領主としての判断
──宰相派閥。
美貌の女将軍ルフィーネ・オルシャの好意を得て参加した社交の場で、ロズヴェータは、4人の人物と知己を得た。
王都の大商人、悪辣な金貸しとして名を轟かす彼らの中にあって、その印象を覆す篤志家の老ケルフェム。
土壌の改良と荒れ地の開拓を専門とする王都出身の若手の官僚であるミズーリ・マル。
南の大貴族レジノール家の領地運営に関係する文官ロクジダン。
北部の豪族、ジャル・ウォン。
そんな彼らの内の一人、ミズーリ・マルからの依頼でロズヴェータは、指名をされる。
「悪魔の実、ですか?」
王都では目立たぬ赤茶色の髪を乱雑にまとめ、目の下に隈を作った若手の官僚。
若いと言ってもロズヴェータよりは一回りも年上。丁度辺境伯家で言えば、長兄ディオンと同年代になる彼女は、社交界で着飾った印象とは真逆の研究者然とした様子で、鼻息も荒く手にした作物をロズヴェータに見せた。
「そう呼ばれているだけ、これは大発見なのよ」
レースを前に入れ込んでいる競走馬もかくやという勢いでロズヴェータの胸倉を掴む。
勢い近づく顔に、ロズヴェータは思わずのけぞった。
「まぁまぁ、お嬢さん落ち着いて」
好々爺そのものといった表情で、調教師よろしく彼女を落ち着かせるのは、王都の大商人老ケルフェム。今回の依頼は、彼等二人が中心となったものだった。
王都にある宰相府は、青の塔と呼ばれるが、そこもいくつかの部署に分かれる。
税を扱う財務部、国内の魔獣の状況を調査する魔獣部、外交を専門とする外務部、土地を管理する国土部などがそれにあたる。
彼らの中更に細分化され、班、係、担当などと部署が限りなく最小化されて専門的になっていくのは、役所と言う組織の逃れられぬ宿痾であった。
例えば土地を管理する国土部。
その中には森林を管理する森林班、道路を管理する道路班、河川を管理する河川班、耕作地を管理する耕作班と分割される。
今回の依頼主であるミズーリ・マルの場合は、耕作班の中の穀物係、雑穀係、土壌係とあるうちの土壌係兼雑穀係で、担当は土壌改良担当兼土中作物担当となる。
つまり彼女の肩書は、宰相府国土部耕作地班土壌係兼雑穀係土壌改良担当兼土中作物担当官ミズーリ・マル、となる。
その肩書を聞いただけで、ロズヴェータ以外の三頭獣の荒事を担当する一同は若干引き気味であった。
彼らにしてみれば長すぎるその肩書は、同じ言葉を喋っているはずなのに一体何を言われているのかさっぱりわからない。まるで未知の外国語だった。
それに比べて元々文官志望であったロズヴェータなどは、その肩書に若干目をキラキラさせながら、なるほど分かりやすいと頷いていた。
そんなミズーリ・マルから、話を持ち掛けられたのは社交の場で知己を得たからと言う他に、宰相派閥として自由に動かせる信頼できる騎士隊が不足しているという背景があった。
宰相派閥としてみれば、武の代表としては美貌の女将軍フィーネがいるが、その下に続くような騎士は、ほとんど存在しないと言っていい。
騎士は、依頼に細かい口出しをする文官を嫌っており、心情的には武官派閥の方がわかりやすい依頼をくれる。宰相派閥の依頼を達成しても、彼等の欲してやまない名声を獲得する機会は低いのだ。
宰相派閥の依頼は、一部の例外はあるが、報酬は比較的多めにもらえるものの、彼等騎士が欲してやまない名声を得るには不向きであった。
例えば魔獣の討伐依頼である。
一見すれば、魔獣の討伐で名を挙げることが可能であると考えられそうなものだが、そこは役所の仕事である。安全マージンを取ったうえで、失敗しないように複数の騎士隊と合同で討伐を依頼されるのが常であった。
当然ながら、いきなり討伐するのではなく調査、準備、後始末等それぞれに分担を割り振られ、実際に討伐に参加する騎士隊は一握りと言ったことも珍しくない。
そしていざ討伐となっても、有利な場所で戦うための囮役や、遠距離からの攻撃、近距離からの攻撃と補助等数限りなくつけられた制約のために、自由に戦うことなど不可能であった。
これら制約は、依頼を失敗しないためのものではあった。依頼する側からすれば失敗すればそれだけ依頼料を無駄にするばかりでなく、発案者の失点になることからも、細かく依頼に注文をつけてくる。
ロズヴェータがかつて経験したようなルフラージの魔獣討伐のような緊急的な依頼でもない限り、自由に討伐などさせてもらえない。
言い方は悪いが、騎士というものを信頼していないのだ。
依頼を受ける騎士側から、宰相派閥は人気がない。だからこそ報酬を餌に騎士隊を釣るのだ。
そこに昨年騎士になったばかりとは言え、中規模の騎士隊を率いる若手の騎士がやってきたのだから、宰相派閥の若手からすれば、美貌の女将軍フィーネに依頼するには憚られるような小さな依頼を頼みやすかった。
まさに鴨が葱を背負って来るようなものである。
「大発見……?」
じっと、差し出された土くれと見紛うものを見下ろして、ロズヴェータは首を傾げる。
「食べれるのですか?」
「あったりまえじゃないの。私の肩書は──」
宰相府国土部耕作地班土壌係兼雑穀係土壌改良担当兼土中作物担当官なのよ、と言われる前にロズヴェータは口を開いた。
「──ああ、はい。存じておりますが、どうやって食べるのですか?」
「焼く、茹でる」
「……美味しいので?」
「実は、あんまり」
「まぁそうですよね」
ごつごつとした見た目に、想像のつかない味。
まぁでも、森の中で空腹に耐えかねて食べた虫の味よりはマシだろうとロズヴェータは自分を納得させ、大発見の中身について説明を求める。
「それで、どこか大発見なのですか?」
「聞いて驚け少年。この作物、ジャガイモというのだけど、ほぼどんな土地でも育つのだ!」
「……どんな土地でも?」
「うん」
「開いたばかりの森や、水が溜まらない荒れ地でも?」
「うん」
「塩の湧き出る大地でも?」
「あー、それはどうだろ。でもたぶん?」
「凄いじゃないですか!!」
思わず叫んだロズヴェータは、目の前の作物の有用性に声を上げた。
あまり帰らないとはいえ、辺境伯領に小さな自分の領地をもっている彼には、土地に関する知識が少なからずある。開拓した土地から税金として納められる小麦を得るためには、最低でも2年はかかるのだ。
しかも、土地が小麦の育成にあっていなければ、収穫できる量は微々たるものにならざるを得ない。
「だろう? だよね? すごいよね!?」
テーブルに向かい合って座った二人は、額をぶつける勢いで、興奮しきりであった。
「なのに、上の奴らこの大発見の凄さがわからねえのよ」
そして、いきなりやさぐれるミズーリ・マル。
つばでも吐きそうな勢いに、ロズヴェータも若干引く。その変わり身の早さは、友人である二重人格のニャーニィを連想させた。
「問題点は、やはり食べ方に馴染みがないこと、そして数が少ないこと」
篤志家の老ケルフェムが補足する。
「どんな土地でも育つのでしょう?」
「勿論! けど、種として試験的に導入したものだから、王国試験場での成果分しかないよ」
「うむむ……」
唸るロズヴェータは、ふと疑問に思って口を開く。
「そういえば、なぜ悪魔の実だと?」
「これを発見したのが、異民族でさ。彼らの呼んでた名前が悪魔の実。んで、私が正式名称を、ジャガイモと名付けたのよ」
道理で知らないはずだと、ロズヴェータは、納得した。
「なんでも、そのまま食べると食あたりを起こすらしくてね。それで悪魔の実らしいよ」
「それは、食べれるのですか……?」
「芽の部分には毒があるみたいね。それを取り除けば、問題ないよ。後は、焼くか茹でるかすればね」
なるほど、と頷いてロズヴェータは、改めて彼女に依頼を尋ねた。
「で、我等に依頼とは?」
ニヤリと不敵に笑ったミズーリ・マル。
「コイツを南部の異民族から買い取って、栽培してもらいたい」
「栽培までなのですか?」
途端に不機嫌そうに口を尖らせると、彼女は唾を飛ばす勢いで、上司の愚痴を吐き出した。
「あの、頭の硬い奴等はこれの有用性が理解できないのよ。だから、試験栽培までしかさせてもらえないし、挙句の果てに王都の有限な試験場をこれ以上占有させることはできん、なんて言いやがるの!」
憤懣を絵にかいたように、腕を組んで唇を尖らせる。
「ちなみに、報酬は応相談となっておりましたが」
「成果物は全て君のものだ」
「購入代金は我らが出そう」
頬を膨らませたミズーリ・マルに、温和に笑う老ケルフェムがつけたす。
「つまり、この悪魔の……ジャガイモを無料で購入出来て、できた作物を自らのものにしてよい、と?」
難しい表情を隠しもせず、ロズヴェータは、眉根を寄せた。
これは、利益になるのかと疑問と共に考え込まざるを得ない。
不幸にして今回は、護衛としてのユーグしか伴っていない。しかも、別室で待機中であった。
宰相派閥の社交場で培った人脈は、自ら開拓したものだという自負がロズヴェータにはある。だからこそ、そこから依頼を受ける時に自ら判断して受けるかどうかを決めたいと思っていた。
「悩むところかね? 有用な作物だと思うがね」
ミズーリ・マルは、ジャガイモの有用性を信じるからこそ、即決しないロズヴェータの態度に声が低くなる。まるで、理解の無い上司と同様に自らの大発見の有用性を疑われていると感じているかのようだった。
老ケルフェムは、温和な表情を浮かべるだけ、ヒントはくれそうにない。
「……良いでしょう。確かに、これが実用化されれば、有用だ」
「っ! そうか! そう言ってくれると思ったよ!」
思わず立ち上がり、ロズヴェータの手を握り締めるミズーリ・マル。
「では、依頼は受けられるということですな」
あくまで冷静に老ケルフェムは、確認をする。
その老ケルフェムの言葉に、ロズヴェータは、力強く頷いたのだった。
◇◆◇
「あー……隊長さんそれはちょっと、やられたね」
「え?」
道化化粧の女商人ラスタッツァの言葉に、意外なことを聞いたとロズヴェータは、目を見開いた。
「……そうか? 有用なものだと思うが」
「そうだね……確かに有用だろうけど、ね」
宰相派閥の二人から依頼を受けた後、南部に赴く準備と並行して、ロズヴェータは、チソッド商会のラスタッツァに依頼の内容を話していた。
やはり報酬を成果物で受け取るという通常とは違ったやり方が心に残ったことと、成果物がたくさんできた際の売り払い先として、チソッド商会が使えるのではないかと考えたからだ。
ラスタッツァは、苦笑気味にロズヴェータの依頼内容を吟味するが、やはり若干ぼったくられたと感じているようだった。
「まず無事に育つか、そして育ったとして誰が買うのか、と言う問題があるからね。それを考えると、成果物を報酬としてってのは、ちょっとね。現金で依頼を受けた方が、確実だったんじゃないかね」
商人の視点でそう言われると、ロズヴェータも考え込まざるを得なかった。
「しかし、ほとんどどんな土地でも育つらしい。そこも嘘だと?」
「ん~……、隊長さんが土地を持ってる方だから、領民のことを考えて、ってのは分かるんだけど……」
ラスタッツァは姉が難しい問題に悩む弟に優しく語り聞かせる様に、問題点を説明する。
「まず、商人としての問題点として、売れるかどうかわからないものは、その分値引きして考える。売れなかった時の損害が、丸々損になっちゃうからねぇ」
「焼くか、煮れば喰えるらしいが」
「まぁ、地方の農民ならとりあえず喰えれば良しとするかもしれませんがね」
そこで言葉を切ると、首を傾げて宙を睨む。
ラスタッツァは、何と説明すれば良いか迷う様子だった。
「ん~、農民出身の子にちょいと話を聞いてみましょうか」
ぽん、と手を叩くとまだ理解の追いつかないロズヴェータを連れて、ラスタッツァは、会計士のメッシーとメルヴの二人に会いに行く。
ちょうど二人は、護身術の一環として格闘技術をヴィヴィから習っている所だった。
「おや、珍しい取り合わせ」
ラスタッツァが、騎士隊の兵士と同じく基礎体力作りから始まり、ナイフを使った近接戦闘から素手による打撃まで。とても一介の会計士がする内容が組まれ、二人は騎士隊への参加以来、悲鳴を上げつつその訓練を続けていた。
そして今日はそこに、治癒術師として騎士隊に参加しているアウローラも加わっていた。
更に元傭兵団の副長で、帝国出身のルルが、両手をぶんぶん振り回しながら応援していた。
「オラオラ、そんなんじゃいつまでたっても──っと、休憩だよ」
ロズヴェータとラスタッツァを目ざとく見つけた女戦士ヴィヴィは、目の前で倒れ込む三人に鼻を鳴らすと休憩を宣言して水分を取る。
ラスタッツァが行商人として参加してから、かなりの頻度で差し入れとして柑橘類の香りのついた水やタオルを訓練の際に差し入れてくれるため、密かにヴィヴィの楽しみとなっていた。
「どうしたい? 二人揃ってってことは、仕事?」
汗をタイルで拭きながらヴィヴィは、不敵に笑う。
「ああ、少し意見を聞きたくて」
歯切れの悪いロズヴェータと、にっこり笑って地面で大の字になっている嫁入り前の娘三人に視線を移すラスタッツァ。
「隊長さんには少し目の毒ですかね」
「ん? 何が?」
「あれま」
春から初夏に移り変わる中とはいえ、ヴィヴィの訓練は生半可なものではなく、全身から汗が噴き出す程度は当たり前だった。訓練をする以上ドレスで、と言うわけにはいかず、男物の動きやすい服装で訓練を受けている3人は、布の薄い部分が濡れて透けており、年頃の男の子には刺激が強い恰好となっている。
それを心配したラスタッツァだったが、ロズヴェータの反応を見る限り全くと言っていい程反応していない。むしろ倒れている3人に、木製のコップに入った水を差し入れて気さくに話しかけていた。
まるで相手にされていない3人に同情した方が良いのか、ロズヴェータがよく躾けられていると評価して良いのか、判断に迷うところであった。
「で?」
喉を鳴らして水を飲み干したヴィヴィの問いかけに、ラスタッツァが口を開く。
「隊長さんが仕事を取って来たんですが、その報酬が農作物の現物らしくてね」
「ん~? 悪くないんじゃないか?」
現物支給と言う報酬の払い方もなくはない。貨幣経済が浸透していない地方では、決して珍しくない払い方であった。ヴィヴィは首を傾げ、それの何が問題なのかとラスタッツァに問いかける。
「それが、珍しいタイプの農作物らしくって。売れるかどうかわからないんですよ」
「あー……それね」
なるほど、とヴィヴィは眉を寄せる。
「何か過去に経験が?」
「まぁちょっとな」
苦笑するヴィヴィに興味深そうな視線を向けていたラスタッツァだったが、本題は農民の子供の意見だったと頭を切り替えてロズヴェータの側に歩いていく。
「──というわけなんだが、意見を聞きたい」
事情を説明し終えたロズヴェータは、メッシーとメルヴの会計士二人に問いかけるも、二人は困惑したように顔を見合わせた。
「正直に意見を言った方が騎士様は喜ぶわよ」
まだ息の整わないアウローラの助言に勢いを貰って、メッシーとメルヴが口を開いた。
「……正直、難しいかと」
「……そうか。何が問題なんだ?」
眉根を寄せたロズヴェータに、二人は恐る恐るだが、農民側の意見を言う。
「土地を拓くのは、非常に重労働です。その土地に、売れるかどうかわからない物を植えるというのは、抵抗が強いかと……」
「しかし、どんな土地でも育つし、食べてみたが決して味も悪くはない。腹にもたまる。これさえあれば麦が不作の時でも、代替手段として非常に有用だ」
「はい、ご領主としての意見は、重々承知なのですが……私達からすると、いつ来るかわからない飢饉に備えるよりも、来年の収入を少しでも増やしたいのです。少なくても、私はそう思います」
その意見にロズヴェータは唸らざるを得なかった。
「あ、でもご領主様の命令であれば、否応なく」
「……それに、育てるためのノウハウがないでしょ。手間賃は?」
メッシーとメルヴがそれぞれに意見を述べた後に、アウローラも意見を口にする。
「簡単に育てろというけれど、貴方農作物を育てた経験や森を切り開く経験は?」
「ない」
アウローラの言葉にロズヴェータは首を横に振る。
「当然でしょうね。私もないわ。けれど、一度開拓の現場に立ち会ったことはあるの。だからわかるけれど、開拓村の生活は、貧困と紙一重の生活よ。そこから早く抜け出したいってことを忘れてはいけないと思うわね」
「う、う~ん。では、この報酬は不当だと?」
「いいえ、そこまでは。まぁ勉強料ってことでしょうね」
ラスタッツァの言葉に、ロズヴェータはため息を吐く。
「良いと思ったんだけどなぁ」
力なく肩を落とすロズヴェータに、アウローラは微笑む。
「まぁ、色々言ったけど領主の判断としては悪くないんじゃないかしら?」
「え?」
思わず顔を上げたロズヴェータ。先ほどまで報酬としてのジャガイモの成果物は、あまりよくないという話をしていたのではなかったか。
「私が言いたいのは、農民と貴族では視点が違うってこと。どっちが正解と言うわけではないと思うわ」
「視点?」
「そう。騎士様は長い目で領地運営を考えていたんだろうけど、農民からすれば明日の食事の方が大事ってね。だからこそどちらが正解と言うことはないわ」
「あの、父に手紙を出してみます。あくまでさっきのは私の意見なので、もしかしたら父は違う考えを持っているかも」
村長の父に確認してみるとメッシーが言うと、ロズヴェータは頷いて依頼をする。
その後何度かやりとりをして、ジャガイモの栽培をロズヴェータの領地であるエルギスト村で始めることになった。
更にジャガイモを作る農家は、その量に応じて税の減免をすることにするなど、微調整を加えることとなる。
「難しいものだなぁ……」
一連のやり取りを経てロズヴェータは、領主として少し成長をした。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
信頼:武官(+20)、文官(+23)、王家(+14)、辺境伯家(+30)
信頼度判定:
王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。
文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ?
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では?
副題:ロズヴェータちゃん、領主として勉強料を払う。




