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狂ってしまった歯車  作者: elly9521
三章 図書館の精霊
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毒!? 2

「あの方でしか治せんのか?」

「ええ、この毒を解毒できるのは、あの方しか私は知りません」


(あの方……? 誰だろう。なんで誰も名前を言わないんだろう?)


「あの方って、誰なの? お母様」


 そうお母様に聞けば、お母様はあからさまに動揺した。そして、お父様と目を見合わせると、やっと答えてくれた。


「あの方はね……、()()様よ」


(はぅえ? わ、わたし?)


 でも、私は前世を思い出したことを言っていないので、あえて知らないふりをする。


「風芽様って?」


 すると、お母様とお父様は明らかにホッとした。


(…? さっきといい、今といい、風芽(わたし)を出すと、お母様とお父様の様子がおかしい……?)


 何か、私が前世を思い出せなかった理由に関係しているのだろうか。

 その考えは医者の声によって中断された。


「あの方の弟方も凄い人でした。あの方のように、魔法で毒を解毒することはできませんでしたが、自分で回復することできました」


 それって、風牙(ユウタ)のことだよね?

 ユウタにも回復力があるはずなのだけれど、ユウタはまだ前世を思い出したように見えないから、自己回復すると期待するよりも、私が解毒するほうがいいだろう。



遅筆ですみません!

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