表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RUN&GUN ― 二人で一人の逃走譚 ―  作者: K.K.
第3章ー動乱の王都ー
54/127

マリーナVSルーファス

通信の圧が港を満たす。


だがマリーナは――止まらない。


「証拠を消す前に止める」


低い声と同時に、


トンファーが手の中で回転する。


次の瞬間。


マリーナの足元に雷光が走った。


赤いハイヒールが石畳を踏み砕き――


加速。


「――ッ!」


ルーファスが反応するより速く、


マリーナの拳が彼の防御結界へ叩き込まれる。


雷属性魔力が爆発。


バチィッ――!!


空間が裂ける音。


結界が表面で凍結し、そして砕ける。


ルーファスは後方へ飛び退く。


その動きと同時に――


彼の周囲の空気温度が急降下する。


「制圧開始」


静かな宣言。


ルーファスの足元から氷紋が広がる。


魔術陣展開。


「氷域展開」


地面が瞬時に凍結。


白銀の結晶が埠頭を覆い、


周囲の潮水すら瞬間的に氷へ変わる。


氷槍が空中に生成される。


十。


二十。


三十本。


それらがマリーナへ向けて一斉射出。


「やっぱり氷か!」


マリーナは舌打ちしながら跳躍。


ヒールの先から雷を噴射。


空中で方向転換。


雷撃で氷槍を迎撃。


――ドガァァン!


氷と雷が衝突。


蒸気が爆発的に広がる。


視界が白く染まる。


その瞬間。


マークスが動いた。


「隙、もらいます!」


低く踏み込み、


凍結した地面を滑るように接近。


首輪がわずかに光るが――


今は制御下。


伸縮式警棒を展開。


ルーファスの側面へ高速接近。


「甘い」


ルーファスの声。


彼の手元からナイフが抜かれる。


――キィン!!


警棒とナイフが衝突。


火花。


続けざまにルーファスのレイピアが横から刺突。


マークスは即座に体を捻る。


紙一重で回避。


だが――


ルーファスはその回避位置を読んでいた。


氷壁が背後に瞬間生成。


マークスの退路を封鎖。


「っ!」


壁に追い込まれる。


その瞬間。


上空から雷鳴。


「私を忘れるな!」


マリーナが高空から急降下。


トンファーに雷を集中。


全力打撃。


ルーファスは氷盾を展開。


――ドォン!!!


港全体が揺れる衝撃。


氷盾は砕け、


だが完全には崩れない。


三者が距離を取り、


氷と蒸気と雷光が交錯する中――


戦闘は本格化した。


雷と氷がぶつかり合い、


港一帯が蒸気と破片で包まれる。


マリーナはトンファーで氷塊を弾き飛ばしながら、


舌打ちした。


(……相性が悪い)


雷は瞬間火力と破壊力。


だが――


氷は“形”を持つ。


ルーファスの魔術は構築が早く、精密。


相殺し合うだけで決定打にならない。


マリーナは一瞬で判断を下す。


「マークス!」


短く呼ぶ。


「はい!」


マークスが氷壁の隙間から応戦しながら返事する。


その瞬間――


マリーナは雷の魔力流を断ち切った。


空気中に残っていた帯電が霧散する。


そして――


魔力の流れを切り替える。


次に立ち上がったのは。


赤ではない。


雷ではない。


地面へと沈み込む圧。


「――土系統」


マリーナの足元の石畳が軋む。


崩壊した埠頭の地盤構造を瞬時に解析。


トンファーを地面に突き立てる。


「圧縮」


魔力が地中へ流れ込み――


ルーファスの足元の地面が急激に隆起した。


氷で固めた地面ごと、


巨大な岩柱が噴き上がる。


「っ……」


ルーファスが後退。


氷壁を再展開するが、


今度は下からの衝撃。


地盤そのものを操作する戦術。


マリーナはヒールで岩柱を蹴り、


空中へ跳躍。


「雷だけだと思うな」


声が冷たい。


空中で体勢を整えながら――


さらに魔力を切り替える。


今度は。


「風」


周囲の空気が圧縮され、


高速回転する刃となってルーファスへ襲いかかる。


氷では受けきれない多属性連携。


ルーファスの眉がわずかに動く。


「戦術変更……」


静かな感嘆。


戦いは――


さらに激化する。


雷を封じ、


土と風へ戦術を切り替えたマリーナ。


だが――


本来の強みである“雷による爆発的加速”が失われたことで、


動きの鋭さがわずかに鈍る。


高速戦闘。


一瞬の踏み込み。


死角からの奇襲。


それが雷ありきの彼女の戦術体系。


今は違う。


ルーファスはその変化を即座に見抜いた。


「なるほど」


静かな声。


氷魔術を展開しながら――


彼は地面を蹴った。


氷の粒子を足場代わりに高速滑走。


レイピアが閃く。


マリーナの横腹を狙う刺突。


「くっ――」


トンファーで受ける。


だが衝撃が重い。


氷が刃に乗って摩擦を減らし、


物理強化魔術が重ねられている。


“氷+身体強化”。


単純だが――完成度が高い。


ルーファスは連撃を止めない。


ナイフが死角から飛ぶ。


レイピアが間髪入れず再突進。


マリーナは後退を余儀なくされる。


(速い……!)


(氷を足場にした機動戦か!)


踏み込みが甘くなる。


攻めきれない。


その瞬間。


「マリーナ!」


マークスの声。


彼が後方から支援魔術を展開する。


地面に魔術陣。


「速度補助」


「反応強化」


「魔力流補正」


マリーナの身体に淡い光が走る。


神経伝達が加速。


筋出力が増幅。


視界の処理速度が上がる。


ルーファスの動きが“見える”。


マークスが続ける。


「氷結点、左三!」


「次は右斜め上!」


補助魔術と索敵魔術で完全サポート。


マリーナの動きが再び鋭さを取り戻す。


トンファーがレイピアを弾き、


その反動を利用して回し蹴り。


ルーファスが一瞬体勢を崩す。


――だが。


彼は笑う。


「いい連携です」


氷魔術を一気に広域展開。


港の地面が一斉凍結。


マークスの補助魔術の魔力回路が瞬間的に乱される。


(魔力干渉……!?)


支援系統を“潰す”反撃。


戦況は再び均衡へ――


しかし。


マリーナの目が細くなる。


「……まだだ」


低い声。


トンファーを構え直す。


雷を封じられたからといって、


彼女の奥の属性が消えたわけではない。


魔力が深部から湧き上がる。


空気が変わる。


重力がわずかに歪む。


「解放」


足元の岩石が浮き上がる。


それは――


単なる土魔術ではない。


地脈に干渉する上位操作。


“重力制御系”へ近い応用魔術。


浮いた岩塊が圧縮。


そして――


一気に加速してルーファスへ砲撃のように叩き込まれる。


ルーファスの目が鋭くなる。


「……上位干渉」


本気の警戒。


戦闘は――


さらに次の段階へ突入する。


マリーナの重力圧縮砲撃。


岩塊が超加速で叩き込まれる。


――ドォン!!


衝撃。


土煙。


だが。


ルーファスはその直撃を完全には受けていない。


氷壁。


いや――


“壁”ではない。


港一帯を覆うように、


巨大な魔術陣が地面に浮かび上がる。


ルーファスが静かに口を開いた。


「これ以上は――」


「こちらも本気を出します」


氷が爆発的に広がった。


足元の凍結が瞬時に加速。


埠頭全域。


停泊する船の表面。


潮水。


空気中の水分。


全てが氷結素材へと変換される。


「氷域――最大展開」


空間支配級の領域魔術。


氷の柱が無数に隆起し、


巨大な結界構造を形成する。


温度が一気に零下へ。


呼吸が白く凍る。


マークスが息を呑む。


「領域支配か……!」


ルーファスは氷の中心で静かに立つ。


「この空間では」


「私の制御権が優先されます」


マリーナの目が鋭く光る。


だが――


退かない。


むしろ。


口角がわずかに上がる。


「上等」


魔力が深部から噴き上がる。


今度は雷でも土でもない。


体内深層の魔力回路を直接解放。


「――第三層解放」


空間が軋む。


マリーナの周囲に、


高密度圧縮魔力の“輪”が三重に展開される。


それは攻撃ではない。


“概念強化”。


身体能力。


魔術干渉力。


魔力出力。


全てを上位段階へ引き上げる補助系最終奥義。


赤い光が彼女の全身を包む。


ヒールが氷を踏み砕く。


「領域?」


「壊せばいいだけだ」


地面を蹴る。


一瞬で加速。


氷の柱をトンファーで粉砕しながら前進。


ルーファスは即座に防御。


氷盾。


多層展開。


しかし――


マリーナの攻撃は“強化済み”。


一撃ごとに氷盾が崩れる。


ルーファスの瞳に僅かな緊張。


その瞬間。


――バチッ。


港の上空に別系統の魔力波動。


強制通信接続。


『ルーファス』


低い声。


『即時戦闘停止命令』


『王族および貴族連盟より正式介入』


通信回線が強制的に割り込む。


巨大な魔術投影。


複数の紋章が空中に浮かぶ。


政治圧力の直接介入。


マリーナの動きが一瞬止まる。


マークスも視線を上げる。


通信の声は続く。


『これ以上の武力衝突は禁止する』


『調査は継続』


ルーファスは戦闘体勢を維持したまま、


静かに答える。


「了解しました」


だが――


氷領域は消えない。


マリーナの魔力強化も解除しない。


両者。


いつでも再開可能な状態。


戦闘は一時停止。


だが終わっていない。


通信投影。


王族紋章。


停止命令。


その声が港一帯に響く。


だが――


ルーファスは動かない。


数秒。


沈黙。


そして静かに口を開く。


「……申し訳ありません」


「ですが」


視線がマリーナへ向く。


氷領域は消えていない。


彼の瞳に迷いはない。


「今は――私の理想を優先します」


その瞬間。


通信側が怒号を上げる。


『ルーファス!!命令違反だぞ!!』


だが――


ルーファスは回線を切らない。


あえて開いたまま。


自分の決断を全勢力に晒す。


「責任は私が取ります」


「しかし秩序の再編は止めません」


氷が再び震える。


領域魔術が再起動。


凍結構造がさらに密度を増す。


マリーナの口角が上がる。


「いいじゃないか」


「そうこなくちゃ面白くない」


雷は封じた。


だが――


彼女は再び重力制御を発動。


足元の氷を砕きながら、


地面そのものを“持ち上げる”。


圧縮。


加速。


突撃。


ルーファスも即座に反応。


氷壁を多重展開。


さらに――


氷の槍を自らの周囲に回転させ、


防御と攻撃を同時に成立させる。


マリーナが突入。


トンファーが氷槍を弾く。


衝撃。


爆裂。


近接戦。


ルーファスはレイピアを抜き、


マリーナの首元へ刺突。


彼女は体を反転させて回避。


同時に足刀。


ルーファスの側頭部を狙う。


――ギリギリで氷盾が間に入る。


防御が割れる。


再構築。


攻撃。


反撃。


港は完全な戦場へ戻る。


通信はまだ流れている。


貴族連盟の怒声。


しかし――


誰も戦闘を止められない。


ルーファスは静かに呟く。


「命令よりも」


「信念を選びます」


マリーナは即答。


「それが敵になるってことだ」


雷は封じた。


だが戦闘は――


さらに加速する。


氷と圧縮地盤が激突する港で、


戦いはさらに加速する。


ルーファスのレイピアが閃き、


氷槍が縦横無尽に降り注ぐ。


マリーナは攻撃を弾きながら、


脳内で戦況を高速解析する。


(速い)


(だが――まだ崩せる)


彼女の胸の奥で、ふと別の思考が一瞬だけ過る。


(……あの男なら)


(この状況でも真正面から壊しに来るだろうな)


脳裏に浮かぶのは――


夜の銀髪。


挑発的で、直情的で、容赦がない。


壁を壊しながら笑う姿。


その危うさ。


その不器用な優しさ。


胸の奥がわずかに熱を帯びる。


(あれは……私の理解者だ)


思考を振り切るように、


マリーナはトンファーを強く握り直す。


同時に――


「警部!」


背後からマークスの声。


彼は支援魔術を最大出力で展開していた。


「補助回路、再接続!」


地面に展開された魔術陣が拡張。


凍結された地面の下に潜り込むように、


魔力干渉ラインをルーファスの領域へ直接接続する。


「領域構造の解析完了」


「氷の核、三点!」


マークスが指示を飛ばす。


支援魔術が戦況を一気に動かす。


ルーファスの氷域の中核座標が露出。


マリーナは迷わない。


加速。


三点同時突破。


トンファーで一点目を粉砕。


肘で二点目を破壊。


最後は――


魔力圧縮で三点目を内部から破裂させる。


氷域が大きく歪む。


ルーファスの眉がわずかに動く。


「……支援系統の突破」


だがその瞬間。


マークスの首輪が――


ギシッ、と音を立てる。


魔力干渉が逆流。


ルーファスが氷領域を通して、


支援回路に反撃的な圧を流し込んだのだ。


「っ……!」


マークスが膝をつきかける。


首輪が赤く微光を放つ。


暴走抑制装置が警告音を鳴らす。


(まずい――)


マリーナが振り返る。


「耐えろ!」


短い命令。


支援が崩れれば戦線が瓦解する。


マークスは歯を食いしばる。


「……まだ、いけます!」


そのやり取りを見ながら、


ルーファスの表情が静かに変わる。


氷の魔力がさらに高密度へ。


空気が凍りつく。


「ここまで追い込まれるとは」


「ならば――」


彼はレイピアを構え直し、


両手を合わせる。


氷の紋章が背後に巨大展開。


「超氷結術式――展開」


港上空の水分すべてが凝縮される。


空気中の水蒸気。


潮風。


海面。


それらが一点へ集束し、


巨大な氷の天蓋を形成する。


領域封鎖。


そして――


内部圧縮。


氷が“落ちてくる”のではなく、


空間ごと凍結して閉じ込める術式。


マリーナの目が鋭くなる。


「本気か……!」


戦場は――


完全な上位戦闘段階へ突入した。


氷域の核を三点同時に破壊した直後。


ルーファスの氷領域が大きく歪む。


だが次の瞬間――


凍結空間を伝って逆流する魔力干渉。


マークスの支援回路へ直接叩き込まれる。


「っ……!」


膝が揺らぐ。


首輪が軋む。


赤い警告光がわずかに滲む。


魔力過負荷。


暴走抑制機構が震える。


マリーナが即座に振り返る。


「マークス!」


彼は歯を食いしばる。


汗が氷の粒になって頬を滑る。


「……まだ、いけます」


「警部の補助が最優先です」


短く、しかし明確に。


その言葉に、


マリーナの瞳が一瞬だけ揺れる。


(……まったく)


(部下に気を遣わせるな、私は)


だがすぐに表情は戻る。


冷静。


鋭利。


「無理はするな」


「だが今は支えろ」


「了解です、警部」


支援魔術が再び安定。


凍結空間内に干渉ラインが再接続される。


その様子を見ながら、


ルーファスの氷紋章がさらに拡大する。


「良い統率です」


「ですが――終わりにしましょう」


超氷結術式が完成段階へ。


空間そのものが凍り閉じようとする。


マリーナは氷天蓋を見上げる。


その一瞬だけ――


脳裏をよぎる銀髪。


(……夜のあの馬鹿なら)


(こんな天蓋、笑いながら殴り割るんだろうな)


胸の奥がわずかに熱を帯びる。


(だからこそ)


(あいつを守るのは私だ)


そして――


もう一人。


小さな少女の姿。


無垢で、怯えながらも必死に笑う。


(ベルとミリイ)


(あの子達を利用させるわけにはいかない)


瞳の奥に、はっきりとした決意。


魔力がさらに深く唸る。


「凍らせてみろ」


低い声が氷空間に響いた。


戦闘は――


決定局面へ向かう。


氷天蓋が閉じ始める。


空間そのものが白く軋み、

凍結圧が肺を締め上げる。


マリーナは踏み込もうとするが――

氷の圧縮が重い。


その瞬間。


背後で首輪が激しく震えた。


「――ぐっ……!」


マークスが膝をつきかける。


だが倒れない。


首輪の制御紋様が赤から白へと変化し、

限界警告を越えて魔力を解放し始める。


「警部……」


息が荒い。


「ここで止まったら……意味がありません」


両手を地面へ。


支援魔術陣が再構築される。


「限界突破支援――解放」


通常制御を超えた出力。


彼の魔力がマリーナへ直接流れ込む。


神経伝達がさらに加速。


筋繊維の出力が跳ね上がる。


氷圧の中で、マリーナの身体が軽くなる。


「……無茶をするな」


低く呟きながらも、

彼女は前を見る。


天蓋が完全閉鎖寸前。


凍結圧縮が始まる。


ルーファスが中央で両手を掲げる。


「超氷結術式――収束」


空間内の氷が一点へ集まり始める。


巨大な氷槍が形成される。


塔のような質量。


圧縮密度は常識外。


「これで終わりです」


静かな宣告。


マリーナは氷天蓋を見上げる。


胸の奥が熱くなる。


(……夜の)


唇が、無意識に動く。


「ベル……」


一瞬だけ。


ほんの一瞬だけ。


そして目が鋭く開く。


「私は私だ」


足元の氷を踏み砕く。


重力干渉、最大出力。


圧縮。


逆圧縮。


衝撃波を足場に、

一直線に跳躍。


氷天蓋へ拳を叩き込む。


――ドォォォン!!!


強化三層解放と限界突破支援が重なる。


天蓋に亀裂。


亀裂が走る。


走る。


走る。


「砕けろォ!!」


渾身の一撃。


氷天蓋が爆裂する。


無数の氷片が夜空へ散る。


だが同時に――


ルーファスの最後の氷槍が完成する。


圧縮された超質量。


彼はそれを構え、


静かに言う。


「見事です」


「だからこそ」


「これで決める」


氷槍が射出される。


空間を裂き、

一直線にマリーナへ迫る。


マークスが叫ぶ。


「警部ッ!!」


氷と破壊と覚悟が交錯する。


決定的一瞬が、訪れる。


氷槍が迫る。


空間を裂き、

港を一直線に貫く白銀の死。


マリーナは空中。


回避は――間に合わない。


その瞬間。


「警部――下がってください」


低く、しかし決意の籠った声。


マークスの首輪が限界を超えて震える。


赤い警告光が激しく明滅。


彼は一瞬だけ目を閉じた。


そして――


自らの手で首輪に触れる。


封印紋様へ直接干渉。


「強制封印……解除」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ