契約の更新と孤児の雇用
四腕の毒蜘蛛を率いるリリーに、自らの勢力の下に入れと勧誘を受けたロズヴェータ。しかし、そんな気持ちは全くなく、無視を決め込もうとしていた所、ディルアン将軍率いる聖都ジュルル・サルム奪還の遠征軍は、全軍の移動を開始する。
フィアッツェの街から都市ライヘルへと移動するにあたって、ロズヴェータ率いる三頭獣及びエリシュ率いる紅剣は、後衛に組み込まれた。
前衛になれなかったことを不満に思いながら、行軍中の休憩をしていた所、道化化粧の女商人ラスタッツァが駆け込んでくる。
彼女を追ってきたのは、ラスタッツァの許婚ロージャ。実家は国内3強に入るほどの商家であると同時に爵位までも持っていた。
◇◆◇
怒涛の如く喋り倒すロージャの話の大部分を聞き流しながら、ロズヴェータはラスタッツァにこっそりと耳打ちする。
「おい、これはどうするんだ?」
ロズヴェータ自身も困惑する程、その話はラスタッツァを賛美するものであり、その美しさ、才能の豊かさを滔々と語っていた。
ラスタッツァを見れば白い化粧の上からでもわかるほど、頬を染めて消え入りたい程に身を縮こまらせていた。
「だから、苦手なのさ……助けて」
白目をむきそうになっているラスタッツァ。いつも飄々としている彼女からは想像もできない弱り切った様子に、ロズヴェータも柄にもなく何かしら手助けをしなきゃならないと腹をくくる。
「あー、失礼ロージャ殿」
今まで舞台俳優の如く喋り続けていたロージャの肩を掴むと、ロズヴェータは注意を促す。
「これから我らは行軍を再開する。失礼だが、自分の隊商に戻られた方がよろしいのでは?」
「……ん? そうか、確かにそうかもな」
周囲をぐるりと見まわして、ロージャは納得したように頷く。いかにロージャが国内で3本の指に入る巨大な商家の次男であろうと、貴族の爵位を持っていようと、遠征軍の一員としている事実は変わらない。
いずれにしろ、少し距離と時間を空けた方が良いと判断したロズヴェータの言葉は、ラスタッツァのことなどおくびにも出さず、声をかけた。
「では、失礼した」
洗練された動作で一礼をして去っていくその姿だけを見れば、宮中の貴公子と見えなくもない。
「……変わっているな」
「あれはいっそ、狂っているのでは?」
オブラートに包んだロズヴェータの表現に、ユーグは歯に衣着せぬ物言いを返す。
「かもしれないが……多かれ少なかれ、みんなどこか狂っているさ」
ロズヴェータの言葉に、鋭い視線だけを返したユーグ。
「で、だ。ラスタッツァ。これは、高いぞ」
「わ、わかってるよぉ」
弱り切った様子のラスタッツァに、ロズヴェータはため息をついた。
しかし、問題はラスタッツァがこの様子では、兵站に支障がでるかもしれないということだ。無論ロズヴェータはラスタッツァ率いるチソッド商会が、ラスタッツァが忙しいからといって機能不全に陥るようなことはないと考えている。
しかし、問題はその可能性があるのに放置しておくことはできないということだ。
幸い、配置は前線から遠い後衛での任務が主となっている。となれば、少し兵站関係を整理しておくことも悪くはないかもしれない。
そう考えたロズヴェータは、行軍の合間にラスタッツァから聞き取りを行うという約束を取り付ける。主に兵站関係の見直しと改善のために、だ。
「ほ、ほんと?」
まるで怯えた栗鼠のような視線で見上げられるとロズヴェータとしては、思わず顔を顰めた。
「道化化粧が崩れているぞ。それに検討の結果、チソッド商会だけに頼るのは良くないという結論がでるかもしれないのだから、そう楽観できないだろう?」
「い、いいや。うちは、他ではありえないぐらいサービスしてるけど?」
途端に商売人の顔に戻りつつあるラスタッツァに、安堵を感じながらロズヴェータは頷く。
「まぁ、それを含めての検討になるな。忘れるなよ」
「うん、恩に着るよぉ」
ラスタッツァについていたはずの鷲鼻のダグズは、この事態を一体どう見て居るのだろうか。いずれにしろ面倒な案件ではあった。
それから行軍の休憩途中になる度、ラスタッツァはロズヴェータと兵站の見直しのために顔を合わせる。無論一つのチソッド商会がどの程度の物資をどの値段で卸しているのか、という商売の相場が関わってくるため、他所の紹介であるロージャが同席できるはずもない。
現在の所ロズヴェータ率いる三頭獣が、チソッド商会とだけ取引をしている以上、トラッド商会が入り込む余地はない。結果的に、落ち着きを取り戻したラスタッツァは、三頭獣との契約を更新し、いくつかの取引内容を修正することになった。
◇◆◇
チソッド商会は、獅子の紋と王冠王国の西方に拠点を置く商会である。それを三頭獣の酒保商人と言う立場を獲得してから、国内各所及び東方における販路を拡大していた。
商人は、つまるところ、消費者に生産者が生み出した物を届けることで生業にしている。
三頭獣が消費者として、国内各地に又は国外にいるのだから、生産者さえ見つければ、商人としては成り立つのだ。
だからこそ、酒保商人というのは上手くやれば実入りが大きい。
生産者から商品を受け取る❝仕入れ❞。消費者に商品を渡す❝販売❞この間で手数料と言う名前の❝利益❞が発生する。
ロズヴェータがチソッド商会に期待していたのは、この仕入れと販売の確実な実施になる。
品質の良い物を、なるべく安価で。
消費者である三頭獣からすれば当然のこの要求が、遠征先で叶えることは非常に難しい。
例えば、質の悪い糧食で腹を下したり、服がすぐ破れたり、補修のための鉄が手に入らなかったりと、兵站に起因する事故は多岐にわたる。その補完として、チソッド商会に腹を下さない食料、十分な耐久性をもった衣服、補修のための装備等を持っていてもらいたい。
ロズヴェータとしても元文官を目指していただけあって、仕入れの値段が上下するのは理解している。それがそのまま消費者である三頭獣に跳ね返ってくることも理解していた。そうでなければ、チソッド商会に利益が乗らないからだ。
利益の無い商売は、いずれ破綻する。
しかし、空腹を抱えて戦はできないし、出せる金額にも限度がある。
だから、出せる金額相応のものを安定して供給してもらう。
そこまではロズヴェータとラスタッツァの間で合意済みの話である。そこに商人の利益がどの程度乗るかは、それこそ騎士隊と商人とのやり方次第である。
今回ロズヴェータが見直したのは、安定供給のための❝倉庫❞の役割をチソッド商会に求めたことだ。
「在庫を多めに持っておけって?」
「こう、考えてみてはどうだろう」
否定的なラスタッツァの声の響きに、ロズヴェータは説得の材料を出す。
在庫を多めに抱えることにより、直接仕入れの価格変動から提供する商品の値段を一定に保つことが出来る。
例えば、雨期では100の銅貨でリンゴが4つ買えるが、乾季ではリンゴが2つしか買えない。在庫を多く持つことによって、それを緩和し、リンゴが3つ必要な消費者に一定の値段で提供する。
それは三頭獣からすれば、供給の安定につながるし、チソッド商会からすれば、仕入れで安い時期に大量に購入したものを高い時期にも安く売れることにより利益が一定となる。
「良い提案だと思う。う~ん、しかし在庫管理ね。問題は、移動手段と保管費用だろうね」
酒保商人と言うのは、当然ながら移動する兵隊についていく。ついていくからには、どんな悪路であっても移動する。専ら馬車による在庫を保有し続けることを意味している。
つまりは、保管するにしても費用がかかるのだ。
「例えば、馬車を一つ追加するとすれば、馬が2匹、飼料は追加で必要だし、荷車のメンテナンスだって必要だ。そうすると、ただ保管ってだけでかなりの出費になる」
「……なるほど。難しいか」
「いいや、さっきも言ったけど、良いアイディアだとは思うんだ。少しうちでも揉んでみる」
そんなやり取りを経て、三頭獣とチソッド商会の間の契約は、いくつかの面で改修される。
具体的には、三頭獣が捕獲した捕虜の内1割をチソッド商会に提供する。捕虜が獲得できない場合は現地の孤児等を雇用することで埋め合わせ、その費用は三頭獣とチソッド商会で折半する。
チソッド商会は提供する商品の値段を一定に保つ等の取り決めが改修されるとともに、十日ほども経つと思わぬ副次的な効果をもたらした。
捕虜の雇用の但し書で振られた孤児の雇用が、三頭獣で比較的好評だったのだ。
衣食住足りて礼節を知る、と言われるように比較的恵まれた環境で戦いに従事している三頭獣の隊員の中には、孤児たちに情が移る者が続出した。
「隊長、あの、頼みがあるんだけど」
そう言ってロズヴェータにおずおずと申し出て来るのは、決まってヴィヴィの分隊だった。またトーロウの一派も、これはと言った孤児を引き受けたいと申し出て来ることもあった。
また孤児達の方でも、金払いが良く喰いぱぐれのない騎士隊の荷物持ちという仕事は、明日をも知れぬ彼等からしても美味しい仕事に他ならない。
自然と三頭獣の周りを孤児が仕事がないかとついて回ることが多くなった。
孤児を雇用することによって三頭獣は、後衛の中で引き受けられる仕事量が増えていく。後衛の仕事をギルド方式で依頼するのは、ディルアン将軍の指名した男爵の爵位を持つ指揮官である。
後衛の仕事は、主に聖なる三つの天秤が買い付けた食料などの物資を後衛陣地に集積し、管理して前線に届けるのが仕事だ。
しかしながら、騎士隊の中でそのような依頼が達成できるところはごくごく少数である。
彼らは戦う者。
荒くれ者の兵士が主体となっている。数も数えられない、字も書けないのが当たり前なのだ。しかも命を懸ける必要がないために、給金は安い。
ロズヴェータやエリシュからしても、前線で勝利をすれば一度で稼げる金額を10日以上をかけて稼がなければならない。それはやはり、明日をも知れない彼等からすれば、安い賃金でこき使われているという風に映る。
だからこそ、受け手のいない仕事が山積していたのだが、ロズヴェータが孤児の雇用を決めてから、彼等を労働力として使って、計算のできる会計士を中心にこの依頼を複数受けて来る形が確立された。
「はい、そっちの箱は、こっち」
「ああ、それはこっちだよー」
アウローラを筆頭とした三頭獣の文官組は、複数の依頼を引き受けて利益を出してくる。
「ああ、この依頼は三頭獣に」
ロズヴェータが孤児を雇いだして十日目になると、ついに後衛の指揮官からは、直接の指名として依頼が入るようにすらなっていた。
莫大な利益を生むわけではないものの、着実な収入にロズヴェータは、チソッド商会のラスタッツァとともに、成功を確信していた。
周りの騎士隊から、子連れの騎士隊だと揶揄されても、ロズヴェータからすれば、必要だからやっているだけであって、それが偶々孤児と言う安い労働力であっただけの話だ。
また、見どころのある孤児がいるようなら三頭獣やチソッド商会として引き取っても良いと、ロズヴェータはしていた。
ヴィヴィ等孤児擁護派は、それを聞いて喜んだし、その他の孤児の否定派も邪魔にならない限りどうでもよいというバリュードをはじめとする一派であったため、すんなりと受け入れらる。
また孤児は、地域共同体で面倒を見る財産としての側面があり、教会との接触が増えたことも変化があった。
これまで三頭獣は、十字教の教会に滅多なことで寄り付くことはなかったものの、孤児の雇用と条件のすり合わせについて、チソッド商会の護衛として同行する場合が多くなり、教会の関係者に触れる機会が増えた。
接触が増えるということは、その教えを聞くということであり、自然と十字教に帰依する者が徐々にではあるが増えていった。
十字教の教会側からも、孤児を活用して賃金を教会に落とすという三頭獣の在り方は、好意的に受け止められた。今までは農作業の手伝い等に頼っていた地域共同体の一員としての役割の他に、異なる収入源を見つけることが出来たのだから、比較的実入りの良い仕事と彼等からも認知されていた。
◇◆◇
一見良いことづくめのようであった孤児の雇用であったが、思わぬ問題点が持ち上がったのは前衛部隊が拠点を構築し終わって本隊が都市ライヘルへ移動を始めた頃だった。
後衛の護衛を含めた後衛の活動が終わり、天幕を張り終えた頃に、ロズヴェータのところにやってきたのは、苦情の怒声だった。
「てめえのところの孤児どもが、うちの物資を盗みやがった!」
突如押しかけて来た他の騎士隊からの苦情に、ロズヴェータは困惑した。
「大犀の角です。我らよりは先達ですが、小さな騎士隊です」
そっと耳打ちするユーグの言葉に、ロズヴェータは緊張を面に出さないように相手の話を聞く。
押しかけて来たのは、騎士隊ベルフォルの副長を名乗るゴードン。年の頃は30をいくつか越えた程度に見える。同席したのは孤児の雇用に積極的な賛成をしているヴィヴィ、実際に孤児を運用しているラスタッツァ、そしてバリュードだった。
孤児が、騎士隊の周りをうろつきながら物乞いをしたりするのは、よく見る光景になっていたし、都市部の孤児は糊口をしのぐために、窃盗に手を出す場合もあると聞く。
しかしながら、騎士隊を相手に窃盗に手を出すだろうか、というのがロズヴェータの最初の感想であった。都市部で露店を出している商人から、品物を盗むのとはわけが違う。
武装した騎士や兵士がうようよいる中で、盗みを働くことのリスクを弁えていないのだろうか。弁えていないとすれば、ここに至るまでに生き残れていないのではないか。
少なくとも今回は、教会からの紹介で雇い入れた孤児であり、品行方正とまではいわないものの、身柄は教会が保証している。
「……そこまで言うのなら、うちが雇っている孤児が、あんたのところの物品を盗んだっていう証拠はあるんだろうね?」
眼光鋭くヴィヴィは、ゴードンと名乗った男を睨み付ける。
「勿論だ」
自信満々に言い切る男に、ヴィヴィは目を眇めた。
「何をどのくらい、奪われて、一体だれが見て居たのか。うちが雇っている孤児がやったっていう証拠はあるんだね?」
「……ああ! 勿論、うちの酒保商人が証言してくれる」
思ったよりもヴィヴィの言葉が具体的で面食らった大犀の角のゴードンは、若干怯みながらも、言い切る。
「それじゃ、呼んでもらおうか。ああ、心配しなくていいぜ。俺が同行する。迷子になられちゃ大変だからな」
にやりと笑ったバリュードは、ゴードンへの同行を提案する。
「あぁん!? 馬鹿にしてんのか、こんなところで迷うか!」
「ははは、ガキに荷物を奪われるような間抜けだぞ。いつ、そいつらに襲われるとも限らねえだろう?」
童顔の口の端に邪悪な笑みを浮かべてバリュードが挑発する。
「っく、このガキ!」
「バリュード、言い過ぎだ」
咄嗟に、ロズヴェータが口を挟み、謝罪の言葉を口にする。
「こちらの粗忽者が失礼した。それで、商人が証言をする、と言うことだったが、盗んだ犯人は捕まえてあるのだろうか?」
「てめえらの宿営地に逃げ込んだから、出せって言ってんだよ!」
「……なるほど」
一度視線を切って、ラスタッツァを見れば、彼女は無言で頷く。
ロズヴェータの言葉を聞いて、言い分が聞き入れられたと勘違いしたゴードンは、得意げに周囲に並ぶ三頭獣の面々を見下ろす。
「やはり、同行させた方が良いな。バリュード、ヴィヴィ分隊を率いて同行しろ。ネリネに伝えて、教会に連絡。ラスタッツァは雇用名簿を準備しろ。ルルには、宿営地の捜索をやらせろ」
ロズヴェータの矢継ぎ早な指示にゴードンは目を白黒させているばかりだったが、普段から慣れている三頭獣の面々からすれば、どうということもない。
その場をすぐさま立ち去るラスタッツァは、ネリネとルルを呼びに行った。
ゴードンの両脇を抱え、邪悪な笑みを浮かべるバリュードと怒りを押し殺して無表情のヴィヴィ。
「なんだ、おい。こら放せ!」
じたばたと声を上げるゴードンが天幕から運びだされるのを見ながら、ロズヴェータは思案に暮れていた。どこまで、誰が仕組んだことなのだろう。
あるいは、本当に偶然の賜物なのか。
「後衛を取り仕切っているのはディルアン将軍の息のかかった男爵ですが、実質は聖なる三つの天秤にかなりの発言権があります」
ユーグの言葉に頷くと、ロズヴェータはため息を吐いた。
「ロージャ殿も来るんだろうな?」
「おそらく」
これは、オルフェルドからの警告なのか。それともただの勘違いをした騎士隊からの苦情なのか。政治を知っていればいる程、ロズヴェータの懊悩は深くなっていった。
対処を間違えれば、国内の商家その最大派閥を敵に回す。
「ラスタッツァとアウローラを、呼んでくれ。相談したい」
「速やかに」
ユーグが、素早く出て行く。
一人になってからロズヴェータは、押し殺した感情に奥歯がギリリと鳴る。まるでこの世の柵の全てが自分を圧し潰そうとしてくるように感じる。
そんなものに、圧し潰されてやるものかと、叫び出したいのを必死に堪えていた。
「……負けるものかよ」
相手の土俵で勝ちを拾う。そうしなければきっと世界を覆せない。そう信じてロズヴェータは拳を握った。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)
信頼:武官(+40)、文官(+46)、王家(+17)、辺境伯家(+40)
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 今回も期待している。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?
副題:ロズヴェータちゃん、何かを始めようとすると誰かの利権とぶつかる現実。




