魔女猫と騎士の密談
7月中は仕事のため更新をお休みしておりました。
仕事も少し落ち着き、更新を再開いたします。
魔女猫のニャーニィ。
学生時代から二つ名のついている稀有な存在。それも騎士に必須の戦闘能力が優れているからというわけではなく、その変人ぷりからついているのだから、飛びぬけて目立つ存在ではあった。
賭け狂い、多重人格そして莫迦食い。
他人を巻き込む、巻き込まないの差はあれど、見て居る周囲を圧倒してしまうことからまるで古神話に残る魔女の使い魔だと言われ、ついた二つ名が”魔女猫”──。
貴族の多数いる【騎士校】で豪族の子供がそれほど注目を浴びるのは、普通はありえない。
ニャーニィはそれを聞いてもケラケラ笑うだけで肯定も否定もしないところが、また掴み所のない少女ではあった。
ロズヴェータからしても、彼女の行動に振り回されることはあっても、不快を感じることは少なかったため、今まで仲良く付き合って来れたが、今回は遊びにしては度が過ぎているように感じて、ニャーニィの言葉を反芻する。
「え、不可能なの?」
「普通にやればね」
そこで改めてロズヴェータは、この依頼の問題点を頭の中だけで確認した。
場所は王都の外れにある廃教会。
未だ日は高く、密談をするにはもってこいの場所だった。
「……」
一つ、招待状がない。
これは事前に聞いていた内容になるが、王家主催の舞踏会に参加は家ごとになる。だから正確には招待状がないのではなく、彼女の継母に確保されている状態であった。
招待状を持たないものは、王家主催の舞踏会に参加は不可能である。
警備上当然の理由だが、招待状を持って一組として参加せねばならない。現状彼女の継母からその招待状を奪い返す手段・方法はないし、心変わりして依頼主の少女エラを継母が同行させる可能性は極めて低い。
ロズヴェータが視線を下げる。腰にさした長剣に手を添えれば、ずっしりとした重さと頼もしさを感じる。少女エラの貴族家を襲撃して、実力行使という手段もなくはないが、身分がばれた場合、悲惨なことになる。
そこまでのリスクを取れるだろうかと考えて、以前魔女猫とは、不良貴族のエメシュタン家の屋敷を襲撃したんだったと思い出す。しかも放火までして……良く捕まらなかったなとロズヴェータは今更ながら冷や汗をかいた。
二つ、少女エラにはドレス類一式がない。
少女エラから聞いた話によれば、彼女が実の母親から受け継いだドレスは、二人の姉の意地悪によって切り裂かれてしまったという話だった。
少女エラは裁縫もできるものの、修復してもすぐに切り裂かれる可能性が高い。また修復のための布地を買うお金にも不足している有様。
宝飾品、靴、バッグ等についても同様だった。
宝飾品類は、彼女が実の母親から受け継いだものは、気に入れば二人の姉と継母が自らのものにし、気に入らなければ出入りの商人に売り払ってしまっているという。
そのお金で彼女らは新しいドレスを新調し、宝飾品を求めるというのだから聞いている方が呆れる話であった。
少なからず少女エラに好意を持っているロズヴェータからすると、やっぱり襲撃した方が良いかもしれないと気持ちが傾くのを感じる。
三つ、彼女には後ろ盾がない。
少女エラの目的は、ロズヴェータにすれば不快極まりないことだが、王家派閥の中心であるルクレイン公爵家に、継母の非道を訴え自身の立場の改善にある。
とするならば、舞踏会でルクレイン公爵家の誰かに接触し彼女のことを気に入ってもらい、庇護下においてもらう必要がある。
中小の貴族程度なら、少女エラが公爵家のお気に入りだと知れた時点で早々今までのような苛めを続けることはできない。貴族としての遠回りな自殺と同義であるからだ。
上位者の機嫌を損ねるということはそれだけのことだ。
だが、そこで問題となるのは舞踏会で本当に公爵家に近づけるのか、あるいは庇護下に置かれるほどに好意を持たれるのか。
今までの話を総合すると継母は計算高く少女エラの財産を横領している。だからこそ、自身の所属する派閥の長にはあの手この手で贈答品などで歓心を買っているのではないだろうか。
「……よし」
ぽん、とロズヴェータは自身の腰にさした長剣を軽く叩く。
確かに魔女猫ニャーニィの言った通り不可能だ。
そして不可能を可能にするには、いつだって暴力だ。
「わかった。襲撃だな? いつがいい?」
「へ!?」
覚悟の完了したロズヴェータに、ニャーニィが呆気に取られて目を見開く。
ロズヴェータが後ろを振り返れば、彼と同様にやる気になっている護衛達がいる。
美貌の副官ユーグ、見習い騎士のネリネ、元傭兵のルル。
いずれも、貴族の襲撃程度に臆するような精神の持ち主ではない。ロズヴェータの言葉を聞いてむしろ待ってましたと腕を鳴らす彼等を頼もしく思う。
「強盗に見せかけて、継母と二人の姉を剣の錆に……」
「いやいやいやいや! ダメだよ、ダメ! 今回の依頼はそういうのじゃないんだから」
慌てたように目の前で手を振るニャーニィ。
「……違うのか?」
後ろでやる気になっていたロズヴェータの同行者達も顔を見合わせて疑問符を浮かべた。
「今の流れならてっきり……ですよね?」
疑問符を頭に浮かべたネリネが、隣の背の低い元傭兵のルルを見下ろす。
「諾……けど、見下ろすな小娘」
身長はしょうがないじゃない、と叫び声を上げるネリネを無視して、ユーグも眉間に皺を寄せる。憂いに沈む顔も舞台俳優の如き整いようだった。
その反応に、少数派を自覚したニャーニィがため息を深くついた。
「……良い? 今回は報酬は、金貨を目的としたものではないの」
再びロズヴェータ達の頭上に浮かぶ疑問符。
「今回の依頼の本当の報酬は、名誉よ」
「……名誉?」
「そう、相続法を正しく執行し、秩序を回復させる。報酬は、些少。でも、得られるのは誰憚る事なき名誉」
確かに今回の依頼は、報酬が低めだった。
ギリギリ赤字にならない程度の報酬である。
「……名誉ね」
ロズヴェータが考えながらも、繰り返す。
「そう、不満? 青臭いって笑う?」
朗らかに笑うニャーニィに、ロズヴェータは疑問をぶつけてみる。
「いや、少し意外だったなって。そう言うのは、ニャーニィじゃなくてリオリスかと」
「ん~? 私もね、憧れぐらいは持つんだよ」
意味深に笑う彼女に、ロズヴェータは苦笑した。
確かに、騎士と言う職業に何を見出すかは人それぞれだ。エラの依頼を通じて、ニャーニィが何に憧れていたのかは分かるだろう。あるいはそれが本当のことなのか嘘なのかも。
「まぁ、良いさ」
幸いにも、懐具合は決して悪くない。先の対外戦争も終わり、十分な報酬を得ることが出来たのだから、少し友の頼みで名誉のために働くのも悪くはない。
後ろを振り返れば、美貌の副官ユーグが頷いていた。
「で、暴力以外で何をもって、名誉を取り戻すんだ?」
「んふふ……」
悪戯猫が、にやりと笑う。
視線の先には、彼女の手先である長いくすんだ金髪のターニャ。おっとりとした性格なのか、ニャーニィの話を聞いても、のほほんと笑みを浮かべている。
「はい?」
みんなの視線が一斉に集中するのを感じて、彼女は首を傾げる。
長い金髪をまとめている髪飾りが、音を立てて揺れた。
「問題点の一つ目、招待状の有無」
指を折って問題点を数えるニャーニィが不敵に笑う。
「それを、偽造する」
「……誰が?」
ロズヴェータの疑問に、ニャーニィは視線だけでターニャを指名した。
「麗記は、得意なんですよ」
ほんわかと言った調子で柔らかく微笑むターニャ。
「文書の偽造は、結構な重罪だが」
若干引き気味に確認するロズヴェータ。むしろ場合によっては人を一人殺すよりも重罪とされる場合がある。
「今更でしょ」
それをぴしゃりと切って捨てるニャーニィ。
「でも、問題は、その招待状をどこから手に入れるかなのよ」
「年頃の娘がいる所には、大体届いていると聞いてるけど……」
ふと、疑問に思ってロズヴェータは後ろを振り返る。
「ある一定の資産をもって、身元がしっかりした方限定ですよ」
副官ユーグが、ネリネとルルはそれに当てはまらない旨を簡潔に述べる。歯ぎしりするルルと、ジト目でユーグを見るネリネに、一切頓着せずユーグはその細い頤に手を当てた。
「あるとすれば、ニャーニィ様の方が可能性が高いと思われますが」
「うちにも来るには来たけど、実家のある南部の領主からなのよね」
エラの実家は王都近辺であり、王家からの直接招待状が来るはずなのだと、ニャーニィは語る。小なりと言えど貴族を招くのに、王家以外からでは角が立つ。
ロズヴェータもニャーニィも知らないことだが、もともと今回の舞踏会の本来の目的が、王家の権力を強化することを目的としている以上、王家から直接招待状を送ることは確定しているようなものだった。
王家所属の文官達は、腱鞘炎になり、腕が壊れるまで必死に招待状を書きまくるという地獄の作業に追われることになるのだが、それはまた別の話。
だからこそ、王家から直接招待状が膨大な数になっているのだが、ロズヴェータもニャーニィも、その恩恵には浴していないのが現状だった。
「そこで、ロズには招待状を持っていそうな人を紹介してもらって、書き写させてもらいたいのよね」
「……何も聞かずに、か?」
「話しても良いけど、それで失敗するなら元も子もないから、人選は慎重にね」
「うむむ……」
唸るロズヴェータに、微笑むニャーニィ。
その時、ロズヴェータの脳裏に浮かんだのは、二人の人物だった。
「商家にも招待状は来るんだよな?」
「まぁ、王都に店を構えるぐらい大きければ?」
「……心当たりを合ってみるか」
「そう来なくっちゃ! じゃ段取りが整ったら教えてね。私は他の準備をしておくから」
足取りも軽くニャーニィ達は、その場を離れる。
「……名誉ね」
その背を見送りながら、示された報酬にロズヴェータは考え込まざるを得なかった。
◇◆◇
「王家からの招待状?」
疑問符を浮かべて道化化粧をした顔を傾げたのは、酒保商人のラスタッツァ。
西方を拠点として幅広く商売を展開するチソッド商会の若き当主であった。彼女の程の規模の商会であれば、王家からの招待状も来るだろうと予想したロズヴェータの当ては、見事に外れることになる。
「いや、残念ながらうちには、来てませんね」
「そうか……」
唇をかみしめるロズヴェータに対して、その言葉を続けたのは美貌の副官ユーグ。
「意外ですね。チソッド商会なら相応の規模のはずですが」
王家派閥が取り込める商会を見逃すはずがないと、言外に告げるユーグに、ラスタッツァは苦笑した。
「あいにくとうちは、先代から武官派閥寄りなのが祟ってね。王家派閥からは敵視されちゃってるのサ」
気安く笑うラスタッツァに、ユーグは眉を顰めた。
「だとしても、招待状くらいは来るのでは?」
「本店の方には来ているかもね。けど、来るとしても地元の領主からだろうし、王都ではないねェ」
顔を見合わせるロズヴェータとユーグに、ラスタッツァは思い出したように手を打った。
「商人よりもやっぱり貴族を当たった方いいんじゃないですかね? 例えば……未婚の御令嬢を抱えている貴族なんかが最適かと」
「そんな都合の良い存在がいましたか? あの女は当てにならないし」
不機嫌そうに反論するユーグにラスタッツァは、にんまりと笑みを浮かべた。本来なら真っ先に候補として上がるはずの亡国の姫君は、身分を隠しているため当てにならない。
「いるじゃないですか。この前知り合ったばかりですよ」
ラスタッツァの言葉に、ユーグとロズヴェータは困惑気味に顔を見合わせた。
「あれ、お分かりになりませんか?」
意外だとばかりにラスタッツァは、意地悪な猫のように笑う。
「教えて頂ければ幸いですね」
言葉だけは丁寧にユーグがラスタッツァに言うと、彼女は笑みを深くしてその名を告げた。
◇◆◇
宰相派閥を代表する戦力である将軍ルフィーネ・オルシャはため息交じりに、自らの元に届いた招待状を手の中で弄んでいた。いや、弄んでいるというよりは持て余していた。
王家の蝋印で固めたその手紙の中身を、彼女は知り尽くしているほど知り尽くしている。
なにせ、ついこの間まで自分も手伝わされていたのだ。
意外なことに騎士の中でも書類仕事を任せられる者というのは貴重であった。元々が文官を志望していたロズヴェータのような例外を除き、ほとんどの騎士は識字率と言う面では非常にお粗末であった。
だからこそ代筆業が成り立つのだが、”美麗に字を書くこと”それ自体が一つの特殊な資格になるほどであったのだ。
普段から筆まめで、数多の文官と交流があり、その交流の幅は王家派閥と宰相派閥の間に広く張り巡らされている。
そんな彼女は、王家派閥と宰相派閥の文官の両派閥からの懇願によって手伝った王国中の御令嬢方に招待状を送るという無謀極まりない企てから、解放されたのはつい先日だった。
普段は仲の悪い文官が顔を揃え、血の涙を流さんばかりに懇願してくる様子は、鬼気迫るものがあった。
彼らの熱意と言うにはあまりにも執拗な懇願に負け、招待状を作成する業務を手伝ったルフィーネ・オルシャであったが、それがまさか自分の手元に来るとは思いもしていなかった。
彼女の年齢からすれば、当然ながら結婚して子供もいるのが普通なのだ。
17,8で結婚し、子供を産み育てるのが普通の王国では、彼女は完全な行き遅れと言っていい。そのこと自体に後悔はないとしても、一抹の寂しさを感じてしまうのは、どうしようもないことなのだろう。
そして、そんな子供に近しい者達に囲まれて舞踏会に出ろという、辱めを受けねばならないなど、彼女にとっては苦痛でしかない。
親族からすでにさじを投げられているため、うるさく言ってくる者はいないものの、敢えて若作りをして出かけていくなど、ごめん被るところであった。
戦場に出て武勲を上げ、華々しい活躍を上げる。
過去に誓った夢をかなえることはできたものの、時間は相応に掛かってしまった。
ロズヴェータとユーグ、そして護衛のまだ年若い少女と呼べる者達がルフィーネ・オルシャを尋ねて来たのは、ちょうどそんな頃だった。
彼女の邸宅は王都の貴族街の外れにある。
零落した子爵家としては、そんなものであろう。正確には、ルフィーネ・オルシャ女子爵。ルフィーネ・オルシャが当主となる前は、その日の暮らしにも困るほどであったのだ。
王都に屋敷を維持できているだけでも、彼女の為した功績が大きいことが伺える。
同規模の子爵家に比して、質素な造りの家は、彼女一人が生活するのに不自由のない程度の広さしかない。それでも最低限、、来客を歓迎する程度の広さはあるものの、やはり同程度の爵位を持っている家々からすれば小さい。
それだけに彼女の養うべき家人も、ごくごく少数であった。
身の回りを世話をする老夫婦とその娘を侍女として養っている程度だ。
「ルフィーネお嬢様!」
そんな彼女の家人は、ルフィーネ・オルシャがそれこそ幼児であった頃から知っているため、呼び方も気安いものになる。
「この年齢で、お嬢様も無いだろう?」
ため息を吐きながら、躾のなっていない侍女に苦笑してルフィーネは要件を問いただす。
「その、ものすごい、美形の少年がお嬢様に用事があると!」
「ふ~ん?」
「もう、ほんとにすごいんですって!」
「はいはい。で、ご用件は?」
「あ、すいません!」
やれやれと、ため息を吐いてルフィーネはテーブルの上に王家からの舞踏会の招待状を無造作に投げ捨てる。
どうせ使う予定もないのだ。
自ら対応するため立ち上がると、服装を自ら整える。
「部屋着で対応と言うわけにもいかないでしょう。応接室で待ってもらって。お茶は温かいものを」
「かしこまりました」
どたばたと駆け去る侍女に、やれやれと苦笑して彼女は手早く着替えを済ませると、姿見で一度確認し隙の無いと評される表情を作り、気合を入れる。
「さて、今度はどんな厄介ごとかしら」
氷のような美貌に僅かな冷笑を浮かべ、ルフィーネは自室を後にした。
◇◆◇
「……で、これが欲しいの?」
「……端的に言えば、その通りです」
聞くに堪えない、語るにも値しない交渉を経て、ロズヴェータは、美貌の女将軍にして女子爵家当主であるルフィーネ・オルシャの前に完全敗北を喫していた。
「名誉の回復ね」
如何せん、一回りも年齢の違う彼女とでは、潜り抜けた修羅場と積み上げてきた経験が違い過ぎた。
結局、ロズヴェータは彼女に依頼内容とそのために必要な物を、洗いざらい喋ってしまい、諸手を上げてお願いをする状態になっている。
「ふ~ん?」
その目線一つで、ロズヴェータは冷や汗を流さざるを得ない。心を揺さぶられ、口をついて出るはずの言葉を封じられる。
「ま、良いでしょう」
「……まことに?」
「あら、疑うのかしら?」
「いいえ、とんでもない!」
慌てて否定するロズヴェータに、ルフィーネは苦笑して手紙を差し出した。受け取るために手を伸ばし、手紙を受け取ったところで、ルフィーネは、まだ手を離さない。
「……忘れないでね。騎士ロズヴェータ。私は貴方を買っているのよ。これでもね」
「御恩は重々……」
「貴族の間の……そうね。俗な言葉で言えば貸し借りは、重いわ。それをよく覚えておいてね」
「はい」
丁寧に頭を下げてロズヴェータは、退出していく。ロズヴェータは、隣の部屋で待機していたユーグを伴って帰っていった。
オルシャ子爵邸の二階の窓から、彼ら二人の帰る様子を見送ったルフィーネ・オルシャは、そっとため息を漏らした。
「名誉……若いわね」
かつては夢見たはずのそれに、手を伸ばそうとする気持ちをとっくに失っている自分自身に、ルフィーネ・オルシャは苦く笑った。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
信頼:武官(+20)、文官(+28)、王家(+14)、辺境伯家(+30)
信頼度判定:
王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。
文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ? この貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では?
副題:ロズヴェータちゃん、女上司に弄ばれる。




