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序章二話 本

「とりあえず見てみるか」


本は読むのがあまり気乗りしなかったのでパネルから見ることにした。

――――――――――――――――――――――☆

基礎能力

・HP10/1000:0になると死にます。残っている限りは死にません。

・MP10/1000:魔法等を使用する際に消費します。0になると行動ができなくなります。

・物攻100+:物理攻撃力です。物理的に攻撃する際に必要になります。

・物防100+:物理防御力です。物理的な攻撃を受ける際に必要になります。

・魔攻100+:魔法攻撃力です。魔法により攻撃する際に必要になります。

・魔防100+:魔法防御力です。魔法による攻撃を受ける際に必要になります。

・速さ100+:移動する際の指標です。

・体力500+:持続力の指標です。


特殊能力

検索、、-------

※特殊能力は検索でしか獲得することはできません。

補正値500p

―――――――――――――――――――――――☆


補正値の割り振り方を知りたかったため、補正値をMPに割り振ろうとした。なぜMPに振ろうとしたかって?魔法が使いたいからさ、、、

結論から言うとMPに割り振ることはできなかった。

試して見た結果、+がついているものでないと補正値を割り振ることはできないようだ。とりあえずキリがいいので割り振りした補正値をもとに戻して、特殊能力を見ていこうとした。


検索でしか獲得できないみたいだが、簡単なものなら出てくるだろう。そう思い瞬間移動と検索の欄に入力した。


すると、、、やはり瞬間移動と書かれたものが出てきた。内容は、、、瞬間的にある場所からある場所へと移動する。

そのような内容であった。

誰でも知ってる内容だな。と鼻で笑い、瞬間移動という特殊能力を獲得しようとした。だが、必要な補正値を見て違和感を覚えた。

[必要補正値:500]


なぜ違和感を覚えたのかはわからない。

、、、、

数秒の静寂。。

これは獲得するべきではないという判断が、自分の中で下された。次に調べるのは時間停止。

こちらも誰でもわかるような内容であった。だが、

[必要補正値:500]

これにも、やはり違和感を覚えた。なぜなのかなんてわからない。

これも獲得するべきではないという判断が自分の中で下される。次だ。そのようにしてなにも補正せず、特殊能力の検索、謎の違和感、そして獲得するべきではないという判断。を繰り返してわかったことがある。

文字を打ち込むキーボードには、願ってこっちに来るまでにいた世界のパソコンと同じように数字を打ち込むことのできる10キーがある。今のところ、数字を使う特殊能力は一向に思いつかない。


そういえば、、、本。

しかし、、、厚いため読む気など起きなかった。。


何も進まない。

そう。何も進まない。時間も何も進まない。そのように感じられる時間が数分過ぎた。


すると、男神がやってきた。

「済んだか?」

-やべ何も振り分けてない。。-

そんな思考が過ぎるがそれを吹き飛ばし深呼吸をした。

「大丈夫です。」

そう言った。


男神は表情を変えず、

「そのままで異世界で生きていけるとでも??」


言葉に違和感を覚えた。いや。何かが結びついた。そんな気がした。


「生き抜いてみせます。」


決意を示したつもりだった。


「俺の基礎能力はこの先にある異世界のモンスター並だ。俺を倒すことが出来たなら行かせてやろう。」


「はい。」


そういうことで男神は戦闘態勢に入った。

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