ラスタッツァの提案
「よぉ、皆さん。元気してる?」
手土産に追加で仕入れた上等な部類の酒を持ちながら、ラスタッツァは部下である鷲鼻のダグズを連れてロズヴェータの元を訪れていた。行軍はそろそろ終盤に掛かる頃である。この頃になると、三頭獣の兵士達も彼ら酒保商人の存在を受け入れており、積極的に利用する姿勢になっていた。そのため、行軍速度がややもすれば遅れ気味になり、隊長であるロズヴェータと美貌の副官ユーグの頭を悩ませることになっていた。
予定の行程の8割を終えて分隊長達と明日の打ち合わせをしている中での来訪に、ユーグは露骨に顔を顰める。
「今、忙しいのですが?」
取り付く島もないユーグの言葉に、ラスタッツァは肩を竦めただけだった。
「商人の格言に、自ら飛び込んできた窮鳥は猟師も殺さないってのがあってね?」
「……確か、頼ってきた者を助けるといいことがあるって言葉だよね」
童顔の分隊長バリュードの言葉に、ラスタッツァの顔が輝く。
「そうそう、ここの騎士隊は博識だね! 理解があって嬉しい限りだ」
そう言って目配せするとダグズが、差し入れですと言って彼らの目の前に上等な酒を配る。
「随分上等なもんだね」
分隊長ヴィヴィの疑うような視線と好奇を隠しきれない声音に、ラスタッツァは追従の笑みを浮かべる。
「チソッド商会からの差し入れさ。気にせず受け取っておくれよ。皆さんとは末永いお付き合いをしたいと思っているからね」
「ふん、どうだか」
副官ユーグのそっけない言葉にも、ラスタッツァは応えた様子もなくロズヴェータに近寄ってくると、しなを作って猫撫で声で提案する。
「それで隊長さんには、ちょっとお願いがあってね」
「それ以上ロズヴェータ様に近寄らないでください。あと、その気色悪い声音どうにかできないんですか?」
ユーグの氷の剣のような言葉にも、ラスタッツァはめげた様子もなく、甘える猫のようにロズヴェータに近寄る。周りの分隊長達ですら、その図太い神経に目を見張る中、積極的に否定しないロズヴェータを良いことに、彼の隣の席を陣取ると耳元に口を寄せて囁く。
「隊長の権限で、次のお仕事の間もうちらを連れて行かない? 何なら今度は娼婦もつけるよ?」
ラスタッツァの提案を聞いたロズヴェータは、言い寄られた際に感じた甘い匂いもどこへやら、利益と不利益を天秤にかけていた。
通常従軍商人又は酒保商人を連れて歩く利点は、兵站の確保に尽きる。兵士に対する娯楽の提供、獲得した戦果の換金、携行ではどうしても限定される糧食の確保……つまりは兵士が戦いに専念できる環境を構築することにある。行軍用の馬車を臨時に雇い、その中に物資を積み込み兵士に最低限の物資を携行させるという端的に言って苦しくつらい行軍とさらに命がけの戦闘という二段構えである。
──嫌な行軍に命がけの戦いの二段構えか、普通に嫌だな。
ロズヴェータでさえ、思い浮かべてげんなりとする。必要だからやっているのであって、それが軽減されるなら、確かに従軍商人を連れていく意味は大きい。
しかし、だ。
問題はその不利点であった。
この四日でも思い知ったが、人間は弱い生き物だ。誘惑に対して打ち勝つというのが、ほとほと苦手な生き物だった。近くに誘惑があるとついそれに手を出してしまう。金がないのに、借金までして酒を求めたり、あるいは抱ければ何でもいいと、ラスタッツァに言い寄って簡単に袖にされる兵士までいた。彼らとの間のトラブルは余計な摩擦を長期的に生み出す。
そもそも無ければ、そんなことを言い出さない。そこに敢えて娼婦をつけるとなれば、もめ事の種はうなぎのぼりだ。さらに、行軍速度を酒保商人に合わせる必要がある。連れて歩くとは、庇護を約束することに他ならない。
だが、大きな騎士隊あるいは騎士団なら酒保商人を連れているのは当然だった。
「……確約はできない」
慎重に言葉を選ぶロズヴェータは、口元に手を当てて俯いていた視線をラスタッツァに向ける。
「まだしばらく盗賊討伐で動くんだろう? その間だけさ、なにも他の依頼まで付き合おうってんじゃないんだ」
好奇心旺盛な猫のように、瞳を爛々と輝かせるラスタッツァ。初めて間近でそれを見たロズヴェータは、深い翡翠色の奥にある彼女の利益を探ろうと見つめ返す。
「あと二日で町には着くが、それで一体いくら稼いだんだ?」
ロズヴェータからすれば軽い牽制。
「ふふん、女の服の中を覗くような質問だね。そんなに興味があるのかい?」
初心な少年なら動揺も激しくなるだろうが、生憎とロズヴェータは、媚びを売る娼婦のような姿を見慣れている。ロズヴェータから見えない角度で、主の成長を内心で喜んでいるユーグは、口の端が笑みに動くのを苦労して止めていた。
「商人と契約するのに中身を確かめないのは、阿保のすることだろう?」
「ふふん、良いじゃないか」
二度、三度はぐらかそうとするラスタッツァの言葉に惑わされず、彼女のチソッド商会があげた利益を聞き出すと、ロズヴェータは、再び考え込まずにはいられなかった。
「言っとくけど、格安にしてあげてるんだからね?」
それが負け惜しみではないことは、ラスタッツァの表情を見ればわかる。確かに、継続的に契約しても良いと思える金額だった。
「いくつか、質問を」
にんまりとした笑みを浮かべるラスタッツァから身振りで、どうぞ、と言われ、ロズヴェータは口を開く。
「チソッド商会としてアレらをどうするつもりだ? 末端とはいえ、貴族家を敵に回すのは厄介なのでは?」
視線を30人からなる戦争奴隷に移しながら尋ねると、一瞬だけ言い淀んだラスタッツァは、それでも笑みを浮かべて答える。
「……心配してくれてありがとうよ。だが、別に気にすることじゃねえ。それこそ、奴隷として売り払うだけだよ」
「扱う品物はこちらで指定はできるのか?」
「そこは、要相談だね」
前向きな質問に、ラスタッツァは笑みを深める。
「契約は書面で?」
「勿論」
「兵士に借金をさせるつもりはないんだ。それも可能か?」
「まぁ、隊長さんが言うのならね。けど理由を聞いても?」
「身を持ち崩す」
若干呆れ気味にラスタッツァは頷く。そこまで兵士のことを心配する騎士隊長というのも珍しい。
「いっそのこと騎士隊じゃなくて隊商でもやった方が良いんじゃないのかい?」
「……考えておく」
ロズヴェータの反応が思うような反応でなかったラスタッツァは、内心の疑問を押し隠すように次の質問を促す。
「次の街で一括買い付けを頼みたいが、時間はどれくらいかかる?」
「物と量によるとしか言えないけど、騎士隊が通常使う物ってことなら大体1日あれば。勿論手数料は貰うけどね」
何度か頷いたロズヴェータは、頭の中で酒保商人の使い方について検討していた。
「それじゃ、よろしく頼む。書面の作成は街についてから?」
「そうだね。生憎とあまり字が奇麗じゃないから、正式な契約なら文書士を雇った方が良いと思うけど」
「では、それで」
ラスタッツァからの提案を受け取ったロズヴェータの元からラスタッツァが立ち上がり際、そういえばと思い出したように、ロズヴェータに顔を寄せる。
「そういえば隊長さん。さっきの娼婦の話だけど」
「ん? まだ何か?」
「隊長さんなら、あたしを抱いても良いんだぜ?」
耳に囁かれるその声と、甘い匂いに、油断していたロズヴェータは思わず頬を染めて、ラスタッツァの方を見なおす。化粧で隠しているその素顔は、悪戯な猫のように笑みが張り付き、すぐにロズヴェータから離れていった。
「……何か不愉快なことを言われませんでしたか?」
副官の美貌のユーグの厳しい視線と氷点下の声が、去り行くラスタッツァの背中に突き刺さるが、ロズヴェータの頬に感じた熱を冷ますには、少し足りなかった。
◆◇◆
商売のために使う幌馬車へと戻る途中ラスタッツァは、お目付け役兼護衛の鷲鼻のダグズから苦言を呈されていた。
「お嬢、あれはちょっとサービスしすぎでは?」
「あん? そうかな?」
しわがれた低い声に、上機嫌にラスタッツァは返答する。
「小さな騎士隊の隊長にしてはまぁまぁ出来た方だとは思いますが、それでもお嬢には釣り合わないんじゃないかと」
「ダグズ、チソッド商会はそんなに大したものかね?」
「そりゃ……」
鷲鼻を搔きながらダグズは自分が子供の頃から仕える商会の規模を考えていた。王国のみならず、周辺諸国まで手を広げる商会の規模と言えば、下手な貴族家なんぞ吹けば飛ぶような力を持っている。現に十数年も前になるが、貴族家と争ったことすらある。
「今のまま、チソッド商会が大きくなったとして、あたしや兄貴の代でどこまで行けると思う?」
「そりゃ、お嬢の才覚次第ではありますが……御当主様よりも大きくなるんじゃねえかと期待はさせてもらってます」
にんまりと笑みを浮かべたラスタッツァは、木々の間に見える星空に目を細めた。
「……足りねえんだよ」
「へ?」
「全く足りねえ。そんなものじゃぁ、あたしの望みはかなわねえ」
思わず足を止めたダグズに構わず、ラスタッツァは続けた。
「もっと大きく、もっと、もっともっと儲けなきゃ、あたしの望みはかなわないんだ、それこそ国を半分買えるぐらいの金がいる」
その言葉に、ダグズは気づけば体を震わせていた。
金を稼ぐことが難しいことなど、身をもって彼女は知っている。その上でなお、足りないと言っているのだ。
「ダグズ、あの騎士隊はまだ小さいけど、大きくなるんじゃねえかと思うんだ。まぁ先行投資だな」
振り返った彼女は、一廉の商人の顔。
「そりゃ、お嬢の目に狂いはねえと思いますが」
「ふふん、今はまだ小さな繋がりだけど、大きな儲け話を持ってくるような気がしてるんだよなぁ」
カラカラと笑って、ラスタッツァは話を切り上げた。
一緒に行動してみて、ロズヴェータ率いる騎士隊の行動は拾い物と判断できると彼女は考えていた。例えば、倒木からの木々の復旧であったりがけ崩れを修復したりと、王国の兵士の仕事ではないかと思うことまで、彼らは行軍中にしてのける。
小さいが、この騎士隊には見込みがあると彼女が判断するに十分な要素があったのだ。
「敢えて、不満を言えば……」
小さく呟いた彼女の視線が、今はもう見えないロズヴェータに向かう。切っ掛けあるいは野心の類が見えづらいことか。それを見極められれば、大きな商売のタネになる。にんまりと笑って彼女は寝床に入り込む。
◆◇◆
ラスタッツァが去った後、ロズヴェータは分隊長達に酒保商人との今後の在り方を相談していた。
「……つまり、隊長はどうしたいの?」
分隊長“兎”《ミグ》ルルの言葉に視線がロズヴェータに集まる。
「正直、迷っている。良いものなら導入しても良いかと」
「うーん、正直兵士は欲しいだろうね。特にうちに入って日の浅い奴らは」
分隊長バリュードの言葉に、分隊長ヴィヴィとルルは先を促すように視線をバリュードに移す。
「ん? あぁ、他の騎士隊を経験していると結構違和感……というか厳しさに根を上げそうになるからね」
「鍛え方が足りませんね」
ぼそりと呟かれるユーグの言葉に、苦笑してバリュードは言葉をそれ以上言わないが、ヴィヴィはバリュードに同意する。
「いや、私もバリュードに賛成かな。良い息抜きにはなるし、まぁガッチェの意見もあるだろうけど」
王都で留守番をしている筆頭分隊長の名前を挙げると、考え込む。
「後はまぁ、隊長が何をしたいかにもよるかな? 例えば、今回みたいに国内の盗賊討伐とかをメインにこれから活動するなら、あんまりいらないと思うけど……」
「逆に、国境から国外を主要な活動の場にするならあった方が良い……か」
ヴィヴィの言葉を受けてロズヴェータが、彼女の意見をくみ取る。
「ん? ぉ、良い酒だな。これ……まぁどっちにしても、俺らは隊長についていくだけさ」
バリュードは酒を飲みながら、気楽に答えるがロズヴェータは考え込まざるを得なかった。
国内の活動を重視するなら兵站はさして気にする必要はない。程度にもよるが、主要な町から離れる程に兵站を担う酒保商人との付き合いは必要になってくる。
だが、そう考えると……。
「なんで、あいつらは酒保商人を連れていたんだ?」
「ああ、なんでも向こうの隊長の……なんとかって貴族がごり押ししたらしいよ。酒保商人もなしに活動なんてできるかってさ」
ロズヴェータの疑問に、ヴィヴィが答える。捕虜を取りまとめていたのは彼女なので、自然と尋問を担当するのも彼女になっていた。
「随分、情けない」
ぶっきらぼうに呟いたルルの言葉に、皆が苦笑せざるを得なかった。
その場を解散させたロズヴェータは、一人天幕の中に用意された寝床に入り込んで考える。国内は、大きく分けて三つの派閥が力を持っている。王家派閥、武官派閥、文官派閥。これらとの関係性をどう築いていくのか、そろそろ判断せざるを得ない時期に入っていた。
この依頼が終われば、間もなく秋の叙勲の季節がやってくる。
それが終わるころには、進む道を決めねばならない。
辺境伯の三男でかつ領地持ちの騎士という立場を考えれば、当然ながら武官派閥との関係をよくしておく方が良い。彼らは、対外積極派であり良くも悪くも功績を立てやすい立場を望む。辺境伯家としても、国軍に出張ってもらって三つ巴になっている東北方面の国境線を押し返したいはずだ。
辺境伯家としては今は落ち着いているものの、草原の国や三日月帝国との国境を守るその負担は決して小さくない。重税は当たり前、人々の暮らしが良くなるかどうかは、この両国との関係次第という極めて不安定な立ち位置にいる。
国軍を継続的に出動させている南部で功績を上げ、国軍に影響力を持てる地位を目指すべきだろう。
「だけどなぁ……」
問題は、恐らく血縁上の父親はそれを望んで、ロズヴェータを騎士にしたということだ。その思惑にまんまと嵌っていると言っていい。
それは、一人の男として少し情けないのではないか、と思わなくもない。母親とのことを思えば、どうしても自身を駒として扱われているという意識が拭えない。
それに、チラリと今は見えない酒保商人の方に視線を向ける。
今回の件が殊更特殊であったと言えなくはない。武功を望む騎士隊はやはり多く、玉石混交、その中には他人を蹴落として当然だと思っている騎士隊もいるだろう。今回は偶々災難を避けられた。しかしながら、次は上手くいくかと問われれば、疑問符がつく。
それに、武官派閥にいてロズヴェータ自身の目的を達成できるのかという問題がある。武官派閥が王家派閥を敵に回す、となれば国内に亀裂を入れかねない。それは……辺境伯家の危機を招く。ひいては自身の領地の危機だ。
──あの、吹けば飛ぶような小さな村を、己を領主だと頼る村人を切り捨てるのか。
それを思うと、ロズヴェータには踏ん切りがつかない。
では、文官派閥はどうか。
彼らは国内重視派。依頼の内容の多くは、国内の経済活動を促進するためになるだろう。その意味で酒保商人をそれほど必要とはしない。魔獣の討伐、商人の護衛、あるいは規模が小さいのなら盗賊の討伐が大きな仕事になってくる。
辺境伯家の三男で領地持ちの騎士という立場を考えれば、決して悪くはない。国内が安定すれば王都辺境との差は小さくなる。先の依頼で見聞きした物流の活性化は、それだけで辺境と呼ばれている地域の利益になる。国境を守る負担は減らないものの、それを守る民の生活は改善する。
そのうえで、彼の派閥に影響を与えられるほどに急成長できるか、と問われれば、かなり難しいのではないか、と考えざるを得ない。
文官派の依頼を受けた際にロズヴェータに対応したのは宰相ではなくその下の下、一文官ですらない貴族を窓口にしている。少なくとも、かなりの信頼を積み重ねる必要がある。そして信頼を積み重ねるためには、実績が必要である。
功績や武功と言った派手なものとは無縁な地味な仕事をこなしていかなければならない。いつになれば、ロズヴェータの目標が叶うのか。正攻法かもしれないが、時間がかかり過ぎるように感じる。
一方で文官派閥は、王家に対してかなり敵対的と言っていい。より正確に言えば、文官派閥は王家派閥が力を持つことを望まない。
王家は飾りでありさえすれば良いのだ。
最後に王家派閥はどうか。
じっと、寝転がったままロズヴェータは、自身の手を見た。
この手をすり抜けて、零れ落ちて行ったしまったものを思う。それを思えば、王家派閥に入ることはありえない。だが、同時にこの手を引いてくれた友のことを思う。
あの真っ直ぐな男を裏切ることになる。
それは、自分の中の何かを切り捨てることになりはしないかと、自問自答する。それは自分の感情を殺してでも、騎士としての生き方を貫くということだ。
だが許せるのか、あの屈辱を。人としての尊厳を貶められたのなら、それは社会的な死も同然。裏切ると分かっていて、友の手を取るのか。
胸の奥がぐるぐると渦を巻いている。
狂おしく煩い程に吠えるのは、狼の顔をした欲望だった。
どこまでも、誰でも利用してしまえばいいのだ。この社会で一度殺されているのだ。恥は雪がねばならない。そのためなら、全て壊してしまえばいいのだ。
ぶち壊してしまえば良い。あの、奇麗に輝いていた星に届くまで。
ぺちりと、手を顔に当ててその考えを振り払う。
何を馬鹿な。
そんなことが許されるはずもない。
相反する二つの道。岐路は、すぐそこにあるように思われる。
眠れぬ夜を、ロズヴェータは過ごしていた。
ロズヴェータ:駆け出し騎士
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長
特技:毒耐性(弱)、火耐性(弱)、薬草知識(俄)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き
信頼:武官(+2)、文官(+2)、王家(+3)、辺境伯家(+3)
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(弱):火事の中でも動きが鈍らない。
薬草知識(俄):いくつかの健康に良い薬草がわかる
異種族友邦:別の種族がある一定以上仲間に存在すると発現、異種族の有効度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
:あなたの行動は全ての人に受け入れられるとは限らない。貴方の行動の裏を読み、貴方の行動には何か、良くない理由があるのだと探す人が必ず現れるだろう。なぜなら全ての因果は巡る。応報は必ず行われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
:山は異界。一歩踏み出せば、そこは平地とは全く論理の違う世界が広がっている。獣の通る道を歩き、山菜を得られる幸運を喜べ。
信頼度判定:
王家派閥:そういえば、そんなのいたかな?
文官:最近割と活躍しているみたいじゃないか。
武官:こいつ、悪い噂も聞こえるが……。
辺境伯家:使える駒に期待。
副題:ロズヴェータちゃん、さらりと脅したら、なぜか期待した目でこちらを見てくる変な女に付きまとわれる。




