聖都への進軍
元傭兵の分隊長ルルの案内で探し出した訳アリの傭兵達を捕まえたのは、日暮れ前だった。
都市国家シャロンでの思わぬ騒動に巻き込まれ、予想外の損耗を出した三頭獣は、リオングラウス王国南方での募兵に苦戦していた。兵士の中でもあまり質の良いとは言えない彼等を引き込もうとしたのは、ロズヴェータの中に焦りがあったことは否めない。
今年の領地での収入は期待できない。それどころかこちから援助さえしなければならないかもしれないという話を聞き、騎士隊の収入はなんとしても黒字に……いやもっと言えば大幅な黒字にもっていかないと危機感を募らせていた。
だからこそ、道化化粧の女商人ラスタッツァからリオングラウス王国が大規模な戦をしかけるかもしれないと話を聞いて乗り気になっていた。
三頭獣は、今でも騎士隊としては大所帯であるし、自画自賛かもしれないが決して軟弱な騎士隊ではない。上手く雇用されれば、大幅な収入増加が見込める。
当然大幅な収入増加を望むのであれば、功績を積むために今以上に騎士隊の人員を増やし、手柄を立て、報奨に在り付かねばならない。だからこその負傷兵と入れ替えるための募兵だ。
それに、リオングラウス王国側は、今最も名将と誉れ高いディルアン将軍が出陣すると話題になっているのだから、負けはまずないだろう。
だからこそ、目の前の訳アリの傭兵達を見る目にも、厳しいものが混じる。
「へへへ……」
傭兵達の代表だという小柄な猿顔の男。他の種族の特徴はないから人間族なのだろう。年齢は二十代か三十代か、随分若く感じたがロズヴェータ自身が未だに十代なのだから、年上には違いない。
総勢で十四人。
事前に聞いていた人数よりはだいぶ多い。
この人数なら、負傷した人員を補って、増強ができる人数ではある。
彼等の顔を見れば一様に青あざを作っていた。阿るような笑顔の彼らの視線の先には、エルフィナス出身の傭兵ルル。まるで商人が値切られ過ぎて、もう帰って欲しいと内心思っているような表情だと、ロズヴェータは感じた。
一方の分隊長ルルは、ロズヴェータの隣で腰に手を当てて、鼻息荒く睨んでいる。小柄な彼女の服についた返り血を横目で見ながら、ロズヴェータは口を開いた。
「これで全員か?」
「へへへ……はい、若様」
猿顔の男が答える。
ぴくりと、若様と言う単語に反応したロズヴェータの機嫌が悪くなったのを感じて、隣に立っていた分隊長ルルは、腰に当てていた手をその小さな胸の前で握ったり、開いたりした。
そのたびに鳴る音に、猿顔の代表者以下顔が引き攣る。
「あー……その何とお呼びすれば?」
「隊長」
ドスの効いた低い声で、ルルが間髪入れずに答えると、玩具のように彼らは首を上下に動かした。
「はい、隊長殿」
冷や汗をびっしりと額に浮かべた猿顔の男に、ルルは再び腰に手を戻した。
「名前は?」
「へ? わしのですかい?」
「他に誰が?」
ロズヴェータに問いかけられたのが意外だったのか、猿顔の男は驚いたように目を見開く。それに対して冷たく返したのは、ロズヴェータをいつでも守れる位置に陣取っていた美貌の副官ユーグ。その手はいつでも腰に差した細剣を抜き打ちできるように、自然に柄に添えられている。
目の前の小汚い小男がロズヴェータに良からぬことをしようとすれば、すぐさま斬り殺す態勢だった。
「トーロウ・ハーシェバと申します」
小柄な猿顔の男──トーロウが名乗ると、ロズヴェータは頷いてよくよく彼らの様子を観察する。小柄だがひ弱という印象はない。ぼろぼろの服を着ているとはいえ、その服から露出している腕などはしっかりと筋肉がついているように思う。
分隊長級のルルに勝てるかと言われれば難しいだろうが、一般の兵士よりは幾分かマシと言う程度の認識であった。魔法があるとはいえ、永続的に魔法を使うことができないのだから、基本となるのは身体。体力である。
髪はあまり豊かとはいえなかった。年齢の割に頭頂部に向かって後退が始まっているのは、苦労の証だろうか。人好きのする笑みを浮かべるその顔は、残念ながら額に浮かべた汗と、ルルに殴られた青あざで引き攣っていた。
「うん、よろしく頼む。で、事情とは?」
訳アリの、その事情を聴きたくなったロズヴェータの質問に、僅かに戸惑うようにトーロウは、逡巡する。
「……実は、ついこの間まで少し大きな騎士隊に入って居まして、そこのやり方についていけなくて抜けさせてもらったんです」
よくある話と言えば、良くある話だった。
南部で有力なのは竜殺しの槍騎士団であるが、誰もがそこになじめるわけではない。
「なるほど。そこの騎士隊の名前は?」
この時点で半ばロズヴェータはトーロウを三頭獣に入れることを決める。仁義が必要なら、前の騎士隊に話をつけに行っても良いとすら考えていた。
理由はトーロウの明敏さだ。
受け答えは悪くない、とロズヴェータは判断していた。変な言い訳も余計な誇張も交えず、こちらの質問に的確に答えている。質問に答える、というのが意外とできないものが多い中で、トーロウは頭の回転が速いのだろう。
喋り方や身だしなみ、そして振る舞いから決して貴族の出身ではないのだろうと辺りをつける。だとすれば、この会話を成り立たせているのは、トーロウの明晰な頭脳と言うわけだ。
「……四つ腕の毒蜘蛛」
しばらくの沈黙があって出た名前に、ざわりと誰もが声にならない声を上げた。
「四つ腕の毒蜘蛛ってこの前のだろう?」
トーロウの一味を囲んでいた三頭獣の面々からも、ざわめきが起こった。残虐非道で雇われ兵の悪い面だけを凝縮したような騎士隊。それが四つ腕の毒蜘蛛。
しかも彼等とは、都市国家シャロンの物資輸送前に、ひと悶着あったばかりだ。
周囲のざわめきを聞きながらも、ロズヴェータはトーロウから目を離さない。前に揉めたからこそ、トーロウが埋伏の毒である可能性を疑わねばならなかった。
周囲のざわめきをよそに、トーロウは神妙そうにその場に座っているだけ。視線もロズヴェータから外さず、奇妙な沈黙と緊張感が二人の間にあった。
ロズヴェータが見つめる先のトーロウの表情は、四つ腕の毒蜘蛛の名前を出す時だけ、自嘲気味に口の端を僅かに上げたよう見えた。それ以上の変化はない。ざわめきのただ中にある現在は、静かにロズヴェータを見返しているだけだった。
それを後悔しているからこその表情として捉えるのか、それともセルコエシューの名前に動揺するのを狙ったものなのか。まだ若いロズヴェータには、判断がつかない。
しかし、判断がつかないからと言って、決断を取りやめることはできない現状がある。
「よし、分かった。受け入れる」
トーロウ達を囲んでいた三頭獣の兵士と、囲まれていたトーロウ達自身からさえ、驚愕の表情で視線が一気にロズヴェータに集まる。
「……あの、もしかしてセルコエシューを御存じでないので?」
「いいや、この前揉めたばかりだ」
恐る恐る聞いてくるトーロウの質問に、ロズヴェータは簡潔に答える。
「それに奴らのやり口も、知っている」
「……ならどうして?」
「それ以上に、必要だからだな」
「そりゃ、なんとも剛毅なことで……」
トーロウが呆然と呟くと、ロズヴェータは周囲を見回した。
「それじゃ、ルル。後は頼む。ユーグ、依頼を受けに行くから同行を。他の者は出発の準備だ」
歩み去るロズヴェータの姿が完全に消えてから、トーロウにルルは声をかけた。
「おい、行くぞ」
「……あの、隊長殿はセルコエシューが怖くないんで? その皆さまがたも」
「知らん。けど、隊長ならなんとかするだろう」
「いや、なんとかって!?」
トーロウは、口を半開きにして驚愕している部下達の顔と、無表情にさっさとしろと急かしてくるルルの顔を見比べた。
「お前等、そのセルコエシューに恨まれるようなことをしたのか?」
「いいや、奴らは仁義とか切っても通じるような奴等じゃねえし」
「なるほどぉ」
無表情が一転して、にやりと笑うルル。
腰に当てていた拳を、平たい胸の前でパシリと音を鳴らして打ち合わせると、ルルは獰猛に笑う。トーロウにはそれが、猛獣が笑ったように見えた。
「セルコエシューを抜けたのは、いつ頃?」
バケツヘルムを抜いて、童顔を露わにしている分隊長バリュードが明日の天気でも聞くような気楽な調子でトーロウに問いかける。
「つい、二週間ほど前ですが」
「はっはぁ~ん。良いね!」
妙に納得した表情で、無邪気に笑うバリュード。
なぜだか、トーロウにはそれが先ほどのルルの笑みよりも恐ろしいものに見えた。
「……兄者、大丈夫か、ここ」
トーロウの肩越しに小声で、弟のコーロウが囁く。
周りを憚るその声に、怯えを含ませきょろきょろと周囲を見渡す視線は、まるで猛獣の檻に入れられた奴隷のようだ。
「……わからん。わからんが、あの若様……じゃなかった隊長殿は、どこかついて行ってみようと思わせるなにかがある」
「トーロウ、本当に大丈夫だろうな?」
胡散臭い物言いに、トーロウ一派の中で最も身長の高い男が、トーロウを覗き込むように話しかける。
「わからんちぃ言うとるやろうが。けんど、金もねえし……」
「せちがれえなぁ」
ため息を吐き出す大男。
「そげなこと言うなら、ちぃとは、頭を使って考えよ。クロック」
眉を顰めて、批難するトーロウに、クロックと呼ばれた大男は手を振って応えた。
「頭を使うのは、おまんが仕事じゃ」
「まぁ、とりあえず心配せんでもええやろう。隊長殿は、そんなにブチ切れている様子じゃないからのう」
「まぁ、セルコエシューは、いかんよな」
コーロウの言葉に、彼らはため息を吐きながら、ルルの後について行った。
◇◆◇
リオングラウス王国は、春の頃に決定した騎士を主力とした聖都ジュルル・サルムの奪還を急速に形にしつつあった。三日月帝国の勢力が急速に撤退していった港湾諸都市を救援するとともに、派閥の区別なく帝国の首狩り総督イブラヒムとの対決を見据えた依頼を出す。
当初懸念された金穀についても、商人達にジュルル・サルムの利権を分け与えるという条件で融資を募り、必要額を補填する形で集めることができた。
そんな中でも、武官派閥の長たるディルアン将軍は、忙しく各所を回るとともに己の麾下となる直属兵と今回の作戦の中核となる騎士団の選定を終えていた。
少年王リサディス主催の御前会議において、それを派閥の長たる宰相コルベール、大貴族たる公爵ガベルに出した素案に、彼等二人は渋い顔で応じた。
「わかってはいたが、かなりの規模になるな」
鉄面皮のコルベールの眉間に深い皺が刻まれる。
「近衛も出せ、か……それはしかし」
王家派閥の長としても眉を顰めざるを得ない。近衛は王の直属戦力である。それを今回の戦に投入するとは、王家派閥の力を弱めるものでしかない。
文官派閥に所属する騎士隊あるいは騎士団からもかなりの動員を要請されている。
「……文官派閥は了承する。しかし、可能か?」
にやりと笑うディルアンは、地図を取り出すと説明を始めた。
「国内で約二万二千、諸都市からの経路上で徐々に集める」
兵站上には負担のかかりにくい経路と兵士の参集方法を選択していることに、コルベールは内心安堵する。これが国内で全ての兵力を集めてから出発するとなれば兵站への重さは比べるべくもない。
「途上目指すのは、都市バラティム。更に都市ガディフォール。最終的には都市ジュルル・サルム」
進む経路も太い道路と大きな都市を繋ぐものだ。
「私も分かる程度の、都市と街道を使うということは……正々堂々、と言うわけか?」
苦虫を噛み潰したかのような公爵ガベルの言葉に、ディルアンは、不敵に笑いを返す。
「まぁそうだな。奴らには野戦に応じてもらわねばならん」
「……攻城戦をするだけの余裕はない、か」
ガベルの苦り切った口調に、宰相コルベールは無表情に頷く。
「国庫としては、これでもギリギリの数値だ」
「奴らも、それなりの数を集めるとなれば、出張ってくる可能性は低いだろう。野戦での狙いは、ジュルル・サルムの郊外エンディアの平野」
「しかしジュルル・サルムに敵が後退した場合は?」
「そうしたら、じっくりやるしかないな」
ディルアンの言葉を考えこむ宰相コルベールと、公爵ガベル。
正々堂々と言えば聞こえは良いが、ほとんどそれしか方法がない、と言い換えても良い。十字教の大国にして西方世界の雄聖女の御旗の元にに向かわせた使節からは、引き伸ばし工作も限界との返事が来ている。
十字教の最大権威バティアンからも、同様の返事だ。
となれば、早期に何らかの成果を出して十字軍と言う忌まわしい行為を止めさせねばならない。
そのためには、エルフィナスの軍勢に何らかの損害を与えて、聖都の支配を諦めさせるか、十字教信者の自由な通行を確保せねばならない。
綱渡りのような戦の目的だが、それを成せねばリオングラウス王国に甚大な損害が生じる。
「軍事に関しては、我が国に卿よりも優れた者はいないと考えている」
今まで置物のように三人の話に耳を傾けていた少年王リサディスは、出尽くした意見を前提に己の意見を述べる。
「近衛も出す。本来なら、私自らが行かねばならない所だろうが……」
言い淀んだ少年王は、視線をディルアン将軍に向ける。
「引っ込んでいてくれた方が、ありがたいですな」
肩を竦めて敬意のかけらもないようなぞんざいな口調でそう言い切ると、少年王は苦笑する。
「貴様、不敬であろう!」
憤る公爵ガベルの声に、ディルアンは肩を竦め、少年王は小さく首を振る。
「事実はそうであろう。ガベル卿の心遣いはありがたいが」
そこまで言って少年王は、視線を将軍ディルアンに戻す。一方のガベルは、少年王の態度に目を剥いて驚いていた。親戚の子供、と言う認識だったが今では、威厳すらある。少年の成長とはここまで速いものなのかと、驚愕を隠しきれなかった。
そしてそれは宰相コルベールも同様である。
ディルアンの口調に対しても、怒るでもなく受け流す余裕すら感じさせる。十五程度の少年が、そこまで心の余裕をもてるものだろうか。不審すら感じながらも宰相コルベールは視線を若き少年王に向けていた。
「ゆえに、卿に命じる。いや、王として情けない限りだが、この国を救ってくれ」
「……微力を尽くします」
頭を下げる少年王に、英雄の弟子ディルアンもまた、膝をついて答えた。
ここに、リオングラウス王国は、聖都の国ジュルル・サルムへの進撃を決定。
国が切れる最大の札である将軍ディルアンを頂点として、多くの騎士隊、騎士団が参加する聖戦の前哨戦が始まった。
同時に、外交使節として派遣していた各国への使節団の第二陣を派遣するとともに、第一陣を呼び戻す。三か月の時間的な差はあるものの、軍事的な才覚豊かな者もいるためそれを惜しんだ形だ。
合わせて公爵ガベルの手により、早急に先の戦の後始末が進められていく。
ロスデリア帝国との交渉は多少の妥協を交えながらも、お互いが納得いく程度まで落とし込まれ、周辺諸国との緊張緩和が図られる。
西方のロスデリア帝国は当然ながら、南方の小国家群、北方の遊牧民国家とも表面上は有効な関係構築のための使節が往復。一時的にせよ、その周囲から敵対勢力を無くすことに成功していた。
また国内においては、宰相コルベールの主導の元、各領地貴族からの物資の提供、兵力の供出、治安維持のための割り当てが決められ、戦時体制へと移行していく。
何よりも、移動経路上に兵站拠点を築き、物資の集積所、新鮮な水の補給、糧食の割り当て、娯楽の提供など、国内有力商人を巻き込んだ大規模な移動計画を立案、実行していた。
また表には出せない活動として、国境線を越えて非正規部隊を複数派遣し、国境付近の地理を偵察、必要ならば邪魔な勢力を駆逐させるなど、表裏にディルアンの軍事行動を支援する。
少年王リサディスもまた、ディルアン以下の士気高揚を願って教会との折衝、儀式を執り行うなど、できる限りのことを行う。
リオングラウス王国成立から112年、初夏の頃。
王国は、東の聖都に向けて長い戦いへ足を踏み入れた。
ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)
称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営
特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)
同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇
三頭獣隊長:騎士隊として社会的信用上昇
銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇
毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。
火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。
薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。
異種族友邦:異種族の友好度上昇
悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。
山歩き:山地において行動が鈍らない。
辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇
陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)
兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。
駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。
変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。
信頼:武官(+35)、文官(+41)、王家(+12)、辺境伯家(+45)
文官派閥の依頼達成により+10、武官派閥の依頼受領により+10、辺境伯家にしばらく戻っていないため-5、王家派閥の依頼をしばらく受けていないため-5
信頼度判定:
王家派閥:そう言えば、そんな人材もいたような?
文官:若いのに国のことをよくわかっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入ってくれても良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。
武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 今回も期待している。
辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしいが、辺境伯領での依頼を少しは受けてもらいたいな。領主としてもしっかりやっているよな?
副題:ロズヴェータちゃん、因縁が積み重なる。




