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空回り

作者: kakio

机の上に散乱したコーラやらコーヒーやらビールやらの空き缶を弾き飛ばすように、お前等みたいなただのゴミとは違うのだというはっきりとした主張をしているように見えるテレビ兼パソコンモニターが。

その前に座って、必死こいてキーボードを叩いている者こそが俺である。

 28歳。まぁ年齢などこの際関係ないだろう。

 永遠の17歳。イェーイ。などと考えるほど落ちぶれてはないつもりだが、まぁまぁそういうどうでもいいことは忘れようじゃないの。

 年齢とかいちいち気にするのは野暮というものだ。

 しかしながら、小説を書こうという人がこれほど多いとは思わなかった。

 こちらの勉強不足だといわれればそれまでだが、何かしらの自己表出をしたいという奴がかなりの数いるという訳だ。

 全く持ってうんざりする。

 そういうくだらない自意識はそのままずっと内に秘めて死ぬまでそのままにしておけばいいのに。

 という俺もその一人だった。


 自分を特権的な位置に置くというのが、彼の欠点だった。

 他の欠点を上げだしたら時間がいくらあっても足りないので、述べる機会がもしあれば述べていく事にする。

 今気づいたのでいっておく。

 年齢など聞いていないのにいきなり述べだすこいつは頭のイカれたただの馬鹿だということだ。

 というわけで、28歳はこれからの展開にとって全くの無意味である。

 というかこれから先でてこないだろう。多分。

 そういうわけで、今までの文章は労力の無駄だということになった。

 なんということだ! 早速登場人物が消えてしまうなんて!

 退場者に構い続けてもバカらしいので先に進む。


 


 

空回り

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