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獣達の騎士道  作者: 春野隠者
第五次十字軍
101/116

中途半端な決断

 依頼を受けて海湾諸都市への補給のため、ロズヴェータは都市国家シャロンへとやってきていた。三日月帝国エルフィナスに続いて、2回目の外国。文官派閥への貢献と言う目的以上に、帰還を望むアウローラの望みを叶えることが最大の目的だったと言っても過言ではない。

 無事にアウローラを僭主ネクティアーノの元に送り届ける中で、騎士見習いネリネが偶然マーヤと言う少女を助ける。その少女を通じて、僭主ネクティアーノからロズヴェータに依頼があったのが、つい先ほど。

「反乱分子を鎮圧、ね」

 どれだけの数がいるかわからない反乱する人間を、ロズヴェータ率いる騎士隊三頭獣ドライアルドベスティエで逮捕してもらいたいというもの。

 正直に言うとロズヴェータの気持ちは、否定に傾いている。

 獅子の紋と王冠(リオングラウス)王国の王都や、自身の地元である辺境伯家の所領で受ける依頼であれば、情報を収集し策を練って成功率を上げる工夫をすることもできるであろう。

 しかし、ここは完全な外国であった。

 情報を収集するための伝手が不足しているし、どんな罠が潜んでいるとも知れない。行き当たりばったりに命を懸ける程、切羽詰まっている状況ではなかった。

 だがそれとは別に、アウローラの為を思えば、少しでも僭主ネクティアーノを援護しておいた方が良いという考えもある。いつもは強気なアウローラが、塩をかけられた野菜の様にしなだれている様子は、ロズヴェータの心に強い戸惑いを覚えさせるものだった。

 騎士隊内部の声としては、賛成が4割、反対2割、中立が4割と言ったところ。

 賛成の筆頭は、分隊長バリュード、分隊長ヴィヴィ、見習い騎士ネリネ等である。理由は好戦的なものから、アウローラを助けたいというものまで幅広い。

 反対するのは、道化化粧の女商人ラスタッツァ、会計係のメッシー、分隊長ルル、斥候を得意とする弓兵グレイス、ナヴィータなど。理由は、地理の不確かさ、己の武器の使い所の不確かさ等。

 中立を主張して、ロズヴェータに全て任せるというのは筆頭分隊長ガッチェ、美貌の副官ユーグ。

 いずれにしてもロズヴェータが判断をすればよい、という面々で全面的にロズヴェータに賛成という主張であった。

 ほぼ意見が割れている状態の中で、意見をまとめなければならない。

 誰しもが全面的に賛成ということなどありはしないのだ。

 だからこそ、リーダーというものの存在価値がある。

「……一度だけだ。一度だけ参加する」

 ロズヴェータの言葉に、反対を主張していた者達も渋々ながら頷く。

「まぁ、隊長の判断だ。従うよ」

 反対していた分隊長ルルなどは、そう言ってロズヴェータの判断を尊重する。

「そのまま提案に乗るってことで良いのかい?」

 ラスタッツァは、不敵に笑いながら問いかける。何か、策があるんだろうと疑ってすらいないその態度に、反対をしていた者達が視線をロズヴェータに集中させた。

 ロズヴェータは、一つ頷くと、いくつか確認をした上で話し出す。

「まず、退路の確保は確実にやる」

 視線を向けた先には、分隊長ルルと見習い騎士ネリネ。

 どのような状況になったとしても、無事に脱出できる準備はしておかないと、都市に閉じ込められてしまう可能性がある。警備隊長エンディアムと言う男が首魁と言うのなら、僭主ネクティアーノは、国の軍事部門に見放されている可能性がある。

 そうなると、この国の軍そのものがロズヴェータ達に襲い掛かってくる可能性があるのだ。それは悪夢でしかない。

「後は、短い時間になるだろうが、地形の把握とアウローラへの繋ぎがいる」

 ロズヴェータの視線は、バリュード、ヴィヴィそしてラスタッツァに向く。

「危ない橋を渡るんだから、相応の報酬は欲しいもんだね」

 軽口を叩くヴィヴィに、ロズヴェータは深く頷いた。

「……アウローラさんは、もしかしたら戻って来ないかもしれませんけれど……」

 会計係のメッシーが不安そうに言う。

「その時は、その時だ。部隊の安全を最優先にさせざるを得ないさ」

 苦い現実を口にするロズヴェータは、顰め面をしていた。

「まぁ、連絡を取るぐらいならなんとかしてみせるけれどね?」

 肩を竦めるラスタッツァに、顰め面を苦笑に歪ませてロズヴェータが頼む。

「頼む。あまり時間がないが、この街の地理をできるだけ把握してもらいたい」

 特に逃げ道と、襲撃をする場所は大事だった。

 囲まれれば、如何に森林内で無類の強さを発揮できる三頭獣ドライアルドベスティエだと言っても、簡単にやられてしまう可能性がある。

 敵を挟み撃ちできる経路、主要な街道、裏道、高低差のある建物。それを頭に叩き込む必要があった。

「では、質問は? なければそれぞれのやるべきことをやってもらう。解散!」

 ロズヴェータが号令をかけるとすぐさま分隊長達が指示を下す。

 一気に活気に満ちた雰囲気となる騎士隊の中で、ロズヴェータは一人僭主ネクティアーノの使者としてやってきたマーヤと言う名前の侍女に返事を返さねばならなかった。

「一度だけ、ですか」

「その通り」

 ロズヴェータからの返答を聞いたマーヤの反応も微妙なところだった。

 その一度でどれだけの反乱分子を叩くことができるのか、彼女には見当がつかなかったからだ。

「……わかりました。お伝えいたします。お知らせできるのは二日後になると思います」

 頭を下げて去っていくマーヤの背中をロズヴェータは静かに見つめていた。

 二日間……。ロズヴェータはその期間をどう使うか考えていた。


◇◆◇


 市街地戦をするのは久しぶりだった。

 ここ最近はもっぱら山地や平原での戦いに終始していたために、意識を改めなければならなかった。煉瓦造りで背の高い建物の位置、大通り、裏通りの配置等、考え出せば切りがない。

 あそこに弓兵を配置して、この通路に誘い込み……。

 頭の中で戦いの様相を描きながら、ロズヴェータは街中を歩く。昼から夕方、さらに夜間まで。想定される戦場を事細かに頭に叩き込む。

 供とするのは、美貌の副官ユーグ。そして退路の確認が終わった騎士見習いのネリネが、伝令の役割を担うことが多いため、同行している。

 足が棒のようになるまで歩きつくし、戦場の概要を確認すると、騎士隊の宿舎として提供された宿に戻って、それを図面に起こす。

 複数人で見るために、両手で広げられるほどの大きさの紙を端から端まで使う。蝋燭の火が、ロズヴェータの手元を照らす。時折ユーグと相談しながらも、図面が完成したのは、深夜になってからだった。

 翌朝、常と変わらぬ鍛錬を終え朝食を取る。

 保存のために、ビスケットのようになった硬い黒パン。塩漬けにした肉。乾燥させた豆。野菜がどろどろになるまで煮詰めたスープ。

 どれも、戦時の食事としては贅沢な部類に入るが都市の中で騎士身分が食べるには、随分と質素な食事だった。味付けも、塩と東から豊富に流れてくる香辛料が精々である。

 唯一の贅沢としては、スープが温かいことぐらいだろうか。

 そのスープに、ビスケットのように固い黒パンを浸して食べると、健康的な犬歯で強引に引き裂く。それでも口の中でよくよく噛んでやっと飲み込む。

 そんな動作を繰り返して、ロズヴェータは食事をする。

 朝食の時にロズヴェータの周りにいるのは、常に違う顔ぶれだった。三頭獣ドライアルドベスティエの朝食は、くじ引きで10名が選出され、ロズヴェータと一緒に朝食を食べるという習慣ができつつある。

「今日の野菜スープは、うちが作ったんですよ。どうです隊長?」

「相変わらず黒パンが固いねえ」

「食後には果物が欲しいな。エルフィナス産のアッペルとか最高」

 元々は、分隊長バリュードの、隊長って良いもの食べてるんでしょ? 俺達にも奢ってよ。と言う発言から始まったこの習慣は、既に半年を経過していた。

「うん。野菜がゴロゴロ入ってて、ちょうどいい塩梅だと思う。もう少し塩加減を調整すれば、なお良いな」

 話しかけられれば、いったん食事の手を止めて、ロズヴェータは良く会話に応じる。

「黒パンは、まぁ仕方ないさ。エルフィナスでは、白パンも食べると聞くけど、どうなんだい?」

 時には共感を示し、ともに苦笑する。

「ルルは、少し我慢を覚えようか」

 今日は、エルフィナス出身のルルの分隊の隊員達との食事であった。と言ってもバリュードが当初期待したような豪勢な食事と言うわけではない。

 ロズヴェータがとるのは、他の隊員と同じ食事である。くじで選ばれた隊員が常と違うのは、地面ではなく、テーブルとイスに座って食事をするぐらいの違いしかない。

 美貌の副官ユーグなどは、食事マナーの教育も受けたことのない奴らと一緒に食事をするなど、無駄でしかない、と当初言い張っていたもののロズヴェータがやると決めた当初から、持ち運びできるテーブルの準備に、折り畳み用の椅子等様々な手配に奔走した。

 他の騎士隊に比較して規模が大きめで、規律が厳しいロズヴェータを含めた三頭獣ドライアルドベスティエの面々にとって、食事は最大の娯楽と言っても良い。

 その出来は、士気に直結する。簡単に言えば、まずい食事では朝からやる気が出ないのだ。

 騎士隊の料理と言うのは、基本簡単に調理出来て、誰でも作れるものが供される。そして量を作れて、まぁ、死なない程度のものが出てくるのが普通だった。

 しかしだからこそ、作るものの技量によっては、大きな差が生まれる。味音痴だったり、定められた材料の中で、どうしてその料理ができるのだと疑問を呈するものが出来上がることも、過去にはかなりあったのだ。

 そうすると、自然と隊員の間にある共通認識が出来上がる。

 あの分隊が料理を作る時は、当たりだが、某分隊が料理を作る時は、外れだ。

 普段から隊員と同じ食事をとっているロズヴェータは、当たりから外れの落差が大きいことに気が付いて、それを改善しようと考えた。

 最初は、当たりの分隊が作り続ければいいかと考えたが、それだと不満が噴出した。なぜ、俺達だけが食事当番をしなきゃならないんだ! そう言う声が随分と聞こえて来たのだ。

 では、分隊同士を混ぜてはどうだろうかと、やってみれば、料理ごとの落差が大きすぎた。

 しかも、隊員同士では遠慮があるのか、全体的に味が不味くなってすらいた。

 そこで試行錯誤の末に考えだされたのが、ロズヴェータと食事を共にして、味の細かな指導を受けるというものだった。

 三男と言えども、伊達に貴族はやっていない。

 少なくともロズヴェータには、料理の知識はあった。隊員の中には、味は塩は多ければ多い程上手いと考える恐ろしい思考の持ち主もいるのだ。当初その話を聞いた時、ロズヴェータは唖然としたものだった。

 そこから半年、日々くじで選ばれた料理の担当となった隊員達に助言と言う名前の食事の好みを言い続けた結果が、現状だった。

 一方隊員の方も、この朝食会にメリットがないわけではない。特に分隊長級を除く末端の隊員にしてみれば、ロズヴェータと話すまたとない機会である。

 騎士隊に入るような者達は総じて野心が旺盛で、立身出世を夢見る者が大半であった。それはエルフィナス出身の元傭兵達も同じである。

 だからこそ、食事の席と言う寛いだ席で、自分の特技だとか、出身地だとか、そういうものをロズヴェータにアピールして、特命をもらい給金を上げてもらおうとしているのだ。

 そんな朝の食事会が終わり、ロズヴェータは正式に分隊長達を招集する。

 昨日かき上げた地図と、作戦を話すためだ。

「乗り気じゃない割に、念入りだね」

 ヴィヴィの言葉に、ロズヴェータは頷く。

「正直どこまで踏み込んで良いか、判断がつかない。だが、やることは分かっているし、手を抜くつもりはない」

「ちょっと中途半端なんじゃないの? やるなら不穏分子全員始末するぐらいの方針が良いなぁ」

 宿の一室を臨時の作戦室として、集まった分隊長達はロズヴェータの作成した地図と作戦を聞いて、口々に感想を漏らす。

 特にバリュードは不満があるようだった。

「さっきも言ったが、あくまでこれは都市国家シャロンの問題。俺達外国の騎士隊がどこまで踏み込んで良いか、微妙な問題だ。正直あまりこっちに深入りをしたくない。しかし」

「アウローラ殿のことですね?」

 ガッチェは、ロズヴェータの言葉に頷く。

「そうだ、見捨てるつもりはない。……甘いと思うか?」

 アウローラがどう考えようと、物事には筋を通さなければならない。少なくともロズヴェータは、そのように考えていた。彼女には、一度命を救われている。

 その借りを、返さねばならなかった。

「よろしいのではないでしょうか。我ら凡俗とて木の股から生まれたわけではないのです」

「へぇ、珍しい。筆頭殿も冗談を言うんだね」

 ガッチェの言葉に、ヴィヴィが軽口を叩く。

 その後、ロズヴェータの作戦案をもとに偵察を行った。準備期間を二日と定めた三頭獣ドライアルドベスティエは、異国での戦いに足を踏み込もうとしていた。


◇◆◇


 僭主ネクティアーノの侍女であるマーヤが再びロズヴェータのもとを訪ねてきたのは、宣言通り二日後の早朝だった。

 現れた彼女の服装を見て、ロズヴェータは目を見張る。明らかに戦う者のそれだったからだ。

「……失礼だが、貴方も戦われるのか?」

 そう問いかけるロズヴェータに、マーヤは平然と答える。

「必要とあれば。そのような事態にはなって欲しくありませんが」

 顔色一つ変えずに言い切る彼女に、ロズヴェータは訝し気なものを感じた。しかし深くは追及する時間もない。促されるままにマーヤの後に続いて僭主ネクティアーノの館へ向かう。

 都市の早朝は、朝食の支度をする竈の煙がいたるところで立ち上り、海から朝一で届いた新鮮な魚を売る掛け声が聞こえてくる。漁師を相手にした、軽食の露店が至る所に立ち並び、この都市国家シャロンの中枢が、どのように発展してきたのかを容易に想像できた。

 僭主ネクティアーノの館で面会したネクティアーノから情報を聞けば、既にエンディアムと言う男とは話がついているとのことだ。

「それは、一体どういう……?」

 敵の首魁とばかり聞いていた男と既に話ができている。それを聞いたロズヴェータは、嫌な気持ちになった。本気でエンディアムと言う男を盛り立てようとしていた者達もいたであろうに、まるで道化ではないか、と。

 だが、それも敵のことだ。

 気持ちを切り替えたロズヴェータに、ネクティアーノから気を付けるべき人物について伝えられる。

「裏剣のシロクと言う男には、気を付けたまえ。かなりの使い手だ」

「どのような?」

「エルフィナスからの傭兵だよ。なんでも、大小二つの剣を片手で操るとか、ゴロツキを一刀両断したとかで、反乱分子の中では、相応に有名な男だ」

 他に注意すべき人物の名前を聞き出して、ロズヴェータは再びマーヤに案内されて、館の外に出る。

「目的地までは、わたくしがご案内いたします」

 侍女そのものの礼節で、戦場へ連れて行くと宣言するマーヤの言葉に、強い違和感を感じながらも、ロズヴェータ率いる三頭獣ドライアルドベスティエは、戦場へ向かう。

 

◇◆◇


 三頭獣ドライアルドベスティエがエンディアムの下に集った反乱分子を一掃するため、市街地戦に向かっている最中、アウローラはようやくネクティアーノとエンディアムの密約を知る。

 彼女としては、帰郷に合わせて家族の無事を確認し、何か力になれそうなことはないかと確認できれば、十分であった。

 少なくとも、ロズヴェータ達を巻き込むつもりは毛頭なかった。

 戦力が必要であれば、急造でも傭兵でも騎士隊でも雇えば良い。しかし、三頭獣ドライアルドベスティエを使うつもりは、彼女にはなかった。三頭獣ドライアルドベスティエは、あまりにもリオングラウス王国の色が強すぎる。

 それは巡り巡ってネクティアーノの都市国家シャロンにおける影響力に影響を与えるのではないか、そう懸念せざるを得なかった。

 かつて彼女が都市国家シャロンを脱出する際に、雇用した翼竜の女王(ジェノビア)の傭兵達。彼らにわたりをつけて、アウローラもまた事態解決のために動き出していた。


ロズヴェータ:駆け出し騎士(銀の獅子)


称号:同期で二番目にやべー奴、三頭獣ドライアルドベスティエ隊長、銀の獅子、七つ砦の陥陣営


特技:毒耐性(弱)、火耐性(中)、薬草知識(低)、異種族友邦、悪名萌芽、山歩き、辺境伯の息子、兵站(初歩)、駆け出し領主、変装(初級)


同期で二番目にやべー奴:同期の友好上昇

三頭獣ドライアルドベスティエ隊長:騎士隊として社会的信用上昇

銀の獅子:国への貢献度から社会的信用度の上昇

毒耐性(弱):毒からの生還確率が上昇。

火耐性(中):火事の中でも動きが鈍らない。火攻めに知見在り。

薬草知識(低):いくつかの健康に良い薬草がわかる。簡単な毒物を調合することができる。

異種族友邦:異種族の友好度上昇

悪名萌芽:行動に裏があるのではないかと疑われる。

山歩き:山地において行動が鈍らない。

辺境伯の息子:辺境伯での依頼で影響度上昇

陥陣営:連続で落とし続けている限り、味方の能力に強化効果。(連続7回)

兵站(初歩):兵站の用語が理解できる。

駆け出し領主:周囲から様々な助言を得ることが出来る。

変装(初級):周囲からのフォローを受ければ早々ばれることはない。


信頼:武官(+25)、文官(+31)、王家(+17)、辺境伯家(+50)


信頼度判定:

王家派閥:少しは王家の為に働ける人材かな。無断で不法侵入はいかがなものかと思うが、まぁ大事に至らなくてよかった。

文官:若いのに国のことを考えてよくやっている騎士じゃないか。領主として? 勉強不足だよね。派閥に入れてあげても……良いよ? けれど、招待状の貸しは大きいわよ。

武官:以前は悪い噂も聞こえたが……我慢も効くし。命令にはしっかり従っているし戦力にはなるな。待ち伏せが得意とは知らなかった。 最近何かしたのか?

辺境伯家:このままいけば将来この人が辺境伯家の次代の軍事の中心では? 元気があって大変よろしい! 領主としてもしっかりやっているしね。


副題:ロズヴェータちゃん、料理にはうるさい。

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