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プロローグ
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この世界には、多くの害がある。その一方、それらが多くの恩恵をもたらすことも少なくはない。プラスチックに化石燃料、核の傘など…。多くの人が特段意識せずとも恩恵を受けている。それにも拘らず代償に目を向けた者は、必ず反対の声は上げる。プラスチックがなくなれば人々の衛生環境は悪化し、化石燃料を使用しなければ様々なものの値段が跳ね上がる。そして核の傘に守られなければ、他国からの核の脅威に怯えながら生活しなければならない。結局、利益と不利益は表裏一体なのかもしれない。
では質問だ。気づかぬうちにあるものによって恩恵を受けていたが、その代償が大きいものならば不利益を被ってでも反対の声を上げるか。そして、その相手が国家だとしても声を上げるか。選挙やデモンストレーション、署名活動でも何でもいい。
もし、この国の人々が未来を生きる子供たちに導きを与えることを望むなら、正解のない世界に選択肢を多く残すことを願うなら、今一度考えてほしい。
神威は、そのようにして生まれたのだった。




