表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
西伊豆物語  作者: Yama


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/11

【エピローグ】「光の道」

西伊豆に、またひとつ季節が巡った。

海は変わらずそこにあり、町には穏やかな日常が流れている。


浜辺では、小さな子どもたちが貝を拾い、

恋人岬には、今日もカップルたちが愛を誓いにやって来る。



悠馬とベンちゃんは、今もこの町に暮らしている。

神の姿を捨て、「人」として生きる決意をした彼女は、

役場の臨時職員として観光課に籍を置くようになった。


「弁天さんって、ほんと働き者だよね~」


「観光ポスターのデザイン、全部やってくれたってさ」


地元の評判は上々で、今や“町の看板娘”だ。



悠馬はというと、地域の若手を束ねるリーダーとして、

観光と漁業のハイブリッド化を進めている。


彼の漁船は今、観光客向けの「海の体験船」としても活躍中だ。



ある日、堂ヶ島の沖合でふたりが船に乗っていたとき。


「悠馬、見て……ほら」


「ん?」


海の上に、夕陽がまっすぐ道のように光を落としていた。


「“光の道”だね。あれ、神界と人間界を繋ぐ橋だって、昔話にあるの」


「神様だったお前が言うと、説得力あるな」


「ううん、今はもうただの人間だよ」


ベンちゃんは笑った。


「でも、奇跡ってね、“生きてる人”が起こすものなんだと思う。

私、悠馬に出会って、やっとわかったの」



ふたりの乗った船が、光の道を静かに進んでいく。


それはまるで、未来へと続く道のようだった。

この物語の話の関連動画です。よろしければ、ご視聴いただけましたら幸いです。

https://youtu.be/1DB8Xurx8ao


番外編①「月下の告白」 〜ベンちゃん視点〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ