騎士隊との交渉
ロズヴェータは、チソッド商会のラスタッツァの力を借りて孤児を労働力として受けられる依頼を拡大。元々騎士隊の兵站基盤を強くするために提案された孤児の雇用は、思わぬ副収入をロズヴェータと三頭獣にもたらす。
十日も経つ頃には、後衛の指揮官から名指しで依頼が入るようになってくる。
しかしながら。そんな中ロズヴェータ率いる三頭獣の駐屯地域に、孤児が窃盗を働いたと怒声と共に苦情を申し込んでくる騎士隊があり、その対応をアウローラ達と相談しようとしていた。
◇◆◇
「まぁ、単純にやり過ぎたのかしらね?」
集まったアウローラ、ラスタッツァ達を天幕に集め、ロズヴェータは現状を説明した。ロズヴェータの説明の後で、開口一番アウローラは、頬杖を突きながら鼻を鳴らした。
都市国家シャロンの僭主の血を引く彼女は、治癒術師として騎士隊に参加してはいるものの、その受けて来た高等教育の成果をいかんなく発揮して、三頭獣の文官を取りまとめる立場になっていた。
彼女は、獅子の紋と王冠の王国の王都で独自の情報網を持つに至り、時にロズヴェータよりも情報に詳しいことがある。
「どこかが裏で糸を引いている可能性は?」
「さあ、今の所そこまでは……半々よね」
たまった後衛軍の依頼の仕事を片付けたことにより、困る奴。あるいは、ただ単に金回りのよさそうな三頭獣に、突っかかって金を巻き上げられないかと考えた馬鹿の仕業。
考えられる二通りの予想に、アウローラは判断する材料がないと答える。
「たまった仕事を処理して、困る奴なんているのか?」
眉を顰めるロズヴェータ。
「遠征軍だって一枚岩というわけでもないでしょう? 考えればきりがないわ」
アウローラは鼻で笑ってその答えを何通りも披露する。後衛軍が物資の集積を思う通りできなくて得をする奴……。
「まず、敵ね」
その言葉に、思わずロズヴェータは周囲を見渡した。
「おい、滅多なこと言うなよ」
「あら、なくはないんじゃない? 古今東西買収なんて当たり前でしょ?」
「だが、ディルアン将軍の直属の指名を受けたんだぞ?」
「ふん、人間腹の中までは見通せないでしょ?」
まぁ、それはそうだが、と言って腕を組むロズヴェータ。それに対して、アウローラはため息交じりに自分の言葉を否定する。
「でもま、今回はないわ。あの人本気で困ってるみたいだったし、面倒な依頼を指名してうちに寄こしているでしょ?」
「……」
じゃあ言うなよ、という批難がましいロズヴェータの視線を、アウローラは無視して続きを口にする。
「次は、聖なる三つの天秤」
「……奴らは、戦争で儲けているだろう?」
今度は騙されないぞ、と言うロズヴェータの反論に、アウローラはロズヴェータの前で指を振って否定する。
「そうね、儲かるわ。それが、長く続けば、より儲かるでしょうね?」
「むぅ……」
にっこりと微笑むアウローラに、ロズヴェータは言葉に詰まる。
「だが、遠征軍の一軍として参加しているぞ? 爵位もあるし、一応国の貴族階級なんだろ?」
「常識的な意見ありがとう。彼らは商人よ。利があれば、そちらに飛びつく。そう言う生き物なの」
そう言って視線をラスタッツァに向けるアウローラ。
「否定はしないけどねぇ」
薄く笑うラスタッツァに、ロズヴェータは眉を顰めた。
「貴族様だって、それぞれさ。旦那の実家だってそうでしょ?」
「まぁそれを言われると、確かにな」
隣国との密貿易のことが頭によぎり、ロズヴェータは頷かざるを得ない。
「そう言うわけさ。別に商人だからってことはないと思うけれどねぇ」
「だが、それは……」
批難の声を上げようとして言葉に詰まるロズヴェータ。
「まぁ、不誠実だとは思うよ。だからこそ、打開策をってね。でも本当に彼らが?」
ラスタッツァに話を振られたアウローラは肩を竦めた。
「さて、どうでしょう? 他にも候補はいるわよ」
「参考までに、拝聴したいものだが」
「四腕の毒蜘蛛」
にこりと笑うアウローラの笑顔が、凄みをもってロズヴェータに迫る。
「……怨恨ってことか」
「他にも、孤児を雇用していない教会だったり、オルフェルドの息のかかっていない商人だったり?」
「疑い出せば切りがないか」
「そういうこと」
「……とにかく証拠がいるわね。因縁をつけて来た騎士隊への対応は大丈夫なの?」
「ああ、奴ら犯人も捕まえていないし、孤児の顔も恐らく知らない。だから、ネリネを教会に走らせた」
「ん?」
「証人になってもらうってこと? でも今日雇っているのは……」
「ああ、だからこそ奴らがでたらめを言っていることが証明されるんじゃないかな」
ロズヴェータが難しそうに唸っている。
「どちらかと言えば、問題は落とし処の方だ。そのままにしておけば舐められる。やり過ぎれば周りから警戒される」
「難しい所よね……せっかくうまく回っている男爵からの依頼も減ってしまうかもしれないなんて」
アウローラはため息をついて、やれやれと肩を竦めた。
後衛軍を指揮する男爵も、出過ぎた杭を敢えて庇おうとはしないだろう。精々が100を超える程度の騎士隊に過ぎない。使い勝手が良いとはいえ、騎士団や大規模な騎士隊と比較すれば、三頭獣の影響力は大きくないのだ。
「だとすれば、頼るのはやっぱり男爵?」
「限度があると思うけれどね」
「ロズヴェータ様!」
未だ解決を見出せない議題の話し合いだが、時間切れのようだった。
天幕の外から聞こえるネリネの声が、待ち人の到着の合図だ。
「今行く」
見習い騎士のネリネに返事をすると、ロズヴェータは立ち上がる。
「一つずつ、慎重に判断していくしかないな。とりあえずは、突っかかって来た騎士隊への対処だ」
アウローラとラスタッツァを見ると、肩を竦めて話し合いの終わりを告げた。
声をかけられた二人も、顔を見合わせため息をつくしかない。結局のところ事件の黒幕や背景などはわからず仕舞い。恐らく、後衛軍の指揮官の男爵はシロだが、かといって全面的に頼るには心もとない。
見込みで聖なる三つの天秤に探りを入れるのは、危険すぎる。
どちらにせよ、受け身で相手が次にどんな手を打って来るのか、見極めながら対処しなければならないということだ。
今どのくらいの危険度で、誰が味方か敵なのか、全く判断がつかない。
しかも一歩踏み外せば、奈落の底だ。
天幕の外に出ると、そこで待っていたのは伝令に出したネリネ。そして温和な表情をした神父と孤児達だった。
「ゼルク神父、わざわざご足労をおかけして申し訳ありません」
「ロズヴェータ殿、なんでも緊急の要件とか」
頭を下げるロズヴェータに、首を振り、それは良いと言いながら何が起きたのかを聞きたがる孤児院を運営する責任者。三頭獣とチソッド商会に孤児達を派遣したのは、このゼルク神父と言う男だった。
幾分かの心づけと、孤児たちの食事を提供することで労働の対価とした交渉をまとめたのは、ラスタッツァのチソッド商会である。鷲鼻のダグズがまとめた交渉は、ロズヴェータからすれば、ほとんど無償での大幅な労働力を提供しているに等しい。
「実は、問題が発生しておりまして……」
事情を簡単に説明すると、ロズヴェータはゼルク神父に孤児達のアリバイの証言を依頼する。
「ええ、その程度でよろしければ」
「隊長~!」
のんびりした声とは裏腹に、ざわめきを伴って戻ってきたのは、分隊長バリュード。魔物でも人でも斬ることに愉しみを見出すこの男は、童顔を隠すためにバケツ型のヘルムを被っていた。
先程、三頭獣に苦情を入れに来た大犀の角のゴードンを名乗る男を引きずって、大犀の角の宿営地に向かった彼が戻ってきたのだ。
ロズヴェータが呼ばれた声に反応して見れば、口を真一文字に結んだ分隊長赤髪の女分隊長ヴィヴィに、彼女の分隊員達。それらに続いて入ってきたのは、樽のような腹を揺らしながら戦斧を担いだ禿頭の大男。更にそれに続いていかにもガラの悪そうな男達が入って来た。
騒ぎを聞きつけて、周りには野次馬が集まってきている。
戦うことを専門とする彼等からすれば、後衛軍の仕事は退屈なだけの待ち時間だ。喧嘩や賭け事、十字教で悪徳とされていることも、彼等にとっては娯楽に過ぎない。
騎士隊同士の大規模なもめ事など、大好物と言っていい。
そんな周囲の様子に、ため息をついたロズヴェータに対して、ユーグはそっと耳打ちする。
「あれが、ベルフォンです。先頭を歩いている、樽のような男がロー・ルー。北方の出身の騎士とのことですが評判の悪い男です」
「どんな評判だ?」
「なんでもまとまりかけた和解をぶち壊して殴りかかり、虫を喰う癖があるとか、」
「……なるほど。虫を」
「お客さんだよ」
「ああ、そのようだ」
「おう、てめえがこの騎士隊のアタマかぁ?」
見下ろす形になるロー・ルーは、眉を顰めてロズヴェータを見た。狂犬じみたバリュードや、歴戦の兵士の貫禄のあるヴィヴィを従えているというのが、こんな騎士校を出たばかりの青年と言うのが腑に落ちなかった。
「ロズヴェータだ」
見上げる形になるロズヴェータは、簡潔に答える。
ロー・ルーの肩に担ぐ形になる戦斧を視界に収めながら、視線は相手から外さない。
ロズヴェータの様子に、ロー・ルーは、納得したように自身の逞しい顎を撫でると口の端を僅かに歪ませて笑みを浮かべる。
「へぇ、あんたもなかなか度胸あるもんだべな。ほんで、オラら呼びつけるなんて、いったいどんな用事だんず?」
訛りのきつい喋り方に構わず、ロズヴェータは要件を切り出した。
「話はそこの、ゴードンとかいう奴に聞いていると思うが?」
「あんだぁ? おい、ゴードン! いったいなんず話だば?」
「こ、こいつらの使ってるガキどもが、うちらの荷物を盗みやがったんだ!」
じろりと、睨まれたゴードンは、先ほど三頭獣に殴り込んで来た時の勢いは完全に失せていた。今はなんとか虚勢を張っているのが精一杯と言った有様である。
「セルベイ!!」
ロー・ルーの上げる声が、大犀の角酒保商人の名を呼ぶ。
「はいはい。セルベイはここです」
揉み手をしながら二人の騎士の間に入ってきたのは、恰幅の良い行商人だ。
「荷物が盗まれただが?」
「さて、在庫は減っておりますが、既にお渡しした商品になりますので……」
「んだば? なして何さ盗られたんだんだべ?」
「酒瓶ですな」
酒保商人セルベイのその言葉に、ロー・ルーは禿頭をぽりぽりと掻いた。
「酒ねぇ」
ロズヴェータも思わず呟いた。
孤児の子供らが酒を盗むだろうか。ロズヴェータも孤児と話す機会はあるが、彼等がまず欲しいのは食料だ。酒よりもパン。あるいは肉。
「……ほんだが? まんだほんまのこったべが?」
ロー・ルーも怪しんだらしい。
三白眼がぎろりとセルベイからゴードンへと移る。
「も、勿論だ!」
「だが、確か荷物の紛失は商人の訴えによって発覚したのだろう? こちらに怒鳴り込んで来た時は、そう言っていたよな?」
ロズヴェータの声に、ロー・ルーがゴードンを睨む視線がさらに鋭さを増す。
「だ、だからセルベイが酒瓶が足りないと言ったんだ! 酒瓶の数が足りないって! その辺りに孤児どもがうろついていたのは、間違いねえ。だったらそいつらが盗ったに決まってる!」
「つまり、誰が盗ったのかも見て居ない、ということか?」
ロズヴェータの言葉に、言葉に詰まるゴードン。
「い、いいや。俺は……後ろ姿なら」
「セルベイ、どんな状況だんず!?」
「さて、納品した酒瓶が一つ、二つ足りないとの話はしましたが、こんな大ごとになるとは」
薄笑みすら浮かべたセルベイと呼ばれた酒保商人。
「て、てめえが、孤児が怪しいって!」
ゴードンの叫びに酒保商人は、目を細めた。まるでこれから屠畜場に向かう豚を見るような冷たい視線だった。
「私は、孤児達が近くにいたことを言っただけで、犯人だとは言っておりませんよ」
露骨にため息をつくロズヴェータと、いら立ちを隠せないロー・ルー。
もごもごと口ごもるゴードンに対してロー・ルーの怒声が響く。
「ちゃんとしゃべれじゃ!」
勘違いの間抜けになるか、それとも一縷の望みに賭けて犯人を見つけられる可能性を選ぶか、ゴードンには突き付けられたわけだったが、案の定限りなく低い可能性をゴードンは選んだ。
「み、みた! こ、孤児の姿なら覚えている!!」
ゴードンの言葉に、ロズヴェータは待ってましたとばかりにゼルク神父を呼ぶ。
「では、指差しててもらおうか。見たのなら、分かるな?」
そう言って神父と、その教会から孤児として雇っていた孤児達を並ばせる。
「神父、これで全員ですか?」
複数の雇用先があるとは口にせず、教会から雇っている孤児達を並べる神父とロズヴェータ。
「ええ、全員です」
迷いながらも、ゴードンは孤児の顔を見比べる。
ヴィヴィやトーロウは、内心冷や冷やしながらその光景を見守っていた。バリュードはワクワクとした表情で、中々強そうなロー・ルーと一番に戦える位置取りに移動する。
ルルはアウローラ達文官組を守れる位置に、徐々に移動していた。美貌の副官ユーグは勿論、ロズヴェータとロー・ルーの間に割り込める隙間を探っている。
対して、大犀の角の面々は未だによく事態が飲み込めていないようだった。ボスであるロー・ルーがイラついているのは感じられたが、そもそもとしてゴードンと言うのは、大犀の角に最近入ったばかりの新人だった。
計算ができることで、兵站の管理を任せたことはあっても腕っぷしが強いということはなく、あまり信頼度は高くない。精々が頭がいい奴なんだなぐらいの感覚であった。
孤児の顔を見比べるゴードンの顔色はどんどん悪くなり、冷や汗がどっと噴き出ている。
「どうした? さあ、速く選べ」
努めて冷たく言い放つロズヴェータ。
「くっ、うるせえ!」
そのゴードンが、一人の孤児の前で止まった。俯いた表情に何か思うところがあったのだろう。
「こ、こいつだ! こいつが盗んだ!」
そう言って指さした。
ロズヴェータは視線をゼルク神父に向ける。
「いいえ、それはありえません。彼は一日中私と共に写本をしていましたから」
穏やかにそう告げるゼルク神父は、残念そうに首を振る。
対するゴードンは、まるでゼルク神父の言葉を死刑判決のような気持で聞いた。
「そ、そんな……」
口をパクパクさせて、言葉が出てこない。
「おい」
そんな様子のゴードンが、地の底から響くような声に振り返れば、怒りで顔を赤くしたロー・ルーの姿が目に入る。
「い、いや、これは……その」
まるで丸太のようなロー・ルーの腕が伸びて来る。ゴードンの襟首を掴むと、そのまま持ち上げる。その過程で首が締め上げられ、息ができないゴードンが暴れるものの、それを全く意に介せず、睨みつけるロー・ルー。
「そこまでだ」
そう言って、その間に割り込んだのはロズヴェータ。
「あぁ!? けちゃましいことするんだが!?」
怒声のすさまじさに、思わず耳を塞ぎたくなったロズヴェータだったが、ここが勝負どころと腹の底に力を籠める。興奮して訛りの強くなる北方の訛りに、ロズヴェータはなるべく意味を掴もうとするも、段々と難しくなってきた。
多分、邪魔するなと言いたいのだろうと、勝手に理解する。
「まだ、落とし前の話が残ってる」
「ッチ! おぉい、そこの奴を捕まえとけ!」
そう言ってロー・ルーはゴードンを放り投げると、部下に拘束を命じた。少しは冷静になったのか、言葉も標準語に近くなる。
「んで? おらァ達に、なんだば、なんして何させるんだべ?」
先程よりも、訛りの強くなった言葉にロズヴェータは一瞬だけ眉を顰めた。わからん。
だが、どこか言葉に愛嬌のある。
三白眼に禿頭から凶悪な顔つきだが、喋る言葉はどことなく素朴な感じを受ける。そこに、どこかロズヴェータは面白さを感じた。
「……少し、個人的な頼みになるが北方の言葉や生活を教えてもらいたい」
「あぁ? どんだば? おらァ達の言葉? 生活ぅ?」
全く予想外のことを言われたのか、同じく北方出身の部下の方を振り返るロー・ルー。
「ああ、勿論、隊としての謝罪は要求するが、別に金銭を寄こせとか言うつもりはない。形だけ、この場での謝罪だけで構わん」
「あぁ?」
いよいよロズヴェータの言葉にわけがわからなくなって、部下達の顔とロズヴェータの顔を交互に見るロー・ルー。
「で、どうする?」
「あぁ? まぁ、それでいいんであれば……」
最後は落ち着いて、標準語に戻ったロー・ルーの言葉は、尻すぼみに小さくなっていた。全く訳が分からない未知の生き物を見る様にロズヴェータを見る。
「すげね」
っと一言謝罪の言葉らしきことを言うと、頭を下げてゴードンを連れて帰っていく。
彼らの姿が見えなくなってから、安どのため息を吐いたロズヴェータ。保険はかけていたとはいえ、やはり交渉は綱渡りだった。そのロズヴェータに、声がかかる。
「いやー、見事な解決だね。ロズヴェータ殿!」
ラスタッツァの婚約者、聖なる三つの天秤の代理人か、それとも……。
トラッド家のロージャが腕を広げて、ロズヴェータの後ろにいた。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)
信頼:武官(+40)、文官(+46)、王家(+17)、辺境伯家(+40)
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 今回も期待している。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?
副題:ロズヴェータちゃん、北方言語に興味津々。そして後ろから迫る面倒ごと。




