エリシュとの再会
三日月帝国の首狩り総督イブラヒムの圧倒的な進撃速度に対応できなかった十字教国家は、その初動で聖都ジュルル・サルムの陥落を許す。十字教の本拠地バティアンをはじめとする西方国家群は、奪還のための十字軍を派遣する姿勢を見せるも、その途上にある十字教国家獅子の紋と王冠王国は、聖戦を阻止するべく単独で聖地奪還の軍を起こした。
率いるのは英雄の弟子ディルアン。
かつてリオングラウス王国の救国の英雄の下で軍歴を積み、今や国内随一の将帥として、自他ともに認める将軍であった。
その途上フィアッツェの街郊外で野営している遠征軍に合流したロズヴェータ率いる三頭獣は、数多の天幕群の中で旧知の友を見つけて単純に喜ぶが、なぜか彼女の周りには屈強なる男達が地面に倒れてうめき声をあげている大惨事が広がっていた。
「……これ一体どういうこと?」
思わず呟いたロズヴェータの疑問の声に応えることなく、赤い髪のエリシュは上機嫌なままロズヴェータに抱き着いた。
思わず美貌の副官ユーグなどは身構えるが、ロズヴェータは一瞬にして顔を顰めて事態を把握した。
「ろず~、良い所に来たなぁ」
「酒くさっ!?」
呂律の回っていない同期で一番ヤバい奴。ここまで泥酔するのは珍しいものの、表面上は軽く酔っている程度の変化しかない。だからこそ、周囲が勘違いしているのだろうが、いつもの彼女を知っているロズヴェータからすれば、彼女の酔っぱらい具合がわかる。
「なんだよぉ、随分つれないんじゃないのぉ? 私が臭いだとぉ? 嗅いでみるか? あぁ!?」
急いで視線を巡らせ、彼女の副官を探す。この場の収集を赤髪の野蛮人に期待するだけ無駄だと瞬時に悟ったのだ。
彼女の呂律の回り具合からして、もう何を言っているのか自分でも分かっていない可能性がある。
ロズヴェータの視線の先に、挙動不審に背を向けて逃げ出そうとしている女の背中を見つけて、ロズヴェータが声を張り上げる。
「ユーグ、そこの女だ! 確保しろ! スカーレットの関係者だ!!」
「は!? はっ!!」
一瞬戸惑った副官ユーグであったが、ロズヴェータの視線の先で、びくりと肩を震わせる女を見つけて瞬時に動く。逃げ出そうとしていた彼女を確保すると、ロズヴェータの前に引きずるようにして連れてくる。
「これの説明を求めようか? 確か──」
「ミィーユと申します。ルフラージの魔獣討伐ではお世話になりました」
確か、ガッチェと共に別動隊を率いて先行してもらった分隊長の一人だったはずだ。
目を眇めるようにして周囲を見るミィーユ。視力がイマイチ悪いのかもしれない。自然と睨むような表情になってしまうのは、元が美人なだけにもったいないと思われた。
「いったいこれは、どういう状況だ?」
自身の首に腕を回して絡みつくエリシュを横目に、ロズヴェータが問いかける。今にも締め落としてきそうなエリシュの腕力に若干ロズヴェータは引きながらの問いかけだった。
「話すと長くなりますが……」
「端的に頼む」
酒臭い息を吐き出すエリシュが何やら喚いているが、ロズヴェータは一切それに関わるつもりはなかった。酔っぱらいの戯言など、最初から聞くつもりはないのだ。
「これだけ騎士隊が多いと、自然と軋轢も生まれ、飲み比べで勝負をしようと言う話になりまして、結果がこの有様です」
「マジかよ、エリシュ……」
庶子とはいえ伯爵家の淑女のはずなんだが、と脳裏に浮かんだロズヴェータの視線の先、酒精に頬を染めて眉間に皺を寄せた顔立ちの整った酔っぱらいの若い女が管を撒いている。
「で、勝負はついたんだな?」
「ご覧の通り」
まぁ、負けなくて良かったと思うべきだろう。エリシュ率いる紅剣は、女性の比率が高く、負ければ何をされるか分かったものではない。勝てば何をしても良い。あるいは力が全ての世界こそが騎士隊の身を置く世界なのだ。
「まぁ、エリシュだしな」
獅子累々と地面に倒れ伏す恐らく周囲の騎士隊随一の酒豪と思われる者達。それらの屍の様子から、エリシュが全勝したのだろう。一体どんな胃袋をしているのか。想像するだに恐ろしい。
口から吐しゃ物を吐き出している者、立ち上がろうとして失敗し地面に盛大にキスをする者、うめき声をあげて意味不明な言動を繰り返す者、ぴくりとも動かない者等まさに大惨事だった。三頭獣の宴会の時だって、ここまで惨状は広がらない。
「で、なぜ逃げようとした?」
「……いやぁ~、事態の収拾は得意そうな方が来られたので……」
「逃げようとしたのか」
「まぁ、お嬢様も幸せそうでしたし?」
深くため息を吐いて、ロズヴェータは目の前のスカーレット所属の分隊長を見る。どうやらなかなかいい性格をしているようだった。若干エリシュのスカーレットの中での立ち位置が心配になるロズヴェータだったが、余計な心配だと思いなおした。
「スカーレットの天幕はどこだ?」
「……運んでいただけるので?」
梃子でも離れそうにないエリシュの様子を見て、ロズヴェータはげんなりとしながらも頷いた。
「乗り掛かった舟だな」
「こちらです。ご案内します」
「くそ、エリシュ。分かってるな?」
「わーってるって、わっーってる、うん」
絶対に分かっていない返事を返す友を、抱える様に持つと、ロズヴェータはミィーユの先導に従って歩き出す。
「くそ、重いな」
抱えているうちに静かになったエリシュだったが、何気なくロズヴェータが呟いたその一言があった直後だけは、首に巻き付いた腕に力が入ったようだった。
「ぐぇ」
思わず変な声が出たロズヴェータが咳き込みながらも、彼女を落とさずスカーレットの天幕まで無事に運べたのは、日ごろ体を鍛えていた成果であったのだろう。
ロズヴェータは自身の日ごろの習慣に感謝した。
◇◆◇
ディルアン将軍率いる遠征軍は、騎士隊が主体である。そのため、作戦行動も特異な形態をとって発せられた。すなわち組合方式と呼ばれ、作戦毎に必要な役割を報酬を決めて請け負わせる形になっていた。
無論、最も要となる部分はディルアンが直接声をかけたり、わずかながら存在する国軍の精鋭に任せたりするのだが、基本的にはギルド方式を採用している。
つまり、リオングラウス王国内にいるのと同様、遠征に必要な作戦の場面で騎士隊に依頼をかけ、自由に選ばせる形をとったのだ。
これはディルアンが騎士隊を完ぺきに制御するには難しいと認識していたことの証左であり、それでも勝利を掴めると自信があったことによる。
リオングラウス王国遠征軍は、三日月帝国を野戦において撃破し聖都ジュルル・サルムを奪還しなければならなかった。
その為には大小様々な作戦を繰り返さねばならず、その間ずっと騎士隊を完ぺきに制御し続けるよりは、ある程度の自由裁量を与えた方が良いと判断したのだ。
そしてそのギルド方式と呼ばれる統率の方法は、ロズヴェータ率いる三頭獣が参加した翌日には、目にすることになった。
「布告、布告。作戦の依頼公布だぞ!」
ディルアン付きの参謀が、遠征軍の宿営地内で広場になっている場所に札を立てる。
ぞろぞろと集まてくる騎士隊の面々に、参謀が声を張り上げて依頼内容を告げる。
「今回は、フィアッツェの街周辺のエルフィナス残党狩り、フィアッツェ街道の先遣隊、本隊への物資搬入の護衛の三つだ!」
参謀から示された依頼に、集まった騎士隊は耳を澄ませる。それはロズヴェータ率いる三頭獣も同様であった。
「ねね、ロズ」
考え込むロズヴェータの背後から親し気に声をかけてきたのは、昨日の醜態を忘れたかのようなエリシュ。いつもより、若干長くエリシュの顔を見つめていると、彼女も若干顔を赤らめていることから、記憶をなくしたわけではないらしい。
ロズヴェータは、見なかった振りをするのが優しさだと信じて、いつも通りに振る舞った。
「ああ、エリシュか。どの依頼にしようかと思って」
「なら一緒に先遣隊にしない?」
先遣隊と聞いて、ロズヴェータは真っ先にその危険性に思い至る。
「この依頼の報酬は、三つとも同じなの?」
「ああ、そこからね。勿論違う。そこは流石にディルアン師匠だからね」
いつの間にかエリシュの師匠になったらしいディルアン将軍は、しっかりと功績に対して正当な評価をくれるらしい。エリシュの話によれば、加えて特別報酬も期待できる。
「……悪くないね」
「でしょう?」
にやりと不敵に笑うエリシュの快活な様子に、ロズヴェータは考えを整理する。今ロズヴェータの状況は、来るエルフィナスとの戦いの中でかなりの金額を稼がねばならないのだ。
さもなくば、領地としている村落から餓死者がでるかもしれない。
「考えられる危険は敵との遭遇、野盗、敵対的な村落、未発見の魔獣とかかな?」
「そうね、そんなところ」
大雑把にまとめたエリシュは、意気揚々とロズヴェータの腕を引く。
「じゃ行きましょう。受付はあそこ」
指さす先には既に人だかりができている。
「当然一緒にやるでしょ?」
そう提案してくるエリシュに、後ろを振り返れば、副官ユーグに昨日縁のあったスカーレットのミィーユが話しかけて邪険にされているところだった。
「ま、そういうことになりそうだな」
既に手回しは万全な紅剣の行動の速さに、ロズヴェータは舌を巻く。
「兵は神速を貴ぶ、よね」
くすり、と笑うエリシュに引きずられるように、ロズヴェータは先遣隊の依頼を受けた。
◇◆◇
フィアッツェの街は、東西に細い街道を有するが、何といっても太いのは南北への街道である。聖都ジュルル・サルムへと続く街道の内、主要な街道がこの街を通る。そこからさらに、近隣の農村又は昔からある城塞へと続く脇道が何本かある。
ロズヴェータ率いる三頭獣とエリシュ率いる紅剣に任された先遣隊の任務は、街道伸びた脇道の一つの偵察だった。
フィアッツェの街から近くの農村に続く道であり、その偵察を命じられた当初は、エリシュは外れを引いたと悔しがったものだが、ロズヴェータからすればそう悲観することもないとの考えだった。
話に聞く首狩り総督イブラヒムの進撃と後退はあまりにも急激なものであり、それについていけない者はどこにいるのかと言う話になる。
ロズヴェータにその報せが来たのは、先遣隊の任務を開始してから三日目。
そろそろ先遣隊の役目としての期限が終わるころである。
街道のわき道から伸びた農村に到着して、リオングラウス王国軍の通過と必要により食料等の供出の布告がある旨を伝えた時、村長の態度がどこか不遜であった。
エリシュなどは憤るだけであったが、ロズヴェータはそこで感づいた。
これは何かある。それは辺境伯領で幾多の村長等と対面した感想からくるものであり、村に駐留せずにその周囲の偵察を命じたのだ。
ロジッソと呼ばれる農村を囲むように湾曲した形の川に、細い橋が架かっている。その先には農村があり、天然の堀としても活用できそうな立地条件だった。
「いましたよ」
三頭獣の偵察と言えば、弓兵を中心としていた。元狩人のグレイス。そして帝国出身の弓兵ナヴィータ。この二人を筆頭に、分隊長ルル率いる傭兵達を中心として弓の得意な者を当てていた。
理由は単純な射程の長さと目の良さだった。
弓を使うためには、まず第一に目が良くなくてはいけない。それがたまたま弓兵中心となっただけであった。そうなった結果、単純な射程の長さにより、敵より先に手を出せるという利点も後からついてきた。
意外なことに、新たに加入したトーロウ一派も、偵察に向いていた。
森の歩き方も知っているようだったし、使い勝手が良いことはロズヴェータにとって嬉しい誤算だった。
「数は、20程度。装備は貧弱なので野盗程度と考えてよいでしょう」
瞬時にロズヴェータはエリシュと視線を躱す。
「三頭獣が勢子、捕り物は任せる」
「任されなさい」
自信満々に頷く彼女に、ロズヴェータは騎士隊に指示を出した。
周囲は森を含む森林地帯が街道と呼ぶには寂しい小さな道の両脇に広がっている。唯一開けているのは、ロジッソ川の周辺だ。そこに、敵を追い込む。
「ルルは後衛に、バリュード、ヴィヴィ前衛を、トーロウは援軍として中央だ」
分隊長ルルを後衛にして、商人ラスタッツァ達を守らせるとともに、好戦的なバリュードと力量ある分隊長ヴィヴィを前衛に立てて敵を包囲するように、わざと音を立てつつ森を詮索していく。
決して川と反対側に逃がさないよう包囲を狭めながら、着実に距離を詰めていく。丁度昼頃から始まったその追い込みは、1時間程度で成果を見る。
三頭獣の圧力に耐えかねた野盗らしき20名の集団が森を脱出して村落へ向かったのだ。
「予定通りだ。合図を」
ロズヴェータの指示に従って鏑矢がグレイスの手から放たれる。
音のなる特殊な構造をした矢が中空に放たれると、待ち構えている紅剣からも、鏑矢での応答がある。
「さて、詰めだな」
「獲物、獲物!」
「てめぇら、気合を入れろよ!」
ロズヴェータの呟きに反応したわけではないだろうが、分隊長バリュード、分隊長ヴィヴィともに追い込む速度を上げた。
森を抜けた広場に出た途端、鼻を突くのは強烈な死臭。
血と臓物の臭いだった。
「よ! ロズ!」
ぶんぶんと手を振ってこちらに合図するのは、赤い髪の野蛮人エリシュ。
血の滴る細剣と、無邪気な笑顔が対照的だった。
倒れ伏しているのは約5人。他は捕縛に成功したらしい。
座り込んで武器を捨てさせられ、武装解除が進んでいるようだった。
「これで全部だな?」
「それで、どうするんだ?」
武装解除を見届けて、ロズヴェータはエリシュに尋ねられる。エリシュは、捕縛に拘ったロズヴェータの意図を図りかねているようだった。
「うん、こいつらにはまだ使い道があるからね」
「見たところ、エルフィナスとの捕虜交換には使えないようだけど?」
捕虜の交換は基本的に貴族の当主や嫡男等身分確かな者達の間でしか成立しない。
だからこそ雑兵などは十把一絡げに、100人で100人と交換のような雑な対応をされる。ロズヴェータとエリシュからすれば、いてもいなくても大して変わらない程度の収入にしかならないし、功績としても微妙だ。
「ああ、捕虜は捕虜だけど、あの村に対してだからね」
「ん?」
首を傾げるエリシュと、ロズヴェータの言葉に聞き耳を立てていたのだろう一人の捕虜が動揺したのを、目ざとくトーロウが発見した。
「トーロウ。あの集落との交渉任せても良いかい?」
傭兵になった経緯とトーロウ自身の実力を図るための試練に、トーロウは飛びついた。
「勿論です。隊長殿」
「あくまで穏便に、支援を引き出す。無駄な殺しは必要ない。分かるよね?」
元四つ腕の毒蜘蛛と言う特殊性を鑑みて釘をさすロズヴェータに、トーロウは猿顔を皺くちゃにして笑いながら頷いた。
「このトーロウにお任せあれ!」
自信満々に頷くトーロウに、ロズヴェータは頷いて許可を出す。まぁ、失敗したら失敗したで、無い物ねだりだったという話だ。
負傷者を含む捕虜にした15名を率いてトーロウは、自身の一派を引き連れて村に入り、帰りには荷車に一杯の物資を積載して戻って来た。
満面の笑みで戻って来たトーロウに、ロズヴェータもまた上手く行って良かったと胸をなでおろすのだった。
「どういうこと?」
一人、エリシュだけが首を傾げていた。
◇◆◇
「種は簡単。あの野盗ども、村長と繋がっていたのさ」
「うん? まぁそうかもしれないけれど……」
「問題は、それを他の村人が知らなかったことだ。いや知ってはいたかもしれないが、反対派がいたのかな」
フィアッツェの街郊外の宿営地に戻る途中ロズヴェータはエリシュに種明かしをしていた。
「捕らえた野盗をただ引き渡すだけなら、二束三文にしかならないからね。村で買い取らせた」
「元々村の出身者も含まれていたみたいだし、いい稼ぎでしたな」
ロズヴェータの話を、交渉を担当したトーロウが補足した。
「いつ気付いたの?」
「初見で村長に合っただろう? あの時、どうにも態度が不遜すぎるなと」
「……考えてるのねぇ。やっぱり私が騎士団を作る時、ロズが参謀で来たりしない?」
「逆もあるかもな」
策が上手いこと嵌って上機嫌になっていたロズヴェータは、肩を竦めて軽口を返す。
「……まぁ、悪くはないわね」
真剣に考えるエリシュに驚きながらも、先遣隊の任務を終えて脇道から街道に差し掛かる途中、ぼろぼろの騎馬兵がフィアッツェの街の方面に向かい、彼等を追い越そうとしたのと発見する。
「これは、何かあるわね。反転!」
「え!?」
あまりのエリシュの判断の速さにロズヴェータが驚く暇もなく、エリシュは獰猛な笑みを見せる。
「手柄の臭いがするわ」
見据える視線の先は、本街道のエルフィナス方向。今は奪われた聖都ジュルル・サルムのある方向だった。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
信頼:武官(+35)、文官(+41)、王家(+12)、辺境伯家(+45)
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 今回も期待している。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?
副題:ロズヴェータちゃん、先遣隊の任務を与えられいきなり依頼外の治安維持に貢献する。




