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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
第五次十字軍
115/116

前衛軍の宿営地

 突然の総指揮官の襲来により、突如として前衛軍に編入されたロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエ。だが宿営地の隣になったのは、因縁深き四腕の毒蜘蛛(セルコエシュー)とそれを率いる毒蜘蛛のリリー。あいさつ回りと称して探りを入れる手合いに、副官ユーグは怒り心頭であった。そんな中ロズヴェータは、前衛軍で自らとかかわりのある騎士隊に挨拶のため、散策を始める。


◇◆◇


 前衛軍の宿営地を歩けば、現在の部隊の状況が分かる。

 忙しそうに動いているのは、後衛軍や中軍から来た騎士隊で、さらい前衛軍から後ろに下がっていく騎士隊も宿営地をたたんでいる途中だった。今遠征軍は、再編成の真っ最中と言ったところだ。

 整然と並んだ天幕群と言うものはない。各々が勝手に良さそうな土地に天幕を立て、雑多に集まっているだけだ。それでも、最低限の規律はあるらしく、排便の場所を決めたり、水飲み場を設けたりはしている。

 そんな中女性の比率が多い騎士隊が目に入ると、嫌でも目立つ。

 天幕の周りには、柵と、侵入者除けの鳴子、猛犬まで侍らせているのは、男社会で女が活躍するのが難しい証拠なのか。あるいは侮られるのを避ける為か。

「おおい!」

 声をかければ、柵の入り口で何やら話し込んでいた赤髪のエリシュは、ロズヴェータを見て破顔した。

「おお、ロズ!」

 腕を広げて喜びを表現するエリシュに、手を上げてロズヴェータは応えた。

「後衛軍に行ったかと思ったら、やっぱりロズの活躍は前衛軍だよな!」

「エリシュは相変わらず前衛以外やらないな」

「当たり前でしょ!? その為にいるんだから、他の所だったら手を抜くに決まってんじゃん」

「それは、当たり前じゃ困ると思うんだが……」

「適材適所って奴よ。まぁ頭の固い指揮官じゃなくて安心したわ。流石英雄の弟子ディルアン将軍ね」

「そう言えば、その将軍がふらっと来てたぞ」

「え、うそ、マジ? 一緒に話を聞きたかった。将軍は何だって?」

「意図は不明。だけど、なぜか前衛軍に来させられた」

「ふ~ん? まぁ案外人事でもめたとかね? ロズを前衛と後衛のどっちも欲しいみたいな?」

「まさか、そんなに評価されないだろ」

 後衛軍の仕事は、地味なものばかりで功績として評価されるようなものはなかったと認識しているロズヴェータからすると、なぜディルアンが来たのか、本気でわからなかった。

 世間話も早々に、早速エリシュからは、次の作戦の話へ移る。

「で、次の作戦聞いてる?」

「いいや、まだついたばかりだから知り合いに声をかけて回ってる」

「ふんふん、真っ先に来たのが私の所っていうのは、評価点高いわ」

「へいへい。それで?」

「今再編しているのは知っているわよね? それが終われば次は、少数の部隊で相手の出方を見るみたいよ」

「ええっと次の目標は、確か……」

「クリーブス。三日月教と十字教の混在する街ね」

 腕を組んでロズヴェータは、考える。

「相手の出方を見るってことは、敵も近くに?」

「ええ、クリーブスの後ろにゲイルノアと言う都市があるらしいんだけど、そこに集結中らしいわね」

 天幕に誘われたロズヴェータの目の前に、大きめの地図が広げられているのが視界に入る。逐次商才が書き込まれている地図は、地形が分かりやすく書き込まれていた。

「凄い気合の入れようだな」

「ふふん、少しはこの戦いで名前を残さなくちゃね」

 肩を竦めたロズヴェータだったが、視線は地図に再び戻った。

「将軍は、恐らく敵を引きずり出したいはず。場所は、ここね」

 剣の修練でできた血豆だらけのエリシュの指先が地図を指さす。

「クリル平原」

 呟いたロズヴェータの声が、二人の間に落ちた。

「と言うわけで、今度偵察隊に志願したいのよ。そっちもどう?」

「クリル平原の地形も見ようって?」

「そうね。良い将は先んじて地形を読むものらしいわ」

「なるほど、将来の名将は余念がないな」

「ふん……で、どうする?」

 若干顔の赤くなったエリシュが、明後日の方を向き、そのままロズヴェータに問いかける。

「少し考えさせてもらいたいな。他にどんな任務があるのかわからないし」

「まぁ、良いわ。期待してる」

「期待に応えられるよう、微力を尽くしますよ。お姫様。三頭獣ドライアルドベスティエの利益と合致するならね」

 その後しばらく雑談をして二人は分かれる。

 次に向かったのは、大柄なミスキンド。かつて辺境伯家の北部での戦いで戦場を共にした戦友だった。前衛の宿営地を歩いて行けば、他とは少し離れたところに小さな天幕群が見える。

 ユーグの案内に従ってロズヴェータが歩いて行けば、そこに周囲から頭一つ抜け出たミスキンドの姿を見つけてロズヴェータは声をかけた。

「ミスキンド!」

「ん? おお! 御曹司」

 黒い肌に、頭からは二本の角を生やした砂漠の人(ベーベナル)の特徴に、黄金色の瞳は獣を思わせる。

「髭を生やしたのか?」

 辺境伯領で出会った時から変わったことと言えば、短くも顎から頬にかけて髭が生えていることだろうか。ロズヴェータの指摘に、ミスキンドは苦く笑った。

「願掛けでな。この髭を切る時には、妹を見つけたいもんだ」

 堅実な戦い方と行方不明の妹を探すために傭兵になったと言っていた過去の経緯をロズヴェータは思い出す。

「未だ、手掛かりはなしか」

「辺境伯領より北には、おそらくいないだろう。東にはいないことを今回の戦で確かめたいもんだが……」

「そうだな。そうすれば、後は南か、西か。あるいは国内に残っているという可能性もあるのか?」

「この国ではベーベナルは目立つからな……」

 生きていることを微塵も疑わないミスキンドの答えに、ロズヴェータも頷く。そう信じたいのなら、そう生きるべきだ。誰にも真実は分からない。ミスキンドがたどり着けるかどうかは、神のみぞ知る。

「前衛軍に配置されたということは、依頼を受けるかは決めているのか?」

「まぁ、あまりリスクは取りたくないな。森歩きは苦手ではないから、周辺の斥候などをやろうかと考えているんだが……」

「歯切れが悪いな、何か問題でも?」

「まぁそうだな。ここでは、ベーベナルは、あまり居心地が良いとは言えない」

「……不当に安い依頼を受けさせられたり、か?」

「まぁ、それもある。割り当ての宿営地の場所がこんな場所だったりな」

 そう言って顔を顰め、足先で地面を突く。

 確かに、水はけが悪く、雨が降れば悲惨なことになるのは目に見えている。虫が湧き、疫病がはやりやすいのはこんな地形だ。

「使い捨ての駒にされるのは、御免だからな」

「確かに。宿営地の場所は、三頭獣うちの所に来るか?」

「最悪の場合は頼む」

 不当に安い賃金で危険な任務をさせられることに関しては、なんとかしようと内心決意してロズヴェータは戦友の無事を祈る。

 その後に訪れたのは、マーニー家のヘルオンの宿営地。ロズヴェータよりも後に騎士隊を率いることになった辺境伯領出身の従士家の男。確か軍学を学んでいる、と言う紳士然とした男だったが……。

 宿営地は、小さな騎士隊がまとめて置かれている地域にあった。

 その中で宿営地の縄張りをこまめに指示している男の姿に、ロズヴェータは記憶の底からヘルオンの記憶を呼び起こす。

「失礼、マーニー家のヘルオンはいらっしゃるか!?」

 美貌の副官ユーグが怒鳴るように声を上げれば、当の本人は驚愕したようにロズヴェータとユーグを見ると、慌てて走り出しロズヴェータの前にやって来て膝をつく。

「これはロズヴェータ様」

 教師然としたところは、ロズヴェータの尊敬する騎士ショルツを連想させるが、牛蒡(ごぼう)を連想させるショルツと違って、こちらは大根か饅頭のようだった。

 あまり自身で動くタイプではないのだろう肌は色白で、柔和な印象を受ける。年上でなければその頬を摘まみたくなる。そんな埒もないことを考えていたロズヴェータの考えなどつゆ知らず、しきりに汗をぬぐう仕草をするヘルオンは、それでも依然出会った時よりも世間の荒波に揉まれたように見えた。

「本来ならばこちらからご挨拶に伺うべきところ、恩自ら足を運ばれるなど、光栄の至り」

「ああ、今回の戦では一緒になることもあるだろう。その時は、よろしく頼む」

「はっ、このヘルオン。大恩ある辺境伯家のため粉骨砕身、尽くさせていただきます」

「ああ、よろしく」

「ヘルオンの騎士隊は、既に受ける依頼を決めたのか?」

「恥ずかしながら我ら小さき騎士隊については、そこまで多くの選択肢はなく、中央軍との連絡護衛を引き受けようかと思案している次第」

「なるほど、参考にさせていただく。一緒になることがあれば、よろしく頼む」

「ははっ!」

 ヘルオンの後ろでは、辺境伯領出身である兵士達がざわざわと騒いでいる様子が見えた。それに軽く手を振って、ロズヴェータとユーグはヘルオンの宿営地を後にする。

「これで、とりあえず全部は回ったかな?」

 そう言って首を傾げるロズヴェータにユーグは頷く。

「はい。不愉快な隣人が来ましたので、速めに戻った方が良いでしょうね。あれは背中を刺してくる輩です。可能なら、始末した方が良い」

 余程、恨みに思っているらしいユーグの言葉に、ロズヴェータは苦笑する。

「まぁ、さほどに悪人とも見えなかったが」

「いいえ、あれは悪人です。悪人以外の何物でもない。むしろ、害虫の類です。駆除ですよ、駆除」

 汚物に触れるがごとく、汚らわしいと吐き捨てるユーグの態度に苦笑しながらロズヴェータは宿営地に戻った。

その後、依頼を確認しに行けば、三つの依頼が出ていた。

 全て武官派閥の依頼としつつも拠出をしているのは、各派閥の者達だった。挙国一致での遠征を行うために、このような形をとっているらしい。


【集え、王家の旗のもとに】

 連絡通信の重要性は今更語ることはない。いくら総指揮官が有能だからと言っても、目を塞がれ手足を縛られては指揮が出来ぬ。王家派閥からは、中央軍と前衛軍との連絡係の依頼があった。三つ出された依頼の内、貢献値は最も高いが、報酬は最安。

【求む、根底を支える者よ】

 占領地域を確実に支配するためには、その地の情報が必要不可欠。この戦いは聖地を奪還するとともに十字教の威光を取り戻すための戦いなのだ。三日月教の非道があったのなら、それを調べ、公開し、世にその非道を鳴らさねばならない。文官派閥からは、周辺地域の偵察の依頼であった。貢献値は最も低いものの、報酬は最も高い。

【示せ、我らが力と栄光】

 戦場は、常に名将の掌の上にある。功績は足で稼ぐもの。三日月帝国を引きずり出す戦場を、指揮官の目となって見極めてい欲しい。邪魔な奴は排除せよ。武官派閥からは、クリル平原の強行偵察。貢献値は中程度、報酬も中程度だが、倒した敵の物資はそのまま受け取ってよいとのことだ。


「王家派閥の依頼を受ければ、マーニー家のヘルオン、文官派閥の依頼を受ければ、大柄なミスキンド、武官派閥の依頼を受ければ蛮族のお姫様エリシュ、か……」

 依頼を確認したロズヴェータの呟きに、ユーグはため息交じりに聞き返した。

「同行者によって依頼を選ぶので?」

「……結構大事だと思うが」

 ロズヴェータの言葉に、ユーグは少し考えてそうかもしれないと考え直した。ヘルオンは実力的に不安が残り、エリシュでは、実力はあるがそれ以上に、被害が心配になる。となればミスキンドだろうが、立場上ミスキンドを庇って不利な立場に追い込まれてはしまわないだろかと、不安が頭をもたげる。

 いずれも一長一短。ならば、ロズヴェータの好きに選ばせても問題ないかとユーグは肩の力を抜いた。


◇◆◇


 総指揮官ディルアンは、戦場を戦うがその後方を固めるのは獅子の紋と王冠(リオングラウス)王国内で文官派閥の宰相であり、若き国王または王家派閥の筆頭ルクレイン公爵家である。

 彼らは内外の不穏な目を事前に摘んでおくとともに、諸外国の同行を確認し、武官派閥のディルアンが戦場を戦うのに必要な条件を作為する。

 その一つとして、外交が周辺諸国を飛び回り、戦場の情報を交えてリオングラウス王国が三日月帝国(エルフィナス)有利であると情報を流し、情報戦でも戦いを有利にしようとしていた。

西方諸国(オヂデント)の様子は、良くないのだな?」

 国王を担ぐ王家派閥のルクレイン公爵家ガベルの言葉に、宰相は頷く。

「良いとは、とても言えぬ」

 眉間による皺が深い谷間を作ったまま宰相コルベールは吐き捨てる。彼に届く情報は、決して良いものではない。相も変わらず、この国の貴族の遠い故郷は権謀術数の只中にあるらしい。

 歴史的因縁と古くからの宗教的権威。

 決して一つにまとまることのない国々を唯一宗教的権威だけが、まとめることができる。

 しかし、まとまってさえしまえばとてつもない勢いとなってしまうだろう。今はそれこそが、リスクだった。

「分断工作は?」

「不調だな。宗教的情熱が、なぜか盛り上がっている。前回で懲りたはずだが」

 頭を抱える様に吐き捨てる宰相の言葉に、ガベルは一つの可能性について言及する。

「……面子の問題か?」

「……馬鹿な、と言いたいところだが」

 中東ではありえない理屈で国際情勢が動くのが西方諸国だった。

 宰相は頭の中に西方諸国の地理的条件を整理しながら、指摘された可能性について考えた。

 西方諸国の内、何とも言っても力があるのは聖女の御旗の元に(ガリアフラディス)。西方諸国の中央にあって、広い耕作地を有するかの国は、西方諸国の中心と言っても良い。

 その東に存在するのが神聖帝国。

 かつての偉大な国ロマネを継ぐ者として、宗教的権威と諸国を束ねる帝国である。五つの聖剣を紋章旗とするロンデングルク連邦、地を駆ける六つ足の駿馬を掲げるドーツエン騎士団、双頭の蛇の紋章を掲げるオースティアがその主要な構成国だった。

 彼らの互選により、皇帝が決まる。今代は確か、ロンデングルク出身の皇帝だったはず。

 赤髭バルバロッサ、フェルナンド・デ・グリーンリーフ。

 前回逃げ帰った聖女の御旗の元に(ガリアフラディス)の王は、宗教的汚名を雪がねばならない。それに付き合わされたロンデングルクの少年が、今や神聖帝国の皇帝の地位にある。更には、バティアンは前回の失敗に懲りて、諸侯の参戦こそが必要と説いて回っている。

「十字軍を起こすとすれば、やはり中心はガリアフラディス。しかし、ガリフラディスは、ブリガディルスと争っていたはずでは?」

 ガリアフラディスから海峡を隔てて、北西に存在する海賊の王朝太陽に紅白薔薇(ブリガディルス)

「しかも、国土の三分の1を奪われた状態と聞いたが……」

 戦の原因は、十字軍の結果に失望したガリアフラディスの王妃が、当時のルディ8世と離婚し、ブリガディルスの王と結婚したことにある。

 アルセーヌの女領主と呼ばれたその王妃は、結婚の持参金として当時自身が受け継いだアルセーヌ地方の相続権ごと、ガリアフラディスからブリガディルス側についたことだ。

 そしてその息子が、現在緒ブリガディルスの王。

 父王を追い落としてブリガディルスの王位についたのは、既に猛将として呼び声の高いリチェルド・ブランタジット・ブリガディルス。

 ガリアフラディスの王は、王位を継いだルディ9世。因縁は子供に引き継がれた格好だ。

 ありえぬ、とやはり宰相は首を振る。

 少なくとも中東の常識ではありえない。

 こんな情勢を置いて、宗教的権威の身で結束するなど、ありえないのだ。

 国を留守にすれば、いつ牙を剥くかもわからない隣人を隣に置いて、遠く中東にまで遠征など……。

 しかし……それでも、彼らは来るかもしれない。遥か百年前に、祖先が海を渡ったように。

 その想像に、宰相は背筋が寒くなるのを感じた。


ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営


特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。

薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇

陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)

兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。

駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。

変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。

遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)


信頼:武官(+52)、文官(+42)、王家(+13)、辺境伯家(+36)


信頼度判定:

王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?

文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。

武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。使い勝手が良いな。 今後も期待している。

辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?


副題:ロズヴェータちゃん、依頼の内容を知る。

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