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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
シンデレラへの挑戦
83/115

麗しきおとぎ話のように

「うん、完璧ね」

 薄暗い部屋で蠟燭の明かりに照らされた上質な便箋に記された招待状の文言。それを光に透かして見て、魔女猫ニャーニィは、にんまりと笑った。

 彼女の仲間であるくすんだ金髪のターニャは、会心の出来に頷く。

 回された招待状の完成度にロズヴェータもまた唸らざるを得なかった。

「遜色ないな」

 二つの招待状を見比べて、差があるとすれば招待すべき人の名前のみ。オルシャ子爵家がティゴース男爵家と差し替えられているだけだ。

「……これでエラの家、ティゴース男爵家の招待状は二つあることになるわけだが、ばれないかな?」

 警備の目は厳しい。

 少なくとも甘いことを想定しておくよりも、そう考えておいた方が良いだろう。

 当然ながら王城に、ましてやこの国で最も高貴な身分の王様に近づこうとしているのだから、当然ではある。だからこそ、同じ書状が二つあることに気づかれれば、不審に思われて止められるのではないか。

 ロズヴェータが、考えた疑問に魔女猫ニャーニィは、真剣な顔で首を振った。

「その可能性は高くはないと思う」

「どうして?」

「理由は二つ。当日警備を担当するのはリオリスの近衛隊と、王宮衛士隊らしいんだよね。それだけじゃ単純に数が足りない」

 当日招かれる貴族の数は、それこそ100や200では効かない。

「貴族だけに絞っても数百家の出入りがある。それを一々照合なんてできないよ」

「……リオリスならやるかもしれないぞ」

 真面目なあの男のことだから、根性だなんだと言ってやるかもしれない。

「……その時は、なんとか乗り切ってもらうしかないわね」

「……大丈夫かよ」

 呆れ気味にため息を吐いたロズヴェータの背中を、ニャーニィが力強く叩く。

「大丈夫、大丈夫。あの娘あれで結構度胸あるし、開き直っても良いしね。そっちのミスじゃないのかって」

「ううむ……。理由の二つ目は?」

 眉を顰めながらロズヴェータが尋ねる。

「一つ目と繋がるんだけど、照合するとして、どのくらい時間がかかると思う?」

 いきなりされた質問に、ロズヴェータは首を傾げる。

「……時間が圧倒的に足りない、か」

「そう、だから一々細かな確認なんかしない。必要なのは、金持ちの衣装だけってわけ!」

 豪華な馬車、金銀細工を施した装飾品に、豪奢なドレス等身分を示すような服装こそが、招かれた者と招かれないものを分ける。

 単純かつ明確な視覚的要素。

 いかに爵位の高い貴族だろうと、襤褸の布切れ一枚では舞踏会の場に入れるはずもない。その会場に入るための最低限の資格は、服装にこそある。

「だからね、奇麗なドレス、装飾品、豪華な馬車とかがいるのよ!」

 目をキラキラとさせながらニャーニィが主張する。

 若干自分の願望みたいなものも入って居そうなその熱の入れように、ロズヴェータは押され気味だった。

「……と言っても、何をどう用意する?」

「そうよね……」

 しばらく目を瞑って考えたニャーニィが意を決して目を見開く。

 くわっ! と音がしそうな勢いで目を見開いたニャーニィが叫ぶ。

「銀糸の刺繍のドレス、赤珊瑚の髪留め、金銀細工の紋章旗付馬車、紅玉石(ルビー)のイヤリング、碧玉石(サファイア)のネックレス、黒曜色のヴェールそして硝子(ガラス)の靴!」

 目を白黒させるロズヴェータ。ターニャは、ニャーニィの言った内容に思い当って噴き出す。

「それ、おとぎ話の月の姫君(ディヴァープリメ)の……」

 母親が子供を寝かしつけるため、語られるおとぎ話。

 ひょんなことから、月から降りて来た姫君が、人間の老夫婦に助けられ成長し、やがて月に帰るという物語の姫君の格好だった。

 王国では有名な、それこそ幼い平民の少女が思い描くお姫様の格好そのままのそれを、ニャーニィは主張した。

「そうよ!」

 恥ずかしがることもなく、むしろ胸さえ張って、ニャーニィが主張する。

「中途半端は無し。一夜限りのおとぎ話のお姫様を、私たちの手で誕生させるの!」

 挑発的に笑って、ニャーニィはロズヴェータの肩を掴む。

「乗り掛かった舟だよね? 今更後には引けないわよ! っていうかもう、犯罪一歩手前まできっちゃし! やるわよね? ロズ!?」

「お、おう!?」

 変な勢いに押され、思わずうなずくロズヴェータ。

 頭の片隅で、それは脅しではなかろうかとロズヴェータは考えるが、それを深く考える間もなくニャーニィは、役割を割り振ってくる。

「ロズは、赤珊瑚の髪留め、金銀細工の紋章旗付馬車、紅玉石(ルビー)のイヤリング、碧玉石(サファイア)のネックレスをお願い。エラの体のサイズとか調整が必要なのはこっちでやるわ!」

「ああ、わかった」

 戸惑いながらも頷くロズヴェータ。

 確かに、女性の体のサイズを図る必要があるものなど、ロズヴェータには難しい。

 となれば、それに関係しない部分を担当した方が効率的ではあった。

「やるわよ! 女は度胸だ! 掛かって来いや不愉快な現実め!」

 宣言すると、うぉぉぉ! と言う気勢を上げて部屋の扉を勢いよく開け、走り去るニャーニィ。

「大丈夫かよ……」

「ふふ、頑張りましょう」

 にっこりと微笑む金髪のターニャの手には、犯罪一歩手前の偽の招待状がひらひらと揺れていた。


◇◆◇


「隊長、警備計画の方出来上がりました。点検お願いします」

「おう、ありがとうよ」

 近衛の騎士団に配属が変わった王族出身の騎士リオリスは、与えられた執務室で部下から上がって来た計画書に目を通していた。

 今回計画を任せたのは、彼の副官アメリア。

 灰色に近い銀色の髪を短く切り揃え、きりりとした意志の強そうな眉。湖水色の瞳を持つ美女だった。子爵家に生まれた彼女は、リオリスよりも7年早く騎士校を卒業して近衛に所属した経験を持つ。

 その彼女がリオリスの副官をしているのは、ひとえに次代の王家派閥の中心となるであろうリオリスの身を摂政エリザベートが心配したからである。

 リオリスの目から見て、ロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエとの共同警備の経験を活かした良い計画に仕上がっていると思う。

「うん、配置と巡回ローテーション的には良いと思う。後は、他の部署との調整だな」

「王宮衛士隊とは、調整終わっています」

 配置と申し送りの要領、緊急時の対応まで既に話はつけてある。

「とすれば、後は招待客の点検のところだな」

「現在三日間予定されている舞踏会において、招待状を送ったのは1352家。うち一夜目は上級貴族の方々と周辺諸国の有力者等194家が参加予定です」

 暗唱していくアメリアの言葉にリオリスが頷く。

「二夜目は、王都近傍の有力者商人等を中心に584家。そして最後の三夜目は、騎士、男爵及び子爵家等下級貴族家が中心で574家」

「誰をいつ呼ぶかに関しては、ルクレイン公爵家が中心となって仕切っているから口出しは出来ないが……一夜目に比して、二夜目と三夜目が2倍以上か」

「近衛の騎士隊で相談した結果、やはり家紋の見極めが困難を極めるという結論に達しております。また近郷の有力者や商人等、身分を証明する者の提示と身体検査は必須かと」

「しかし、そう時間をかけてもいられないぞ? 舞踏会の時間は既に決まっているし、中に入り切れないと騒ぐ輩が出たら、国王陛下の名に傷がつくだろうし」

 リオリスは改めて計画書を見る。

 王宮の造りは、あくまで戦時を想定したものとなっている。つまり、入り口は少なく守りやすい構造になっているのだ。

 王宮の周囲を水堀、その内側を石造りの高い城壁で囲み、さらにその中に練兵場を備えているところからも王城と言って差し支えない。

 だが、それゆえにその中に入るには、水堀を越える為の跳ね橋が一つしかないのだ。

「招待客一家族を判別するのに、どのくらいかかる?」

「少なく見積もっても、10(ユーガー)

「……そうだよな。そのくらいはな」

 頭を抱えるリオリス。

 絶対に間に合わない。それが目の前にある現実である。

「……」

 じっと王宮と王都の地図を見比べるリオリス。

「……良し、ちょっとガベル卿に話をつけてくる」

「は、はっ!」

 椅子から立ち上がると、王宮の中を戸惑いもせず歩いていく。

 王宮には当然ながら、王家の私的なスペースと、公的な政治を行うスペースが存在する。その公的な政治を行う場を宮廷と呼び、王家派閥の中心たるガベルはそこで宰相と共に辣腕を振るっていた。

 下級貴族や、まして上級貴族ですらも、面会の予約がないと決して入れないその執務室に、躊躇なく入れるのはリオリスの特権だろう。

「リオリスです。よろしいでしょうか」

 分厚い樫の扉を叩いて、面会を請うとすぐさま許可を与える返答があり、扉が開く。

 机の両端に書類を持たせた近習を立たせ、それを一つずつ精査していたのだろう。部屋に漂う香りは、隣国から取り寄せた香木の香り。心身を休める効果があるとされるそれを惜しげもなく使ってなお、眉間に皺を寄せていた様子からも、機嫌は決して良くないのだろう。

「ん、どうした? 厄介ごとか、リオリス?」

 最高級の黒檀の机の上に今まで見て居た書類を投げ捨てると、背もたれに体重をかけ聞く姿勢を取るガベル。眉間の皺を手でもみほぐすように揉んで、目を瞑る。

「お疲れですね。大叔父上」

「ふん、国をまとめるのだ。楽であろうはずもない。それで?」

 先を促すガベルに頷いて、リオリスは結論から言う。

「今のままだと警備の観点から舞踏会の進行に著しい問題があります」

「それで?」

 低いガベルの声に、リオリスの後ろに立っていたアメリアはびくりと肩を震わせた。

 しかし、リオリスは全く動じず、続きを口にする。

「特に問題は二夜目と三夜目。招待客の数が多すぎます。ですので招待客の数を減らすか、一部招待客の行動に変更をお願いに参りました」

「……ふん、招待客は国を構成する各階級の家だ。ここで減らせば、不満が出よう。既に招待状も送付済みであるしな。行動の変更とは?」

「二夜目及び三夜目は、招待客の点検を王宮以外の場所でさせてもらいたいのです」

「ふむ……続けろ」

「王宮からまっすぐに南に進んだ勝利の広場(グエルグチーノ)。ここで、点検をさせてもらい、点検が終わったものから王城へ移動してもらいます」

「ふむ……一度に点検をする人数を増やすことで混雑を避ける狙いか?」

「その通りです」

「……王城までの経路にくまなく衛士を配置することと、王城に入る際に、点検が必要なのでは?」

「そこは点検を受け持った近衛が先導し、身分を保証します」

「ふむ……今少し修正が必要だろうが、妥協点は見いだせそうだな。その方向で調整せよ」

「ありがとうございます」

 そう言って下がるリオリスは、分厚い樫の扉が閉まると自然と息を吐き出していた。

「……流石です。隊長」

「まぁだいぶ、おまけしてくれたからな。ガベル卿は」

 リオリスは、しばらく歩き自身の執務室で椅子に腰かける時は、背もたれにみっともなく寄りかかる。

 肩を鳴らすと、一つ背伸びをしてリオリスは次の仕事に取り掛かり始めた。

「さて、おまけしてくれたガベル卿のためにも、失敗できないからな……」


◇◆◇


 ロズヴェータは、王都の宝石商を尋ねていた。

 無論、狙いはおとぎ話のお姫様を生み出すための装飾品だ。赤珊瑚の髪留め、金銀細工の紋章旗付馬車、紅玉石(ルビー)のイヤリング、碧玉石(サファイア)のネックレス。

 宝石の鑑定と相場を確認するためにラスタッツァと装飾の良し悪しの意見をもらうためアウローラ。この二人を伴ったロズヴェータは、王都の宝石店を一軒一軒回って、早々に疲れ果てていた。

「もう、これでよくないか?」

 三件目の店でロズヴェータの放った一言に、激烈に反応したのはアウローラ。

「ダメに決まってるでしょ?」

「え、どこが?」

 指さすのは、碧玉石のネックレス。シンプルなデザインで金色の鎖の中心に青く輝く碧玉石が来るようになっている。

「金色が明るすぎて、碧玉石の魅力が引き出されてないじゃない。それに造りも甘い」

「値段的な話をするなら、少しお高めですしね」

 追撃のラスタッツァがロズヴェータの意見を否定する。

「と言ってもこのままじゃ決まらないしなぁ」

 途方に暮れたようなロズヴェータの呟きも、二人にはどこ吹く風。全く意に介さないように、次々と宝石を見回る。

 やっとアウローラの審美眼に叶う装飾品が見つかり、それをもとにラスタッツァが交渉を開始し、交渉がまとまったのは、それから三日後だった。

 その間ロズヴェータは、石のように押し黙り、ただただ彼女らの後をついて回るという、苦行を耐え抜かねばならなかった。

「残るは、馬車か……」

 苦行を耐え抜いたロズヴェータは、ラスタッツァに相談する。

「貴族用の馬車でしょう? まぁ、基本一点もののオーダーメイドですよね。値段なんてとてもとても」

 苦笑するラスタッツァの答えに、ユーグが口を挟む。

「ちなみに、予算は?」

「ほぼ0だな」

 ロズヴェータが苦笑しながら口を開く。

「流石に資金なしで馬車を用意するのは無理かと……」

 常識的なユーグの答えに、横目でアウローラを見る。

「あれは必要経費、値切れるだけ値切ったラスタッツァは見事だったけど、あれ以上は無理よ」

 宝飾品にほとんどの資金を投入した元凶は、少しは悪いと思っているのか横を向きながら目を合わさない。

「……ちょっとは熱くなり過ぎたと思っているんでしょう?」

 楽し気に笑うラスタッツァがアウローラに微笑む。

「……別にそんなことないわ」

 ツン、と横を向く彼女の頬が事実を指摘されて少し赤い。

「金はない。しかし依頼されたものは揃えないといけない」

 ため息を吐きつつロズヴェータは思案する。

 自分の持っている物でなんとかならないかと、考えてふと、思いつく。

「……王都の辺境伯邸に、馬車あったはずだが?」

 確認のため、副官のユーグに問いかけると、珍しくユーグは視線を逸らす。

「……さぁ、どうでしたか」

「いいや、あったな?」

 観念したかのようにユーグは頷くと、深いため息を吐いた。

「……一応、諫言させていただければあれは辺境伯家の持ち物であって、ロズヴェータ様のものではありません。勝手に使うと処罰される可能性もあります」

「だが、使う予定はないだろう?」

「まぁ、舞踏会に呼ばれるような妙齢の御令嬢もいらっしゃいませんので……当日は空いていると思われますが……」

「飾りつけさえ、なんとかなれば……」

「おい、不穏なことを言うな!」

 アウローラがぼそりと呟いた言葉に、ユーグは思わず声を荒げる。

「他に代案はあるか?」

「それは……そもそもこの依頼を断れば」

「それはできない。一度受けたんだ。それに……いいや、なんでもない」

 ロズヴェータの言葉に、ユーグは観念したかのように項垂れる。

 ユーグとしては、ロズヴェータが無茶をしたとしても、辺境伯家と言う後ろ盾があれば比較的何をしても許される立場にあると認識していた。

 だが、辺境伯ノブネル──つまりロズヴェータの実父の怒りを買うことだけは避けたかった。ユーグの見る所、親としての愛情はあるだろうが、それよりも辺境伯としての責務を優先させるような親だった。

 一度拗れると、なかなか親子関係と言うものは、改善できないものなのだ。

 そんなリスクを取る必要はない。そんなことなら、依頼の一つなど失敗に終わった方が遥かにマシであるとすら考えていた。

「最悪、クソオヤジに頼らないといけないか……」

 ユーグの父親であるユバージルの髭面を思い出して、げんなりとため息を吐く。

「目途は立ったな」

 ロズヴェータの言葉に、その場の全員が頷いた。

「さて、それじゃ後はニャーニィの方か……」

 心配そうにロズヴェータは、彼女が忙しく動き回っているだろう王都の空を見上げた。


ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営

特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。

薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇

陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)

兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。

駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。

信頼:武官(+20)、文官(+28)、王家(+14)、辺境伯家(+30)


信頼度判定:

王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。

文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ? この貸しは大きいわよ。

武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。

辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では?


副題:ロズヴェータちゃん、不良への道に入る。

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― 新着の感想 ―
そこまでして達成しないといけない依頼かなぁ。文官派閥に借りを作り、自腹を切り、実家との問題も起こる可能性もあり、公文書偽造もする必要がある。全然割に合わなくない?
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