総指揮官との邂逅
トラッド家のロージャとの会談を終えて、せっかく見つけた商売の利益をほとんど持っていかれることになったロズヴェータ。しかしながら、新たな騎士隊と親密になるとともに、後衛軍を率いる将軍に気に入られ、本人の知らない所で前衛軍と後衛軍から熱烈なオファーを受けるに至る。
そして判断を委ねられた総指揮官ディルアンは、散歩に行って来ると言い残して天幕を出た。
◇◆◇
移動を終えた騎士隊は、比較的忙しい。
新たな宿営用の天幕の設立、彼らについてきた酒保商人達の住居場所確保、さらには周辺地理の把握などやることは多岐に及ぶ。
三頭獣を率いるロズヴェータは、それぞれに役割を割り振ってその役目を明確にしている。
つまり、兵士達は宿営用天幕の設営を、分隊長達は周辺の地理の把握を、指揮官たる自分は依頼の場所を確認する。これはロズヴェータの独自の考えと言うわけではなく、以前からなんとなくそうなっていたのを話し合いの末に、決定したことだった。
曰く、兵士はすることがないと諍いを起こす。そして寝る場所がないと野宿だ。誰しもそれは避けたい。また天幕の設営等は経験こそがものをいう。そう言う仕事は、頭を使うことよりも慣れこそが大事だった。
曰く、分隊長は周辺地理と周辺に危ない奴がいないかを確認しないと、危機に対応できない。三頭獣の分隊長達は、経験豊富な者が多い。その経験から、周辺地理と周辺の宿営している騎士隊の情報を自然と集めて来る。
誰だって、隣に強盗モドキがいたら嫌なものだ。
曰く、指揮官が依頼を受ける場所を知らない、またはコネがないと依頼を受けられない。評価は人によって決まる時代だった。依頼を出す人が満足すれば、それで依頼が達成されたとみなされるのだ。すなわちコネが最も力を発揮する。
そのような理由から、それぞれの役割が決まっていった。
ロズヴェータ率いる三頭獣が徹底しているのは、それを改めて騎士たるロズヴェータが口に出し、兵士達に通達したことだった。
兵士からすれば分隊長から指示を出されても、騎士たるロズヴェータから指示を出されてもやることは一緒だ。しかし、やはりロズヴェータから声をかけられると気分は良い。
それはロズヴェータ自身の能力もさることながら、彼の後ろにある辺境伯家と言う権威のためであったり、単純にロズヴェータの若くして騎士となった才能であったり、人柄であったりを好ましく思っている兵士が多いからだった。
簡単に言えば、ロズヴェータは、兵士達から人気があった。
小さな戦いでは常勝と言っていも良いぐらいに勝てる指揮官。
若いが辺境伯家の三男で将来性はある。
領主としては小さな村があって、戦傷を負った後の面倒を見てくれる。
これだけの優良物件の指揮官は、末端の兵士からすればそうはいない。人は、美しい者、強い者、正しい者に好意を抱く。優良物件の指揮官の覚えをめでたくして置こうという打算的な考えの他に、単純に好意を寄せる者達が複数いるのも、不思議ではなかった。
そう言う兵士の心の機微に敏感なのが、ロズヴェータの副官であるユーグだ。獅子の紋と王冠王国で、傾国の美貌と例えられた中性的な美貌を持つ彼は、自身に向けられる視線の意味に敏感にならざるをえなかったがために、敬愛するロズヴェータに兵士が向ける視線の意味を十分に理解していた。
だからこそ、それを活用する方向にロズヴェータを誘導する。
「指揮官たる貴方が直接話をすることで、兵士達はやる気を出すでしょう」
その助言は、ロズヴェータの行動に現れ兵士達と接する機会を増加させることにつながった。その分忙しいのは、仕方ない。労働に関する法律などない時代だ。むしろ忙しい指揮官だからこそ、立派であると言う偏見までまかり通っていた。
ロズヴェータは、自身の役割である依頼が出される場所を確認し、三頭獣をよろしく、と依頼を出す役人に付け届けを終えると、天幕の宿営をする兵士達に声をかけて回る。
「トーロウ、相変わらず早いな」
「ナヴィータ、紐緩んでるぞ」
「グレイスは、森に狩に行く許可? ああ、大丈夫だ」
その中で要望を聞いたり、雑談をしたりと兵士達と交わることによって、連帯感を作っていく。
だからこそ、そんな中で現れた不良中年に、ロズヴェータは、胡乱な視線を向けざるを得なかった。
「よぉ、邪魔するぜぇ」
まるで飲み屋に入る時のように気の抜けた声。
にへら、と笑った顔には、少しの緊張感もない。
しかし迎える方は、それどころではない。ロズヴェータ以外には傲岸不遜とも言える態度をとるユーグですら、固唾を飲んでディルアンの姿を出迎えた。
一体どう言う理由で、遠征軍の総指揮官がこんなところにいるのか、ディルアン自身を除いた全員が視線を釘付けにして、彼の挙動を見守った。
同じ理由からユーグら、一部のものはロズヴェータにも視線を向ける。
ディルアンは、声をかけてきたのだ。だとすれば、答える義務がこちらにはある。ロズヴェータが何と答えるのか、不安と疑問の中で嫌でも答えるべき人物に視線が向く。
総指揮官の一声で、騎士隊の立場は良くも悪くもなるのだか。少しでも良い待遇を得たい兵士からすれば、ロズヴェータに対して変な対応は辞めてほしいと、心底願うしかない。
ロズヴェータは、薄曇りの空の下、吹いてきた風が急に温度を下げたような錯覚を覚えながらも、周囲からの期待を敏感に感じ取って口を開いた。
「これは、総指揮官殿、どういったの御用で?」
ロズヴェータの言葉にディルアンは口を苦笑に歪めた。
「俺はただの中年の騎士だがね」
その言葉に、過去にその中年の騎士に同期と一緒に散々にやられた過去を思い出し、視線が険しくなる。
「以前その中年の騎士に散々にやられたので」
皮肉を言うも、ディルアンはそれを風に柳と受け流す。
「他人の空似、ということもある。それに俺がやったとしても、負けた奴が悪い」
全く悪びれないディルアンの主張に、ロズヴェータは半ば呆れ、半ば納得した。確かに、以前挑発に乗せられ、挑んだのは己自身だ。
エリシュに引きずられた面はあったにせよ、とため息を吐きつつ納得しがたい気持ちを吐き出す。
「それで、ご用は?」
「遠慮がないな」
苦笑するディルアンに、無言で先を促すロズヴェータ。
「実はな、お前の配置を決めかねている。前衛将軍からも後衛将軍からも、是非うちに、と要望が強くてな? ここまでは分かるか?」
無言で頷くロズヴェータと、どよめく周囲の反応にディルアンは、理解が進み満足そうに頷く。
「で、お前はどちらを希望する?」
「前衛を」
ふん、と鼻を鳴らしてロズヴェータの返答を受け取るディルアン。
即答を返すロズヴェータに、ディルアンは少々驚きを禁じ得なかった。しかも、その目に迷いはない。総指揮官であるディルアンを琥珀色の瞳で見返すロズヴェータに、ディルアンはますます興味を持った。
「よし、分かった」
ホッと胸をなでおろす全員。
「で、どうやったら勝ち切れると思う?」
その瞬間、ロズヴェータに特大の爆弾をディルアンが落とす。
──どうやって? 今まで考えたこともない質問に一瞬だけロズヴェータの動きが止まる。それをディルアンは、面白そうに眺めている。しかし、その目は半端なことは許さないとばかりに、注視する。
「……わかりません。しかしエルフィナスの総督イブラヒムの首があれば、エルフィナスは講和に応じるのではないですか?」
正直にそう答えるロズヴェータ。聖地奪還、という大きな目的は知っている。そもそも今回の戦が起きたのはエルフィナスの首狩り総督イブラヒムが、侵攻を開始したから、というのがもっぱらの噂であった。
なれば、その悪の元凶を取り除けばよい。
そう単純に考えていたロズヴェータに、ディルアンは、厳しい視線のまま再度問いかけた。
「本当にそう思うか?」
そう促され、改めてロズヴェータは考える。
ディルアンは、どうやったら勝ち切れるか、と聞いたのだ。勝利の条件、あるいは勝利を整えるための条件を聞かれている。
この戦に勝ったとして、敗戦した聖墳墓の国が持ち直せるのか? その他の小国は? 先程自らが答えた回答のまずさに、思わず歯噛みしそうになる。
例えイブラヒムの首があったとしても、エルフィナスがそこで講和しなければ、結局は聖都ジュルル・サルムは飲み込まれて終わる。十字教の聖地は奪還して、されての繰り返しだ。
文官を目指していたロズヴェータにしては、先ほどの返答は、武官より過ぎる返答であった。
再考を促されているということは、それでは満足しなかったということだ。
なぜ? そもそもなんでこんな質問を一騎士に投げかけている? 総指揮官と言う立場か? それともディルアンと言う個人の興味か?
混乱するロズヴェータは、その真意を探るために、下げていた視線を上げてディルアンを見るが、厳しい視線と柔和な笑顔からは何も読み取れない。
「……聖都に十字教の安全な通行を確保すること、その一点のみを落としどころとしてエルフィナスと交渉するのが、勝利の条件です」
「三日月教を全滅させる必要はないか」
「不可能です」
「……そうか、不可能か。よし、明日から前線勤務だ。宿営地を移しておけよ」
そう言って颯爽と踵を返すディルアン。
緊張から解放されたロズヴェータは、大きくため息を吐いた。
どうやら満足いく返答を応えられたらしい。
そう思って、周囲を見渡すといつもよりもロズヴェータに対する周囲の視線が集まっているのを感じる。
「総指揮官に意見するなんて、うちの隊長はやるもんだ」
どこか誇らしく、ロズヴェータを見つめる視線に、気恥ずかしくなりロズヴェータは前線勤務への復帰のため宿営地の移動を、全員に命じた。
一方、ロズヴェータとの会話を終えて自身の天幕に戻るディルアンの足取りは軽かった。
やはり、若い奴と会うのは良い。
そう感想を抱きながら先ほどのロズヴェータの返答について吟味する。
──三日月教を全滅させるのは不可能と言い切ったあの少年は、中々見どころがある。
こんな戦いの中だ。しかも掲げる正義は宗教。違う宗教には何をしても良い、と考える輩が一定数いる。そしてそんな奴らは、ディルアンの考える終戦の絵図からすれば、邪魔以外の何物でもない。
前線にそんな奴らを配置すると、後が無用な摩擦を起こす。
それらを事前に排除する意味もあってかけた質問だったが、予想以上の答えが返って来た。
終戦の絵図、その再検討が必要だった。
「十字教徒の安全な通行か」
言葉に出してみると、実にしっくりくる。そもそも、古の十字軍の目的が国家の建設だったのかという疑問もあるのだ。獅子の紋と王冠王国の存在理由を否定する危険な考えであったが、十字教徒の安全さえ確保できるなら、国家は必ずしも必要ないのではないか。
そうとすらディルアンは考えていた。
自身を将軍と言う地位に縛りつけている理由とて、最終的には腐れ縁以外の何物でもない。今はそれに少し、少年王という楔が出来たが、それだけだ。
かつて憧れた英雄を使い潰すようなこの国を、心の奥底ではディルアンは嫌っているのかもしれなかった。
「ふん、今更、か……」
自身の天幕が見えてくる。
数万の軍勢、それに巻き込まれる数十万の命を懸けて策謀を考える場所だ。
全く気が滅入る。
だが、表面上はそれをおくびにも出さずに、口には飄々とした笑みを浮かべディルアンは天幕の中へ入っていった。
ロズヴェータ率いる三頭獣の配属は、前衛にしよう。
理想だけを語る輩に、意味はない。現実が見えているとは言っても、それだけでは現状を変えうる程の力にはなれない。だからこそ、出世してもらわねばならない。
それが例え危険と隣り合わせだとしても、せめて命ぐらいかけなければ、誰もついてこないのだ。
◇◆◇
翌日から前衛での働きを命じられたロズヴェータ率いる三頭獣は、その宿営地を移していた。
後衛軍を指揮する将軍からは、愚痴交じりに別れを惜しむ言葉をかけられたものの、三頭獣の大多数は前衛勤務を喜んだ。
やはり後衛軍でと前衛では実入りが違う。
戦争にはつきものの略奪が主となるが、特殊な例では人を斬る事自体が報酬になっている危険人物もいる。それらの欲求を満たせる場所は、やはり後衛軍ではなく前衛軍であったのだ。
分隊長ヴィヴィなどは、孤児達と別れることを惜しんでいたが、それでも歴戦の兵士である彼女は翌日には、切り替えたように見えた。
そして前衛軍に宿営地を移して良い報せと悪い報せがあった、
良い報せは、都市国家シャロンの攻防で負傷した兵士を送り届け辺境伯領から筆頭分隊長ガッチェ達が戻ったことだった。
なるべく急いで来たらしく、宿営地に到着した際の彼らの服装はぼろぼろで、それだけでも相当の無茶をしながら進んできたのだということが分かる。
「ロズヴェータ様に一刻も早く合流せねばならないと思い……」
筆頭分隊長ガッチェの言葉に、ロズヴェータは密かに胸を熱くしていた。
そして悪い報せは、すぐ隣の宿営地に悪名高き四腕の毒蜘蛛がやってきて居を構えたことだった。
「よぉ、こいつは奇遇だ」
ねばりつくような視線と、口元には不吉な笑み。陰惨な気配をまとった毒蜘蛛のリリー。護衛の為か後ろには、禿頭の屈強な男と、顔に火傷の男を連れていた。
「お前達と組むつもりはない」
毅然と言ってのけるロズヴェータに対して、リリーは陰惨な気配を張り付けたまま、その体をロズヴェータの側に寄せて来た。
「なんだよぉ、つれないなぁ」
ユーグの視線が危険な水域まで鋭くなるのを、横目で伺いながらロズヴェータとの距離を測るリリー。それをどこか余裕をもって眺めながら、ロズヴェータの顔に手を伸ばす。
「よく見れば、悪い顔の造りじゃないんだ。アタシの情夫にでもしてやろうか? ん?」
「……ぶち殺すぞ、アバズレ」
美貌の副官ユーグの低く殺意を込めた声を受けても、リリーはどこ吹く風だった。
それを鼻で笑うと、ロズヴェータに背を向ける。
「まぁ、今日はご近所さんにご挨拶さ。まぁ考えてみておくれ。私は意外とお前を気に入っているからねぇ」
妖しく粘りつくような視線をそのままに、リリーは次の宿営地に向かって歩き出した。その背を見送ってロズヴェータはやっと詰めていた息を吐き出す。
安堵と困惑が入り混じった息を待たず、ユーグはロズヴェータの隣に並んだ。
「あの、アバズレ、いつ寝首を掻きますか?」
いきなり怖いことを言う自分の副官に若干ロズヴェータは引き気味であった。
「他に、変わったことは?」
こういう時は話題をずらすのが一番だと考えて、全く別の話題を振る。ユーグの広い情報網なら、ロズヴェータに報告すべきことは多々あるはずで、その優先順位が下がった中にこそ、必要な事柄が潜んでいるかもしれなかった。
「エリシュ様と他数名、我らとかかわりのある騎士隊がいるようです。後で報せを出して挨拶をさせましょうか?」
「いいや、そこはこちらから挨拶に行こうかな」
「エリシュ様の紅剣はともかく、他はロズヴェータ様が直接出向く程では……」
上下の身分差と言うものは確実にある。
貴族、聖職者、流浪の民、農民、商人、異民族等、固定化はされていなくとも厳としてあるその身分差は、もはや常識として刷り込まれている。
すなわち、どこまで行ってもロズヴェータには辺境伯家の三男と言う肩書がついて回るし、ユーグはその従者だ。だからこそ、ユーグの言葉は常識的なものだった。
身分が下の者が上の者のに挨拶に来るのが当たり前。
だが、ロズヴェータはそこにしばしば無頓着だった。
それはロズヴェータの出自が関係しているのかもしれないし、身分差と言うものに苦しめられた過去からもしれなかった。
「それで、誰が来ているんだ?」
「砂漠人のミスキンド、後はマーニー家のヘルオン」
「ああ、ミスキンドはよく覚えている。けど、ヘルオン?」
首を傾げるロズヴェータに、ユーグはため息を吐いた。
「覚えておらずとも、致し方ありません。父の、馬鹿親父の伝手で、一度領地であるエルギスト村で集った中にいた者です。どうやらマーニー家では、あまり重用されなかったものと見え、自身で騎士隊を率いているようですね」
なるほど、と頷いてロズヴェータは首を傾げる。
不思議な縁だが、繋いでおくに越したことはない。
「評判は?」
「可もなく不可もなく、取り立てて悪い噂は聞きませんが、秀でて何かと言うよりは凡百に埋もれているような騎士隊です。ロズが敢えて足を運ばずとも、向こうからやってきますよ?」
最後は小声になって囁くユーグに、ロズヴェータは感謝をしながらも敢えて考えてみる。
「まぁ、行ってみるさ。何事も、こちから動いた方が、良いこともある」
宿営地の説明は任せられると、判断してロズヴェータはユーグだけを伴って前衛軍の宿営地を回ってみることにした。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)
信頼:武官(+52)、文官(+42)、王家(+13)、辺境伯家(+36)
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?(-2)
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。(-2)
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。使い勝手が良いな。 今後も期待している。(+2)
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?(-2)
副題:ロズヴェータちゃん、次回散策へ出かける。




