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百物語  作者: 尚文産商堂
64/101

63、シャーペン

そうそう、こんなのもダチは持ってたな。


さっきは、答えが出てくる下敷きだったが、今度は、絶対答えがかけないシャーペンだ。

実はな、さっきの下敷きを買ったときに一緒に買ったものらしいんだが、そのシャーペンを使うと、正解を書こうとすると、急に芯が折れたり、詰まったり、何がなんでも正解をかかそうとはしないんだ。

おかげさまで、そのシャーペンは、筆箱の奥深くに封印されているらしいんだが、ネタとしてたまに取り出すことがあるそうな。

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