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たったひとりのだれかへのうた

作者: 葉陽


私が世界に残すものは、

肉体でも、思い出でもなく、

うたがいい。


私が世界に残すものは、

色づいた感情、

悲しみと情愛、

刹那の美しさ、

そして、果てしない空白。


美しい花にかくれた、小さな雑草が

誰かの心を癒やすように、

私のこのちっぽけなうたも、

誰かの心にとどくなら……。


この世界に存在する、事物、事象のすべてよ

うたによる、魂の交わりを感じよう

心の寂しさを、慰め合おう。


心のおとに耳をやり、

感情のメロディをかなでよう。


過ぎ去ったもの、これからはじまるもの。

すべてが、

うたによってひとつになる。


私たちはひとりだけど

ひとりで生きているけれども、

けっしてひとりではない。

いつかは、そう感じる


このちっぽけなうたが、あなたにとどきますように

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― 新着の感想 ―
[良い点] タイトルにグッときました。 本文最後の2行も素敵です。
2020/10/16 22:13 退会済み
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