珍しくない異世界召喚
俺、山本隼17歳は異世界に来てしまっていた。なぜ異世界にいるのかはわからない。でもどこを見ても自分がいた世界ではない。しかし、全然びっくりしていないのだ。なぜなら異世界召喚はよくあることなんだ。前いた世界では一年に100人選ばれし人間が異世界に召喚されているのである。選ばれた人の家族には異世界管理会社から手紙が届いているので、親に心配されることはない。
「さーて、来ちまったもんは仕方がないフラフラすっか!」見慣れない景観を眺めながら歩いていると、後ろから小さな少女に話しかけられた。「ねーお兄ちゃん山本隼って名前?」「え⁈なんで知ってるの?」「だってお兄ちゃん召喚されたでしょ?私は異世界管理会社で働いていて今回お兄ちゃん担当になったんだよ?」「ん?まてまて担当?どーゆことだ?」「お兄ちゃんは異世界管理会社によって安心安全な生活が保障されているんだよ!それで私はお兄ちゃんがしっかり生活できるまで手伝う係なんだ!」「へー全然知らなかったな…まーいやお前が俺を手伝ってくれんだろ?」「うん、そうゆう事だよ!でも、私はお前じゃないよ!私の名前はユーカだよ!覚えてね!」「おぅ悪かった覚えおくよ」「それでお兄ちゃんはなにになりたいの?」「え⁈ちょっと急にそんな事言われてもなー困るんだけど、とりあえず冒険がしたいな!前の世界には、モンスターなんていなかったし!」「冒険ね…うん!わかったよお兄ちゃん!」「おいおい俺の事ずっとお兄ちゃんって呼ぶつもりか?俺は隼だ!隼って呼んでくれよな」「うぅ…ゴメンなさい隼」「うん、それでいい!」「じゃあ最初は身体を鍛えないとね!弱かったら死んじゃうよ?そうならないために身体を鍛えよう!」「えぇ…まじ?俺筋トレ嫌いなんだよ」「そんなの知らない!だって鍛えてなくちゃ死んじゃうよ?嫌でしょ?死ぬのは」「ん〜そーだな流石に死ぬのは嫌だ命は一つしかないからな!よしやるか!」