脱出不可能
――暑い。脚が重い。
リョウはそう思いながら、グラウンドを走る。
梅雨が明けたばかりのせいか、じめじめとしていることに加えて、この強い夏の日差しはとてもじゃないが長時間は堪えられない。
しかもこんな日に限って、長距離走をしなきゃいけないなんてなんの意味もない苦行と同じではないか。
「遅いぞ、お前ら。もっとペース上げろ!!」
けれど、学校の生徒全員に厳しいことで知られる体育教師の藤原清三十三歳独身が、走ることを止めさせてくれると希望を持つのは、タイムマシーンに乗って人生のリプレイをするなど、と馬鹿げたことを思うくらい無意味なのである。
そして、自分から足を止めることがあれば、それは地獄の道に進むのに等しい行為なのだから。
――しかし、もう体力の限界だ。あと五歩で走るのをやめよう。
一歩、二歩、三歩、四歩……。
『キーンコーンカーンコーン』
やっと、この苦行終わらせてくれる鐘がリョウに聞こえる。
――これで、やっと終わった。
「お前ら、鐘が鳴るまで絶対歩くなよ!!」
――えっ?鐘なってなかったっけ。
『キーンコーンカーンコーン』
――あれ、さっきのは幻聴か何かだろうか。
「早く、集まれ!」
藤原は怒気を孕んだ声でいう。
――それにしても立っているのも辛い。すぐにでも教室に戻って涼みたい。
『礼!』
――これで、授業は終わった。昼休みだから次の授業までのんびりしてよう。
「よう、リョウ。やっとこの地獄から抜け出せたな」
ぜぇぜぇ、と息を切らしながら、谷は話しかけてくる。
「そう、だな、早く戻って弁当でも食おうぜ」
その時、藤原が谷の右肩を掴む。
「なんですか?」
谷は恐る恐る藤原に尋ねる。
「お前、鐘が鳴る前に俺の許可なしに歩いていただろ」
谷は顔を引きつらせながら俺を見る。
リョウはとばっちりを受けるのは嫌だったので、その視線を無視する。
――ご愁傷様。生きて戻ってこいよ。
谷は藤原に腕を捕まれながら、地獄に連れてかれる。
――それにしても本当に歩かなくてよかった。と谷が連れてかれるのを見て、俺じゃなくてよかったと思う。
弁当を食べながら津田にそのことを話す。
「男女別々でよかったわ。あんな野獣なんかに授業を受けたくないもの」
「俺もそっちの北川先生がよかったよ」
「それは美人だからじゃないの?」
「いやいや、そうじゃないから」
「本当に?」
津田は眉をつりあげる。
「本当だよ」
リョウは手をひらひらとさせて否定をする。
――内心は少しそれもあるが、そんなことをこいつにいうのはなんだか癪なので、ごまかしておく。
「ふぅん。でさ」
津田が話そうとした時。
「やっと、解放された」
ふらふらになりながら地獄から谷が戻ってきた。
「大丈夫か?」
「多分」
谷は席に着いた瞬間、そのまま眠りに落ちた。
「生きてるのよね」
「息はしてるから、多分死んではないと思う」
「そうそう、死んだで思い出したけど海外って土葬じゃない」
「それがどうしたの?」
「最近、埋めた死体が消えたりするって、テレビでやってたのよ」
「また、うさんくさい都市伝説みたいなもんだろ」
「確かにそうだけど、もう少し信じてみてもいいんじゃないの。なんかつまらないわね、あんた」
「つまらなくて悪かったな」
昼休みが終わる鐘が鳴る。
なんか最近面白そうなことないよなぁ。環境を変えてくれる出来事はないのだろうか。変化のない、いつも通りの景色を見ていると、そんなことなかなかない、とわかっているのに、そんな馬鹿げたことを思ってしまう。
家に帰ると誰もいないのに電子レンジやテレビがついていた。
リョウはとりあえず故障かどうか見てもらうため、業者に来てもらうことにしたが、両親も今日は帰ってこないのでずいぶんと気味が悪く、ベッドの中に入ってもなかなかリョウは寝付けなかった。
蝉の鳴き声がうるさい。
『じりりり』
よく聞くと蝉の鳴き声ではなく目覚まし時計の音だった。
うるさいのでリョウは音を止めようとゆっくり目を開けると白銀の長い髪が見えた。
信じられないことにその少女がまたがるような体勢でリョウの上にのっかっていた。
「へっ?」
「こういうことが好きって聞いたけど違うの?」
少女は首を傾げながら聞く。
「嫌いじゃないけど、じゃなくて」
――何をいってるんだよ、俺。
リョウはあまりの出来事にどんな目覚まし時計よりも、目がさめてしまった。
――いや、それとも夢をみているのか?
リョウは頬を試しにつねってみる。
――痛っ、ということはこれは夢じゃないのか……
しかし、まだ寝起きでうまくリョウの頭が働かない。白銀の長い髪、青い目、変なドーナツ型の首輪をつけた謎の少女。
――まるで妖精みたいだ。
その少女はこっちをじっと見つめる。
とりあえず、声をかけてみようとリョウは思う。
「えっと、どうやって家に入ってきたの?」
「普通に入ってきたけれど」
「でも鍵は閉まっていただろう。どうやって開けたんだ」
「まぁ、いろいろと」
少女は濁すようにいって、少女は透き通るような青い目をこちらに向ける。
――これじゃ、埒があかない。普通に入ってきたって鍵は閉めたはずだし、いったいどうやって……
少女の青い目には不気味な冷たさすら感じる。だんだんその視線が怖くなってきて、上にのっかっていた少女をベッドから突き倒すように押しのけて、逃げるように部屋から出る。
こんな状況の中、家中見て回るが誰一人いない。
――なんでこんな異常な状況になってるんだよ。
心の中で悪態をついて、リョウはとりあえず外に出てみようとする。
リョウは玄関のドアを開けようとする。
――えっ、開かない。確かに内鍵は開いた状態になっているのに。
リョウはもう一度ドアによっかかるように、全体重をのせてみるがドアはびくともしない。
――おい、嘘だろ……
携帯電話で外部と連絡を取ろうとしたが、圏外になっていた。
――家の中なのに圏外って、どうなってるんだよ。
おそらく、一時間以上、何回も、何回もリョウはドアと格闘してみた。が、状況は依然として変わってはくれなかった。 そのせいかリョウは焦燥感にさいなまれる。
――くっそ、なんで開かないんだ?
漠然とした不安がじわりじわりとリョウに襲ってくる。
――どうしよう。もしかして、自分は頭のねじが何本も落ちてしまったのではないのか。このまま一人でどうすればいいのか。いや、一人じゃない。リョウはいろいろな事が起こって混乱してしまっていたためか、頭の中から少女のことはリョウの頭から抜け落ちて、一人じゃなかったことを忘れていた。
――きっとあの娘なら、なにか知っているにちがいない。
そう思い、リョウは自分の部屋に戻ると、少女はベッドに座っていた。
「何が起きているんだ?何か知っているんだろ、お前」
少女は少し思案してからいった。
「私の名前はクルルよ」
「名前じゃない。なんでこんなことが起きてるんだってことを聞いてるんだ。説明してくれ」
彼女は首輪を見つめながらため息を吐く。
「それは、……まだいえない」
クルルは俯いてしまった。
「いえないって何のつもりだよ」
クルルは困ったような顔をする。
「まだダメなのよ。でもいろいろとあなたの役に立つから、ね」
なら、この状況をどうにかしてくれ。といいたいが、うなだれている少女の姿を見るともう、これ以上何をいっても無駄なんだろうなということもリョウは理解した。
リョウはまだ諦めずに家の中から出ることが出来る場所を探すが見つからない。リョウは自分の部屋にある窓を開けて二階から飛び降りてようとするが、案の定窓は開かない。
「無駄よ」
クルルはタブレット端末をいじりながらそういうが、リョウはその声を無視し、やけになったのかリョウは椅子を持ち上げて窓に投げ付けた。普通ならガラスで出来ている窓はすぐに割れてしまうはずだ。
――うわっ。
しかし、椅子はものすごい勢いでリョウの元に跳ね返ってきた。正確にいうと、ガラスは割れた。しかし椅子は跳ね返った。
リョウは何がなんだか分からず、窓があった場所から頭を出して外の景色を見ようとすると、何か固いものに頭をぶつける。
リョウは前を見るが確かに何もない。
リョウは外へ手を伸ばしてみると固い障害物があって外へ手を伸ばせない。家の周りに見えない壁があってこれではまるで……。
――まるで牢獄じゃないか。俺が何をしたっていうんだ。リョウはぺたんと座り込んだ後そう心の中で泣き叫びながらリョウは拳を床に叩き付ける。
リョウは割れたガラス片を片付けるわけでもなくしばらくぼんやりと座っていた。
――もう何にも考えたくない……。
リョウは棚から本を取り、読み始めた。なんだかその姿は現実逃避のようにも見える。
「何読んでるの?」
その声にリョウはぎょっとして驚きと恐怖が入り交じったような反応を示してからクルルに視線を合わせる。
「ホラー小説だよ」
一呼吸おいてから、リョウは本のほうに視線を戻す。
「どんな話なの?恐いの?」今読んでる本よりもお前のほうが恐いわ
そう思いつつ話の筋をリョウは話し始める。
「そんな恐くないよ。昔ある村で、殺人が行われて結局その犯人は捕まってある部屋に閉じ込められたんだけどその部屋は立入禁止なって。それでしばらくたってそのことが忘れ去られたくらいにある噂が出てきてその閉じ込められた部屋に人が入ると人が消えていくって話っ……」
「いゃぁぁっ……」
クルルはリョウに抱きついてきた。
――なんでこいつ恐がってるの?
「ははっはっ。なんでそんなに恐がってるんだよ」
リョウには、不気味な少女が恐がっていることがなんだかおかしくてリョウの顔がほころんだ。
「恐がってなんてなかったよ! えーと他の本にしよ?それあんまり面白くないもん」
クルルはすこし顔を赤らめながらむきになっていう。
その姿はさっきまでの少女とは別人に見えた。
とん、とん、とリズミカルに野菜をきざんでいる音がキッチンから聞こえてくる。
それにしても、あの青い目をした不気味な少女、クルルがいきなり料理を作り始めたのには驚いた。
――作るわよ。あなた達が食べているものは作れるから。
しかし、いまさら何をいってもしかたがないので、料理を作り始めても何もいうことはしないでおいた。
まず、食べてから考えることにしよう。腹が減っては戦ができぬというし。
それにしても携帯電話は圏外、家の電話も試してみたが雑音が聞こえるだけで連絡をとれそうにない。ふと時計を見ると、時針は真上を指していた。普段なら学校で昼飯を食っている時間なのだが、この状況では学校に行けるはずもない。なにせ、外に出られないのだから。
「はい」
クルルは白米がたっぷり入ったお椀と鶏肉やらにんじんやらが入っているスープに、箸とスプーンをそそくさと机に置いて椅子に座る。
思ったより見た目はちゃんとしてるじゃないか。あれっ?一人分だけしかない。こいつ、もしかして食べない気なのか。
「食べないのか?」
「わたしは食べないでも平気だから、いいの」
そうはいいながらも、クルルの視線は机に並べられた料理に向いている。
「そうか」
じゃあ食べるか、と思い、箸を握ると。
「あなたこそ食べないの?毒なんて入れてないから大丈夫よ」
その一言に思わず虚をつかれた。
――いつのまにか、気をぬいていた。
敵か味方かもわからない、いやおそらく敵であろう少女の作った料理を何の疑いも、もたずに食べようとした自分がなさけなくなる。仮に毒が入っていなかったとしても、相手に隙を見せてしまったことは事実だ。もし、こいつが俺を殺そうと思えばいつでも殺せたわけである。自分の心にしっかりと警戒心を植えつける意味もこめて箸を置く。
その行動を見て、少女は小首をかしげる。
「あなたが食べないで、衰弱するなんてことになっても困るし、毒味してあげる」
スプーンを握ってスープをぱくり、と一口飲んで、白米もぱくり、と一口食べた。
「ほら、大丈夫でしょ。すこしは安心したかしら」
確かに大丈夫みたいだが、ほんとうに食べて大丈夫なのだろうか。
『ぐぅっ』
もう、安全なのだから食べてしまおう。どんなことを考えても、空腹には負けてしまう。それに殺そうと思えば殺せたはずなのに殺さないということは、逆にいえば少なくともいまはまだ大丈夫なのだろう。
箸を手に取り、白米を一気に口の中へかきこんで、勢いよくスープを口の中へ入れる。 すぐにお椀の中はからっぽになった。
「よっぽど、お腹すいてたのね、あなた」
「まぁな、それでいろいろと尋ねたいんだけど、いいか」
「少しは落ち着いたみたいね。答えられる範囲なら、それとわたしからもいい?」
「なんだ?」
「名前よ、名前。わたしが教えたのに、あなただけ教えないなんて、なんだか不公平でしょ」
クルルはそういって、青い目を俺に視線をあわせる。
その青い目に気圧されてしまう。
「小野寺亮太って名前だよ。普段はリョウって呼ばれてる。」
「じゃあ、リョウ聞きたいことは何?」
クルルはリョウを指さす。
「まず、ひとつ目はなんで外に出られないのか」
「この空間は外部と切り離されたから」
――外部と切り離された?意味がわからない。
「つまり、どういうことだよ」
「まず、いまいる所が地球であって地球じゃないということなの」
「地球じゃないっていま俺達はどこにいるんだよ」
「これ以上は黙秘するわ」
――地球じゃないって、漫画じゃないんだからそんなわけ、いや、いまの状況を考えてみればイメージがわかないが、ありうることかもしれない。
「ふたつ目になぜ俺がこういう状況になっているのか」
「残念だけど、ものすごく運がわるかったとしかいえないわ。偶然、リョウの家に隕石が降ってくるくらいにね」
その青い目は同情しているように見えた。
確かにそうなるくらい不思議な出来事がおこっているけれど。それにしても偶然、隕石が降ってくるくらいってどんだけ運がわるいんだよ、俺は。
クルルは少し考えるような表情をしたあとに、話を続ける。
「そうね、少しだけならいいかな。わたしたちはあなたから見て宇宙人なの。それで人間の監視しているのよ」
――地球ではない場所ということでまさか、と思ったがそのまさかだったのか。
「監視だけなら別にここまでしなくてもいいだろ」
「生きた人間に接触したかったのよ。安全な接触方法がこれだと思ったのよ」
「あと、ここと地球では時間の流れが違うのよ。あっちでの一秒はこっちでは八十年くらいなのよ。だから仮に戻れても生活に支障はないわ」
クルルはそういって視線を落とす。
「それは、戻してもらえるってことか?」
「それはわたしには決められない。それに可能性としては低いと思う」
――もう、戻れないってことか?
「なんで低いと思うんだよ」
「わたしが無理だったからよ……」
クルルは俯いたまま、ぽつり、といった。
「今のはどういう意味だ?」
まさかこいつは俺と同じような状況が前にあったということなのか。
「これ以上は、黙秘するわ」
クルルは声をすこしだけ震わせながらいう。
「でも」
「ならリョウはわたしを助けてくれるというの?」
クルルは強い口調でいう。彼女の透き通るような青い目は雨の日の空みたいに、にごっていた。
それを見て、ほうっておくことがどうしても俺には出来なかった。
「そんなに苦しいなら、話してみろよ。お前が役に立つといったのと同じようにいまの俺が出来ることなら力になってやるからさ」
少女はわかった、とでもいうような頷きを見せた。
「でも、黙秘するわ」
そういって彼女は机にあった紙切れとペンを取って、何か書き始める。
『わたしが音を聞くことの出来ないようにしてほしいの』
なんでこんなことをするのか疑問に思いながら俺は急いで、机の近くにある小棚から耳栓を探して、クルルに渡した。
クルルは耳栓をつけ終える。
「台本はここまで、ここからが本題。あと、疑問があったら紙に書いてちょうだい」
リョウはよくわからないまま頷いて見せる。
『台本ってのは何のこと?』
「えっと、あいつらを欺いたことなんだけど……まぁ聞いてればわかるわよ」
『わかった』
「まず、わたしはさっき自分のことをリョウから見て宇宙人といったけれど、正確にはちがうのよ」
――どういうことだ。宇宙人じゃないって。
「もともとわたしはリョウと同類なのよ」
『それは、人間ってことか?』
彼女は首を横に振ってみせる。
「それは、半分正解で半分ハズレ。昔は確かに人間だったけど、いまは違うわ。サイボーグみたいなものね。いま、音が聞こえないようにしているのも、わたしの耳を通じて、何が聞こえたか記録してるのよ」
――だから音を遮断したのか。
『なんでサイボーグなんかに?』
「人間だった時の記憶はほとんどないんだけど、事故にあったってことは憶えてる。多分その時の事故で一回死んじゃったんだけどね」
「死んだ?」
思わず驚いて声を出してしまった。しかし彼女はそのことに気づいてない様子で話を続ける。
「死んですぐにわたしの死体を運び出して、あいつら、宇宙人が作ったロボットの中にわたしの脳みそを移植したのね」
『なんで、宇宙人はそんなことをしたんだ?』
「多分、わたしの推測だけど、あいつらはロボットを作ってみたはいいんだけど、知能の部分だけはどうにもならなかったみたい。だから脳移植ってのを考えたんだけど、あいつらは、自分たちを犠牲にして実験台になるのも嫌だったの。だから、ある程度知能のある人間の脳を使ったのよ。多分死んだ人間を使ったのは、生きた人間に会うのがこわかったと思うの。あいつらは仔犬のようにこわがりな存在だからね」
『そのこわがりな存在が地球にやってきたのはなんでなんだ?』
「詳しいことはわからないけれど、わたしみたいのを量産して、地球に攻め込むつもりかもね。こわがりのくせにドンパチは、やりたいみたいだから」
クルルは宇宙人を軽蔑した言い方でいう。
『ここまで聞いておいてなんだが、なんでここまで俺に話してくれる気になったんだ。お前は敵のはずだろ』
「わたしにとっても、あいつらは敵よ。いろいろ苦しいことはさせられるし、いまでもわたしは牢獄にいるのと同じなの」
クルルは憎しみを込めながらいう。
『なら、なんで逃げ出さないんだ』
クルルは悲しげな目をしながら首輪をさわる。
「この首輪のせいで、わたしは頭で考えてることと、身体が違う行動をとってしまうの。でもね今回はチャンスだと思ったのよ。わたしの単独行動だからね。わたしと協力して、この賭けにのってくれる?」
もともと、突破口の入り口も見られないのだから、敵だろうが味方だろうがのるしかない必然の賭けだ。それに不思議と彼女がいっている言葉は嘘には聞こえなかった。
『もちろん』
そう書いてリョウは親指を立てる。