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悲想  作者: りん
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歪んだ愛

口下手で話すのが苦手だった私。

人見知りだった私。

だいぶ克服できたと思ったけど。



「好きです」

その返事はなんとなく予想ついてしまっていて。

代わりに私の天邪鬼な心は

好きなあの人に何でもない言葉をかけてしまったんだ


好きです

でも

嫌いだ

でも


そのどちらでもない

中途半端な心が招いた最終結果。

一番残酷な言葉。




ごめんね。

ごめん。

ごめんなさい。




最期に貴方に会えて私は幸せでした。

トラックの音が宙に浮く。まるであの時の私の言葉みたい。おぼろげに反応しながら堕ちていく。あれ、なんで私ここにいるんだっけ...。


さようなら

少女のくちびるがかすかに動く。

(ああ、なんか幻影みたいなの見えてきた)

幸せな人生だったなあ…。


享年 篠崎 美穂(19) 死因 事故死 



 死んだ彼女は知らなかった。

 その事故現場に人がいたことを。

 少年が、彼女が告白し損ねた少年が不敵に笑いながらソレを見ていたことを。

「君が悪いんだよ、美穂ちゃん」


 彼女の頬を涙が伝う。

 好きだった少年が。

 ほんの僅か、ほんの少しの勇気をくれただろうはずの少年が妖艶に笑うことなどいざ知らず、彼女は途 絶えた。




完結しますが、続きます

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