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世にも奇妙な将棋の話  作者: 時雨丹波
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第一章

将棋順位戦C級2組は毎年、桜の花の蕾もまだ膨らまぬ弥生の時期にその年度の最終ラウンドが同日一斉対局で行われる。

この下は無いという底辺クラスだが誰もがプロ四段になったならば、ここからスタートする場所でもある。

その年の目玉はなんと言っても史上六人目の中学生棋士となった藤江聡太五段だった。

順位は新加入の為、当然大所帯のこのクラスの下から数えて両手で足りるくらいの位置であり、ひとつ上のC級1組へ昇級する為の「成績上位三人でかつ順位上位な者」になる為には1つの負けでも危ない熾烈なクラスなのである。

しかし、藤江ならばここは仕方無い通過点で、サメがイワシを捕食するように力弱い棋士や年齢を重ねて上から落ちてきた昔は名を馳せたひとかどの棋士を食い尽くして一年で上がるだろうというのが大方の予想であった。

ところが、である。

まさかが起こってしまった。

当日は小雪もちらつく中、報道各社の者たちが首を揃えそのカメラもひしめきあって、メディアが新しいスターの昇級の瞬間をどこよりも早く面白く伝えようと待ち構えている中での異常事態だった。

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