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百物語  作者: 尚文産商堂
66/101

65、路地裏

そういや、こんな路地裏の噂もあったな。


建物と建物の間に、真っすぐ伸びていない小さな路地が通っているところがあったんだ。

その路地は、相当入り組んでいるらしく、俺も2分ほど行ってみたんだが、最後までたどり着くことはなかったんだ。

ところが、俺のダチがその噂の路地裏をどんどん歩いて行ってみたらしいんだ。

そしたら、端っこにたどり着いたと思ったら、小さな広場になってて、そこには、白く大きな"何か"がじっと、ダチを見てたそうな。

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