PUBG物語〜走馬灯〜
ドゥーン
ブオオオオオオオオオ。
これから俺たちはこの島で戦いを繰り広げる。
オンラインゲーム?何を言ってるんだ。俺たちに待ち受けるのはガチの殺し合いだ。やるかやられるかのシンプルな話だ。さあ、いつもの飛行機から飛び降りる時間だ。
いつもの?どういう意味だ?まぁ、いい。いつもの基地を目指すことにしよう。
左に敵!俺は素早く窓から建物に入り銃を取り、弾を込め、えーと、3点バーストにしてっと、よし撃つぞ!ん?いない。まぁ、いい。あっちはこっちに気づいていなかったし、気づいていたら今頃こちらに来ているころだろう。お、鎮痛剤だ。とりあえず拾っておこう。
…そうだ!!!
俺は先程拾った鎮痛剤を外からよく見える位置に置いた。
これでさっきのバカ野郎が取りに来るだろうと不敵な笑みを浮かべながら立ち上がり窓を見た。
アブトマットカラシニコフ。人は皆そう呼ぶ。走馬灯のように今までの人生が。パラシュートからなのでそこまで長くないこれまでの人生が脳裏に蘇る。
カラシニコフの銃口と目が合った。
まあ、こんな日もあるのさ。次はもう少しツイてますように!