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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
第五次十字軍
103/116

シャロンからの脱出

 都市国家シャロンに存在する僭主ネクティアーノに対する反乱分子の処分を任されたロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエは、反乱分子の館を襲撃するも、必死の反撃にあって被害を出していた。しかし危機を感じるロズヴェータは、都市国家シャロンからの離脱を試みていた。

「まったく、無理することないだろうに!」

 不機嫌にそう言いながら、ロズヴェータの応急手当てをするのは分隊長ヴィヴィ。

「ちっとばかし、手荒に行くぜ」

 視線でロズヴェータ自身と、彼の両腕及び足を抑える美貌の副官ユーグと騎士見習いのネリネに問いかける。否、問いかけるというよりは確認のため。有無を言わせぬ果断さが戦場の手当には求められた。

 ロズヴェータの口に布を詰め込み、太ももに突き刺さった矢じりを一気に抜きとる。

 口に布を詰め込まれ脂汗を流しながらも頷くが、あまりの痛さに悲鳴を押し殺すロズヴェータ。自身の意志とは無関係に体が反射的に跳ねる。感じる痛みを避けようと、全力で抑え込む二人を跳ね飛ばそうとする。

「よし、矢じりは抜いた。後は包帯を巻いておけば、いいはずだ」

 一方のヴィヴィにしても、額に浮かべた汗をぬぐいながら、そう言い切る。最近はすっかり治療をアウローラに任せていた関係で、久々の治療になっていた。

「しかし、思ったより被害が出ちまったね」

 館は確かに攻め落とした。

 火攻めによって館にいた者達はほぼ全滅しただろう。増援として包囲に加わろうとした敵も粗方駆逐した。しかし、これで全てなのかと言う疑問がどうしても付きまとう。だからこそ、早急に都市国家シャロンを離脱するつもりであった。

 三頭獣ドライアルドベスティエは、指示された館を攻め落とした後、僭主ネクティアーノに与えられた館ではなく、最初から自分達が定めていた拠点へと一旦集合していた。

 強襲になってしまった反乱分子の制圧後、ロズヴェータ自身を始めとした怪我人を抱えながら、大通りを避けて拠点へと戻って来れたのは、事前に離脱の為の経路を調査していたおかげだった。

 今は、負傷者の応急的な救護と交代による警戒をしているところだった。

「……予定通り、一旦シャロンを離れるということで良いんだよね?」

「ああ、その通り」

 ヴィヴィの問いかけに、ロズヴェータは頷く。おおむね予定通りの行動だと、強気に言うが、内心は忸怩たるものがあるロズヴェータの表情は晴れない。

「……被害はどれくらいだ?」

「うちの分隊は、フィリーがやられちまったね。後はまぁ軽症者が3人、重傷者で動かせないのが一人。ダルディオの奴さ。他の分隊は、どうだろうね」

 いつもヴィヴィのことを姐さんと慕っていたフィリー。赤茶色の髪にジャガイモのような顔をして、寡黙なダルディオ。ロズヴェータは、言われた名前と隊員の顔を思い浮かべ、奥歯を噛み締めた。

 これが自身の決断の結果だ。

 逃れようのない決断の結果。

「フィリーの遺品は」

「ああ、心配する必要はないよ。隊の規則通りにやってやるさ」

 着服などせず、遺言書の通りに遺品と金を渡すと約束するヴィヴィに、ロズヴェータは、頷く。せめて残された遺族の元へは届けてやらないといけない。

「ダルディオを見舞う」

「止めやしないが……」

 ヴィヴィの戸惑う声を無視して、ロズヴェータは立ち上がる。

 美貌の副官ユーグから報告を受けたところでは、重傷者は3人。死者は4人出ていた。

 自らも足を引きずりながら負傷者が集められている場所に向かうと、うめき声や治療に伴う悲鳴等が聞こえてくる。

 思わず怯みそうになる足を叱咤して進んでいくと、重傷者と軽症者の集められた区画に到着する。腕を切り落とされて呻いている重傷者や、酷い者は足を切断されている者もいた。

 辺りは、出血と、治療のための血の海になっている。

 その中を這うように進むと、目的のダルディオがいた。

「……大丈夫か?」

 目を閉じて呻くダルディオに、ロズヴェータが声をかける。

「っ、あぁ隊長、へへ、申し訳ありません。ドジを踏みました」

 腕と胸に矢傷があり、最もひどいのは足だろう。膝から下がなく血止めを幾重にも巻いた状態だった。顔色は青を通り越して死相が浮かんでいる。

「……謝らないでくださいよ」

「俺は……」

 思わず出そうになる謝罪の言葉。それを先んじてダルディオが止める。

「良いじゃないですか、まぁ俺は失敗した。隊長は生きてる。まぁそれだけですよ」

 ロズヴェータの心の負担を軽くしようとして言っているのだろうと、ロズヴェータは忸怩たる思いだった。自分はまだ、年長の兵士達に気を使われるような存在でしかないのだ。

「……こういう時、騎士様なら情けない顔をしないで、よくやったと言うもんだと聞いたんですがね」

「……あぁ、そうなのかもな」

 それからしばらく無言でロズヴェータはダルディオの側に佇み、意を決して顔を上げる。

「必ず生き延びろよ。生き延びることさえすれば、なんとかしてやる」

 ロズヴェータの瞳の奥には、焦燥感と共に強い意志が浮かぶ。

 誰からも利用され、すり潰されるような彼らの人生に報いるためには、一体どうしたら良いのか。他の二人の重傷者にも見舞いの声をかける間、ロズヴェータはずっとそれを考えていた。

 誰一人として、ロズヴェータのまずい指揮を責めることはしない。

 謝る必要はないという、それ自体が、ロズヴェータへの叱責だった。

 重傷者の区画から出て、死者の区画へ向かえば、そこでは二人の屍が安置されていた。もう二人は撤退するときに死体すら持ち帰れなかったのだ。

 布をかけられたその顔を見るため、布を外す。

 顎から先を槍で貫かれて一撃で死んでいる男。

「ラパッツィオ」

 全身に矢を浴びて出血多量で死んでいる男。

「レイラック」

 バリュードの分隊とヴィヴィの分隊の兵士だった。

 死者に対する礼儀として、十字教の祈りをささげてその冥福を祈る。

 今更のように動くのを拒否する足を無理矢理動かして、ロズヴェータは死者の区画から出る。

「隊長、あんまり思い詰めるなよ」

「ロズヴェータ様」

 ヴィヴィと美貌の副官ユーグがロズヴェータの顔色を見て声をかける。

「大丈夫だ。それより、僭主ネクティアーノとの交渉の使者を立てる」

「報酬の話ということでしょうか?」

 ユーグの問いかけに、ロズヴェータは頷く。

「ああ、少しでも多く取らないとな」

「隊長!」

 見習い騎士ネリネの切羽詰まったような声に、振り返れば護衛に守られたアウローラの姿。

「アウローラ!」

 思わず叫んでしまったロズヴェータの声に、アウローラは状況を察した。

「けが人はどこ?」

「ネリネ、案内を」

「はいっ!」

 アウローラを見送ると、使者として美貌の副官ユーグを派遣する。

「私ですか?」

「そうだ。他には任せられない」

 ロズヴェータの断固とした声に、ユーグは考え込む。ガッチェでは冷静に過ぎて押し込まれることがある。ヴィヴィやバリュードでは、そもそも交渉するつもりがないと見られかねない。ルル等は逆に良からぬ推測を招く。

 ラスタッツァはそもそも商人であって、商売の話なら別だが報酬の交渉となれば、不適当。それに己の利益を追求しそうで信用できない。会計士達はそもそも小娘でしかない。

 直接ロズヴェータが交渉に挑むと言う手段もあるにはあるが、それでは下に見られかねない。

 三頭獣ドライアルドベスティエの状況を改めて認識したユーグは自分に求められている役割を理解した。

「つまり、簡単には報酬を受け取らず、しかしながら速やかに交渉自体は速やかに終わらせる必要があると?」

 難しい役割だった。

 確かにそれを分隊長達には任せられない。下手をすれば交渉が決裂する。

 三頭獣ドライアルドベスティエは、速やかに都市国家シャロンから離脱する。それは絶対の方針だった。これ以上、この街にかかわりを持つ必要はない。

「わかりました。ロズのためなら」

 ユーグは、護衛にバリュードを要望し、それを認められるとすぐさま僭主ネクティアーノとの交渉に向かう。

「ヴィヴィ、ルルと共に移動の準備だ」

 ロズヴェータは指示を出し終えると、アウローラの側に向かう。

 ロズヴェータが到着した時には、既にアウローラが重傷者の診察をして治療を行っているところだった。ロズヴェータはその背中を見つめるが、言葉をかけるか迷っていた。

 そんなロズヴェータに護衛についてきたジェノビアの傭兵らしき男が声をかける。

「お嬢様とは、どんな仲で?」

「……彼女に命を救ってもらった」

 どんな関係と言われて簡単に答えられるはずもない。だからロズヴェータは無難に答えるしかない。

 やがてアウローラは、治療を終えてロズヴェータに向き直る。

「とりあえず、重傷者の処置は終わったわ」

 アイスブルーの瞳に硬質な強い意志を感じさせる彼女は、続いて騎士隊の交渉担当としてロズヴェータに問いかけた。

「……随分被害が多かったわね。で、今回の報酬はどのくらい?」

「……今交渉中だ。ユーグを向かわせている」

「ふ~ん?」

 含みを持たせたその視線に、思わずロズヴェータはたじろぐ。

「なんだよ」

 少しすねたような口調になるのは仕方ない。なにせ、彼女の不在を痛感していたのは、ロズヴェータ自身であったからだ。

 本心では彼女に戻ってきてもらいたい。しかし、故郷を捨てろとは、ロズヴェータには言えなかった。

逆の立場であったら、辺境伯領を捨てられるかと問われて、捨てられるとは言えないからだ。

 それだけ、故郷と言うものは大きく心を占める。

 生涯を生まれ育った村から出ないという人間が多数の世界だ。旅行などが気軽にできる世界ではない。そんな中で故郷は、旅行が気軽にできる世界にいるよりも心の中を占める比重は大きい。

「何か言うことはないの?」

「……今回の件、少し作戦のミスがあった。それで被害が大きく増えて──」

 いじけた子供の様に、言い訳がましく言葉を口から出してみても、ロズヴェータ自身どうにも薄っぺらく感じてしまう。本当に言葉にしたいのは、そんなことではないはずなのに、中々その言葉が探し当てられなかった。

 だが、アウローラ自身もそんなロズヴェータの言葉を、ただ黙って聞いているだけだ。

 その表情は少し愉し気で、ロズヴェータの口から吐き出される言葉と、表情のアンバランスさに、すねた子供が嘘をついているような妙な可愛らしさを感じていた。

「ねえ、ロズヴェータ」

 一歩アウローラが踏み出すと、ロズヴェータは妙な圧力を感じて一歩下がる。

「ねえ、私の騎士様」

 また一歩アウローラが踏み出すと、それに応じてロズヴェータは下がった。まるで叱られる前の子供のように、俯きたくなるのを必死に堪えているようだった。

 いつの間にか、出会った時よりも身長差は広がっている。

 鍛え上げられたロズヴェータの身体。それが今はなんと頼りないことか。逆に見上げてくるアウローラの視線は揺ぎ無い。

 ついに、ロズヴェータは壁際に追い詰められる。

 背中に感じる壁の気配に、僅かに視線をそらした直後、アウローラの手がロズヴェータを逃がさないとばかりに壁を叩く。追い詰められたロズヴェータは、視線を正面に向ければ、そこにはアイスブルーの瞳が間近からロズヴェータを見上げてくる。

 そのあまりの近さに、ロズヴェータがたじろぐ。

 息がかかりそうな距離感。身じろぎしてしまえば、唇同士が触れてしまえそうな近さ。

 周囲からは声にならないざわめきが聞こえるが、それすら耳に入らない。ロズヴェータの内心は、どうしようという焦燥感だけが渦巻く。

「ねえ、ロズヴェータ。私の騎士様」

 再びアウローラの桜色の唇がロズヴェータの名前を呼ぶ。

「貴方はどうしたい? 私にどうしてほしい?」

 鎧越しに感じるはずのないアウローラの体温を感じるようだった。その言葉一つ一つに、熱が籠っているようなそんな錯覚を抱く程に、あるいはロズヴェータの足に振れる彼女のスカートの布越しの体温がロズヴェータに欲望の在り所を示しているようだった。

 瞳を見返せば、僅かに潤んだその瞳。

 凍てつく氷結の冷たさを感じるはずの瞳は、今や蒼い炎が燃えている。

「……戻ってきてほしい」

 蚊の鳴くような声で、ロズヴェータは、自身望みを絞り出す。

「それだけ?」

 声には捕まえた獲物を嬲る肉食獣の愉悦がある。

「……故郷なんか捨てて、俺の元に」

 酸素を求める魚のように、情けなくも必死に己の望みを口から紡ぎ出すロズヴェータ。

 視線は、アイスブルーの視線から逃れる様に左右に逃げ道を探し、しかしどこにもそんなものはなく、否応なく正面のアウローラに戻らざるを得ない。

「……良いわよ。だけど、私の求めるモノもちゃんともらうからね」

 固まるロズヴェータからにんまりと笑みを浮かべたアウローラが体を離す。

 息を詰めて見守っていた周囲から、ほっと息が漏れる。

「隊長さん、お願いがあるのだけど?」

「へいへい、お嬢様。なんでしょう?」

僭主ネクティアーノ様(おとうさま)に、言伝よ」

 その言伝を聞いたジェノビアの傭兵隊長は、にんまりと笑みを浮かべた。これほど痛快な言伝を聞いたのは、久しぶりだ。故郷でジェノビアの一隻の船がライバルの水の女王(フェニキア)の3隻の船団を破ったと聞いた時以来だった。


◇◆◇


 困難が予想された僭主ネクティアーノとの会談は、美貌の副官ユーグからすればなんともあっけなく終わった。途中までのらりくらりとこちらの主張を躱していた僭主ネクティアーノは、緊急の連絡とかで一時中座してからは、ほとんど言い値でこちらの主張を通すようだった。

 内心で疑問を感じつつも、成果をロズヴェータに確認してもらうべく急ぎ館を出てねぐらにしている宿へ戻る。慌ただしく、出発の準備をしている部隊の様子を確認して、すぐさまロズヴェータの部屋に入ると、成果を報告して情報を交換する。

「……ああ、それとアウローラが戻った」

 何気なく付け足されたその一言に、ユーグの中で先ほどの会談の中での僭主ネクティアーノの豹変ぶりがピンと繋がった。

 あの女狐が何かしたのだ。

 途端に不機嫌になる。胸の中に得も言われぬ不愉快な感情の波が荒れ狂うようだった。今まで輝いて見えた黄金の報酬も、何やらあの女狐が補助したものだと思えば汚らしさすら感じる。

 頭を振って金に色はないのだから、そんなはずないと思いなおすと、敵の所在を確かめるべくロズヴェータ二その位置を聞く。

「部屋を一つ与えている」

「早速、退治を」

「ああ、いや。良いんだ」

「え?」

 いつもなら黙って見送るロズヴェータの様子に、ユーグは疑問を感じる。何やら頬も赤い。

 あの女狐、ロズヴェータ様に何かしたな、と思わず視線が鋭くなる。

「いいえ、そう言うわけには行きません。では」

 一歩進む度に、感情が荒ぶる。

 どうやらそれが外に現れているようで、廊下で出会ったネリネなどは、うわぁ、と口に出しながら壁際に飛び退いた。

 目的の部屋にたどり着く。

 無造作に扉を開けると、上機嫌で荷物をまとめている女狐の姿。

「貴様、ロズヴェータ様を誑かしたな!?」

「あらあら、誑かしたなんて、人聞きの悪い。私はただ、聞いただけよ。貴方の望みはなぁに? 私にしてほしいことがあるんじゃないのってね」

 ギリギリと、ユーグの口元から歯ぎしりの音が聞こえる。

「そしたらね、震えながら故郷よりもずっと俺の側にいてほしいだなんて言うものだからぁ」

 その時の様子を思い出しているのか、アウローラは両手を頬に当てて身をくねらせる。

「き、さま。それを誑かしたと言わずに、何と言うのだ!?」

 目を剥いて怒り狂うユーグに、アウローラは満面の笑みで答える。

「本音を聞き出してあげただけよ。震えるロズヴェータも、可愛いわねぇ。視線が左右に泳いで動揺しているのが手に取るようにわかるの」

 ふふふ、と上品に笑うアウローラ。

「こ、この!」

 怒りで言葉の出てこないユーグに、アウローラは追撃をする。

「触れ合った肌越しにね、体温を感じられたの。なかなか良かったわ。今度は寝室でお願いしようかしら。そうしたらさすがの私も断れないわねぇ」

 悪女のごとく高笑いをするアウローラに、ユーグは負け惜しみのごとく叫ぶ。

「ロズヴェータ様に二度と近づくな!」

「あら、それはできないわね。何といっても、ロズの方から私に側にいてほしいって言うんだもの」

 騒がしいやり取りは、三頭獣ドライアルドベスティエが都市国家シャロンから離脱する準備が整うまで続いた。

 

ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営


特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。

薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇

陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続8回)

兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。

駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。

変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。


信頼:武官(+25)、文官(+31)、王家(+17)、辺境伯家(+50)


信頼度判定:

王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。無断で不法侵入はいかがなものかと思うが、まぁ大事に至らなくてよかった。

文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。

武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 最近何かしたのか?

辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしい! 領主としてもしっかりやっているしね。


副題:ロズヴェータちゃん、実は壁ドンの時にアウローラと身長差が開きすぎて、アウローラが足をプルプルさせながら背伸びをしていたのに気付いていない。

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― 新着の感想 ―
陥陣営が前回リセットされて今話で連続8回になっていますが、このスキル効果は本人の認識で修正されるのですか? するとこの世界は思い込みの強い「無敵の英雄様」がたくさん居そうで面白そうですw
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