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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

家族から空気扱いされている僕は熊撃退活動家になります

作者: パミーン

4作目よりも強めのざまぁを書いたつもりです。

主人公からするとざまぁをしているとは思っていないので無自覚ざまぁです。


設定はざるです。ご容赦ください。

「おはよう」


「「「…………」」」


 三人からの返事はない。問題ない。いつも通りの朝だ。


 もう2年、会話らしい会話もない。


 仕方ないんだ。僕はこの家では何の価値もない存在なんだから。


 僕の名前は井原正。42歳のうだつが上がらないサラリーマンだ。この年になれば何かしらの役職についててもおかしくないけど、僕にそんな役職を任されるほどの力量はない。


 そんなわけで安月給。娘の二人は今年高校と大学受験が控えている。僕の給料では到底学費を出すことはできない。


 井原家の家計を支えているのは妻の佑莉。大手企業ですでに部長職に就き、僕なんかよりも遥かに給料が高い。正直な話、僕がいなくても質の高い生活を送ることができる。


 佑莉とは同い年で、高校の時に出会い、同窓会をきっかけに交際が始まり、大学卒業を機に結婚。高校の時から何をやらせても超一流。それでもって整った顔立ちの高嶺の花。


 高校の時なんて遠くから彼女を見つめることしかできなかった。そんな彼女と結婚できるとは本当に夢みたいな話だ。


 結婚してすぐに生まれたのが長女の七海。若い頃の佑莉にそっくりで現在は高校三年生。勉強も運動もできて成績優秀。佑莉から受け継いだ容貌で高校に入ってからは読者モデルをやっている。


 それから3年後に生まれたのが次女の美雪。現在中学三年生で彼女も佑莉の遺伝子を強く受け継いで優秀。責任感が強く今は生徒会長をやっているみたいだ。


 「みたいだ」というのは彼女たちの会話を聞いてて話題に上がるから、おそらくそうなんだろうという感じだ。


 今みたいに空気といってもいいような扱いを受けるようになったのは美雪が中一の秋ごろになって反抗期を迎えた頃からだ。


 ちょうど佑莉が部長に昇格して仕事が忙しくなり、帰ってくるのが遅くなるようになったことで会話が激減。ストレスも溜まっていたみたいでイライラしているのが態度に現れるようになった。


 最初は愚痴でも聞いてあげようと思って話しかけたんたけど


「平社員のあなたに私の気持ちが分かるわけないでしょ!」


 と怒鳴られてからは気を遣って話しかけないようにしている。でもたまにストレスの捌け口としてキツイ言葉を浴びせられることはある。


 七海も反抗期を迎えてからは僕には関わらないようにしていて、佑莉が部長になってから僕と佑莉の力関係を見て分かったんだろう。僕を下に見るようになり出した。


「キモイ」や「あっち行って」など暴言を吐かれるようになった。多分だけど読者モデルの仕事でのストレスもあるんだろう。彼女の言う通りにしてなるべく近づかないようにしている。


 美雪は絶賛反抗期中だから僕のことは一切無視している。七海もそうだったから、そういう時期なんだと受け入れて関わらないようにしている。


 彼女たちを怒らせないように、せめて家では楽しく過ごしてほしいと思い、家事は僕がやることにした。


 ところが美雪が「パパが触った服を着たくない」とか、「パパの作ったご飯は食べたくない」とか言われるようになったので


「あなたは家事をしなくていいから」


 と佑莉に言われて家事をさせてくれなくなった。


 さらに僕が風呂に入った後に美雪が入る時は一旦水を全部抜いて掃除してから入るようになったり、洗濯物も僕のだけ別にして洗われることになったりして、完全に除け者になった。


 だから今僕は朝起きて一人で朝食を摂り、会社に行ってなるべく家にいないように遅くまで残業して、帰宅したら一人で夕食を摂り、風呂は最後に入って寝るという生活を2年続けている。


 一人で夕食を摂っている時にリビングで三人仲良く会話をしているのを聞いていると、僕の存在ってなんだろう?って思うようになった。


 僕がいなくてもやっていけるんだから僕なんていなくていいんじゃないか?自分の価値すら見出せないこの家にいて何になるんだろう?


 それともう一つ。こんな空気みたいに扱われている僕はいつか見限られて捨てられるんじゃないだろうか?と不安を抱くようになった。


 空気みたいな扱いの僕だけど、三人に対して愛情はある。苦しい生活はさせたくないし、佑莉と人生を終えるまで一緒にいたいと思うし、二人の娘の成長を見たいし見守りたいという気持ちはある。


 だけど、このままの状態じゃきっと離婚を突き付けられるだろうし、そうなったら七海も美雪も佑莉についていくだろうから娘たちとも疎遠になる。


 それは嫌だという気持ちがあるから何か自分の存在価値を見出したい。そんな時だった。


 熊撃退活動家という職業があることを知ったのは。





 今日本では熊が異常繁殖し、山から街に下りてきて人に危害を加えたり、物を壊したりする被害が急増していて問題となっている。


 熊出没警報なんてものが発令されるようになるほど熊が日常生活に影響を及ぼしている。


 熊問題を解決するために思考錯誤した結果、熊撃退活動家という職業ができたというのがテレビで放送された。ちょうどその放送を一人でリビングで見ていた。


 特別な訓練を受けることで熊を素手で倒すことができるようになるという。しかも一人で。熊撃退活動家が熊の眉間に強烈な一撃を加えて倒すシーンが流れていた。


 素手で倒すことができても一歩間違えれば死につながるという危険な職業なため、給料が物凄く高いらしい。


 この放送を見て僕の心が何かに突き動かされた。僕も熊撃退活動家になろうと。


 早速次の日の昼休み、熊撃退活動家のパンフレットをもらって熟読した。


 2カ月ほどの合宿で特別な訓練が行われるみたいだ。ただ適性がなければ熊撃退活動家になれないようで、特別な訓練に参加する前に適性検査を受ける必要があるという。


 特別な訓練を受け、熊撃退活動家になれたら最初の半年は経験を積むために山籠もりのキャンプ生活を送ることになると書かれており、その生活も中々にハードみたいだ。


 熊撃退活動家は地方公務員扱いとなり、給料は月200~400万円。熊の撃退数に応じて変化するようだ。それと殉職した場合は賞恤金として1億~3億円が遺族に支給される。


 パンフレットを読み終え、僕は熊撃退活動家になることを決意した。理由としては二つある。


 一つは給料が高いから。佑莉よりも稼ぐことができる。仮に殉職しても賞恤金で十分に生活できるはず。そうすればATMとして少しくらいは価値があると思ってもらえると思う。


 もう一つは僕みたいな空気な存在はいなくなっても問題がないから。きっと僕が熊撃退活動家になっても心配はしないだろうし、死んでも悲しまないだろう。だから気負わずに活動ができる。


 いつもは残業して帰っているけどこの日は定時で退社。適性検査を受けに行った。


 結果は適性あり。ということでそのまま合宿の受付をした。合宿は1週間後ということでその間に今勤めている会社に退職届を提出。平社員なので引きとめられることもなくあっさり受理された。


 続いて合宿の準備。合宿中はスマホなどの通信機器の使用は禁止。山籠もり中は電波の届かない場所での生活になるからスマホは置いていくことに。制服が支給されるので下着や靴下などの最低限のものだけ用意。


 退職したことも合宿の準備をしていることも全く気づかれなかった。やはり僕のことなんて気にも留めていないんだなと改めて思った。


 そう思うと僕のいない8カ月の間で離婚したいと思うかもしれない。だから一応離婚届に記入をして手紙を書くことにした。


『僕は熊撃退活動家になるためにしばらく家を出ます。元々空気みたいな存在だから僕がいなくなっても今まで通りに生活できると思う。僕がいない間に離婚したくなった時用に離婚届に記入をしておいたので出してもらって構わないから。ただできれば離婚はしたくない。見捨てないでくれることを祈っています。あと、熊撃退活動家は死と隣り合わせの職業だから、もし仮に死んでもお金が出る。それを生活の足しにして少しでも僕のいる価値があったと思ってくれたら嬉しいな。じゃあ行ってきます』


 朝、まだ三人が起きる前にテーブルに離婚届と手紙を置いて家を出た。





 冬、春と季節が移り変わり、梅雨の季節となった。僕は無事に2カ月間の合宿と半年間の山籠もり生活を乗り切ることができた。


 2カ月間の合宿は地獄の日々だった。熊を素手で倒すというのは人外の力と言ってもいい。その力を自分のものにするための訓練は想像の域を遥かに超えたものだった。


 元々運動が得意ではなかったし、40代という体が衰え出す年齢の僕だから、他の人よりも筋力、瞬発力や持久力などの身体能力が低かった分、指導教官のスパルタ訓練は「きつい」なんて一言で済むようなものではなかった。


 あまりの厳しさに脱落者も多く出た。最初は224人もの訓練生がいたけど、合宿終了時には52人と数の少なさがいかに訓練が過酷だったかを物語っている。


 脱落者が出る毎日。合宿所を去って行く背中を見て僕も心が折れそうになった。その中で唯一の救いがお給料だった。まだ熊撃退活動家になっていないにも関わらず、訓練中からちゃんとお給料が支給されたんだ。


 僕が頑張れば家族の生活が潤う。離婚届を出されていないことを祈りつつ、家族のことを思えば頑張れる自分がいた。


 合宿終了間際、某バトル漫画に出てくるようなオーラが見えるようになっていた。訓練生はもちろん、自分からも力が溢れ出ていることに驚いた。


 合宿を無事乗り越えた後、半年間の山籠もりは合宿ほど地獄ではなかったけど、常に死が付き纏うというプレッシャーがハンパなかった。


 5人一組に指導教官が1人つくという形で山籠もりが始まった。


 熊との戦いは1日に少なくて4回。15回なんて日もあった。昼でも夜でも時間に関係なく襲い掛かってくる。当番制で夜の見張りがあったけど、いつ襲ってくるかという分からない中で十分な睡眠なんて取ることはできなかった。


 この山籠もり中で殉職者が4名も出た。今回は少ない方だと指導教官は言っていたけど、遺体を目の前で見た時は常に死神に鎌を首にかけられているような思いをした。


 死を意識するようになればなるほど力が溢れ出るようになった。指導教官曰く、死にたくないという思いが力を強くすると。


 死と隣り合わせの生活をしているとだんだん意識が変わっていった。今、すごい生きてるっていう充実した感覚を持つようになった。死んでも後悔のない生き方をしようと強く思うようになった。


 そして山籠もりを終えた僕は今、熊撃退活動家として活動することに生きがいを感じている。生と死の狭間で生きていた僕にとって、三人から受けていた仕打ちなんて蟻ほどの小さなどうでもいいことだったんだなと思っている。


 山籠もりの解散式を行い、各自に熊撃退活動家の記章が配られた。これで正式な熊撃退活動家だ。





 解散式を終え、自宅に着くころには夜になっていた。窓から光が漏れているので人がいることは間違いない。まずは離婚されていないかどうか。離婚されていなければ家にいるだろうし、離婚されていれば別の人が住んでいることだろう。


 家を出るときの手紙には離婚されていないことを祈ってるなんて書いたけど、今はどうでもいい。熊撃退活動家として活動できるならそれ以外のことなんてもはや些末事だ。


ピンポーン!


 知らない人が住んでいたら失礼にあたるからチャイムを鳴らす。ドアを開けて出てきたのは七海だった。どうやら離婚はされていないようだ。


「パパ!」


「ただい——」


 「ま」を言おうとしたところで七海に抱きつかれた。と同時に大声で泣きだしだ。


「パパが生ぎでる~!」


 近所迷惑になるから七海を横抱きにして玄関に入ってドアを閉める。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 叫びながら泣く七海。一体どうしたんだ?


 泣き声を聞いたのか佑莉と美雪も玄関に現れる。


「あなだぁぁぁぁぁぁぁ!」


「パパぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 二人も僕を見た瞬間に大声で泣き出して僕に抱きつく。七海を降ろすと左から七海、正面から佑莉、右から美雪に抱きしめられ、落ち着くまで30分ほど続いた。


「それで、どうしてあんな大声で泣きだして抱きついてたんだ?」


 三人が落ち着き、リビングのソファに座って話を聞く。


「その前に本当にごめんなさい!」


「ごめんなさい!」


「パパごめんなさい!」


 三人が頭を下げて僕に謝罪する。


「私達、あなたに甘えてた。何を言っても許されると思ってひどいことも言った。あなたを傷つけてしまっていた」


「本当はパパのこと大好きでいっぱい甘えたかった。でも読モの友達とかが父親のことを嫌ってたから仲間外れにされたくないと思ってパパにひどいこと言っちゃった」


「私もパパのことが好き。でも自分でもよく分からないけど感情がコントロールできなくて、パパのことを好きって思ってるのが恥ずかしくなってパパのこと嫌うような行動とってしまったの」


「佑莉は仕事でストレスもあっただろうし、七海も学校と読者モデルで大変だったろうし、美雪はちょうど反抗期だったからね。まあ仕方ないよ。今は気にしてないから大丈夫」


「私達を許してくれるの?」


「許すっていうか、どうでもいい」


「「「え?」」」


 本当に今はどうでもいいよ、そんなこと。熊と戦うのにそんなこと気にしてなんていられないから。


「どうでもいいって私達のこと、どうでもよくなったの?」


「うーん、どうでもいいっていうか、熊撃退活動家として活動できれば何でもいいやって感じかな」


「じゃ、じゃあ離婚するってなっても何とも思わないの?」


「うん、そうだね。それで熊撃退活動家として活動できないわけじゃないし。あ、離婚になってもちゃんと養育費とか生活費とかは払うからそこは安心していいよ」


 三人の顔が蒼褪めていく。何か変なことでも言ったかな?


「ごめんなさいあなた!お願い!私達を捨てないで!」


「捨てたりとかそんなことはしないよ。これからも一緒に暮らせるんだったら暮らせばいいんだからさ」


 三人ともホッと肩を撫でおろす。


「パパ、熊撃退活動家は続けるの?」


「もちろん!今日正式に熊撃退活動家になれたからね!これからバンバン熊を倒すつもりだよ!」


 再び三人の顔が蒼褪めていく。どうしてそうなるんだ?


「あのね、あなたが熊撃退活動家になるって手紙を置いて出て行った日から私達、心配でたまらないの。熊撃退活動家って死ぬこともあるでしょ?毎日ニュースで殉職者の名前が読み上げられて、あなたの名前が出るんじゃないかって不安で仕方ないの!」


 三人とも家を出る前と比べて少しやつれている。


「だからさっきパパが生きて帰って来てくれたのが嬉しくて大泣きしちゃったの」


 そうか、だからあんなに三人とも大泣きしていたのか。そんなに僕のことを想ってくれてたんだ。サラリーマンの時に聞いてたら飛んで大喜びしてたかもしれない。今も嬉しいは嬉しいんだけど、そこまで込み上げてくるものはない。


「僕はもう熊撃退活動家として生きるって決めたんだ。この半年山に籠って熊と戦い続けたんだけど、戦ってしか得られない生きてる!って感覚がやめられないんだよ。それに死ぬかもしれないから後悔しない生き方をしようって思ってる。だから何を言われても熊撃退活動家はやめないよ」


「それじゃあ、私達これからもあなたが死ぬかもしれないという不安な毎日を過ごさないといけないの?」


「今までみたいに空気みたいな存在として扱えばいいじゃないか。僕は気にしないよ」


 三人が押し黙る。苦虫を噛み潰したような表情をしている。


「パパごめんなさい!あの時は私達どうかしてたの!本当はパパのこと大好きだから死んでほしくないんだよぉぉぉぉ!うわぁぁぁぁぁぁん!」


「空気みたいな扱いをしてごめんなさいぃぃぃぃ!うえぇぇぇぇぇぇん!」


 七海と美雪は再び大泣きをし、佑莉は天を仰いでいた。

いかがでしたでしょうか?


愛してる存在が死ぬかもしれないという不安を毎日受け続けるという永久ざまぁです。


自分たちが原因で正が熊撃退活動家になってしまったので、辞めてとは言えません。


佑莉は正が出て行ってから彼への愛を再確認し、溺愛へと変わります。失ったことで気づく愛ってやつです。ですので不安な毎日を送ることになっても佑莉に離婚するという選択肢はありません。


娘たちは離婚してもしなくても父親が愛する存在であることは変わらないわけですから不安な毎日を送ることに変わりはありません。


正は正で家族を愛しているという気持ちは変わっていません。死にたくないという思いの根底には家族を悲しませたくないというのがあります。ただ優先順位が熊を倒すになっただけです。それ以外は家族に愛情を注ぎますので、愛されれば愛されるだけ彼女たちは余計に心配で不安な毎日を過ごすことになります。


お読みいただきありがとうございました。

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このお仕事、多分北海道への出張とかありそう ヒグマは本州のツキノワとは強さのレベルが違うぞ… 北の大地に降り立った正の前にまだ見ぬ強敵が立ちはだかる! これ何の話でしたっけ?
ハンターへの報酬の低さや扱いの悪さ、そして動物愛護団体の無責任な声によって熊が駆除されなくなった世界線であれば、大繁殖して人里にも大勢下りてきそうです。 そして、どうしようもならなくなってから行政が手…
どんだけクマが増えたのさ笑 なんかもうリポップし続けるモンスターやんけ笑 まあ猟友会や自治体と公安とのトラブルありましたもんね… それにしてもあまりにもスゴい設定に、読者としてざまぁとかどうでも良く…
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