった。
マルコーは太守アリマへ、贈答品を問題なく治め、城下で商売をすることを認められたらしい。さらには、翌日には諸国の情報等を答える為、太守アリマへ再度の謁見の時間が用意されているとのことだった。
問題はロズヴェータである。
初日の謁見が終わった後、なぜか太守アリマにお茶会に誘われ、やたらとロズヴェータ個人の趣味趣向を聞かれた。
同席していたのは、太守アリマとアリマの遣いとしてロズヴェータ達を案内したユーシャル。極々小さな規模のお茶会であった。
兄達からお遣いだといわれているロズヴェータに断る選択肢はなく、問われるままに彼の経験を話す羽目になってしまった。
太守アリマは、茶会の主催者としても実に有能であった。聞き上手なうえに、話を振るのも上手い。沈黙に気まずくなるということがないのは、さすがに年の功といったところか。
時折、ユーシャルに対して生暖かい視線を向けており、それに対してユーシャルもロズヴェータをチラチラと見る場面もあったが、その視線の意味をロズヴェータは理解しえなかった。
お茶会も終えて、太守アリマが去った後、ユーシャルはロズヴェータを誘って、室内の鍛錬場に案内された。太守の家族が使うことを許された屋内の鍛錬場は、ロズヴェータの想像していたのよりも遥かに充実したものであり、ロズヴェータは時間を忘れて鍛錬場の設備を見て回ることができた。
事態が急変したのは翌日。
ロズヴェータは、マルコーとともに太守アリマの執務室に呼ばれた。彼ら二人を呼びに来たのは、またしてもユーシャル。
「あなた方には、知らせておいた方がよろしいと判断いたしました」
厳しい表情で二人を見つめる太守アリマ。
「まもなく、この国で内乱が起きます。いえ、既に起きてしまっているかもしれません」
その一言一言を恥じ入るように、太守アリマは語る。
「……内乱とは」
息をすることすら忘れて呆然として太守アリマの言葉を聴いていたマルコーが、搾り出すように呟いた。
「我が父イブラヒム・ヒディスハーン・アルヒリが南州の奪取に動きました。私は立場上、その動きに迎合せねばなりません」
思わず息を呑むマルコーと、その重大性を認識できなかったロズヴェータ。
「しかし、サリアンはシェリア派の拠点では? 確か御身は父君ともともズンジェ派……」
「我が父イブラヒムには、その垣根を統合する妙案でもあるのでしょう……」
ロズヴェータの疑念の視線に気づかぬまま、マルコーは太守アリマから聞いた情報の精査に入る。
「貴重なお話をありがとうございます。宗派は違いますが、聖マルティナの加護が御身にありますよう」
そういって引き取るマルコーに、ロズヴェータも従った。
「……まずいことになりましたね」
精悍な表情を青くして、マルコーはロズヴェータとの話し合いを持った。どうにかして自身の中にあることを吐き出さずにはいられないようであった。
ズンジェ派とシェリア派は、三日月教の派閥の違いである。十字教の中にも、教会派、伝統派などがいるように、三日月教の中でさえ様々な宗派が入り乱れている。
その中で最大のものがシェリア派とズンジェ派だ。
「結局のところ、何が問題なのです?」
ロズヴェータの質問に、マルコーは息を呑んだ。
「……そうですね。結局のところ、シェリアとズンジェを統合された場合、三日月教は、内部対立をしていた力を外部に向けます。つまり、聖都の奪還を企てるでしょう」
「……つまり、聖都は奪われると?」
「……私は……いいえ、恐らく本国フェニキアも、そう考えるでしょう」
ロズヴェータの生まれる前から、聖墳墓の国ジュルル・サレムは存在し、それがあることが当たり前だった。それが陥落し、彼らが守っていた聖都は十字教から奪われる。
思わずロズヴェータは自身の胸に手を当てた。
信心が深いほうではない、と思っていた彼でさえ、それは深い衝撃を伴って自身の心を打ち抜いたようであった。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
信頼:武官(+20)、文官(+28)、王家(+17)、辺境伯家(+45)
信頼度判定:
王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。無断で不法侵入はいかがなものか。まぁ大事に至らなくてよかった。
文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ? この貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしい!
副題:ロズヴェータちゃん、反乱の首謀者一味にやたらと親切にされる。




