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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
第五次十字軍
110/116

遠征軍の出発

 先遣隊の戦いを終えて本隊の駐屯する場所に戻ったロズヴェータに、思わぬ来客があった。 

 ──四腕の毒蜘蛛(セルコエシュー)

 悪辣と非道をもって鳴る武闘派の騎士隊、その頭である毒蜘蛛のリリーその人がなぜかロズヴェータを勧誘に来た。彼女に気に入られたロズヴェータは、四腕の毒蜘蛛(セルコエシュー)の傘下に誘われるものの、厄介な奴に目をつけられたと嘆息する。

 曲がりなりにも辺境の雄。カミュー辺境伯家の看板は、悪辣や非道を許せるものではないし、ロズヴェータの性格からも、非道を好む性質ではない。

 協力することはあっても、決定的に対立することが無いように立ち回るしかないと、ロズヴェータは分隊長達を集めて情報を共有するのだった。


◇◆◇


 先遣隊の戦いでの報酬を受け取ったロズヴェータは、早速次の任務を探していたが、そこで本隊から出された命令は、全軍での移動と後衛における商人達の保護であった。

 フィアッツェの街には既に、二週間もの間居座っている。

 そろそろ街周辺から大軍を養うだけの食料が枯渇しそうになっていた。そういう意味で、全軍での移動は必須と言える。また先遣隊による偵察の結果、周辺の地理が判明したのも大きい。

 将軍ディルアンが次の目標に定めるのは、都市ライヘル。

 フィアッツェの街から、南東に40kmの距離にある地方の中核都市。複数の方向に出した先遣隊からの情報により、敵の勢力及び地形を把握したディルアン将軍は、全軍を三つに分けて前進を命じた。

 前衛、本隊、後衛である。

 ただし、総数は兵士だけで二万を超える大所帯の移動となる。前衛だけでも五千、本隊は八千、後衛が七千となる。前衛が多く、後衛が比較的多いのは、大軍の移動につきものの、兵站を担う行商人達の保護のためだった。

 宰相コルベールから直接の依頼を受けたか、あるいは自前で売り込みその地位を獲得したのか。この遠征軍には、政商と呼ばれるほどの大商家が複数参加している。

 それこそ、王都の金貸しなど鼻息だけで吹き飛ばせる豪商達。特に有力な三家を差して、聖なる三つの天秤(オルフェルド)と呼ばれた。

 それらは、商家の紋章旗に天秤が好んで使われたことに由来するが、彼らを守るために、比較的多めの兵力を後衛に割り当てていたのだ。

 また作戦上の観点からも予備を大量に保有しておくことは、決して悪いことではない。

 まだフィアッツェの街から都市ライヘルは、獅子の紋と王冠(リオングラウス)王国の勢力範囲である。国境という概念が希薄なこの近辺では、中核となる都市がどちらの旗色を鮮明にするのか、と言うことで国境が決定される。

 だからこそ、都市ライヘルは重要な都市だが、同時に軍事的な視点から見れば、まだ安全な領域にいるということだ。都市ライヘルは、リオングラウス王国の勢力下に長年組み入れられていた。

 だからこそ、前衛には本隊の為の宿営地の設営等も任務に入っている。

 前衛を任せられたのは、ディルアン将軍の長年の副官であり、子爵の称号を持ち合わせる貴族家の当主であった。長年ディルアンの無茶に振り回されてきただけあって、その用兵は堅実である。

 彼らは本隊の盾の役割を担うと同時に、進軍ルートの確保を主任務とした。さらに、可能であれば本隊が敵を撃破するための拠点の構築もその任務に含まれる。

「頼むぞ。ガードルード子爵」

 厳格な指揮官と言うよりは、長年の友人に語り掛ける顔でディルアンは声をかけた。

「まぁ、善処しましょう。自信はありませんが、失敗したら責任は取っていただけるのでしょう?」

「はははは、そう言って失敗したことはなかったと思うが?」

「たまたまですよ。偶然、その機会がなかっただけ」

 貴族家の当主にしては日に焼けた顔に、気弱な言葉。口をへの字に曲げて、垂れた目は眠そうな印象を与えるクライン・ガードルードは、将軍ディルアンと気安い言葉を交わす。

「おう、では最後に言っておくことはあるか?」

「はぁ……では、お言葉に甘えまして。連絡交信は、伝令を日に3度だします。いつもの通り、二騎を一組で。行進速度は、昼間は通常行軍速度を維持します。前衛の形は、三矢を維持、都市ライヘルに到着したら、伝令を出しますがそちらからの伝令も出すのを忘れずに。ああ、接敵した場合ですね。防衛線を築いて本隊の到着を待つのを基本としますので──」

「ああ、ああ! 分かったわかった! 大丈夫だ! 全て分かっている。いつも通りで」

「なら、良いのですがね。どうもあなたは突拍子もないことをしたがる」

 ため息を吐きながら、クライン・ガードルードは眉を顰めた。

「前衛を構成する騎士隊の処遇ですが──」

「──うむ、任せる!」

「また、そんな丸投げで」

「いやいや、指揮官に責任が帰結するのは当然のことだろう」

「わかりました。やれば良いんでしょ。やれば」

 締まらない任命式であったが満面の笑みで送り出すディルアン。それに対して長年彼の副官を務めたクラインは、任命式の後ディルアンの天幕を後にすると一人考え込む。

 各ルートを偵察させた結果に基づいて最も奇襲を受ける可能性が低く、敵の接近を察知できる経路を選定した。後衛たる補給ルートの確保も容易。ただしそれは敵も同様で、一回の会戦で敗北すれば、敵を一気に進軍させることになる。

 ならば、自分のすべきことは、規律の維持と安定と決める。

 率いる5000の中には、工兵を含むため、決して全員が戦えるわけではないものの、騎士隊を主力とする以上彼らの中で比較的従順なものを選ばねばならない。

「まぁ、所詮一代で成り上がった子爵家さ。惜しむ者などありはしないが」

 眠たげな瞳の奥に、強い責任感を隠してクライン・ガードルードは前衛を指揮する。


◇◆◇


「そんな不満そうな顔しないでください。部下が見て居ますよ」

「別にそんな顔はしていない」

 ロズヴェータとエリシュは二人並んで進軍の休憩中に、彼等の副官達から小言を言われていた。

「仕方ないじゃないですか。前衛は、ガードルード子爵ですよ」

「あの堅物め」

 庶子と言えども伯爵家の出であるエリシュは、ガードルード子爵とも顔見知りらしくしきりに愚痴を言っていた。

 その隣でロズヴェータは、ユーグに監視をされている。

「……なんだ?」

「……いいえ、別に」

「言いたいことがあるなら──」

「──我慢が出来ているようで、大変結構ですね」

 ユーグの言葉に、ロズヴェータはむすっと黙り込んだまま前方を睨む。

 彼らは本来前衛の依頼を希望したものの、見事外され、後衛の任務に回されたのだ。

「ギルド方式だって完全にその通りと言うわけには行きませんよ」

 エリシュの副官ミィーユが、ロズヴェータの耳にも聞こえる。

 当初ロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエとエリシュ率いる紅剣スカーレットは、前衛での任務を希望していた。

 先の先遣隊の戦いでなかなかの戦果を挙げた三頭獣ドライアルドベスティエ紅剣スカーレットは、かなりの額の報酬を手に入れることに成功していた。

 エリシュは、名声への渇望から。ロズヴェータは、より現実的な報酬への期待から、さらなる功績獲得の機会を逃すまいとした。

 そしてそれは、敵と真っ先に当たるであろう前衛こそ機会がある、と踏んでいたのだが……。

 前衛の指揮官であるガードルード子爵クラインは、手綱を握り切れない可能性のある騎士隊の編成を拒否。中規模以上の騎士隊又は騎士団からなる堅実な編成を選んだ。また過去に命令違反の疑いをもたれた騎士隊を加入させることもなかった。

 その結果、前衛の編成はやや防御が得意な騎士達が集まり、クラインの得意とする堅実な用兵を実現するのに不測の無い布陣となっている。

 だが、だからこそエリシュもロズヴェータも面白くない。

 実際に彼らの騎士隊は、攻撃に偏って居はいるが防御だってできなくはないのだ。

 その点評価されなかったことを不満に思っているにすぎない。

 ──まぁ仕方ない。いずれ敵と戦うときは来るのだ。自分で戦局を変えるあの手応えを味わえないのは、不満が残るが、ダメなものをいつまでも考え続けていても不毛なだけだ。

 ため息とともに考えを切り替えようと下ロズヴェータのところに、ラスタッツァが近づいてくる。

「まいどぉ~。旦那、ちょっと頼みと言うか相談があるんだけどさぁ」

 普段は飄々としている女商人ラスタッツァの声に疲労が滲んでいる。いつもは、からかうようによく笑う道化の化粧の顔も、幾分悲しげに見える。

「珍しいな。まぁ、俺に出来ることなら、力になりたいけれど」

 目を丸くして驚くロズヴェータに、ラスタッツァはそろそろと近づく。それを制しようとしたユーグの動きをロズヴェータは手を上げて留める。不穏な様子はない。ただ、前後不覚と言うか視野狭窄と言うか、それ以外の行動がないように思い詰めているように見えた。

「実は、この後衛に苦手な奴がいてさ。協力を頼みたいんだ」

 心底げんなりとした声で、ラスタッツァはロズヴェータにだけ聞こえるような声量で声を落とす。

「協力?」

「そう。その、旦那の情婦ってことにしてもらいたいんだけど」

「おい、その話詳しく」

 傾国の美貌を険しくしたユーグがラスタッツァの肩を掴む。ロズヴェータの親代わりだと自認するユーグは、ロズヴェータにいらぬ風評が立つのを良しとしない。

「ひぃ、痛いんだけど!?」

「良いから話せ、場合によっては……」

 腰に差した細剣の柄に手をかけてユーグはラスタッツァに迫る。このままいくと首根っこを締め上げてしまいそうな勢いに、ロズヴェータは慌てて声を上げる。

「まてまて! 落ち着け。ラスタッツァ……結論は分かったが、まず事情を話せ。そうでないと納得できない」

 主にユーグが、という言葉の最後を飲み込んでロズヴェータはなるべく威圧的にならないようにラスタッツァに問いかける。

「いや、事情という程のものはないんだけど、うちの親が決めた許婚がこの後衛に混じっててね」

「それの何が問題が? ロズヴェータ様の情婦になりたい等と言うふざけた妄想につながる?」

 視線を鋭くしたユーグが先を促す。

「無論、商人だよな?」

「ああ、そうだよ。歴とした商家の、まぁ次男坊なんだけど」

「……別に悪い話ではないはずだが?」

 ロズヴェータとユーグは視線を交わし、それの何が問題なのかと疑問に思う。政略結婚等当たり前に行われているし、むしろ恋愛結婚などと言うもののほうが珍しい。

 国の一大事業である舞踏会で少年王に恋心を抱かせた例のシンデレラ事件は、例外中の例外であった。当事者が例外だと主張するのは、藪蛇なので口には出さないが……。

「……自由恋愛に憧れているのか?」

 自分は当事者ではないと信じるユーグからの質問に、ラスタッツァは面白い冗談を聞いたとばかりに笑う。

「ハッハッハ、まさか」

「じゃあなんで?」

「その、なんというか、端的にって相手に商才がない」

 かなりの勇気を振り絞ったのだろう、言い淀んだラスタッツァの視線がロズヴェータとユーグから外れて明後日の方に泳いでいた。

「そんなに?」

「まぁ、はっきりいって馬鹿の類」

 ロズヴェータとユーグと顔を見合わせて二人同時に結論を口にする。

「なら、断れ」

「それが出来れば、苦労はないんだよ!」

 いきなりキレ散らかすラスタッツァに年相応の少女の姿を見て、ロズヴェータはそう言えば年も近いんだったと思い出す。道化化粧のせいで年齢不詳な上に、女性特有の体の線も隠しているため、女性として見ることはなく、ただの商売相手としか見て居なかった。

「ああ、悪かった。確かにそうか」

「しかし、出た結論が、どうしてロズヴェータ様の情婦なのだ?」

 ロズヴェータも最初にそこに思い至るべきだったと反省し、続いてユーグが結論に至った経緯の説明を求める。そもそも断れるなら、ロズヴェータに相談などしない。

「穏便に、あくまでも相手側からこの婚約を断らせたいんだ」

「つまりそれが?」

「行軍中に若い騎士と恋仲になり情婦となってしまった。私自身はなんとも思っていないけれど貴方はそんな女嫌でしょう? っていう作戦なんだよ! ほら男って処女が好きでしょ?」

「私に同意を求めるな。確かに娼館では処女の娘に大枚を払う者もいるが」

 虫でも追い払うように、シッシと手を振るユーグ。

「だが、辺境伯家の家名に泥を塗るのでは?」

「こんなこと言っちゃアレだけど、行軍中の浮名なんてのは、流すだけ流した方が男が上がるとか言われてる類だよ? こんなことで辺境伯家の家名に傷はつかないし、大丈夫だって」

 ロズヴェータやユーグよりも、余程情報が集まるラスタッツァの答えに、ロズヴェータもユーグも考え込む。

 まぁ、確かに行軍の最中でそんな話がでることもあるが、大概は与太話か笑い話にしかならない。

「面白そうな話してるね」

 そこに顔を出したのは、紅剣スカーレットを率いる騎士エリシュ。

 悪戯大好きな猫のような表情で、面白そうにロズヴェータへのラスタッツァの依頼を聞く。

「もし、決闘に発展するなら私を代理指名でよろしく!」

 蛮族の姫君のような思考回路で何かしら火種になりそうな臭いを嗅ぎ付け、首を突っ込んでくる。

「自分でやるよ」

 肩を竦めるロズヴェータに、強引に肩を組みながらエリシュが笑う。

「遠慮しなくていいよ。友人の一大事だし、力になるよぉ?」

 伸ばした語尾にからかいと期待が見え隠れするエリシュの言葉。

「親しき仲にも礼儀というものがあってだな。それを忘れてしまったら血に飢えた蛮族のお姫様と呼ばれるんだ」

「あら、こんな可憐な蛮族のお姫様なら、相手も逃げ出すでしょうよ? 不戦勝ね」

 ふっふっふと、笑うエリシュの表情は好戦的と表現するには生ぬるいものであった。

「で、依頼の内容は分かった。報酬は──」

「おお! こんなところにいたのかい私の可愛いお姫様!」

「……」

 その場にいた全員が、無言で大声を上げる若い男を見つめる。それはこんな男が存在するのかと言う驚愕。

 まるで戦場には似つかわしくない派手な格好。舞台俳優でもやっているのかと見紛う羽飾りをつけた長身の男が胸に手を当てて、ラスタッツァを一心に見つめていた。貴族や王族の役が良くやるような金糸や宝石で装飾された豪華な衣装に、なぜか神聖な役割を意味する羽飾りなどをふんだんにとりつけているのは、ちぐはぐな印象を与える。

「……あれが?」

 思わずと言った感じで呟いたユーグの言葉に、ラスタッツァは渋々と頷く。

「陸運と海運の双方で有名なトラッド家の次男ロージャ殿だ」

「ああ、我が姫君。貴方の声で私の名前を呼ばれる度、私の胸は張り裂けそうになります! ただいま我が姫君よりご紹介にあずかりましたロージャと申します。以後お見知りおきを」

 胸に手を当てて深々と礼をして見せるその様子は、ラスタッツァの道化姿よりもよほど道化に見えた。

「これは……あれだね」

 すっとロズヴェータの肩に手を置いて戦線を離脱しようとするエリシュの手を、思わずロズヴェータが掴む。

「待て待て、苦難は皆で分かつ(にがすか)栄光もまた同じ(つきあえ)、というじゃないか」

 十字教の聖句を出して説得を試みるロズヴェータ言葉は、残念ながら蛮族のお姫様には届かないようであった。

常人には為し得ない事(これはおまえのはなし)是を成す者を英雄成(なんとかしろ)。戦場で生き残るためには、直感に従うに限るのよ。そしてその直感が、言っているの。今は忙しい、また後で」

 捨て台詞を残してさっさと離脱するエリシュは、流石の判断の速さであった。彼女が望む決闘などには発展しそうにない。むしろ、面倒なだけの案件だと見切りをつけたのは、流石に戦場を生き残る蛮族のお姫様であった。

「ユーグ……」

 すがるように己の副官を見たロズヴェータは、常と変わらぬ鉄面皮に安心しながら、その手が腰に差した剣に伸びているのを見て慌てた。

 国内で3強に喰いこむ商家を敵に回すのはまずい。トラッド家と言えば、既に爵位も持っている立派な貴族家だ。

 下手に傷つければ辺境伯家との戦争待ったなし。

 辺境伯家じっかからの勘当もありえる。

「あ、あー、ロージャ・トラッド殿」

「んん? おお、確かロズヴェータ殿であったな。我が姫君がお世話になっているという。君も我が姫君の庇護を受けられるなど望外な幸せというもの。正直羨望を禁じ得ない。妬ましさすら感じる。是非変わってもらいたい」

 下手な咳払いなどして呼びかけてみたものの、ロズヴェータは即座に後悔した。

「……欲望に忠実な人物ですね」

 こっそりと呟かれたユーグの言葉に、ロズヴェータは内心だけで同意する。

「しかも変わっているな。大いに……そして人の話を聞かなそうだ」

 二人がロージャの発言に圧倒されている間にも、ロージャ自身はラスタッツァに愛の言葉をそれこそ雨のごとく浴びせていた。

「これも、対処せねばならないのか……?」

 うんざりとしたロズヴェータの言葉に、ユーグは無言で頷いた。



ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営


特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)、遭遇戦


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。

薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇

陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)

兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。

駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。

変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。

遭遇戦:臨機応変な戦いの経験がある。(1回)


信頼:武官(+40)、文官(+46)、王家(+17)、辺境伯家(+40)


信頼度判定:

王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?

文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。

武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 今回も期待している。

辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?


副題:ロズヴェータちゃん、周りに変な奴を呼び寄せる。パート2

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