表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/10

第一章4話 枝村術川 転生前

無性になにかを思いついたように日が変わる直前から今まででササササッと書きました。とても雑かもしれませんがご了承ください

枝村術川は人魔大戦により家族を無くした人の中の1人だった。


記憶に、人魔大戦のことはない。


それでも、術川に家族はいないという現実はあった。


術川は目の前で家族を失っていて、心のどこかが欠陥していた。


それなのに記憶にはないから、空回りをしてしまう。


心のどこかを無くしたまま、術川はボロボロになりながらも生きてきた。

施設が整ったのは術川が成人した年。その施設に入ることはできない。

成人したら働く義務を強いられる。強いられるといってもニートは存在するしヒモも存在する、緩い規制だ。


枝村が家族の存在に気づいたのは転生して2年が経ち、8歳になる年だった。

20歳を過ぎ、日々の仕事を探しているついでに家族は探し始めた。記憶には顔の情報すら残っていない。分かったのは家族が居ないということだけ、、


地球に何も分からないまま来てから15年が経ち、家族捜索のために使用した物の2つに反応があった。2つは明日会おうというものと明後日会おうというもので、家族かもしれないとの連絡だった。次の日期待しながら言われた店に行った。


姉がいた。DNA検査までして、姉弟だとわかった。

すごく嬉しかった。

一緒に過ごすことになった。。


さらに次の日。順調に行くと思い、ウキウキで店に行った。


1時間、2時間、、3時間、、、4時間、、、、

夜まで待った。


しかし誰も現れることは無かった。


新手の詐欺だったのだ。持っていったお金は全部取られた。

家族が居ないことをバカにされた。騙していたとも言われた。


殺意が湧いた。家族思いだったから家族への悪口は許せなかったのだ。

次の日、騙していたやつを追跡し、家を覚えた。明日、家に入って殺すことを決意した。



――プルルルル

急に鳴る電話。不自然すぎる電話。ポケットの素材が反応したのか分からないが、電話が繋がった。。声からしてどうやら昨日姉を紹介してくれた人だった。


その人は慌ただしく、簡潔に姉が死んだ。と言った。どうやら猪の暴走に巻き込まれたそうだ。


慌てて走り出した

姉の元へ。


走って走って、姉の死体を見つけた。いや。見つけてしまった。だが、俺は信じられなかった。

否。信じたくなかった。。

その近くの森にはけもの道があり、そこから猪はこちらを覗くように見ている。姉の肉を食べたいようだ。


一気に殺意が湧いた。


その日は夜通し猪をひたすらに狩りまくった。

気がついたらもう日が昇っていたほどだ。。


手に持っているのは包丁。いつどこから持ち出したのか分からない。

思い出したのは昨日の男と無性に湧き上がり続ける殺意。


男の家に無理やり入った。

その家には、殺さないでと泣きわめく女。女の腕の中の子供。男の腕をギュッと掴んで離そうとしない子供がいた。


男は謝ってきた。床に頭をつけて

「申し訳なかった。お金もなにもかも返す。許してくれ」


猪は姉を殺した。事故だったかもしれない。

猪ならいくらでも殺していい。


男は家族をバカにした。俺でさえ知らない家族のことを。

そいつは人間だ。家族がいる。猪と同じように人間も沢山殺していいのか?それは違う。


急にバカバカしくなった。殺意なんてこれっぽっちもないほどに冷めてしまった。


そうして術川は神に縋り付く


「神様、家族のいたあの頃に戻してください。」



次の日も仕事が終わったら、


縋った

「神様、家族を戻してください。」



さらに次の日も

「神様、家族を復活させる力をください。」




そして

「神様、家族を守れる超能力を下さい」




枝村は無殺の人になる。(スライムには攻撃しましたが、あれは殺してないのでまだ無殺の人です。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ