ノーマルワールドとドリームワールド
俺の名前は松本圭太。ごくごく普通の高校一年生だ。部活には入らず毎日のんびり過ごしていた。
あの日までは…
ある夏の日の夜、ふと目を覚ますとそこには真っ白いなにもない空間が広がっていた。いきなりの事に戸惑っていると、そこに女神らしき姿の女が現れた。
「ここはどこなんだ!? お前がやったのか?」
俺は女に問う。
すると女は、
「突然の事で混乱しているかも知れませんが聞いてください。私の名前はアイリス、女神であり、選ばれし勇者の案内をしております。」
「選ばれし勇者? 俺の事か?」
俺は戸惑いながらも聞くと、
「はい、その通りです。あなたは晴れて魔王討伐の勇者に選ばれたのです!」
魔王討伐?訳がわからない
と心の中で呟いていると、
「あなたにはこの世界とは別のドリームワールドという世界に寝ている間だけ行ってもらい仲間を集め魔王を倒してほしいのです!」
すると圭太は、
「なぜ俺が魔王なんかを倒さないといけないんだ?」
するとアイリスは、
「あなたが日常過ごしている世界、ノーマルワールドとドリームワールドは交わることのないはずでした。しかし、最近、ドリームワールドで魔王軍の侵略が活発になり、ある実験を活発に行うようになりました。」
「ある実験?」
圭太か聞くと、
「それは、ノーマルワールの次元とドリームワールドの次元を引っ付け、ドリームワールドからノーマルワールドへ行くことを可能にすることです。そしてノーマルワールドも侵略をすることが魔王軍の目的です。
あなたにはノーマルワールドとドリームワールド両方の世界を魔王軍の侵略から救ってほしいのです!」
すると圭太が、
「魔王を倒す目的は分かりました。でもなんで俺なんか選んだのですか?」
アイリスが微笑みながら
「正直、直感です。初めあなたを見たときビビッときたんです。私の直感はいいほうなんですよ。」
俺は少し不安になりながらも
「まぁ、女神様の頼みなら仕方がありませんね。分かりました!僕が魔王を倒し、世界を救います!」
こうして、圭太の勇者としての第一歩がスタートしたのですけ。